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にものの話。

ひとり暮らしだと、作った料理が余る

簡単な煮物を作っても、食べきれずに数日分になり、しかも最終日は、1食分には足りないビミョーな量が残りがちである。

そういうとき、よく作るのが煮物の玉子焼。

煮物の具の野菜やお肉を細かく切って、煮汁もろとも玉子に混ぜて焼く。味付け要らずムダが出ず、ケチの私にうってつけの料理なのだ。

今日も今日とて筑前煮が余った。

ニンジンやレンコン、鶏肉にゴボウを刻んだら、煮物鉢に残った煮汁に玉子を溶き、具を戻す。

フライパンを火にかけ…と思った時、ふと

このままレンジでいけんじゃね?

ひらめかなくていいことがひらめいた。要は焼くのが面倒になったのである。

筑前煮の混じった玉子のお鉢にラップをかけ、レンジの扉を開ける私の顔には、不気味な微笑みが浮かんでいたことと思う。待つことしばし

……チーン!

アーッチチチチ… 

鉢の中身を伏せ、丸い形につられてつい、放射状に切り分けた。筑前煮の具が底に沈み、さながらフルーツケーキの趣である。

どんどん玉子焼から離れていくが、万やむを得ない。

さて、お味のほうは

ムムムム…

はい、やっぱり焼いた方がおいしいです。

チャレンジクッキング、失敗!

たまご



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ちゃれんじ | コメント(12) | トラックバック(0) | 2024/03/12 11:30

まめくう話。

無頭のイワシで失意の節分(→いわしの話。)から一夜明けて、さっそく直面するのは

まめまきのまめ

福豆の残りをどう食べるか問題。

ネット検索をしてみると、お菓子に煮物、炊き込みご飯、実に様々なレシピが紹介されているが、共通するのは

そのまま食べるよりめんどくさい

そりゃまあ当然だ。

しかし、余り物を食べるために、余計な材料や時間が必要になるのは、ケチで貧乏性の私には耐えがたい苦痛である。

いろいろ試したあげく、その日のおかずに無理矢理ぶっこむ方式を採用するに至った。

豆を食べるために特別に作るのではない。

もしその日、筑前煮を煮る予定なら、そこに豆をほうり込む

去年は、ベーコンとトマトでミネストローネを作っていたので、そこに豆を投げ込んだ

あの福豆というやつ、何に入れてもたいして美味しくはないが、逆にビックリすることもない。

和洋どんな料理でも、まあまあ食べられる。

さて今日はどうするか。

冷蔵庫を覗くと、材料はいささか不足気味ながら、タマネギと合挽肉、トマト缶があったので

そうだ キーマカレーにしよう

タマネギのみじん切りと挽肉をカレー粉で炒め、トマトをヘラでつぶしながらジブジブ煮て

さて…

豆の袋を手に、鍋に正対すると

へヤッ!

前述に投げ込む、放り込むとある通り、けっこうな勢いでドッと入れた。

あー サッパリした…

サラサラと静かに入れてもこんな爽快感はない。

前夜の豆まきに続き、残りの豆を景気よく消費する、この感覚が私に春の訪れを告げる。



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ちゃれんじ | コメント(4) | トラックバック(0) | 2024/02/04 11:30

かれーの話。

…だったのよ~

テレビで見た店で買物した(→どこいこ話。)と、お昼休みに話していると

アレありました?あのカレー

同じ番組を見ているミヨシさんが言う。

美味しそうだったんですよね~ 今度あそこを通ったら ぜったい買おうって思ってて…

番組で出演者が買っていたレトルトカレーのことである。

あったあった アタシは買わなかったけど…

じつはこのごろ、カレールウを使ったカレーやレトルトカレーを食べると、その時おいしくても、あとになって胃が重くなる。

味が濃いのか、脂分が多いのか、若い頃はなかったことだから、悲しいかな加齢のせいだろう。

ひとり暮らしには非常に便利で経済なので、レトルトは常備しているけれど、袋から直接、というわけにはいかない。

ババア向けアレンジは必須である。

いちばん簡単なのは、ありあわせの野菜をざっと炒めて入れる方法。

キャベツ、ナス、タマネギなど、水分のある野菜が加わると、ほどよく薄まって食べやすくなる。

量も2食分に増えて、万々歳なのだ。

しかし、こんな食べ方をするのに、グルメな高級レトルトは必要ないし、もったいない。そこらで安売りしているフツーのでじゅうぶんである。

おいしそうなカレーにワクワクしているミヨシさんに、こんな夢のない話はできない。

食べてみて、おいしかったら教えてね~、などと言いつつ、若いうちだからね~、と、心で思う。

今日はカレーライスの日

かれーのひ



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ちゃれんじ | コメント(4) | トラックバック(0) | 2024/01/22 11:30

