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もざいく話。

おはようのすたんぷ

今朝もスタンプで始まる、家族LINE

雪降らなくって良かったね!

今日は姪っ子のメイちゃんの高校受験

早朝はきっとバタバタしているはずだからガマンしていたが、そろそろいいだろう。

するとあんのじょう

5時に起きてお弁当作って さっき送り出した

放心したていのイモートから返事が来て、しばらくやりとりしていると

らいんすたんぷ はろー

おばーちゃんも登場。

メイちゃんはママよりしっかりしてるから、大丈夫よ!

イモートに失礼な励ましである。

そういえばおかーさん、私の受験の時に、隠れてついて来てたよね 

イモートは、本命の大学入試直前になって、自信を失っていた。

受かるわけないじゃん…

投げやりな様子に、入試会場に行かないのでは、と危惧した母に、当日イモートは追跡された、というのである。

ええーっ、尾行なんかしてないよ!

しかし、おばーちゃんは否定する。

第二志望は一緒に行ったけど… 京都行ってみたかったし

あれ?そうだっけ?


そっちはイモートの記憶にないらしい。

来たというほうには行かず、行ったというほうには来ていないと言う。

なにしろ30年以上昔で、思い出話もてんでんばらばらだ。

モザイクのように、めいめいのカケラを寄せ集めても、本当はどうなのか、もうわからない。

忘れることもあり、大げさになることもあり、そうして家族の記憶は厚くなっていく。

今日のメイちゃんの受験は、どんな形で残っていくのだろう。



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むかしむかし | コメント(8) | トラックバック(0) | 2020/01/18 11:30

かぼちゃの話。

とうじのかぼちゃ

今日は冬至

ゆず湯もいいが( →ゆずゆの話。)、もう1つ冬至につきものなのがカボチャ

関西ではカボチャをナンキンと呼び、イモタコナンキンといえば女性の好物の代表である。

女性のハシクレである私、じつはイモやカボチャがあまり好きでない。実家でほとんど食べなかったので、食べ慣れないせいかと思う。

うちでカボチャを食べなかったのは、家長である父がキライだったからである。

父は戦中派の最後のシッポくらいの世代。いちばんお腹の減る時期に戦争を体験した。

たまにおイモやカボチャが食卓に上ると

戦争中に一生分食った

みるみる機嫌が悪くなり、お鉢を遠ざけた。

痩せた土地で、畑仕事に不慣れな人間も栽培できたカボチャは、貴重な栄養源であったはずだが、父には戦時の象徴だったのだ。

中学のグラウンドにカボチャを植えた話を、1度だけ聞いたことがある。

学生時代は野球部で、ピッチャーだった父。

グラブを持って立つマウンドを、目指して走ったホームベースを、クワで耕すのは、中学生の父にとって、とても辛いことだったろう。

もっと辛かったのは、そうして収穫したカボチャしか、食べものがなかったことかもしれない。

父は亡く、孫たちもその頃の父より年上になった。

いま1人暮らしの私は、好きでもないのに買ったカボチャを眺め、何にしようか考えている。



本日早朝より他出のため、2016年12月21日の記事を再掲いたします。



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むかしむかし | コメント(8) | トラックバック(0) | 2019/12/22 11:30

かすてら話。

お歳暮の季節。

昨今は虚礼廃止で減ったようだが、私がOL(死語)のころは、勤め先にもお歳暮が来た。

缶ビールやジュースは打ち上げで全員が消費できたが、モノによっては届いた日に居あわせた者でウハウハの山分けとなる。

なかでもお菓子は、1つ2つ上席のお茶請けに出したら、残りはOL(死語)で分けていい、という暗黙のルールがあり、みな虎視眈々と狙っていた。

ある年、ふだんから気前のいい取引先から、平たくてものすごくデカい箱が届いた。

おおよそ畳半分くらいはあったのではないか。

有名菓子店の包み紙に、OL(死語)たちの期待は高まり、湯沸かし室は押すな押すなの人だかり。

総務のお局様が丁寧に包装を解くと、

…おお…

おさえきれない歓声が、どよめきとなって漏れた。なんと桐箱だ。

清々しい木の香と、それにも負けない甘い香り。

嬉しい予感とともに、フタが上げられる。

…おおーっ!

