ぱーまの話。
いつもの美容院。
鏡の前に座り、ピンクのケープをかけてもらいながら、若い美容師さんに
いつも通り、伸びた分だけ…
とだけお願いして、手元の雑誌をパラパラとめくっていると、テレビで最近見る人が載っていた。

バブル時代のイケイケギャル(死語)の風体をまねたお笑い芸人だ。
昔を知らない人は、こんなの大げさな誇張だと思うかもしれない。
しかし、あの時代、こんな風にパッドを入れ過ぎて肩が耳まで来ている人や、目が四つあるのかと思うほど眉を太くした人が、本当にいたのだ。
今に比べて、流行りといえば無批判に取り入れてしまう人が多かったと思う。
そういえば昔、ソバージュにしたことがあったわ…
と、何気なくつぶやくと、カットを始めていた美容師さんが
えっ?!
と小さく驚いた。小さく、ではあるが、かなり抑えた反応であることが分かる。
驚かれるのも当然である。私の髪はおっそろしく太く、しかも量が多くて真っ黒の剛毛なのだ。
ソバージュというのは、この芸人さんのように、長い髪をワカメのようにピロピロさせる髪型。全体に強いパーマをかけないと、こうはならない。
そして私のような剛毛の人間がそういうパーマをかけると、どうなるとお思いか。
ただでさえ多量の髪がさらに膨らんでボリュームを増し、スフィンクスもかくや、という堂々たる風格を呈するのである。
髪質に合っているか、とか、似合っているか、とか、そういうことよりも、流行りのほうが重要な時代もあったのだ。
しかし、私のソバージュヘアは長くは続かなかった。
多量の髪に細いロッドを巻くのは毎回3人がかり。おまけに硬い髪には、パーマ液が大量に必要で、かけるほうもかけられるほうも本当に大変だった。
最初にソバージュを勧めた美容師さんは、そうとう後悔したことだろう。
若い美容師さんは、みじかくカットした髪を指ではさんで見せ、
ちょっとスキますか?
と聞いた。この髪にパーマをかけずに済んで、本当に助かった、と思っているようだった。

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鏡の前に座り、ピンクのケープをかけてもらいながら、若い美容師さんに
いつも通り、伸びた分だけ…
とだけお願いして、手元の雑誌をパラパラとめくっていると、テレビで最近見る人が載っていた。

バブル時代のイケイケギャル(死語)の風体をまねたお笑い芸人だ。
昔を知らない人は、こんなの大げさな誇張だと思うかもしれない。
しかし、あの時代、こんな風にパッドを入れ過ぎて肩が耳まで来ている人や、目が四つあるのかと思うほど眉を太くした人が、本当にいたのだ。
今に比べて、流行りといえば無批判に取り入れてしまう人が多かったと思う。
そういえば昔、ソバージュにしたことがあったわ…
と、何気なくつぶやくと、カットを始めていた美容師さんが
えっ?!
と小さく驚いた。小さく、ではあるが、かなり抑えた反応であることが分かる。
驚かれるのも当然である。私の髪はおっそろしく太く、しかも量が多くて真っ黒の剛毛なのだ。
ソバージュというのは、この芸人さんのように、長い髪をワカメのようにピロピロさせる髪型。全体に強いパーマをかけないと、こうはならない。
そして私のような剛毛の人間がそういうパーマをかけると、どうなるとお思いか。
ただでさえ多量の髪がさらに膨らんでボリュームを増し、スフィンクスもかくや、という堂々たる風格を呈するのである。
髪質に合っているか、とか、似合っているか、とか、そういうことよりも、流行りのほうが重要な時代もあったのだ。
しかし、私のソバージュヘアは長くは続かなかった。
多量の髪に細いロッドを巻くのは毎回3人がかり。おまけに硬い髪には、パーマ液が大量に必要で、かけるほうもかけられるほうも本当に大変だった。
最初にソバージュを勧めた美容師さんは、そうとう後悔したことだろう。
若い美容師さんは、みじかくカットした髪を指ではさんで見せ、
ちょっとスキますか?
と聞いた。この髪にパーマをかけずに済んで、本当に助かった、と思っているようだった。

