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かかれた話。

今年初めての蚊に刺された

かのばか

場所は団地のエレベーターの中

エレベーターを降りて、いまいましくも刺されたヒジを、反対の手でボリボリ掻きながら考えた。

もしやエレベーター自体に、何か蚊を惹きつけるものがあるのだろうか。

それとも、マンションのエレベーターには蚊を仕込んでおけという法律でもあるのだろうか。

…とまあここまで書いたところで、ヘンな感じがした。

デジャヴ、というのともちょっと違う。

まさかと思って検索したら、あった。

書こうとしたことと寸分違わぬ記事が、2年前すでに書かれていた。(→ さされた話。

ただでさえ狭い日常の些事しか書けない私である。

長くやっていればそういうこともあるだろう、と思いつつ、ショックだ。

しかし、どんなことからも発見はある。

まず、今年は蚊の出現が1か月遅いということ。

さらに前回、エレベーターに蚊を仕込む悪の組織の存在を疑った私が、法律を考えたこと。

それが進歩か退化かは、難しい問題である。



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もろもろ | コメント(2) | トラックバック(0) | 2019/07/20 11:30

ごどくの話。

往々にして聞き違いのある私(→ だらしな話。)であるが、じつは読み違いも多い。

はるか昔、新聞紙上でバブル崩壊が報じられ始めたころ、バブルをバルブと読み違えていた。

経済を引き締めていたバルブがはじけて、お金がダダ漏れになるところを想像して、えらいことになったと胸を痛めたものである。

さいきんでは雑誌の広告で

身体のニオイをかぐ石鹸

というのを発見した。

ええ~っ!ニオイを~?セッケンが~?

スポンジボブのように顔のある石鹸が、鼻をひこつかせているところを想像し、

ニオイを防ぐ

と、ギリギリで気づかなかったら、うっかり誰かに吹聴するところであった。

流し読みと、暴走する想像力のなせるわざであろう。

そういえば、時々見るサイトの冒頭には

悲しいお知らせはありません

という1行がある。本当は

新しいお知らせはありません

なのだが、はじめに「悲しい…」と読んでしまって以来、そうとしか見えなくなった。

読み違いとは分かっていても、悲しいお知らせが無いのは嬉しいことだ。

悲しいお知らせはありません

ニュースがこの1行で始まる日があればいいけれど、残念ながらそんな日はたぶん、来ない。

すぽんじぼぶ
(スポンジボブは石鹸ではなく海綿)



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もろもろ | コメント(2) | トラックバック(0) | 2019/07/19 11:30

ばにらの話。

立ち仕事で疲れて早寝をしたら、4時に目が覚めてしまった。

このまま起きたら1日長くて仕方がない。目を閉じて、寝返りをうって、とろとろと浅い眠りの底に沈んでいく。

以前の会社は、スーツ着用の堅い社風だった。

出先でガンガンの冷房に当たっても、帰りにはまた、額に汗がにじむ。

社に戻る前に、少し休憩して行こうと、喫茶店に入った。

冷たい飲み物は汗になるから、ホットコーヒーを注文する。隣のテーブルも、私と同年輩の勤め人らしい女性だった。

バッグからハンカチを出して首筋を押さえていると、コーヒーが来た。

シンプルなカップとソーサー、お揃いの小皿にちっちゃな粒が5つ。

お洒落な店で出てくる、四角くない角砂糖かな。

かくざとう

でも持ち上げた手応えは、予想したより軽くて、あっと思った時はもう砂糖じゃないものはコーヒーの水面に浮かんでいた。

卓上を見れば、シュガーポットがちゃんとある。

小皿は、サービスでついてきた小さなお菓子だった。つまんで口に入れたら、たわいなく溶ける。

鼻腔にひろがるバニラの香りを感じながら、ふと目を開けたら、長針が90度動いた目覚ましが目に入った。

たった15分間の、ほんとみたいな二度寝の夢。

もしかしたら、記憶に沈んでいたこんな体験が、昔むかしに本当にあったのだろうか。

もうスーツを着ることのない私に、確かめるすべはないけれど、夢のバニラの香りが、まだそこらに漂っている気がした。



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もろもろ | コメント(8) | トラックバック(0) | 2019/07/16 11:30

めぐすり話。

梅雨の晴れ間、青い、青い朝の空

夜中の雨がまるで嘘みたいな強い日差しに、街路樹の陰を選んで歩く。

ジョワジョワジョワ…

不意にセミの声。もしかしたら、今年初めてかもしれない。

まぎれもない夏のしるしに、一種感慨が湧いて、つい声のする方を振り仰いだら

…ぴちょん

小さい冷たいものが目の中に飛び込んだ。

とっさに顔をしかめたが、痛くはない。

ゆうべの雨の雫が1つ、ケヤキの枝から落ちてきたようだ。

ハンカチを出して、目の周りを拭こうとしたが、驚いたことにどこも濡れていない。

あんな高い枝から、狙い過たず私の眼の中に落ちてきたのか。

いったいどれくらいの確率だろう?

二階から目薬といえば、とかく物事上手くいかない例えだけれど、こんなこともあるのか。

うつむいて笑いかけたけれど、

ジョワジョワジョワ…

途切れずに続くセミの声を聞くうち

ホントに雨?

という疑念がさした。ホンモノの目薬を、点したほうがいいかもしれない。

にかいからめぐすり



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もろもろ | コメント(6) | トラックバック(0) | 2019/07/15 11:30

たいむの話。

休日のショッピングモール。

食堂街を通りかかったら、前は白いパネルで覆われていた空き店の跡に、新しい店ができていた。

たいむ1

旬菜ビュッフェとあるから、食べ放題らしいが、たしかこの場所、前も同じようなバイキング形式の店だったはずだ。

つぶれた店の跡に似たような店を出して、うまくいくものだろうか。外食産業はわからない。

それにしてもこの店名、何と読むんだろう。ラクケイム?ガクケイム?

ヒントはロゴの中にあった。

たいむ2

タイム?なんで?

まさか、のしいこいので、たいむ?

想像を絶する当て字だ。

最初だけ読めばいいんなら、漢字の訓なんてほとんど無意味ではないか。

ガンコジジイさながら、プンプン怒り出しそうになったので、待て待てと思い直す。

発想は柔軟に、何ごともよい面を見よう。

この読み方はもしかしたら無限の可能性を秘めているのではないか。

べたもの夢、で食芋夢

こがる夢、で蛸居夢

ぬきとぬの夢、で狸犬夢


おお、いろいろできるぞ。

しばしあれこれ考えたが、ハッと我に返った。

いったいタヌキとイヌの夢なんて店に、客が来るんだかどうだか。

私の心配を裏付けるがごとく、楽しい憩いの夢は閑散としていた。



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もろもろ | コメント(8) | トラックバック(0) | 2019/07/14 11:30
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