かみきる話。
ムスコがパソコンの画面を見ながら前髪をいじっている。
ほら、また!早くサンパツに行け!
うーん… でもなあ…
渋っている場合ではない。既にヤツのアタマはむさくるしいを通り越しているのである。
この風体で日暮れ時にウロウロしたら、不審者通報されかねない。
小さい頃、ムスコは近所の理髪店に行っていた。
お任せで座れば、オジサンがサッパリと坊ちゃん刈りにしてくれる。
それがいつの頃からかオジサンの店に行きたがらなくなったので理由を聞いたら
刈り上げがイヤだ…
確かに、昔気質のオジサンにお任せすると、後頭部は遠浅の海岸のごとき見事な刈り上げになる。
それから駅前の千円カットに行くようになった。
安くて早くて家計は助かるのだが、最近になってまたそこにも不満が生じ始めたらしい。
いわゆる洒落っ気が出るというやつである。
本人は死んでも認めないだろうが、かっこよくなりたいのだ。
オッサンとコドモに交じって、千円カットで切っていては、なりたい自分になれない。
ここはどうしても美容院とかそういうところに行って、希望の髪型を伝えねばならない。
しかしそれは、洋服屋で着たい服を指すのも苦手なムスコにとって、ものすごくハズカシイことなのだ。
アタシの行ってるとこに「ムスコをよろしく!」って電話してやろうか?
やめてくれ!
じゃあさ、ほら、ああいうのは?ナントカビューティーってネット予約…
あー無理!ナントカビューティーの名簿にオレの名前が載るかと思うと…
さすが私のムスコだけあって、いろいろとメンドクサイ男である。
こうしているうちに、無情にもムスコの髪はまた伸びていく。
心はかっこよさを求めつつ、現実はどんどんむさくるしくなるこの矛盾、青春のジレンマと呼ばずしてなんとしよう。

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うーん… でもなあ…
渋っている場合ではない。既にヤツのアタマはむさくるしいを通り越しているのである。
この風体で日暮れ時にウロウロしたら、不審者通報されかねない。
小さい頃、ムスコは近所の理髪店に行っていた。
お任せで座れば、オジサンがサッパリと坊ちゃん刈りにしてくれる。
それがいつの頃からかオジサンの店に行きたがらなくなったので理由を聞いたら
刈り上げがイヤだ…
確かに、昔気質のオジサンにお任せすると、後頭部は遠浅の海岸のごとき見事な刈り上げになる。
それから駅前の千円カットに行くようになった。
安くて早くて家計は助かるのだが、最近になってまたそこにも不満が生じ始めたらしい。
いわゆる洒落っ気が出るというやつである。
本人は死んでも認めないだろうが、かっこよくなりたいのだ。
オッサンとコドモに交じって、千円カットで切っていては、なりたい自分になれない。
ここはどうしても美容院とかそういうところに行って、希望の髪型を伝えねばならない。
しかしそれは、洋服屋で着たい服を指すのも苦手なムスコにとって、ものすごくハズカシイことなのだ。
アタシの行ってるとこに「ムスコをよろしく!」って電話してやろうか?
やめてくれ!
じゃあさ、ほら、ああいうのは?ナントカビューティーってネット予約…
あー無理!ナントカビューティーの名簿にオレの名前が載るかと思うと…
さすが私のムスコだけあって、いろいろとメンドクサイ男である。
こうしているうちに、無情にもムスコの髪はまた伸びていく。
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息子さん、かっこいいロングヘアにあこがれてるんでしょうね。
私も先日まで、ロングにしようと伸ばしておりましたが、
薄い髪をいくら伸ばしても、むさくるしくなるばかりで、
へばりついたわかめみたいなので、思い切ってカットしました。
夏は涼しい方が、いいです。
頭を洗っても薄いのですぐ乾きます。
あるある ですね
私もいい歳になってから「行け」と言われて美容室に行きました、最初は運良く上手な方に切って頂いたので、癖になりました、一度無理矢理行かせてみても良いかも!
※下手な方に切ってもらってからは、自分で切ってます、床屋カットの真似は無理でも、美容室風のカットは誤魔化しが出来るので意外と簡単、下手な美容師よりは、ましです
予約要らずで何時でも切れる、早い、待ち時間なし、予算0円、失敗しても腹が立たない、良い事づくしです!!
息女も 坊主! さっぱりして 良いそうです、 髪の毛が落ちてるのがイヤで 長女が ロン毛で 嫁いだ時は 子 2人で 喜んでいました、
夏! 暑いから 余計に 暑く 感じます、
いつもありがとうございます、 たか
「このようにして」とリクエストしたら即座に「無理です」と断られてフンガイしとりました。
希望の髪型を伝えねばならないこことはある種のテレを克服して勇気を出さねばなりませんが、そうしたとしても希望が叶えられるとは限らないのが辛いところです。
髪を伸ばすというテもあります。
私も伸ばしてました。
伸ばして気づいたんですが、髪が長いとうどんを食べる時、汁に浸かるんですね、髪が。
なので、ヘアピンで止めてました。
確か、後、ポニーテールにしてたなぁ。
ご子息は思い出作りの為にも未知の世界と触れあう為にも肩まで髪を伸ばすべきです。
そしてパーマを当てましょう!
きっと新しい世界に出会えます。
その結果ムスコの髪はドンドン伸びて、やがて腰に届くほどに。髪型はオールバックの一本しばり。
当時は私もムスメもロングヘア。3人で出掛けるとやはり目立ったのでしょう、飲食店などですぐに覚えられました。
何年かたって、ある日突然ムスコは近所に新しく開業した床屋さんに行き、髪をバッサリ切りました。幸いなことに床屋の主人とウマが合ったらしく、以来ムスコは短髪です。
ムスコの心にいかなる葛藤があったのやら、はたまたいかなる諦念があったのやら、今も首を捻るしかない私です(笑)。
息子は長いのがいいというわけでもないようなんです。
暑いので切りたいけどどこに行けばいいかわからない、と言っています。
Carlos様のダンディーなロングヘアも見てみたいな~。
器用な方はそれができるのでいいですね!
息子は不器用で絵心なし。以前に眉毛をいじった時も大変なことになっていました。
え、息子さんだけじゃなくお嬢さんも坊主?!それはスゴイ、大胆ですね。
坊主が似合うには容姿も大事ですよ。スポーティーな人じゃないと。
うちの息子はガリガリの痩せ男なので、坊主にしたら捕虜みたいに貧相になると思います。
私の知り合いで、40を過ぎても独身で、年金生活のお母様と二人暮らし、ニートじゃないけど社会人としてちょっとどうなの、という男性が二人いるのですが、どちらも示し合わせたようにポニーテールなのです。
息子がポニーテールにしたら私は悲鳴を上げて逃げるでしょう。
ご子息にはスバラシイ床屋さんとの出会いがあって何よりでした。
うちは3年ほど前、私と娘と息子が身長でほぼ並び、そのうえ全員が似たようなショートカットだったことがありました。
一緒にいるとコケシの詰め合わせみたいで気持ち悪かったですよ。