とろとろ話。

今日は家で仕事。

暖房をケチって、スリッパとひざ掛けでやり過ごそうとしたものの、やっぱり寒い。

ふと空腹を感じて時計を見れば、おやつ時だったから、台所に立った。

熱い飲みもの、それからなにか甘いもの…

まずはヤカンに水を入れ、食糧庫を探る。

クッキー…は 食べちゃったし…ん?これは?

白い紙箱は、秋口にお寺に参ったときのお下がりの落雁(→らくがん話。)だった。

甘いといえば甘いんだけど、なにしろこの落雁、ホッケーのパックくらいの直径と厚みのある大物で、うっかりかじると後悔することになる。

さりとて他に目ぼしいものもなくて、出してきた落雁をにらんでいたら

💡!

窮すれば通ずと言う通り、天啓が私を訪れた。

いちばん大きなマグカップに押し込み

じょぼじょぼぼ…

ヤカンの水を注ぐと、さしもの落雁もなすすべもなく崩れる。ぐるぐる混ぜたら、でろでろの混合物を電子レンジへ。

……ちーん!

ホカホカ湯気の上がったマグカップの中は、なんということでしょう、トロンと半透明の葛湯になったではありませんか。

思いついて、冷蔵庫からチューブのショウガを出し、お匙にとってクルクルと混ぜ込む。

薄甘くってトロトロで、ショウガの香りの葛湯を、ふうふう吹いて飲みながら

落雁の食べ方、これが決定版!

いたくご満悦の私であった。

らくがんず



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ちゃれんじ | コメント(8) | トラックバック(0) | 2023/11/28 11:30

がんぼの話。

料理がキライで食物にもあまり執着がないので、十年一日のごとく同じような料理を作って、食べて、それで満足している。

テレビや雑誌の新奇なレシピにナルホドと感心しても、それはそれとして、私は私のふだん作る料理しか作らない。(→れしぴの話。

新しいレシピに挑戦する、数少ない機会、それはもらい物を食べるときである。

ある日、事務所の机で帰宅の準備をしていると、同僚のひとりから

ウチでできすぎちゃって…助けてくれる?

渡された紙袋の中は、立派なオクラ

以前は実家で、おばーちゃんが植えていたから知っているが、あれは確かにいちどきに、ドッと出来てくる作物である。

タスケテ…と言いたくなる気持もわかるので、喜んでいただいて帰った。

さて、これをどうするか。

いつもはサッと茹でて刻んでかつぶしとお醤油で食べるけれど、それで終わる量ではないことは、袋の重さで分かった。

洗ってザルにあげてみると、収穫時期を逸した育ちすぎも混じっている。

硬いかもしれない野菜を、たくさん食べる方法として、思いつくのは

煮るか…

「オクラ 煮物」で検索して、いちばん多くヒットしたのがガンボという料理だった。アメリカ南部の郷土料理らしい。

…鶏肉 トマト タマネギ…あるある…

横着者のクッキングでは、主要な材料を買わずに済むことが重要である。

…パプリカ…セロリ…ピーマンでいっか

無いものはあるもので、ためらいもなく代用し

チョリソー…ケイジャンスパイス…なんじゃそりゃ…

買ってもあとが困るものは無視したうえ、

要はちょっと辛い煮込みなわけでしょ…

レシピに無い調味料を適当に入れて、ガンボ的なものが出来上がった。

食べてみたら、ちゃんとおいしい。

ひさびさのチャレンジクッキング、今回は成功のようだ。

がんぼ
(しかしガンボの味の正解は不明である)



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ちゃれんじ | コメント(4) | トラックバック(0) | 2023/08/04 11:30
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