さわーの話。
うちに帰ってテレビを点け

うおーーーー!!!
アナウンサーの絶叫で、日本の優勝を知る。
へえ~ 大したもんだなァ…
かんたんに夕食を準備し、リモコン片手に食卓に着いた。当然といえば当然だが、どのチャンネルを回しても、野球ばっかりだ。
どの選手も若い。
オオタニはムスメと同い年だし、ムラカミやササキなんて、ムスコより年下である。
ご両親のお喜びはいかばかりであろうか。
このトシになると、選手ご本人より、親御さんの気持を想像して、胸がいっぱいになる。
遅ればせながら祝杯でも、と食品庫を探したら、もらい物のレモンサワーが出てきた。
ビールが無いから、しかたない。缶を手にテレビの前に戻り
(ぷしっ…グビリ…)あれ?オイシイ!
このごろCMでよく見るけど、昔のチューハイのイメージで、今まで敬遠していた。
初めてのレモンサワーはおいしいし、日本は優勝するし、いい気分でムスコにLINEする。
生まれて初めてレモンサワーっていうの飲んだ
おいしいな
♪ぺぽん♪
めずらしくすぐに返信が来たと思うと
そんな人いるんだ
驚きつつ、お勧めの銘柄を教えてくれた。
私の息子としては、このくらいで上出来である。

(さっそく今日買ってこよう)

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うおーーーー!!!
アナウンサーの絶叫で、日本の優勝を知る。
へえ~ 大したもんだなァ…
かんたんに夕食を準備し、リモコン片手に食卓に着いた。当然といえば当然だが、どのチャンネルを回しても、野球ばっかりだ。
どの選手も若い。
オオタニはムスメと同い年だし、ムラカミやササキなんて、ムスコより年下である。
ご両親のお喜びはいかばかりであろうか。
このトシになると、選手ご本人より、親御さんの気持を想像して、胸がいっぱいになる。
遅ればせながら祝杯でも、と食品庫を探したら、もらい物のレモンサワーが出てきた。
ビールが無いから、しかたない。缶を手にテレビの前に戻り
(ぷしっ…グビリ…)あれ?オイシイ!
このごろCMでよく見るけど、昔のチューハイのイメージで、今まで敬遠していた。
初めてのレモンサワーはおいしいし、日本は優勝するし、いい気分でムスコにLINEする。
生まれて初めてレモンサワーっていうの飲んだ
おいしいな
♪ぺぽん♪
めずらしくすぐに返信が来たと思うと
そんな人いるんだ
驚きつつ、お勧めの銘柄を教えてくれた。
私の息子としては、このくらいで上出来である。

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がいしょく話。
ムスコは、家にいるときは汁かけ飯くらいしか作らなかったが、大学でひとり暮らしをして以来、今もマメに料理しているらしい。
食べさせてもらったことは無いけど、送ってきた写真を見る限り、うまく作っている。
しかし仕事の忙しいムスメは、ほぼ毎日外食で済ませていると聞く。
どっちがいい悪いということではなく、何を食べても、健康で機嫌よく過ごせればそれでいい。
きょうだいでも、それぞれだなあと思う。
その母親である私はというと、もともと料理は好きじゃないし、しなくて済むならしたくない。
一生外食でもいい、くらいに思っていたけれど、ここにきて事情が変わってきた。
朝からヒマで家にいた日。
食事の支度 めんどくさいなァ…
外はだんだん薄暗くなって、お腹も減ってきたのに、炊飯器すら仕掛けていない始末。
…仕方ない 外食にすっか
思ったものの、なかなか腰が上がらない。
出かけるとなると、マシな服に着替え、店も決めねばならぬ。
装う洒落っ気も、美食の情熱もないオバハンは、もはやその選択がめんどくさいのだ。
外食でやっていけるというのも、若さゆえなんだろう。
なんで何もしてないのに お腹は減るんだろ
ラチもないことを考えるうち、いよいよ腹ペコになって、シブシブ台所に立てば、1秒も迷わず、冷蔵庫にあるものでご飯が出来上がる。
たいした料理じゃないが、ちゃんとおいしいんだから、長年の経験とは恐ろしい。
なんだかんだ言いながら、これからもこうして、ひとりの夕食を作るんだろう。
今日はサバの日、塩サバでも焼くか。


