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りれーの話。

ニュースを見ていたら、今日は聖火が来るというではないか!

慌ててパソコンに向かい、ルート検索だ。見に行くのね、とお思いだろうが、さにあらず。

ぎゃくに見たくないからである。

インドアな私だが、仕事となればシブシブ出かけざるをえない。そんな出先で、物見高い人だかりにぶつかったら、エラい災難だ

自分でも不思議だが、ああいうものを見たい気持がまったく湧かない。

これを逃すと2度と見られないから、見ねばならぬと考える人も多いようだから、ひょっとすると少数派かもしれない。

秘境の絶景だとか、100年に1度の天体ショーなんてのにも興味が無い。

100年に1度なら、もういいや

1回しかまわってこないその日より、残りの普通の100年の中にいたい。

そんなことを思う、つまらない人間である。

人気のイベント、話題のスポット、そういうものがお好きな人から見れば、いったい何が楽しみで生きているのか、と思われるであろう。

県内の聖火のゴールは東大寺大仏殿

ともあれ私は、明日の午後、駅前に出ないほうがよさそうである。

だいぶつさま
(「後ろのみんなも聞いたぁ?明日はうるさくなるらしいよ!」)



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ごきんじょ | コメント(12) | トラックバック(0) | 2021/04/11 11:30

まごまご話。

行きつけの図書館の改装工事が終わった。

貸出業務は一部でやっていたが、全フロアが開放されるのは久しぶりだ。

図書の配置は変わらず、閲覧コーナーと、雑誌の棚のレイアウトが変わっている。

これまで、絵本コーナーの隣にあった新聞が、離れた廊下側に移動していたので、ホッとした。

新聞閲覧の常連は、ほとんどが高齢男性である。

すぐ横に絵本コーナーを設けたのは、あるいは可愛い幼児の姿で ご老人の気持ちが和むだろうという、こざかしい配慮であったかもしれない。

しかし現実はそうはうまくいかない。赤ん坊の泣き声や、かん高い幼児の声に、

ウルサイ!黙らせろ!

しわがれた怒声が飛ぶことがたびたび。

若いお母さんはビクビクして、肩身が狭そうに、しーっとくちびるに指を立てて、絵本を選ぶのも早々に、慌てて帰ってしまう。

自分ちで邪魔にされて、図書館に入り浸っているジイサンが、弱い者に当たり散らしているのを、聞いてるこちらも、いい気分ではない。

それもそうだ、あの年頃だと、孫はもう赤ん坊じゃない。

19やハタチの若者になっているはずだ。

いっそ新聞はヤングアダルトコーナーの横に置けば、わが孫を思っておとなしくなるかもしれぬ。

新聞と絵本、離したんですね よかったわ

つい余計な感想を口にしたら、貸出カウンターのお姉さんは何も言わず、フフフと笑った。

かしだしけん



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ごきんじょ | コメント(12) | トラックバック(0) | 2021/04/10 11:30

きしゅへん話。

スマホの調子がイマイチ

…なんて、自分では思っていなかった。でも、他の人と一緒に見ていたら、明らかに速度が遅くて

そろそろキシュヘンしたらどうですか?

