fc2ブログ

ほんだな話。

インドア派で大した趣味もないので、本は読むほうだと思う。

今の家に越してきたときは、ミカン箱に30箱以上本があり、引越し屋さんに

先生か何かなさってるんですか?

と聞かれた。本の箱は重たいので、引越し屋さんにも申し訳なかった。

子どもも大きくなると銘々に好きな本だのマンガだの買いだすので、本も3人分。定期的に古書店に払わないと、あっという間に本棚があふれてしまう。

何を残し何を処分するかは、いつでも悩みどころだが、一つ気づいたことがある。

地元の図書館に所蔵されてる本は、処分しても大丈夫なのだ。

読みたくなったら図書館で借りればいい。

根強い人気のある名作、誰もが認めるベストセラーならば、必ず図書館にある。

夏目漱石東野圭吾を後生大事に持ってる必要はないってことだ。

逆に、発行部数の少ない売れない本、マニアックな本、価値はゼロだけど自分だけ思い入れのあるような本は、いったん手放したら最後、次にどこで買えるかわからないから、なるたけ残しておく。

この原則ができてから、あんまり処分に迷わなくなった。

ただし、この方法には少々がある。

本棚がすごーく貧弱になるのだ。

だーれも知らない絶版小説。一冊っきりしか出なかったバカミス何十年も前の旅行ガイド。

こんなのばっかりだ。来客が本棚を見て

まあ!この本、いつかぜひ読んでみたいと思っていましたのよ!お借りできますかしら?

などということは、我が家ではありえない。

まあ、そんな教養あふれる来客の予定もないから、別にいいんだけど。

ほんだな
  (いつか欲しいと思ってる本棚)



にほんブログ村 その他生活ブログ ちょっといい話へ
にほんブログ村


日記・雑談 ブログランキングへ

スポンサーサイト



もろもろ | コメント(14) | トラックバック(0) | 2014/09/30 08:18

うんどう話。

日曜の早朝、女性の金切り声で目が覚めた。

早く!サッサとして!

尋常じゃない声色に飛び起きて外を見ると、叱咤激励されているのは、クーラーボックスを提げたご主人である。前のめりで小走りの奥様の後を、寝ぼけ眼でノタノタ追いかけていく。

