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どらまの話。

何度目だろう、また挫折した。

今度は大丈夫だと思ったのに。

タメイキをつきながら、録画したドラマの残りを見ずに消去した。

せんたくし

面白そうだと思ったのになあ。いや、最後まで見られればきっと面白かったのだ。

ただ、見てられない。始まってしばらくすると、何かを我慢してる自分を感じる。

自分が我慢してることに気付くともうダメだ。

身もフタもない言い方をすれば、ドラマっていうのは、共感できる人物に、困ることやビックリすることがあって、色々やって何とか解決して終わる。そういうものだ。

私は多分、人が困ったり、予想外の事態に驚いたりするのを見るのがイヤなんだ。

その、イヤなところを何とか我慢できれば、解決の楽しさを味わうことができるんだけど、年々その我慢が効かなくなっている気がする。

いっそドラマは見ない、と割り切ればいいんだけど、予告を見れば面白そうだなあ…と思うし、俳優にも魅力を感じる。

なのに見られない。

ドラマを見るのにも何かコツとかあるのだろうか。

他の誰もに備わった能力が、自分には欠けているのではないかと思うと、不安になる。



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てれびじょん | コメント(14) | トラックバック(0) | 2014/12/11 09:17

ずつうの話。

若いころから頭痛持ちである。

根を詰めてパソコン作業をしたり、本を読みすぎたりするとなるので、眼精疲労からくるのだろう。

肩こりも併発するので本当につらいのだが、寝込むほどではないので、ついつい家事などしてしまう。

今日も頭が痛かったが、洗濯物が溜まっていたのでイヤイヤながら腰を上げた。

元気な時は色や汚れ具合で仕分けるが、なにしろ頭痛なので、よく見ないでポイポイと洗濯機に放り込む。

ごうんごうんと洗濯機が回りはじめ、川に洗濯に行かずに済む時代に生まれてよかった、とつくづく思う。

そうそう、カイロを貼らなくちゃ。

寒い時期の肩こりは冷えも原因なので、カイロを貼っておくとずいぶん楽なのだ。

しばらくすると、ババシャツの首の後ろに貼り付けたカイロがポカポカと発熱し始めた。

ホッと息をつくと同時に、ハッと気づいて胸の中が冷たくなった。

洗濯機に入れた、昨日のババシャツ、カイロ貼ったまま!

袋が破れて黒い砂鉄だらけの悲惨な状況を想像しつつ、おそるおそる洗濯機のフタを開ける。

あれ?何ともない…

問題のババシャツを取り上げると、貼ったはずの場所にカイロはない。

かいろ

あった!

神様仏様ご先祖様、カイロの袋を守ってくれてありがとう!

ドキドキして血行が良くなったせいか、頭痛もいくぶん和らいだようだ。



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もろもろ | コメント(14) | トラックバック(0) | 2014/12/10 10:12

しけんの話。

クリスマスを前に街は浮かれているが、学生諸君は期末試験の季節。

勉強嫌いのムスコも、さすがに留年はしたくないらしく、難しい顔をして最小限の勉強をやっている。

コタニさんのお嬢さんは優秀で、とてもレベルの高い進学校に通っている。

そんなお嬢さんが、物理の試験の日の朝、ごく普通の調子で言った。

アイスクリームは大丈夫だけど、AKBは無理かも~

コタニさんがえ?と聞き返した時は、お嬢さんはドアを閉めて出て行った後だった。

ノーヒントの謎の言葉に混乱したコタニさんは、頭を絞ってしばらく考えたという。

AKB…フォーティーエイト…わかった!とハタと膝を打った後、コタニさんはうーむと唸ってしまった。

あいす
    (ヒント画像です)

お嬢さんの高校の赤点は40点以下だ。

物理危うし!



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ごきんじょ | コメント(10) | トラックバック(0) | 2014/12/09 09:28

ふくろの話。

久しぶりにムスメが帰ってきたので、おばーちゃんを呼んでうちでゴハンを食べた。

こういう時、おばーちゃんを含む母親族というのは、さまざまな物資を持ってくるものである。

暖かいクツシタとか、袋菓子とか、新聞の切り抜きとか、たわいないものだけど、リビングの真ん中で荷物を広げ、しばし盛り上がる。

もらうものをもらってから、ふと見ると、おばーちゃんが物資を入れてきた紙袋が目に入った。

デカいな!

