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きみつの話。

株主優待でもらったけど、飲まないから、と、いろんな缶コーヒーをいただいた。

何本かは飲んだが、ちょっと困っているのが、ミルクもお砂糖も入った甘ーいやつ。

インスタントラーメンがラーメンじゃないように、缶コーヒーもコーヒーとは別の飲み物だ。

外を長く歩いたときなど、自販機のコーヒーをぐっと飲むと疲れが取れることもあるが、あいにくそういう予定もない。

どうしようかなーと考えていた時、ちょっと前に見たネット画像を思い出した。

自衛隊の最重要機密事項流出 !

じえいたいのきみつ

どうやら自衛隊の炊き出しの模様らしいのだが、大鍋のカレーの仕上げに、どぼどぼと何かを入れているのがわかる。

よく見ると

じえいたいのきみつ2

これよこれ!
じえいたいのきみつ3

確かに、甘みと苦み、乳成分を含んだコーヒー飲料は、カレーの隠し味に良さそうだ。

缶コーヒーの甘いのだって同じに使えるだろう。

時間をかけて煮込むのにちょうどいい気候になったことだし、今日はカレーにしよう。

甘ーい缶コーヒーを使うのが、楽しみになってきた。



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もろもろ | コメント(12) | トラックバック(0) | 2015/09/20 10:27

かおつき話。

いつも前を通るお宅のクルマが新車に変わっていた。

私は車種には詳しくないが、常々クルマの顔には注目している。

クルマの顔というのは、ヘッドライトからフロントグリルにかけての前の部分のことである。

もちろん大人だから、あれは中に人が乗って動かしていることは分かっているのだが、ついつい全体として大きな生物のように見てしまう癖がある。

ディズニー映画にクルマを生き物に見立てたのがあったが、ああいう感じだ。

かーず

実際そう思って見ると、生意気なの、偉そうなの、実直そうなの…いろんな顔がある。

表情は人に好悪の感情をもたらすものだから、クルマの顔って案外に重要かもしれない。

たとえばここに、走行性能、安全性、居住性、燃費、内装の素材に到るまで、満点のクルマがあったとする。

ただ顔だけが、卑屈で、品性下劣で、考えに裏があり、金に汚そうなうえに、昔いじめられた同級生に似ていたら、そのクルマを買うだろうか?

などと考えるのは、きっと私がクルマに疎いせいだろう。

ちなみに、ご近所のクルマは、以前は丸目の素直な感じだったが、新しいやつは、眉を逆立て歯を食いしばり、何か悔しそうにしている。

何が不満なのかは、これから何度も前を通るうち、おいおい聞いてやろう、とは思っている。

かろーらあくしお
  (「悔しいです!」)



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ごきんじょ | コメント(10) | トラックバック(0) | 2015/09/19 10:19

まさとし話。

もういいトシなのにさ…

おばーちゃんが、フクヤママサハルに夢中な、ダレソレさんのお嫁さんの噂をする。

どうやら午前中にダレソレさんから電話で嫁の愚痴を聞かされたらしい。

嫁といっても、おばーちゃんの友達の息子の嫁だから、ベテラン主婦である。

フクヤマといえば、先日訪ねた長崎は、ちょうど6年ぶりの凱旋ライブの翌週だった。看板やポスターや、街のあちこちにまだ残る熱気を思い出しつつ

私らくらいのオバチャンにも人気あるもんね~

と、テキトーに返事すると、

結婚の噂が出るたびに、ヤキモキしてご飯も作らないらしいよ、主婦のくせに!

自分は結婚してダンナも子供もいるのに、好きな芸能人が結婚するとショックを受ける、というのは、確かに謎のファン心理である。

でもダンナさんは怒ってないんでしょ、かまわないんじゃないの

と、なだめながら、別のことを思い出して、ついニヤニヤしてしまった。

おかーさん、そうは言うけどね。

40年前、ナカムラマサトシが、イガラシジュンコと結婚した時、あなた確か

あんな、カワイイだけのアタマの悪そうな女と結婚するなんて… 

(※ イガラシ様、ババアのクリゴトとお許しください)

とか言って、ガッカリしてたよ。

昔の主婦だから、コンサートに行ったりはしなかったけど、実はファンだったんでしょ。

私は中学生だったけど、はっきり覚えてるもん。

おかーさんって、タレ目で背が高い人が好きなんだなー、って思ったこと。

おとーさんもそうだったもんね。

ヨソの嫁姑問題について熱弁しているおばーちゃんが、かわいらしく見えた。

なかむらまさとし
(似てるのはタレ目と身長だけ)



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ごかぞく | コメント(14) | トラックバック(0) | 2015/09/18 09:59

いじわる話。

図書館に本を借りに行った。

混んでいたので、重ねた本を抱えたまま、カウンターから急いで離れ、通路のベンチでゆっくり手提げに入れる。

ペットボトルのお茶を飲みつつ、借りた本をめくっていたら、向こうから女性がやってきた。

私と同年輩の、顔は分かるけど名前は知らない人だ。

いつも、近所をウロウロするには不似合いなくらい念入りにおしゃれしている人である。

今日は曇りなのに、女優のようなつば広の帽子をかぶっている。

じょゆうぼうし

アゴを上げたままの上げ面で、ベンチに座ってる私を横目でチラリと見て、前を通り過ぎた。

ヤな感じ!