若い同僚に言われたのである。

私のスマホは、ムスコの大学入学の時、いっしょに買った(→すまほの話。)。そのムスコも卒業するのだから、4年モノだ。

おっかなびっくり使っていたので、外見上は新品同様であるが、スマホは一般の家電とは異なり、壊れてから買い替えるものではないらしい。

若い人の助言は、素直に聞こう。

4年前に行ったきりのケータイショップに、足を運んだ。

ガラケーすら持たなかった前回とは違う。スイスイと話は進み、新しい機種が決まった。

…電話やお写真のデータの移行は こう…

親切な窓口嬢に指示されるまま、操作をおこなうので、安心だ。

LINEなど アプリの引継ぎは こちらではできませんので ご自分でお願いします

あ、そうなのね。

決まりなら仕方がない。たぶん、私はちょっと、ガッカリな表情をしたのではなかったか。

…そしたら そこを押していただいて…

窓口嬢の指示は続く。

LINEの引継ぎは ご自分で…

また言ったね。

…ここがこうで… でもLINEの引継ぎは あとでこのご案内を見ていただいて ご自分で…

あらまた。

きっと、いろいろトラブルがあるのだろうな。私も分かってないけど、世の中上には上がいる。

やり方を書いたパンフレットをもらって、眺めていると、あれ?これさっきやった…

…そこに書いてありますので ご自宅で…

重ねて言う彼女の目が、悪戯っぽく笑っていた。

LINEの引継ぎ作業は受けちゃダメ、というお店の方針がありながら、こっそりやってくれたのだ。

周囲に聞こえるように、ご自分で、おうちで、と言いつつ、手元でサッサと作業を済ませた、その手際やおそるべし。

アリガトウゴザイマシタの声に送られ、店を出てすぐ、LINEを開ける。

前のスマホと、変わらない画面が現れた。

こちらこそ、ありがとう。

さぽーとします



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ごきんじょ | コメント(14) | トラックバック(0) | 2021/03/29 11:30

ぞわぞわ話。

帰りの快速電車に揺られながら、世の中楽天的な人は多いんだなあと思った。

例えば、ななめ前にいる若い男の子。

閉じたドアの前に置いた大きなバッグの前に立ち、荷物に軽くお尻を預けた形で、ドアにもたれてスマホを見ている。

中身がつぶれては困るのか、荷物には腰かけないようにして、背中に体重をかけているようだ。

直角三角形

↑この図でいうと、辺bがドア、斜辺cが男の子の身体で、点Bがつま先、点Aは肩甲骨あたり。

内接する円が荷物である。

この状態、私は怖くてたまらないのだが、皆様は平気だろうか。

もし何かの拍子に、走行中ドアがプシュッ!と開いたら、どこも掴むところはない。なすすべもなく荷物もろとも仰向けで線路に転落だ。

考えただけでお尻がゾワゾワしてくる。

ドアの前といえば、ラッシュの時、彼氏が彼女を守るようにして手で囲って立っていることもあるけど、あれも怖い。

守っていると言わんばかりだけど、彼女の身になってみれば、彼氏にドア際に追い込まれたようなものだ。

彼氏にしても、突然ドアがプシュッ!と開いて、目の前の愛する彼女が、フッとかき消えるように居なくなる…とは、想像しないのだろうか。

つくづく、楽天的な人は多い。



本日早朝から他出のため、2014年3月25日の記事に加筆して再掲載いたします。



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ごきんじょ | コメント(10) | トラックバック(0) | 2021/03/24 11:30

もたもた話。

月に1度の、持病の通院。

予約してうかがうので、待たされることもなく、会計まで流れるようにスムースだ。

あとは薬局に寄って終わり、と思いきや、玄関に引っかかった。

ここは個人病院なので、靴を脱いでスリッパに履き替えねばならない。そのゲタバコの前で、お爺さんがモタモタしている。

時節柄、近づくのも気が引けるので、少し離れて待つことにした。

待つついでに、手に持っていた領収書や診察券をバッグに入れ、お薬手帳を取り出して、処方箋をはさんでおく。

すべて、この後の流れるようなダンドリのためである。

それにしてもお爺さんのモタモタが長いので、つい何をしているか、見てしまった。

ゲタバコに靴をしまわずに、脱ぎ散らしたものだから、離れた場所にてんでに散らばっている。

そこへ、まるでボートに乗り移るように、足を入れようとするが、いかんせん届かない。

まず靴を手で取ればいいのに、それはイヤなのらしい。それくらいのことが軽くできた、若いころのセルフイメージが強固に残っているのだろう。

老化とは、かくも悲しく、残酷なものである。

上り口に片足を残しては、もう片方を踏みだし、届かない…という永久運動が続く。

わりに気の長い私も、さすがに付き合い切れず

ちょっと… スミマセン…

声をかけて、脇を通りぬけ、玄関を出たら、薬局の受付で…アレ?

お薬手帳が… 無い?

慌てて医院まで戻ると、ゲタバコの上、手指消毒液のポンプの隣に、見慣れた表紙。

他人様の老化を云々している場合ではない。私にも確実に、何かは訪れているのである。

明日は我が身…か…

どうやって靴を履いたのか、お爺さんはもういなかった。

おくすりてちょう



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ごきんじょ | コメント(6) | トラックバック(0) | 2021/03/18 11:30
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