ああ、運動会の場所取りか~。

うんどうかい

うちも子どもが小学生の間は、なんとか重いおしりを上げていたのだが、中学の運動会は平日開催でもあり、見に行くこともなくなった。

高校の体育祭に至っては、いつやってるのかも知らない。

こんなに冷淡なのは、家族みんな運動ができないからである。

私もイモートも、それなりに背丈もあり、ふだんはテキパキふるまっているので、そう劣っているとは見えないのだが、なにしろ運動能力がない。

走れば不気味なほど遅いし、ボールを投げるとみんなの半分のところにポテッと落ちる。

スタミナも皆無で、何をしても15分でバテる。

そんな私の子どもたちがスポーティーな人間になるわけもない。

唯一の得意は水泳だが、運動会でプール競技はないのである。

親として晴れがましい思いをしたのは、ムスコが放送係でマイク前に座ったこと、ムスメが紅組代表で優勝旗を受け取ったことくらいだ。

イモートのところも似たり寄ったりで、姪っ子は学校の体育でも四苦八苦しているらしい。

おじーちゃんが亡くなる前、毎日話し相手をしに行っていた。

年寄りの気持ちを明るくする話題と言えばであり、自然うちの子たちや姪っ子の話になる。

姪っ子の運動会の練習のことなど、面白おかしく話していたら、おじーちゃんはぽつんと

うちには、足の速いやつは生まれないからな…

そういえば、若い時野球をやっていたこの人も、走るのが嫌だからピッチャーだった、という人である。

それにしても、いまわの際にこんな予言めいたことを言い残さないでほしかった。

未来永劫、金輪際、我が家の家系には運動会のスターは生まれないのかもしれない。



にほんブログ村 その他生活ブログ ちょっといい話へ
にほんブログ村


日記・雑談 ブログランキングへ

ごかぞく | コメント(10) | トラックバック(0) | 2014/09/28 10:13

かぼちゃ話。

前回の続き。

ウロウロしていたらお腹が減ったので、ゴハンを食べに行った。駅ビルの最上階、カナイさんが

オイシイらしいよ、誰に聞いたか忘れたけど

はなはだ薄弱な根拠でおススメするビュッフェレストランだ。

味は少々アレでも、仲良しとあれこれ言いながら取ったり食べたりするのは楽しい。秋の味覚狩りみたいなもんか。

お肉を食べ、サラダを食べ、パスタとピザを食べて、いったんお腹がいっぱいになった。

ここで、必殺の別腹機能を発動!デザート段階に突入する。

しかし今回は、大きな落とし穴があった。

秋のスイーツである。

なんで世のパティシエは、秋ってえとカボチャのお菓子ばかり作るのか。

かぼちゃ
       (ムムム…)

芋やカボチャなど、煮つけで食べてりゃいいのだ。

おまけに、色合いとマッチするせいか、間を埋めているのは抹茶のデザートばかり。

まっちゃ
       (ムムムムム…)

私は、渋茶は飲んでも、ミドリ色の洋菓子なんぞマッピラごめんである。

しかたなくプリンとチーズケーキと木苺のムースを2個ずつ食べた。

みんな本当に、心の底から、カボチャや抹茶のケーキが、苺ショートやチョコレートケーキと、同じくらいおいしいと思ってるのだろうか。

おおいに疑問である。

なんとなく大人っぽいから、あえてヒネッたものを食べるジブンが好きだから、カボチャを、抹茶を選んでるんじゃないの?

ホンットーに自分に正直になれば、絶対チョコのほうが、苺ショートのほうが、おいしいでしょう!と思う私はコドモなのだろうか。



にほんブログ村 その他生活ブログ ちょっといい話へ
にほんブログ村


日記・雑談ランキング

もろもろ | コメント(10) | トラックバック(0) | 2014/09/27 08:46

ざっかの話。

友だちと、久しぶりに街に出た。

お連れは、「ボク」のカナイさんである。( → よびなの話。

お店を冷やかしながら、自然、若い子の今の流行、なんて話になる。

ほら、まーだ半袖着てるうちから、ニット帽かぶってるでしょう。あれって何がいいの?

そうそう!しかも、変な風に先っちょを余らせてるでしょ、キモチ悪くて!

にっとぼう
    (コレコレ↑)

一人ずつつかまえてグーッと深くかぶらせてやったら、スッとするだろうね!

カナイさん!それは怖いわ…。

平和な外見のわりに物騒な会話をしつつ、おばちゃんたちのウインドショッピングは続く。

えーっと、ここ何のお店だろう…オシャレすぎてわかんないなー

置物とかに値段ついてるね。「散らかすもの屋さん」じゃない?

おっと、思わず心の呼び名で呼んでしまった。

カナイさんは???という顔をしている。

あ、ごめんごめん。雑貨ってなんか「家を散らかすもの」って気がして、そう呼んでるん…

みなまで言わせず、カナイさんは爆笑した。

ハハハ…散らかすって…、せっかくいろいろ、カワイクしてあるのに…

おかしいかなあ。でも散らかりませんか?

こういうとこでオシャレ雑貨買ったり、もらったりして、ステキになったことないんだけど。

家に置いたら途端にゴタゴタしてくるのは、あれはなんでだろうね?

ざっかや
    (お店で見るとステキなのに)



にほんブログ村 その他生活ブログ ちょっといい話へ
にほんブログ村


日記・雑談ランキング

もろもろ | コメント(6) | トラックバック(0) | 2014/09/26 11:35

かのばか話。

まだ蚊がいる。

か

この部屋の中を飛んでいる。

むい~~~……

きー!

