かぶせた話。

家庭用品売り場に行くと、便座カバーはセットで売られていることがある。

フタカバー、便座カバー、マットの3点が、色柄を揃えたセットになっているのだ。

便座カバーには、肌触りを柔らかく、暖かくするという機能があるけれど、わからないのはこのフタカバーというやつである。

フタカバー
(トイレットペーパーにもカバー…)

開けて閉めるだけの便器のフタに、ナニユエカバーが必要なのか?

個人的には、少しく心当たりがないことはないが、(→ といれの話。)おおむね不要なものと思って差し支えないだろう。

昔はこの手の不要なカバーがいっぱいあった。

猫みたいな黒電話は、カラフルなプリントの電話カバーを着ていた。

ドアの握り手にはドアノブカバー、ティッシュペーパーの箱にはティッシュカバー

どれもフリフリ・ヒラヒラ・ファンシーなものばかり。

お父さんのゴルフクラブにも、お母さんの編んだカバーがかかっていた。

手編みのカバーでとりわけ思い出深いのは、バスのシフトレバーのカバーである。

運転席の左側に、ぐいと武骨に突き出したシフトレバーが、カラフルな毛糸のカバーにくるまれていた。

あれは奥様の手作りだったのだろうか。

ぶらさげた毛糸のボンボンが、停車中の振動でブルブル震える様子を、バスに乗る心の弾みとともに思い出す。




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むかしむかし | コメント(8) | トラックバック(0) | 2015/12/07 11:30
コメント
No title
ぢょん・でんばあさん!

私だけではなかったんですね!
このカバー話は、いつか取り上げたいと思ってました。
なぜ、皆さん、布類をふんだんに敷いたり掛けたり重ねたりされるんでしょうね?
昔は、部屋の中も寒かったから、肌が触れた時のひんやり感を軽減するためだったかもしれませんが。
今や、ペットにカバーですから。(あれはドレスというのでしょうか?)

そう言えば、最近、毛糸のボンボンを見なくなったような気がします。
No title
こんにちは
いろんなものにカバーがありますね。
そうですね~バスのシフトレバーにカバーがかかってました
ば最近はあまり見かけませんね~
それより、わからないのは、犬に着せている、洋服です。
あんなことをするから弱くなるんで、表で雪の中を駆けずり回っているのが自然だと思うのですが・・・・
No title
こんにちは!
ミシン大好きな私にはちょっと耳の痛い話題だわ。
目をこらして家中のカバーするもの探してますよ、私^^

ティッシュボックスかけてます。ペットにも散歩の汚れよけに着せてます。
夫が運転手だったらシフトカバーも編んでいたかもね。

でも便座カバーはかけたことないわ。せっかく温かい便座にカバーはもったいないし、洗うのも大変だしね。
わからないフタカバーに
敢えて意味を見出すならぱ、保温でしょうか?
でも冬ならまだ分かりますが、夏のカバーは説明がつきませんね。

意味も効果もない、とゆーか、色々な機能性を損ねてまでカバーをするのは我々日本人の中に引き継がれている「包みの文化」のデオキシリボ核酸の為せる業でしょうか?

ドアノブのカバー。
開けにくいぞ。
Re: No title
りりた様

書いてから思い出したんですが、昔はテレビにも鏡にもピアノにもカバーがかかっていましたよね。

手芸好きな人はそんなのに丹念に刺繍したりして。

うちの母は刺繍をしていたので、ピアノカバーなんか3枚もありました。

カバーが先か創作意欲が先かって感じですね。
Re: No title
Carlos様

犬のことはあまり存じませんが、種類によっては着ないと寒い犬もいるらしいですよ。

野生動物なら外にいるのが自然ですが、そもそも人間が品種改良を重ねた動物ですからね~。

鍛えるのも限界があるんじゃないでしょうか。
Re: No title
ア・トリエ みしん様

うちの母もそうでしたよ。刺繍が趣味だったので、鏡台やらピアノやら…。

でも、一番カバーをかけられたのは私と妹です(笑)。刺繍のワンピースやらブラウスやら手提げやら…。既製服に憧れる子供時代でした。
Re: わからないフタカバーに
rockin'様

そもそもドアノブって今家にないでしょう。

うちの家も、玄関からトイレから、全部レバー式でした。

カバーをかけたくてもレバーじゃ無理ですよね。

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