お人好しで、他人の悪意や敵意にニブい私が、そう感じたのだから相当なものだ。

わたしがアンタに何かしましたか?と言いたくなるが、彼女とは何のかかわりもないし、モノを言ったこともない。

スッピンでTシャツにジーンズ、ズダ袋をさげた私が、さぞかしみすぼらしく見えたのだろう。

彼女は鼻を天井に向けたまま、シャナリシャナリとご不浄に入って行った。

しばらくしてご不浄から出てきた彼女の頭に、先ほどの女優帽が載っていないのに気付いた。

私は元来、親切でお節介な人間である。ふだんならこういう場合、知らない人にでも、

あら?お帽子お忘れですよ

くらいのことは教えてあげている。

しかし私の心に、常になくイジワルな気持ちが沸き上がってきた。

気づかずにエレベーターに乗る彼女を見送ってから、ご不浄を見に行くと、案の定、一つの個室の中のフックに、例の帽子がかかっている。

せっかく個室に入ったのだから、華麗な帽子を見ながら用を足してやった。

アタフタと戻って来る彼女の姿を想像しながら、ゆっくり手を洗い、女優帽子を残して、ご不浄を出た。



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ごきんじょ | コメント(16) | トラックバック(0) | 2015/09/17 09:53

ぜんごの話。

今日はちょっとお出かけ。

着るつもりの洋服を出してハンガーを外し、ソファにかけておいた。

寒くなると着られない、シンプルな綿のサックドレスだ。

さっくどれす
(モデルは筆者ではありません)

バタバタと準備をして、洋服を頭からかぶり、靴を履いて出かけた。

券売機でキップを買って、バッグを肩にかけたとき、ふいに後ろから襟首をつかまれた気がした。

驚いて振り向いたが、誰もいない。

気のせいと打ち消して改札を入り、急行電車に乗り込んだ。

少し急いで小走りで来たので、息が切れてすこし胸苦しい

手に持ったままだったキップをポケットに入れようと、右の腰のあたりを探った。

私は着るものにそうこだわりはないが、ポケットの無い服は買わない。

大人になると、服のシルエットが変わる、などと、物を入れない人も多いと聞くが、ポケットほど便利なものはないのに、もったいないことをするものだ。

この服も、しっかりポケットがあることを確認してから買った。

それなのに、右手でいくら探ってもポケットがないではないか。

バタバタと両手で全身を探ったら、左の腰のところに手が入った。

あれ?

視線を下げて洋服を見下ろすと、大きなペンダントの陰になって、まん中に縫い目がある。

うわっ!私、前後逆に着てる!

襟首をつかまれたように感じたのも、なんだか胸苦しかったのも、洋服が後ろ前だったからなのだ。

うひゃ~、恥ずかしい!

今まで平気でいたのに、いったんそうと気づくといたたまれない。

さいわい、ゆったりした袋状の洋服である。手を抜けば一瞬でぐるっと回せるだろう。

しかし、ここは電車の中。

立っているオバサンが、いきなり両袖から手を引っ込め、洋服をグリンと回したら…。

間違いなく、ご家庭の夕食の話題になってしまう。

いっそ回しちゃいたいという誘惑と闘いながら、伏し目がちでこらえた目的の駅までの数分は、なかなかつらかった。



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もろもろ | コメント(14) | トラックバック(0) | 2015/09/16 10:53