この、かすかな羽音がムカつくのだ。

行方を見定めようと動かずにじーっとしていたら、ほっぺたに止まりやがった!

コロス!

素早くかつ猛烈な勢いで自分のほっぺたをひっぱたく。

!!! … きーーーん…ううっ…

思いっきり、耳をぶっちゃった…。

コマク…鼓膜が破れたかも…。

しかも、うずくまりつつ手のひらを見たら、蚊はとれていなかった。

蚊のバカ…。そして、私のバカ…。




にほんブログ村 その他生活ブログ ちょっといい話へ
にほんブログ村


日記・雑談 ブログランキングへ

もろもろ | コメント(14) | トラックバック(0) | 2014/09/25 08:56

すいよう話。

ローカルテレビ局の一つで、「水曜どうでしょう クラシック」をやっているので、時々見る。

       すいよう

といっても、録画して見るほどの熱意はなく、

お、やってるな

と気づくと見る、という程度だが、見ればやっぱり面白い。

一度見ると、できれば続きを見たいな、と思うのだが、ここに落とし穴がある。

「水曜どうでしょう」なのに、水曜にやってない。木曜の放映なのである。

水曜になると、「水曜どうでしょう」を思い出すが、やってないのでガッカリし、翌日にはもう忘れている、ということを、何度かやっている。

同じ放映するなら、水曜にやればいいものを、なぜわざわざ違う曜日にするのか。

テレビ局だって会議もするだろうに、

「水曜どうでしょう」だから、水曜日にしましょう!

と、誰も言わなかったのか。

水曜日の同じ時間帯は「ゴルフの神髄」。これが水曜でなければならない番組だというのか。

このテレビ局の常識を疑わざるをえない。

ところで、常識といえば、「水曜どうでしょう」が「水曜ロードショー」のもじりだと、今の若い人はわかるのだろうか。

吹き替えで洋画を見ることも少なくなった。テレビで週に3本も4本も映画が見られた頃が、少し懐かしい。

みずの
いやぁ、映画って、ホンットウにいいものですね~



にほんブログ村 その他生活ブログ ちょっといい話へ
にほんブログ村


日記・雑談 ブログランキングへ

てれびじょん | コメント(10) | トラックバック(0) | 2014/09/24 09:06

いんどの話。

ムスメが珍しくお昼までゴロゴロしていたので、ランチに行くことにした。

いつものインド料理屋。

窯で焼いたぱりっぱりのナンが食べ放題で、ムスメのお気に入りの店である。

かれー

インド映画の音楽が流れ、独特のスパイスの匂いがたちこめている。ガネーシャのポスターの前で

イラシャイマセ~!

と迎えてくれるのは

いんど

いかにもおいしいカレーを作りそうなお兄さんたち。

しかしこのお店、いつ来てもかすか~に違和感がある。

はじめはそれが何故なのかわからなかったが、注文を待つあいだに店内を見ていて、ん?と思った。

そういえば、最初に入る時、ドアがガラガラ…ってなったな…。

引き戸なんだ。

ポスターやインドのグッズに隠れてよくわかんなかったけど、このお店、定食屋だ!

ていしょくや
 (参考画像・夜はお酒が出そうな定食屋)

カレーはカレーでも、そば出汁にあぶらげの入ったカレー丼が出てきそうな、和風の造作。

シルクのカーテンの陰に障子があるし、天井なんかアジロになっている。

トイレに行ったムスメが、今にも吹き出しそうな顔で戻ってきた。

ここんち、奥に宴会場がある!