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食べさせてもらったことは無いけど、送ってきた写真を見る限り、うまく作っている。
しかし仕事の忙しいムスメは、ほぼ毎日外食で済ませていると聞く。
どっちがいい悪いということではなく、何を食べても、健康で機嫌よく過ごせればそれでいい。
きょうだいでも、それぞれだなあと思う。
その母親である私はというと、もともと料理は好きじゃないし、しなくて済むならしたくない。
一生外食でもいい、くらいに思っていたけれど、ここにきて事情が変わってきた。
朝からヒマで家にいた日。
食事の支度 めんどくさいなァ…
外はだんだん薄暗くなって、お腹も減ってきたのに、炊飯器すら仕掛けていない始末。
…仕方ない 外食にすっか
思ったものの、なかなか腰が上がらない。
出かけるとなると、マシな服に着替え、店も決めねばならぬ。
装う洒落っ気も、美食の情熱もないオバハンは、もはやその選択がめんどくさいのだ。
外食でやっていけるというのも、若さゆえなんだろう。
なんで何もしてないのに お腹は減るんだろ
ラチもないことを考えるうち、いよいよ腹ペコになって、シブシブ台所に立てば、1秒も迷わず、冷蔵庫にあるものでご飯が出来上がる。
たいした料理じゃないが、ちゃんとおいしいんだから、長年の経験とは恐ろしい。
なんだかんだ言いながら、これからもこうして、ひとりの夕食を作るんだろう。
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あるじの話。
うちのお雛さまは、ムスメの初節句に、母から贈られた内裏雛(→おせっく話。)。
豪華な雛人形は、子供の成長に伴い、出さなくなってしまうことも多いようだが、うちのお雛さまは、こじんまり、小さなものである。
しまうにも飾るにも手間をとらないのが幸いして、毎年取り出して飾る。
三宝にのせたひなあられを供えつつ、フシギなもんだな、とふと思う。
うちのお雛さま、なんて呼んでるけれど、人形の主はムスメだ。
私も幼いころは、両親にお節句を祝ってもらった。ガラスケースの前に、ちんまり座った写真が、ちゃんと残っている。
そんな私のお雛さまは、実家にしまいっぱなし。
15人もいる大掛かりなセットなんか、とっくのとうに出す気を失くした母は、ちっちゃな陶器のお雛さまを別に買ってきて、玄関に飾っている。
思い出して、昔のお雛さまの所在を尋ねると
出してもいいわよ でも 出したらしまってよ
言われてそのままだ。
小さな内裏雛とはいえ、扱いに気を使う日本人形を出して飾るのは、面倒といえば面倒である。
無精者の私が、自分のじゃないお雛さまを、毎年飾るのはなぜか、自分でもわからない。
ムスメの健やかな成長を祈ってうちにやってきたお雛さまが、春めく日差しの中でほほえむ。
今年も主の顔を見ることなく、桐箱に戻っていくのだろう。


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豪華な雛人形は、子供の成長に伴い、出さなくなってしまうことも多いようだが、うちのお雛さまは、こじんまり、小さなものである。
しまうにも飾るにも手間をとらないのが幸いして、毎年取り出して飾る。
三宝にのせたひなあられを供えつつ、フシギなもんだな、とふと思う。
うちのお雛さま、なんて呼んでるけれど、人形の主はムスメだ。
私も幼いころは、両親にお節句を祝ってもらった。ガラスケースの前に、ちんまり座った写真が、ちゃんと残っている。
そんな私のお雛さまは、実家にしまいっぱなし。
15人もいる大掛かりなセットなんか、とっくのとうに出す気を失くした母は、ちっちゃな陶器のお雛さまを別に買ってきて、玄関に飾っている。
思い出して、昔のお雛さまの所在を尋ねると
出してもいいわよ でも 出したらしまってよ
言われてそのままだ。
小さな内裏雛とはいえ、扱いに気を使う日本人形を出して飾るのは、面倒といえば面倒である。
無精者の私が、自分のじゃないお雛さまを、毎年飾るのはなぜか、自分でもわからない。
ムスメの健やかな成長を祈ってうちにやってきたお雛さまが、春めく日差しの中でほほえむ。
今年も主の顔を見ることなく、桐箱に戻っていくのだろう。


