おーらの話。

花曇りの日の午後。私は京都で市バスに乗っていた。

間もなく京都駅に着くころ、私の乗ったバスの横に黒塗りのハイヤーが並んだ。

バスは車高が高いので、セダンの屋根を見下ろす感じになる。乗客は、後部座席の真ん中寄りに座っているのか、姿も見えない。

ただ不思議なことに、車内がふんわりと明るいのである。車内に白い霧がたちこめているようにも見える。

昼なので、車内灯がついているわけでもない。

やがてハイヤーはバスを追い越し、駅前ロータリーの降り場に着いた。バスはその前にあるバス停に停まるため、停車したハイヤーをゆっくりと通り過ぎる。

目の端に、ハイヤーから白い光のかたまりがこぼれるのが見え、驚いて振り向くと、それは誰あろうヨシナガサユリ様であった。

サユリ様が降りた後の車の中は、普通に薄暗かった。


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てれびじょん | コメント(2) | トラックバック(0) | 2014/03/16 18:16
コメント
ライト
女優さんて普段でも自分の顔がきれいに見えるように、
おつきの人から
ライトをあててもらっているんですかね。

さゆりさまなら必要ないですかね。
もはや、人類じゃあない感じがしますもんね。

夢千代日記、好きだったなあ。
Re: ライト
テレビや映画のサユリ様は、私は別段好きじゃなかったんですよ。

むしろ、何をやっても同じ、大根役者だな~と思っていた。

ファンでもなんでもない人間に見えるもの、それこそオーラってやつなんじゃないでしょうか。

オーラオーラといいますが、ホントにあるんだなあと驚いたことでした。

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