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ふかふか話。

ホットカーペットカバーを新調した。

正確には、この春先、冬物の投げ売りで買って、寝かせてあった品である。

どんなものでも、新品は嬉しい。ウキウキと包装を剥ぎ、床に敷き伸べると

さて…

おごそかに第一歩を下ろす。踏み初めの儀といったところだ。

ふわ~ん…

おお!これこれ!

前のカバーはふつうのパイルカーペットであったが、今回のは中綿の入ったクッションタイプ。

ふかふかかばー

寒い時期に、フカフカの床でゴロゴロしたくて、これを選んだのだ。

さっそくアザラシ、ないしトドの如く身を横たえ

ぬふー…

滑らかな毛足の感触を楽しんでいるうちに、いつの間にか眠っていたらしい。

…ハッ!

気づけば短い秋の日は傾き、窓の外は薄暗くなっていた。

うー 寒っ!

いくらフカフカでも、カーペットの電源を入れずにいたので、冷えてしまった。スイッチをオンにしてから、羽織るものを取りに行く。

ついでにコーヒーを淹れ、長期戦の構えで、再びカーペットの上に陣取った。

あーフカフカ… あーあったか…く…ない?

さてはスイッチか、と確かめたが、電源ランプは赤く灯っている。

すわ故障かとさぐってみると、本体はホカホカと温まっているではないか。

???

つまり、カバーがあまりにも分厚く、フッカフカに断熱しているせいで、ホットカーペット本体の熱が、表面に伝わらないのだ。

前のペラペラでハゲハゲのカーペットは、感触は最悪だった。しかし、その薄さゆえ、スイッチを入れるや否やアッツアツになった。

えーッとこれは…いいこと?わるいこと?

とりあえず判断を保留し、ボンヤリしてしまった私である。



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もろもろ | コメント(4) | トラックバック(0) | 2022/11/27 11:30

ぼうかん話。

晴れて冷える朝。

いつもの時間に起きたのに、動き出す気がせず、うだうだしていたら

ハッ!ゴミ

けっこうギリギリの時間になっていた。

慌ててゴミをまとめ、玄関を出ると

ブルル… うっ寒っ!

いそいで羽織ったカーディガンが、薄手だったかもしれない。

ドアを開けて玄関の中に戻ったものの、部屋に引き返すヒマはない。

せめてもの気休めに、下駄箱の上に置いてあったマスクをかけて飛び出した。

冷たい空気の中、小走りでゴミステーションへ。

ふー 間に合ったァ

ゴミ袋を置いて、ホッとしたら

あれ?寒くないな

走ったせいか、最初に玄関を出たときに感じたほど、寒くない。

なにより、顔があったかい

マスクって、暖かいものなんだ。

このところ、外を歩くときはマスク無しにしていたが、これからの季節、防寒具としてかけるのもいいかもな、と、ちょっと思った。

ますく



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もろもろ | コメント(10) | トラックバック(0) | 2022/11/21 11:30

あさぶろ話。

母が朝風呂した(→しょうすけ話。)と聞いて、いいなあ、と思った。

おはらしょうすけさん

私は早起きだし、朝酒もしないから、朝湯くらいはいいだろう。

考えてみれば、シャワーじゃない朝風呂は、家族がいるとやりにくい。浴槽にお湯を張るならと、他に入る人の都合を考えてしまうからだ。

ひとりならば、朝だろうが夜だろうが同じこと。

よーし今日は朝風呂だ!

はりきって起きて、コーヒーを淹れていると

~♪お風呂が沸きました♪~

この声を午前中に聞くことは珍しい。

朝食をかんたんに済ませて、いざ入浴!ところが問題が発生した。

出るものが出ないのだ。

ふだんなら、朝食を摂ってしばらくすると訪れる自然の呼び声が、今日に限って聞こえない。

かまわず入っちまえ、とお思いかもしれないが、そうはいかないのである。

お風呂に入って、サッパリした直後に

うッ!

ご不浄への呼び声が来たら、せっかく身を清めたというのに、台無しではないか。

同じことなら、済ませることを済ませて、お風呂に向かいたい。そう思うのは、生来の貧乏性ゆえだろうか。

ジリジリしながら立ったり座ったりしていても、来るものは来ない。

刻々と、お風呂のお湯が冷めていく。



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もろもろ | コメント(4) | トラックバック(0) | 2022/11/19 11:30

うるしの話。

金継教室に行ったことがある。

陶磁器の割れや欠けを直して、また使えるようにするという、貧乏性の私にピッタリの技術だ。

申し込んでしまってから、うちに欠け茶碗がないことに、ハタと気づいた。

こういう時こそ、おばーちゃんの出番。

ねーねー、欠けたお茶碗ある?

あるよ

あるよ

さすがの即答である。

十分すぎるほどの教材を抱えて教室に行くと、ぶっきらぼうなような親切なような、シブい先生が待っていた。

金継の工程をものすごく簡単に言うと

1,割れた箇所をウルシを練ったもので補修する
2,継ぎ目にウルシを何度か塗っては乾かす
3,最後の1層が乾く前に金粉を振りかける
4,乾いたら滑らかに砥ぎ上げて出来上がり


かぶれることは知られているが、ウルシには他にも不思議な性質がある。

特に不可解なのは、湿らないと乾かないということである。

乾かす時には、濡らした木のムロに入れねばならず、乾燥した場所では、いっつまでもブヨブヨ、乾かないままなのだという。

周囲がカラッとしてるとジメジメする、ひねくれた人、どっかにいたな…などと雑念を持ったせいか、うっかりウルシを触ってしまった。

慌てて拭き取り、洗い流した。赤く腫れるか、痒くなるのか、ドキドキしていたが、しばらく待っても何ともない。シブい先生には

かぶれに強い人もいるから 個人差だね

安心させつつ、続けて

3日たって全身が痒くなった人もいたなあ

おどかされた。

念のため、かゆみ止めを買って帰ったが、ひと晩明けても何ともない。いつ痒くなるのか、爆弾を抱えたような気持ちで、しばらく過ごした。



11月13日、漆の日を記念し、2015年10月13日の記事に加筆のうえ再掲載いたします。



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もろもろ | コメント(6) | トラックバック(0) | 2022/11/13 11:30

またいだ話。

今日も秋らしい、いい天気だ。

こういう日は夜が冷える。行きがけは薄着でいいが、何か羽織るものを持っていこう。

忘れないように玄関にジャケットを置いてから、身支度を終えたところで

そうだ 買物袋が要る!

もうひとつ、ひらめいた。帰り道で週末の食料品を仕入れなければならないのだ。

ドタドタ戻って、とってきた買物袋をバッグに突っ込み

ヨイショッと…
 
玄関を飛び出した。

そして夕方。

ぶじにスーパーに立ち寄り、予定の買物を済ませて、表に出たら

うッ寒っ!

思った通り、やっぱり冷えてきた。

さあジャケットを…アレ?無い…

どこに忘れてきたんだろう?急いで記憶をたどり

…スーパー…電車…事務所…あ、コンビニでコーヒー買って…

1日をさかのぼってみたが、どの場面にも、あのジャケットの姿はない。

おっかしいな~朝ちゃんと準備したのに…朝?

玄関を出たシーンを、脳内で再生してみる。

…買物袋をバッグに突っ込み

ヨイショッと…


よいしょ?

寒さに震えながら駆け足で家まで戻ったら、朝、私にまたがれたジャケットが、玄関マットの上にそのまま、キチンと置いてあった。

きょうのふくそうしすう



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もろもろ | コメント(8) | トラックバック(0) | 2022/11/12 11:30
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