こまずい話。

美味しいものは、もちろん大好きだ。

だが同時に、薄らマズいというか、小マズいものも、わりに好きである。

たとえばタマゴの食べ方。

バターをたっぷり使ったアツアツ・フワフワ・トロトロのオムレツはもちろんおいしい。

しかし、半日経った固ゆで玉子に塩をつけて食べる味わいも、また捨てがたい。

両者をただ美味しさで比べれば、100対0でオムレツの勝ちだろうが、だからといって固ゆで玉子を食べなくなることはない。

美味しいものが常に勝るとは言えないところが、人の嗜好の面白いところだ。

こうした小マズい食品の一つにベークドビーンズがある。

べーくどびーんず

Heinz Baked Beans Official Site

イギリス人はなぜかこの缶詰を非常に愛好する。

「Baked」といっても、どっこも焼けてはいない。薄甘いケチャップ風味のソースに、大豆が浸かってふやけている、そんな食べ物だ。

美味しくもなければ、ひどくマズくもない。

説明を聞いても、何がよくてそんなもの食べるのか、わからないと思う。

正直、実際食べてみても、何のためにこんなものを食べているのか、わからなくなる。

たとえば肉料理の付け合わせとして、少量を食べるなら、私のような小マズい好き(いるのか?)にはちょっとうれしくなる味かもしれない。

しかしこの食品のイギリスにおける主たる消費法はこんな感じである。

べーくどびーんずおんとーすと

ビーンズオントースト、という名の通り、焼いたパンの上に、ベークドビーンズの缶を開けたものをダラダラと、大量にかける。

薄い味の大豆、薄い味のトマトソースでふやけた薄いトースト。

その同じ味が、食べ終わるまで延々と続くのは、ある種の拷問といっても過言ではない。

いかな小マズい好きの私でも、これにはお手上げだ。

小マズいものも、大量になると大マズい、という好例である。




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もろもろ | コメント(22) | トラックバック(0) | 2015/09/15 08:52

ひやめし話。

今日の朝食は、ベーカリーで買ってきたパン。

角切りのチーズをたっぷりくるみこんだフランスパンである。

袋から取り出して、トースターをちらりと見たが、それには近寄らずそのままお皿に。

コーヒーのマグとともに食卓に運び、なぜか周囲をうかがうようにキョロキョロしてから、パンにかじりついた。

ぐにゃ…

しけったフランスパンが歯にまとわりつく。粘る生地は、食いちぎるにも努力が必要だ。

いったん溶けて冷えたパンの中のチーズは、ローソクのようなセッケンのような、独特の食感。

ちーずいりふらんすぱん
(願わくはプロセスチーズの角切りがいい)

しっかり噛むとチーズの脂肪分がにじみ出て、口の中が油っぽくなる。

かみしめて味わいながら、自然と顔がニヤニヤしてくるのを止められない。

ンまい…

温め直した方がいいのは、百も承知である。パンはパリッとするし、チーズはとろっと溶けて、ずっと美味しくなるはずだ。

私だって、子供に食べさせるなら、温めてからお皿にのせるだろう。

しかし自分で食べるなら、断然冷たいままのほうが好きだ。

ぜんたい、私には冷や飯趣味のようなものがある。

炊き立てのご飯がおいしいのは分かる。

しかし、翌日のヒルの冷やゴハン、これはまた別種の味わいである。

電子レンジが普及して以来、冷やゴハンといえばまず温めるが、昔はそうじゃなかった。

どうしても温めたいときは蒸し器で蒸したりもしたけれど、だいたいはそんなものとして冷や飯を食べていたのである。

温め返したお汁とお漬物と冷やゴハン、なんてのが、つましい主婦の昼ご飯であった。

今や、パンといえばトースターでパリッパリ、ゴハンはレンジでホッカホカ、それは全然かまわないのだが、冷や飯だってウマいよ、と小さーい声で言ってみたい。



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もろもろ | コメント(10) | トラックバック(0) | 2015/09/14 11:12

せっけん話。

洗面所の収納の前で、私は自分の目が信じられなかった。

セッケンが、1個もない。

うちは液体のボディソープではなく固形セッケンだが、たいした理由があるわけではない。

せっけん

ただそこにセッケンがあるから。

買ったものはない。全て実家に溜まったもらいものである。

実家の近くに引っ越し、頻繁に出入りするようになって、魔窟化が気になり始めた。

引出物や内祝の品の未使用の在庫で、収納が全く機能していないのだ。

タオルやセッケンは腐るもんではない、と、おばーちゃんは気楽に押入れに溜め込んでいた。

箱のままギッシリ詰め込まれた品々を見て、背筋がゾーッとした。

本当にイヤなのに、同時になぜかヤル気が出てしまうのが、人生を困難にする私の性格である。

捨てろと言えば、ほっといて!と意固地になるわが母である。

ひきつる顔で無理に笑って

わー!イッパイあるねえ、おかーさん!うちでも使うから、ちょっと分けてよ!