きりばこいりかすてら

なんと半畳、一面のカステラである。

人生経験の浅かった、若い私たちはキャーと盛り上がったが、お局様がたの様子がおかしい。

やがてお局の1人から重々しいヒトコト。

コレ…どうやって分ける?

一転、歓声は悲鳴に変わった。

畳半分の切らないカステラに対するは、小っちゃな果物ナイフ1丁

ビジネス街には百均もなく、まだコンビニも少なかった時代である。

ナイフに加えて、ティースプーンや割り箸を援軍に戦ったが、切っても切ってもなくならず、最後にはずいぶん荒々しいことになった。

以来30年、あれよりすごいお歳暮に、当たったことはない。



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むかしむかし | コメント(10) | トラックバック(0) | 2019/12/04 11:30

つういん話。

今日は通院。季節柄、待合室にはマスクの人。

ここでしか読まない雑誌をペラペラめくりつつ待っていたら、ドアの向こうから

…いやー!うわーん!…

漏れ聞こえるのは子供の泣き声である。

たぶん予防接種、注射だな。

やがて診察室の扉が開くと、小さな女の子が、お母さんに連れられて出てきた。目元が赤らんで、ヒックヒックしゃくりあげている。

病弱だった私は、冬の初めには必ず体調を崩し、熱を出した。お休みできるのは嬉しかったが、

さ、ミヤワキさんに行くよ

母が言いだすと途端に憂鬱になった。

ミヤワキ先生は子供の頃のかかりつけ。(→ はしかの話。)昔のお医者様は、熱が出たくらいのことでも、じつに気楽に注射をなさった。

しんどいから行かない…

バカね しんどいから行くんでしょう!

抵抗もむなしく、ミヤワキ医院の門をくぐる。

聴診器の後、銀色の平らなスプーンで舌を押さえられ、やがて看護婦さんが、アルコール綿の容器や様々な器具をのせたワゴンを押して現れる。

もはやこれまで、俎板の鯉とならないのが子供というものである。

泣いて泣いて、泣いた。

帰り道、どうしても泣きやまない私に、母もよほど困ったのだろう。商店街の小間物屋で、珍しくブローチなど買ってくれたこともあった。

あまりつけた覚えのないクマさんのブローチは、今もオルゴールの中にある。

くまのぶろうち




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むかしむかし | コメント(16) | トラックバック(0) | 2019/11/30 11:30

らぐびー話。

初の日本開催のラグビーワールドカップ

今回は日本代表が念願のベスト8入りし、大いに盛り上がったようだ。

スポーツ全般に無関心な私は、むろんどの試合も見てはいないが、よかったな、おめでとう、という気持ちだ。

ルールも知らないのに、ラグビー及びラガーマンに対してそこはかとなく好感を持っているのは、高校時代の記憶のせいかもしれない。

母校は生徒数も多く、運動部はひと通りあった。

バレー部、バスケ部、柔道に剣道、バド部に卓球部、ワンゲル部…。

昔からスポーツに関心がなくて、強いとか弱いとか、そういうことは全く覚えていない。

覚えているのはそれぞれの部員の印象だ。

たとえばサッカー部は、とにかくチャラかった。

授業中も前髪の具合ばかり気にしているような、細身でちょっと見はカッコいい男ばかり、わざと集めたように集まっている。

野球部員は、いつも部室の前にしゃがんで、通りかかる女子に

65点!あっちは39点!

てんでに点数をつけている下品なヤツばかり。

念のため申し添えるが、39点だったから腹を立てたわけではない。

女子高生時代の私は、運動部員という人種全般に相容れないものを感じていたのだ。

そんな中、ラグビー部員はちょっと違っていた。

おそらくわが校では弱小部活だったのだろう。

ギリギリの人数で、グランドでも他の部に押しのけられるように、居所なさげなラグビー部員は、なぜか皆無口な印象である。

同じグランドで練習していながら、ラグビー部は野球部よりサッカー部より、誰よりも泥だらけであった。

練習を終えて引き揚げてくる彼らは、すれ違う文化部の女子に泥んこがくっつかないよう、黙って通路を大きくよけてくれた。

その時の、なんとも恥ずかしそうな様子。

彼らも今頃は、もういいオジサンだろう。テレビの前で、日本代表を応援していたのかな。

ラグビーワールドカップは本日、決勝戦

らぐびーわーるどかっぷ2019



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むかしむかし | コメント(6) | トラックバック(0) | 2019/11/02 11:30
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