つめたい話。

週末ムスメが帰ってきた。

久しぶりにちゃんと作った夕飯が美味しかったのか、おかわりしてると思ったら、あんのじょう、朝は食欲がない、なんて言っている。

ちょっとでも食べなきゃ 会社でキモチ悪くなるよ

うーん なんか食べやすいもん…

ふと思いついて、買い置きのレトルトスープを見せると

あ、それにする

というので、カップについでやった。

自分のコーヒーをついでテーブルについたら、ムスメはしかめ面で

ウー ぬーるーいー!

と、不平を言っている。

そんなわけないじゃん! 袋に書いてあった

つめたくないじゃがいものすーぷ

「冷たいスープ」って!

これだけハッキリ、商品名にも書いてあるんだから。

炎天下に5時間放置しようが、鍋で煮込もうが、「冷たいスープ」は冷たいはずだよ。

などと抗弁したが、納得しないムスメは自分で冷蔵庫を開け、冷えた豆腐を出して食べた後、

次買って来たら 冷蔵庫に入れてクダサイ

という言葉を残し、出勤して行った。

今日も、暑くなりそうだ。



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もろもろ | コメント(1) | トラックバック(0) | 2017/05/24 11:34

しりこん話。

科学技術というやつは、イマイチ信用できないところがある。

パソコンを使いながら何を、とお思いだろうが、もっと低レベルの問題である。

いつものイイカゲン料理中。

切った野菜をフライパンにほうりこんでから引き出しを開けると、目に入るコイツ。

しりこんごむべら

シリコン製のゴムベラ

200度の高熱に耐え、加熱調理にも使える!という謳い文句につられて買ったものだ。

ホットケーキやお好み焼きの時、材料を残さずすくって、そのまま調理に使えれば洗い物も減る!と、喜んだのだが、買ってみるとなかなか使う気になれない。

どうしても、ホンマかいなと不安な気持ちがぬぐえないのである。

こんなグニャグニャのものが、200度の熱に遭っても溶けないって、本当だろうか。

変形しないまでも、目に見えないが、ジワジワ出てくるんじゃないか。

そう思うせいで、コイツはせっかくの耐熱性を発揮することなく、百円均一のゴムベラと同じように使われている。

実は私は、レンジでチンする密閉容器とかもあまり信用できなくて、つい、お皿に移してしまう。

プラスチックってものは、やっぱり熱くしちゃダメな気がするからだ。

科学的根拠は何もない。いわば大衆の直感である。

しかし、私とて開発者の努力を無にするような、いまの使い方は本意ではない。できれば新素材のメリットを最大限に生かし、便利を享受したいのだ。

どなたか無知なる大衆の蒙を啓いてはくださらないだろうか。



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もろもろ | コメント(5) | トラックバック(0) | 2017/05/23 11:30

よゆうの話。

プールの更衣室で、センパイがたがキャッキャと騒いでいた。

ちょっとアナタ、連休油断したわね~

分かる~?娘が孫連れて帰ってきてさ… 毎日外食だ、焼肉だ…

スゴイわよ 下っ腹の贅肉

やーねーゼイニクなんて!余裕があると言ってちょうだい!