かみぶくろ

手前に置いたのは一般的なサイズの、紙袋、といえば誰もが思い浮かべる大きさの紙袋。

おばーちゃんの持ってきたのは、縦横がその1.5倍、マチ幅は優に2倍はある袋である。

おかーさん、何買ったらこんなデカい袋に入れてくれんの?

さー何だったかな~。何?大きい袋が欲しいんだったらうちにまだある

ちがうのよ、袋じゃないの。気になるのは中身ですよ。

オバーサンの一人暮らしで、既にモノだらけのあの家に、またいったい何を買ったんですか。

こんなデカい紙袋の、しかも何袋分も。

うっかり聞くとせっかくの楽しい夕食が台無しになる気がしたので、聞かないことにした。



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ごかぞく | コメント(14) | トラックバック(0) | 2014/12/08 09:47

めいくの話。

化粧品のCMを見ていていつも思うのだが、最近の口紅ってヌルヌルしすぎじゃないか?

おそらくCG処理がなされている美しい女優さんやモデルさんの唇、どれもヌルヌルのテカテカだ。

くちべに

うたい文句はうるおいとかつやめきだけど、このヌルヌル・ヌラヌラに水分は感じない。

むしろさっきまで豚の角煮食べててまだ口の周りを拭けてませんという感じだ。

化粧品のCMってその時代の美の最前線なんだろうけど、このヌラヌラが本当に理想形なのかな?

もし男性だったら、出がけに天ぷら油をなめてきたようなこんな唇で迫られて嬉しいだろうか。

うるおいという言葉がどうも暴走してるような気がするのだ。

暴走といえばまつ毛もすごいんだ。

まつげ

これはなの?

少なくとも、こんな人が前から来たら、私は逃げるね。



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てれびじょん | コメント(22) | トラックバック(0) | 2014/12/07 10:57

みこんの話。

私は離婚したので、子持ちの世帯持ちだけど独身である。

当時はやっぱり辛かったけど、振り返ってみれば結果オーライで、人生の後半を迎えるにあたって、ベストな決断だったと思う。

今となってはモト亭主と共に迎える老後なんて、想像するだけで悪夢としか思えない。
 
離婚を後悔したことはないけど、今も迷うことが一つだけある。

それは、私は未婚既婚か、ということ。

アンケートや懸賞で、未婚・既婚の別を書く項があると、いつも悩む。

きこんみこん
    【問】クリスマスを楽しみにしていますか?

「結婚経験がある」という意味にとるならば『既婚』だ。

しかし、今現在独身であって、今後新規に結婚する可能性を残しているという意味では、『未婚』だ。

ただその可能性が限りなくゼロに近いことは、自分が一番よくわかっている。

とはいえ、おそらくアンケートをとる側が知りたいのは、配偶者の有無であろう。

『既婚』では居もしないダンナがいると思われてしまうかもしれない。

というわけで、ずっと『未婚』と書いてきた。

しかし先日某所でアンケートに答えたところ、年齢の次の欄に

1.未婚    2.既婚(離死別含む)

とあり、むむむ…と考え込んでしまった。

『既婚』は、『離別』や『死別』を含む概念だったの?

じゃあ本当は『既婚』と書いとくのが正解だったの?

答えが出たようでもあり、なんとなくシックリしない感じもあり、未だ迷い中である。



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もろもろ | コメント(14) | トラックバック(0) | 2014/12/05 08:45

しゅっせ話。

テレビで見るたび一種の感慨がわき上がってくるCMがある。

しょちょう

この化粧品を使ってみてとってもよかった、とかいうわけでは、もちろんない。

所長、出世してよかったねえ…

私が所長、と呼んでいるのは、このかわいらしい女優さん、モトカリヤユイカちゃんである。

彼女は小さいころ、NHKの教育番組『わくわくサイエンス』に出ていた。小学生向けの理科の番組で、舞台は「ワクワク研究所」。

小さい女の子が研究所の「所長」として、研究員を相手にイバッているのがかわいくて、時々見ていた。

こんなことを言うのはなんだが、子役としても地味めなユイカちゃん。

アシダマナのように目から鼻へ抜ける利口さも、ハーフ子役のようなハデな顔立ちもない彼女を、将来見ることはないだろうと何となく思っていた。

それが、いつの間にか女優さんになって、朝ドラのヒロインになって、映画に出て、CMをやっている。

よくぞ出世したねえ、と、何とも言えない気持ちだ。

かといって別段ファンなわけじゃなく、彼女の出るドラマをわざわざ見たりはしない。

たまたま彼女の姿を見た時だけ、ただシミジミしているのだから、勝手なものだ。



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てれびじょん | コメント(8) | トラックバック(0) | 2014/12/04 10:16

