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よぼうの話。

寒くなってきた。くわえて公私で忙しく、疲れ気味である。

トシをとって良いことは、自分の体調が分かること。

ノドの違和感、節々の疲れ…そう、このままでは、風邪をひく!

確信に近い予感がする。

風邪なんてものは、ひいてしまってから薬を飲んだってしょうがない。

身体を冷やさぬよう暖かく、マスクでノドの湿度を保ち、栄養補給のため、食事にも気をつける。

おかげで、アヤシイ症状は潮が引くように無くなった。

ムチャをして風邪をひくなんて若者の愚行、やっぱりオトナは予防だよね。

鼻たかだかで、普通の生活に戻ったが、半日も経たぬうちに

ノドの違和感、節々の疲れ…そう、このままでは、風邪をひく!

あわてて厚いクツシタを履きマスクをかけ、念のためビタミン剤と葛根湯を飲んで寝た。

見事対策が功を奏し、翌朝は爽やかな目覚め。

そうそう、オトナはこうでなくちゃ。やっぱり、予防よね。

意気揚々と、オシャレをして出かけた。

ところが、出かけた先で

ノドの違和感、節々の疲れ…そう、このままでは、風邪をひく!

またしても、不吉な予感に襲われる。

慌ててドラッグストアに駆け込み、カイロとドリンク剤とマスクを購入してホッとしたものの、新たなる疑念が湧いてきた。

毎日毎日、巻いたり貼ったり、ほぐしたり温めたり、こんな攻防が、冬じゅう続くのだろうか。

なんかメンドクセーなー もう熱出しちゃおっかなー

誰かが頭の右上でささやいた。

うどんやかぜいちやぐすり



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もろもろ | コメント(10) | トラックバック(0) | 2018/12/08 11:30

つまらぬ話。

今日という今日はアレを買って帰らないと!

朝、たしかにそう思って出てきたのに、そのアレが何だか、ぜんぜん思い出せない。

食べ物か、日用品か、はたまた衣類か。

すっぽりと抜け落ちて、まったくのノーヒントである。

今日という今日は、ということは、買わずに済まされない、切実な必要であるはず。

なにがなんでも思い出さなければならない。

懸命に記憶をたどり、ようやくかすかな光明を見出した。

昨日、その品物を頭に描いたとき

あーあー すっげえつまんねー買い物…

と、思ったのだ。

私だって女のハシクレだから、たまにはオシャレなお洋服だの、評判のスイーツだの、華やかな買い物がしたい。

しかし件の品物は、その対極にあるような、つまんねー物らしい。

有力な手掛かりに勢いを得て、さっそくつまんねー物とは何か、考える。

ツマヨージ、2円切手…

まずは小さくて安いものばかりが頭に浮かぶが

小麦粉、衣類の虫よけ、風呂のカビ取り…

日常使う、当たり前のものは、つまんねーかもしれない。

布団カバー、風邪薬、バスの定期…

ちょっと高価でも、赤毛のアン風に言えば「ちっとも想像の余地がない」実用品は、やっぱりつまんねー買い物だし、

義理で贈るお歳暮、断れない飲み会…

そんなお金の使いかたも、つまんねーものだ。

では、私にとってつまんなくない物とは何なのか。

なんだか哲学的な方角に進みはじめたので、買い物はあきらめることにした。

あかげのあん



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もろもろ | コメント(14) | トラックバック(0) | 2018/12/04 11:30

もぞもぞ話。

冷え込む夜、暖かいフトンの中でモゾモゾ

気になる… でもフトン出るのはヤダ… やっぱり気になる…

悩ましい葛藤が続く。

高齢者は夜中目が覚めるというが、50代の私にまだ頻尿の症状はない。

気になるのはご不浄ではなく、玄関なのだ。

げんかんのかぎ

カギかけたかなあ… かけたと思うけど… かけてないかも… 

夏場ならサッと見にいくが、フトンの外は寒い。眠気と戦いつつ、懸命に記憶をたどる。

家に入って、カギかけた よし!

あー、でもそのあと宅配便が来たんだった

ハンコ押して荷物もらって、引っ込むとき、ガチャンと手応えあった、ような?

いやでも、それって昨日の記憶かも…


輾転反側、考えても結論が出ない。

それにしても、去年はこんなにモゾモゾしなかった。

カギが気になるのは、もしかして頻尿と同じく老化なのか?

フトンから出にくいのは、ババアになったから?

悲しい気持ちでつらつら思い返すと、亡き父は晩年、

夜中なんべんも目が覚めてなあ… 便所の前で寝たいくらいや…

と嘆いていた。ならば私は玄関で寝るほうがいいのだろうか。

いかにも寒そうで、気が進まない。



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もろもろ | コメント(10) | トラックバック(0) | 2018/11/30 11:30

がりがり話。

みかんがり

ミカン狩のお土産をいただいた。

私はこの手のガリ行事に、ほとんど行ったことがない。

果物全般、いただけば食べる程度で、そんなに好きでないからだろう。

取っただけタダなら頑張るかもしれない。

しかし、ほとんどのガリで、収穫は計量され、重さに応じた代金を支払うというではないか。

好きな人には、あれが大きい、これが甘そう、と選り取り見取りもいで回るのが楽しいのだろうが、私にしてみれば単なる労働である。

もらっといてケチつけるのもナンだが、ガリ行事の楽しいポイントがぜんぜん分からないのだ。

さらに不可解なのが紅葉狩というやつ。

ガッてもガッても、お腹がふくれるでなし、持ち帰れるでなし。

紅葉の名所は押すな押すなの大混雑で、人の頭を見て、ゲンナリして帰るのが関の山である。

ミカン狩ならミカンのお土産があるが、紅葉狩のあと人は何を配るのだろうか。

ハッとひらめいて検索してみたが、モミジマンジュウの由来とは、とくに関係ないらしい。

ガリに行かない私の窓辺では、ガラれたミカンが涼しい香りを放っている。



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もろもろ | コメント(6) | トラックバック(0) | 2018/11/28 11:30

ふしょうの話。

調べ物があってアチコチしていたら、1枚の写真を見つけた。

だいさんのしんじん

60年以上前、とある出版記念会に集まった文士の集合写真だ。

著名作家らしい、見覚えのある顔もポツポツと混じっているので、キャプションを確認してみた。

前列左から 遠藤周作 不詳 不詳 十返肇 不詳 吉岡達夫 
後列左から 不詳 安岡章太郎 不詳 小島信夫 庄野潤三 小沼丹 吉行淳之介 進藤純孝


じつに3人に1人が不詳である。

親しげに肩まで抱かれて、エンドーシューサクも名前くらい思い出してやれよ。

名を成さなかった人間に、歴史は冷たい。

第三の新人なんて名前のついたグループの人でさえ、流れの中で消えてしまう。

実家の押入れに、白黒写真の束がある。

父のアルバムから、近しい身内の写ったものを抜きだした残りだ。

どこのどなた様かもわからない人たちが、こっちを向いて無防備に微笑んでいる。

お身内にとっては、このうえなく親しく、懐かしいかもしれない笑顔。

片付けなければ、と、ときどき取り出しては、また元通りに仕舞ってしまう。

母が死んで、私が死んだら、子供たちが捨ててくれるだろうか、などと考えながら。



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もろもろ | コメント(8) | トラックバック(0) | 2018/11/27 11:30
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