くるまの話。

私はひどくクルマに疎い。免許は取ったけど、三十年モノのペーパードライバーである。実家にもなかったので、クルマそのものに全然なじみがない。

高校からの下校途中、道路を横断しようとしてて友だちに

あ、アブナイ、曲がってくるよ!

と言われ、何でクルマの進路がわかるのだろう???と不思議でならなかった。ウインカーの存在を知らなかったのだ。

いいクルマとかカッコいいクルマとかいうのも、一切わからない。私の判断基準はイロとカオ

カオっていうのは、ライトを目に見立てた場合のボンネットより前の部分のことである。

昔のクルマは丸目で銀歯をむいており、最近のクルマはネコ目で鼻のところはわりにノッペリしてる。小っちゃいクルマはツリ目で意外に向こうっ気が強そう。

…その程度である。

道を走ってるクルマも、カオを見てそういう生き物だ、となんとなく思ってる。カーズの世界ですな。

ふと気づけば、乱暴な運転をするクルマ、雨の日に水しぶきをあげるクルマ、気に入らないクルマにメンチを切る時、私はクルマのカオをキッと見ているようだ。

険しい表情で自分の車のフロント部分を見つめるオバチャン、車内のドライバーにとってはさぞかし不可解であろう。
ごきんじょ | コメント(0) | トラックバック(0) | 2013/11/01 09:47
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