モノを溜める人は、片付けよと言われるとものすごく反発するが、使うからくれろと言えばこだわらずにスッとくれる。

溜めたモノが無価値と評価されるのはイヤだけど、役に立つならば、必ずしも自分が使わなくても構わないらしい。

包み紙を取り、箱を開け、中身だけにしても、何年分か見当もつかない量のセッケン。

とても持ち上がらなかったので、バスで10分の実家から、宅配便でうちに送った。

以来10年、子供と3人、洗っては流し、泡立てては流し、少しずつ減らしてきた。

点滴石を穿つという。

ついにあの山のようなセッケンが、無くなる日が来たのである。

空っぽの収納を前に、今私は感慨無量である。

実に10年ぶりに、セッケンを買うことができる。いや、セッケンじゃなく、液体のボディソープを買ったっていいのだ。

そう思うと、突然与えられた自由にメマイがしてきた。



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もろもろ | コメント(18) | トラックバック(0) | 2015/09/13 12:06

ひとくち話。

お土産はあまり買わない私であるが、お仏壇のお供えは買ってこなければならない。

今回は日持ちと重量を考えて、一口香いっこっこう)を求めた。

いっこっこう
( 長崎銘菓 一〇香 )

こんがりと焼き目のついたカワイイおまんじゅうに見えるが、じつは中が空洞

外見から想像するような柔らかなお菓子ではなく、固いセンベイでできたドーム状のお菓子なのである。

大昔のOL時代、出張のお土産で配られて、あん入りの焼き餅と信じて食べたら、カチンと固かったので、大変ビックリした。

配ったオヤジが、驚いている私たちを見て、嬉しそうにニヤニヤしていたのを覚えている。

実家はおばーちゃん一人なので、三つだけ供えて、残りはうちで食べることにした。

お茶を入れて一口かじると…あれ?

固いのは分かっていたので驚かないが、昔より固い気がする。

おまけに、空洞の内側がカラメルでコーティングされていて、噛むと粘る

何しろ昔の記憶で定かではないが、もっとパリンと割れてサクッと噛めるイメージだった。

当時は若くて歯が丈夫だったからだろうか。

いかん!目下歯科治療中のおばーちゃんがこんなモノをかじったら、歯が取れてしまう!

慌てて注意を促そうと電話をかけた。

あの、おかーさん、昨日のお菓子…

あーもう、アレ?危なかったわよう!

ごめんね~、説明しなくて… あれは一口香といって…

知ってる知ってる! ヤマニシさんに電話して聞いたから!

ヤマニシさんは、イモートの同級生のお母さん。おばーちゃんのママ友で、長崎のご出身なのである。

なるほど、知らなくても、ネット検索できなくっても、知ってる人に聞けばわかるよね。

お店にも、あんこが入ってない、不良品だ!って、苦情電話がかかってくるらしいよ~

などと、聞いた話のいろいろを私に披露してくれるおばーちゃんである。

いや、高齢者の情報収集能力をナメてはいけないのであった。



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ごかぞく | コメント(16) | トラックバック(0) | 2015/09/12 11:00

あいそう話。

出張の楽しみは、食事

メインのお仕事が無事終わった後、現地の職員のかたと夕飯をご一緒した。

繁華街を外れた場所で、ガイドブックには出ておらず、地元の人のみが知る名店のようだ。

ここ、すっごく美味しいんですけど、お店の人が愛想悪いんですよ~ すみません~

オーダーに来たのは、今時珍しい、パンチ一歩手前みたいなきっついパーマのおばさん。

仏頂面で、いらっしゃいませのひと言もなく、確かに愛想がいいとは言えない。

しかし、私にはわかる。この人はニュートラルがこうなだけで、不機嫌なわけじゃない、と。

なぜか意地のような、意欲のようなものが湧いてきて、私は密かにある決意をした。

まず、生ビールのジョッキをドン!と置いたおばさんに、満面の笑みで

ありがとう

と言ってみると、仏頂面にカゲロウのように戸惑いの表情が浮かんだ。

これはいける!

確かな手ごたえを感じて、計画の続行を決定。次に運ばれた前菜を見て

わあ~♡ おいしそう これは何ですか?

ニッコニコして尋ねると、

ピータンと豆腐の、和え物…

怖い顔のまま、それでもちゃんと答えてくれるではないか。

いける!間違いない!

その後も、お料理が届けられるたびに、お礼を言い、歓声を上げ、味を褒め続けた。

決して嘘じゃない。本当においしかった。ただ私は、それをちょっと大げさに、積極的に伝えただけなのだ。

だんだんと、おばさんの表情が柔らかく、器を置く音が小さくなってきた気がした。

コースが最後に近づいた時、何も聞かないのにおばさんが言った。

この炒め物を、チャーハンにかけてみて… 美味しいから…

それを聞いた地元の人が

ここに通ってもう何年にもなるけど、おばさんがあんなこと言うの、初めて

と、驚いている。

やったぜ!

私は密かに、心の中でガッツポーズをした。



つめた~い
(ホテルの自販機コーナーにて)

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もろもろ | コメント(20) | トラックバック(0) | 2015/09/11 09:48
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