またまたオバサマがたは…と思いながら聞いていたが、味わえばなかなかいい表現だ。

年齢を経てどうしても腰回りにつくお肉を、「贅肉」と呼んでしまうと、いかにもだらしない印象を受ける。

オバサン体型だからといって、中高年の女性がだらしないとは限らない。

私が知るオバサンたちは皆、いじらしいほどマジメで勤勉である。

夫のため子供のため、わが身をかえりみず働き続けたゆえの体型変化を、「贅肉」で片付けるのはヒドいではないか。

わが身を見下ろしてまた思う。

もし私がオバサン体型でなく、ナナオのような贅肉のない身体を保っていたとしたら。

ずっと化粧に気を使ったり、他の女性と比べたり、いつまでも競争から降りられない日々が続くのではないだろうか。

それでも近づいてくる老化が露になるのを、内心ビクビク怯えているのではないか。

まごうかたなきオバサン体型になったことによって、様々なことをあきらめ、一歩引いて世の中を見るようになる。

何か面白いことでも言ってやろうか、という気持ちが湧いてくる。

下っ腹に余裕ができたことで、人格にも余裕が生まれるのである。

もしキタガワケイコみたいな体型だったら、ちまちま文章なんぞ書いていないだろう。

そういう意味でこのブログも、私の贅肉が、いや、余裕の部分が、書かせたものといえるかもしれない。

みしゅらんまん
(彼のこれは筋肉か、余裕の部分か)



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もろもろ | コメント(20) | トラックバック(0) | 2017/05/22 11:30

しゃちょう話。

何かイイモノないかしら、と食品庫を探っていたら、ペットボトルの水があった。

旅行帰りの電車で飲むつもりが、ビールを飲んでしまったので、飲まずに持ち帰ったものだ。

けっこう日にちが経っているから、そろそろ飲んでしまわないといけないだろう。

明るいところに持ってきて、たまげた。

しゃちょうのみず

知らないオバハンがこっちを見ている、と思ったら、泊まったホテルの社長らしい。

そういえばこの水はホテルでもらったものだ。

美しくもない(失礼)社長の顔を、わざわざ刷り込まなくてもよかろうに、と思うが、お役所と違って、企業はムダなことはしない。何らかの効果があるはずだ。

このホテルは格安が売り物のビジネスホテルであるが、安いところにはとかくオバハンが集まる。

オバハンのハシクレである私も、安いからそこにしたのである。

オバハンは、部屋の掃除やなんかにうるさいくせに、酒は飲まず、怪しい有料ビデオも見ない。歯ブラシやシャンプーは洗いざらい持ち帰る。ホテルにとってオイシイ客ではないだろう。

オバハンは、他のオバハンには厳しいものだ。社長の身なりを点検し

アラ、高そうな帽子… さてはガバガバ儲けてるわネ…

などと邪推して

あんなオバハンに儲けさせるのは気に食わない 

と、次回の利用を思いとどまる。

オバハンの社長が出てくることによって、他のオバハンを防ぐ、つまりオバハン除け効果を期待しているのではなかろうか。

それはさておき、この水をどうするか。

社長エキスが溶け込んでいるようで、そのまま飲むのはなにがなしはばかられたので、炊飯器に入れてご飯を炊いた。

アヤシイものは加熱せよという、生活の知恵である。



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もろもろ | コメント(12) | トラックバック(0) | 2017/05/13 11:45

とうきょう話。

昔の同僚から、引っ越しましたハガキが来た。

4月の異動の後、連休で時間ができたので、ハガキを書いたらしい。

新住所と定例文が印刷された文面にひとこと

こちらに来ることがあったら連絡してね!

と書き添えてある。

こちら、というのは東京

いつも不思議に思うのだが、こう書いてくるのはほぼ全員、東京の人である。

引越しの定例文にはよく「お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ」などと入っているが、これは社交辞令だろう。そこにわざわざ書き添えてある。

金沢、京都、小樽、長崎、仙台…一度は訪ねたいステキな街に住んでいる知人友人も沢山いるが、その人たちが

こちらに来ることがあったら連絡してね!

と書いてくることはまず無い。

なんで東京の人は、「こちらに来ること」があると信じて疑わないのだろうか?

首都だから?

政治家でも実業家でもないフツーの50のオバサンには、東京に何の用事もないし、ヒマとおカネがあれば、東京より他に行きたいところがイッパイある。

文面にもう一度目をやり、手書きの文字を

こちらに来ることがあったら…てか…

と、声に出して読んでから、ヘッと笑って、ハガキを引き出しに入れた。

ひっこしました



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もろもろ | コメント(14) | トラックバック(0) | 2017/05/07 11:45
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