20畳くらいの畳の部屋に、折り畳みの座卓がずらっと並んでいるらしい。

何かの記念日に、ここで宴会をしてみたい。胡坐をかいてカレー、案外本格的なウタゲになりそうだ。



にほんブログ村 その他生活ブログ ちょっといい話へ
にほんブログ村


日記・雑談 ブログランキングへ

ごきんじょ | コメント(2) | トラックバック(0) | 2014/09/23 11:04

はんてん話。

夏中お世話になった日傘を洗って干した。

私の紫外線対策は、この頼りない日傘1本。

50のオバサンとしては非常に無防備に夏を過ごしている、と自分でも思う。

同年代の皆さんは、覆面手甲脚絆の重装備。

ばいざーてぶくろ
        (黒覆面)                          (手甲)

お肌のためにはこのほうがいいことはわかってるが、うっとうしくてどうしてもできない。

こんなにしないとシミになるなら、もうシミだらけのババアでいい!と思ってしまう。

こうは考えられないだろうか。

こじか

シカイノシシは、子どもの頃は斑点があり、大人になると消えます。

私という動物は、若い時は模様がありませんが、トシをとると斑点が出るのです。

うん、そうだ、そういうことにしましょう。



にほんブログ村 その他生活ブログ ちょっといい話へ
にほんブログ村


日記・雑談ランキング

もろもろ | コメント(10) | トラックバック(0) | 2014/09/22 10:25

たけよし話。

ショッピングプラザたけよし、と言われても、ご存じない方がほとんどであろう。

私も、利用したことはないし、前を通りかかったことさえない。

しかし今、私の頭の中はたけよしのことでいっぱいである。




ローカルTV局で流れているコマーシャル。

ご近所から駆り出されてきた子どもや、赤いエプロンをしたパートの奥さんたちの、ぎこちない振付がほほえましく、決してイヤな感じはしない。がんばってる、いいお店なんだろうなあという気がする。

しかしこの歌。

音程が外れっぱなしの子どもの歌声の他に、大人の女性の歌う声が聞こえるのだが、あまりうまくない。子どもの声に引きずられないようにがんばったのか、かえって低めに外れている。

伴奏はすっちゃかすっちゃかリズムを打っているだけで、メロディーは演奏していない。

つまり、メロディーの正解がわからないのである。

いったいこの歌は、どう歌うのが正解なのか。

テレビを見ていてこのCMが流れるたびに、体がヨジレルようなヘンな気持ちになるので、困っている。



にほんブログ村 その他生活ブログ ちょっといい話へ
にほんブログ村


日記・雑談 ブログランキングへ

てれびじょん | コメント(16) | トラックバック(0) | 2014/09/21 11:59

はつでん話。

ボディービルダーのトレーニング風景をテレビで見た。

ジムにはいろんなマシンがあって、腕、胸、背中、脚、あらゆる筋肉が鍛えられるようになっている。

重たいウェイトを大汗かいて挙げているお兄さんの姿を見ていたら、なぜかムショーに腹が立ってきた。

無為に上げ下げされる何百キロの重り。徒らに発散される何千キロカロリーものエネルギー。

同じ上げ下げするなら、釣瓶で水でも汲んだらどうなんだ!

挙げても何にもならないウェイトより、土嚢でも担いだらどうだ!

…なんて、ボディービルダーに当たり散らしても仕方ないのだが、もうちょっと何とかならないのだろうか。

うちの近所には、ゴミ焼却場の熱を利用した温水プール施設があるが、アレの逆はできないのかな。

誰しも一度は考えることだろうが、スポーツジムで発生するエネルギーで発電をする。

じむ
    (エネルギーを生産する人々)

楽しい雰囲気で、地球にイイことしてる!って感じに演出するのがポイントだ。

どれい
   (エネルギーを利用されている人々)

利用者が、ガレー船の船底の奴隷になったような気分にならないように、配慮は必要だろう。




にほんブログ村 その他生活ブログ ちょっといい話へ
にほんブログ村


日記・雑談 ブログランキングへ


てれびじょん | コメント(10) | トラックバック(0) | 2014/09/20 12:27
 | HOME | Next »