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スイてもスイても髪の量が減らない
とか
鋏が傷むとか
散髪屋のオッサンに言われる私には。
でも多量剛毛の強みは、髪の量的問題で頭を悩ますことがないことです。
写真の女性、知らない人ですが誰かに似ているなぁ。
誰だろう?
Matt Johnson かな?
うーん。
思い出せない。
思い出したらまたコメします。
なので、そのまま、ざっくりショートにして、以来パーマをかけたことは、ないです。
なので、今日の話は、「あーーわかるわー」でした。
剛毛ですか~私の髪の毛は細くて・・・・
すくどころか、すかないでください・・とこちらから
お願いします。
どっちがいいんですかね~
沢山ほしい~
私はワンレンでした(笑)
美容師さんに「雑巾みたいにしぼれますね〜(笑)」と
言われたことがあります。そう、雑巾絞りされたのです!
当時(20代)まだうら若かったので「失敬な!」とは言えなかった。
そんな雑巾頭なのに私もソバージュにしたくちです。
当然ぜんぜんイメージ通りにはなりませんでした。
ああ、どんなに髪の毛が細くて少ない人がどんだけ羨ましかったことか・・・。
ですがー、今は同世代の薄毛の人の後ろ頭を見るたびに
ああ、私はこれでよかったんだと思います。
年齢があがるに従って、さすがにやや細く密度も低くなってきましたもの。
(ぢょんさんは? 変化なし?)
当時羨ましかった人達と形勢逆転したと思いたいです。
>この髪にパーマをかけずに済んで、
本当に助かった、と思っているようだった。
なかなか鋭い観察眼ですね。
いつも記事が面白いですね。
夏、私の友人が散髪屋さんに頼んだそうです・・
ちょっと熱いので、梳いてください・・と。
散髪屋さん、手が止まりました・・
そしておもむろに・・正直に言ったそうです。
梳くほど、髪がありません・・と。
暫くの後、二人で爆笑したそうです。。
その話を思い出しました。
訪問ありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
応援して帰ります。ヽ(≧▽≦)/全部ポチ
私は元美容師だったのですが、そうそう。
その昔は、髪を「スク」ということがなかったように思います。
どんなに剛毛でも、どんなに量が多くとも、流行った時期があったんですよ。本当です。
しかし幸いにして、細かい作業が好きな私は、ソバージュやらスパイラルといったロッド巻きが大好きでしたヽ(^ー^)丿
今はそんなの好む人がいないから、寂しいですわ!!
思い出しました。
“パラパラ” 鉄拳だっ!
「多量剛毛者」ってすごいですね。
コメントにいらしてくださってる皆さんにもけっこうおられるようだし、作りますか、多量剛毛者同盟!
編みこみも憧れるんですけど、ドイツのパンみたいになるんですよね。
ああ~パーマかけてみたーい。
多ければ多いなりの、少なければ少ない悩みがあるもんですよね。
隣の芝生、じゃなくて、隣の頭髪ですか。
ハハハ、マハラジャ!
最近大阪や名古屋で復活してんですよ。
ボディコン着て行ってみますか?
雑巾なんて、接客業の人は言葉を選んでほしいですよね。
古川柳でステキなのを思い出したのでさとちん様に贈ります。
「あらひ髪 漬菜のやうにしぼり上げ」
いかが?
面白く読んでくださって嬉しいです。応援ありがとうございます。
私もまたうかがいますね!
おお、専門家のご意見。直感でしたがやっぱりそうでしたか!
今の美容師さんは、こうこうしたい、と言っても、髪質に合わないとはっきりそう言ってくれるのでありがたいです。
自分を客観的に知るって大事ですよね。
ハハハ…なるほど~。
頬が凹んでるし白く塗ってるからそう見えますね。