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ちがった話。
祥月命日だから、お墓参りに行きましょう、と母からの誘い。
最寄り駅で待ち合わせ、霊園行きのバスに乗る。
空はうららかに晴れて、芽吹き始めた山がみどりにけむるようだ。
父は生前、とくに晴れ男ではなかったが、墓参の日はなぜかよく晴れる。

手桶の水はまだ冷たくて、ヒャー、キャーと騒ぎながら掃除をし、庭から切ってきた花を活けた。
線香の煙がほそく立ちのぼったら、ならんで殊勝に手を合わせ
メイちゃん志望校に受かりますように…
母は小さくつぶやいている。
あー なんかサッパリするね お参りすると
ホントね
山の上の霊園、帰りは下り坂だから、ぶらぶらと話しながら、歩いて帰る。
どこからか、梅の香りがして
そうだ そういえば今年 ヤマダさんからお花が来なかったわ
ヤマダさんは父の古い友人で、父と相前後して亡くなった。母と奥様はお互いに、御供の花を贈り合っているのである。
まあ奥さんもお年だしね 具合悪いのかも…
そうね 仕方ないわね
なんとなくシミジミして、駅前でお茶をして別れた。
その翌日。
♪ぷるる… ぷるる…
なんだおかーさん どうしたの?
ヤマダさんからお花来たわ 今朝…
あらそう よかったじゃんお元気で
アタシ 間違っちゃったみたい
何を?
おとーさんの命日 今日だった…
はア?
妻も妻なら子も子であるが、こんなことで怒る人じゃなかったから、いいだろう。
父が亡くなって、もう10年になった。

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最寄り駅で待ち合わせ、霊園行きのバスに乗る。
空はうららかに晴れて、芽吹き始めた山がみどりにけむるようだ。
父は生前、とくに晴れ男ではなかったが、墓参の日はなぜかよく晴れる。

手桶の水はまだ冷たくて、ヒャー、キャーと騒ぎながら掃除をし、庭から切ってきた花を活けた。
線香の煙がほそく立ちのぼったら、ならんで殊勝に手を合わせ
メイちゃん志望校に受かりますように…
母は小さくつぶやいている。
あー なんかサッパリするね お参りすると
ホントね
山の上の霊園、帰りは下り坂だから、ぶらぶらと話しながら、歩いて帰る。
どこからか、梅の香りがして
そうだ そういえば今年 ヤマダさんからお花が来なかったわ
ヤマダさんは父の古い友人で、父と相前後して亡くなった。母と奥様はお互いに、御供の花を贈り合っているのである。
まあ奥さんもお年だしね 具合悪いのかも…
そうね 仕方ないわね
なんとなくシミジミして、駅前でお茶をして別れた。
その翌日。
♪ぷるる… ぷるる…
なんだおかーさん どうしたの?
ヤマダさんからお花来たわ 今朝…
あらそう よかったじゃんお元気で
アタシ 間違っちゃったみたい
何を?
おとーさんの命日 今日だった…
はア?
妻も妻なら子も子であるが、こんなことで怒る人じゃなかったから、いいだろう。
父が亡くなって、もう10年になった。

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まめまめ話。

ここ10年ばかりで全国にはびこりだした、恵方巻とやらの流行には頑として背を向け続ける(→せつぶん話。)私だが、マジメに豆は撒く。
とはいえ、わが家は集合住宅であるから、あまり景気よく投げるというわけにはいかない。
鬼は外1に福は内が9、という内向き重視の豆まきになる。
豆くらい好きに投げれば?
おばーちゃんは言う。
下の階にも迷惑だから、と説明しても、ピンと来ない様子で
外に投げる方が 気分もいいじゃない
共用部分に落ちた豆は、管理人さんに掃除させることになるんだよと言うと
アタシ 庭のある家しか住んだことのないもん
じつはこの問答、1度や2度ではない。毎年のことながら、イラッとする。
昔っからこういうところのある人なのだ。
友だちがへそを曲げた、アタシは何もしてないのに、と時々ぼやいているのは、たぶんこの調子で余計なことを言ったのだろうと想像する。
80を過ぎた人間を、いまさら矯正しようとしても、時間の無駄。
タメイキをつきながら、豆まきの準備をしようとしたら、豆を買い忘れていた。
何か無かったか、と食品庫を探ると
もらったけど煮るのめんどくさいから あげる
去年、母に押し付けられた、豆がひと袋あった。ちょうどいい、この豆を炒ってまきましょう。
鬼は~そと! イライラも~そと!

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