ばたーの話。

バターが無い

ご存知の方はご存知と思うが、今、世間ではバターが払底している。

スーパーに行ったって、バターの棚にはなんもなくてガラガラだ。

お菓子やパンを作る人など、それこそ血眼になってバターを探しているらしい。

私は生協をやってるので、バターを買うのも共同購入だが、そこでもなんとバターが抽選である。

購入希望者の中から、抽選に当たった人しか買えない。

昔から非常にくじ運が悪い私( → とうせん話。)は、金輪際バターを味わえないのでは、と悲観的な気分になりつつ、ダメもとで申し込んだ。

そして生協の配達日。

ちょっとドキドキしながら発泡スチロールのボックスを開けていく。

バター

やったあ!当たったあ!

いい年のオバハンがいきなり大声を出したので、配達のお兄ちゃんは驚いている。

冷静に考えれば、当たったって言ったってタダになるわけじゃなし、安からぬ対価を払うわけだ。

しかし私の場合、この喜びはくじ運の悪さを克服したという達成感なのだから、そこいらのただバターが欲しいだけの人とは、区別していただかないと困る。

せっかく当たった貴重なバター。

もしも急にバターが潤沢に出回るようになったら、なんかガッカリだろう。

この喜びを今しばらく味わうため、できれば品薄が続いてほしい、と願う、いたって狭量な私である。



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もろもろ | コメント(10) | トラックバック(0) | 2014/12/03 08:42

かべどん話。

壁ドンが女子の憧れだという。

かべどん

男の子が、女の子を壁際に囲って動けなくして、したいようにする。

それは暴力で他人を思うままにする衝動と地続きの、とても怖いことだ。

そんなことに憧れるのは、大げさかもしれないが、とても不健康な心のあり方に思える。

赤ずきんちゃんが狼に近づいてしまう、そんな衝動は誰にもあるかもしれない。

でも、それはとても恐ろしいことだと、繰り返し若い子たちに言わなければいけない。それは、他ならぬ我々オバサンの役目なのである。

口うるさかった昔のオバサンと違って、今のオバサンは物わかりがよすぎる。

少なくとも、壁ドンって流行ってるんだってね~、などと笑っていてはいけないのだ。

女子諸君、りぴーとあふたみ―!

壁ドンDVのはじまり!

いいですね覚えておくように。

ありえないことだが、もし万一、私が壁ドンされたら …

ぼでぃー
   (おいおい、腹がガラアキだぜ!)

… 暴力はいけませんね。



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てれびじょん | コメント(20) | トラックバック(0) | 2014/12/02 08:43

さいこん話。

プールの更衣室で、例の、再婚の妻による青酸殺人疑惑の話になった。

見たとこ普通のオバサンだし、美人でもないのにねぇ~

あれならオカさんのほうがずーっと若いしキレイよぉ~!

そぉお~?行ってみようかしらぁ~、結婚相談所…

着替え途中の半裸で考え込むふりをしているオカさんは、60代の未亡人である。

やめてよぉ~、あたしたち、インタビューに答えなきゃいけないじゃない!

インタビュー

そーそー、とっても親切で、柿をいっぱいくれて…そんな大それたことをする人には…とかサ…

バタフライがとっても得意な、元気な人で…とかサ…

ぎゃははは…バタフライ関係ないでしょ!

ワハハ…も関係ないじゃない!

そのあと、続いてシニア世代の再婚の是非について、熱心で有意義な議論がなされ、一応の合意を見た。

少々お金があっても、今さら知らんオッサンの面倒を見るのはイヤだ、というのがわがクラスの結論である。



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てれびじょん | コメント(16) | トラックバック(0) | 2014/12/01 09:00
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