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りょうしゅう話。

職人さんの仕事場を拝見する機会があった。

詳細は省くが、根気のいる、驚くほど細かな作業だ。

作業台の周りには、どう使うのか見当もつかない道具がいっぱいある。

そんな中に、どう見ても女性の化粧道具としか思えないものが混じっていた。

あー、それ、化粧用のスポンジですよ… 今はキメが細かくて、いいのが安くあるからね…

けしょうすぽんじ
(以前は「海綿」を使っていたとか)

百円均一で購入されるんだそうだ。

職人さんは武骨なタイプの男性なので、お化粧道具を買うのは恥ずかしいんじゃないかしら、と思ったら

領収書ください」って言えば、平気ですよ

なるほど。領収書にはそういう効用もあるんだなあ。

そういえば、Amazonなどなかった昔、書店でハズカシイ本を買うのに

領収書ください ○○社宛で…

と会社あての領収書をもらって、仕事の資料のふりをする、という人がいた。

セコいヤローだ。

だいたい読みたい本に恥ずかしいもヘッタクレもなかろうに、と思いつつ、今日は図書館

私は雑読なので、ジャンルも対象年齢もごちゃまぜである。貸出カウンターに本を出すと

アラ?!

と、係の人が目を見張った。なんと、ムスメの同級生のお母さんではないか。

知ってる人に読んでる本を見られるのは、きまりが悪い。

カード入れの中に、自分のとムスコの、2枚の貸出カードがあったので、とっさに実用書は自分のカードで、若気の至り系の小説は、ムスコのカードで借り出す。

ちょっとムスコに頼まれて 

オホホホ…なんて作り笑いをしつつ、ホントは全部自分で読む本を、カバンに入れた。



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もろもろ | コメント(4) | トラックバック(0) | 2016/09/30 11:47

めんせつ話。

知人のお子さんが幼稚園の選考に漏れてしまい、ガッカリしているらしい。

今更ながら首都圏の保育事情は厳しいのだなあ、と実感する。

ムスコが3歳になろうとするころ、男の子の相手にほとほと疲れた私は、コイツはもう幼稚園に入れよう、と思い立った。

ムスメも通った近所の公立幼稚園は2年保育なので、私立を探さねばならない。

電話帳を調べて、徒歩で15分くらいのところに、3年保育の幼稚園があることがわかった。

買物がてら見学に行くと、小規模で家庭的な雰囲気。さっそく願書をいただき、親子面接を待っていたある日。

団地の駐車場で、顔は知ってるけど名前は知らない奥さんに、いきなり声をかけられた。

ヤマモモ幼稚園、受けるんですって?

なんで知ってるんだろうと思いつつうなずくと

ウチもなの!面接ガンバリましょうね!

言われて戸惑う雰囲気が伝わったのか

あそこはスッゴイ倍率なのよ!知らないの?

呆れ顔で教えてくれた。

彼女は続けて、あの園はこんな先生がいて、これこれの行事が…と、私にとってハツミミな情報を、次から次へ披露してみせた。

何しろ初めて聞くことばかりで、ハアハアと感心しているしかない。

聞けば彼女は、卒園生のお友だちから、園指定のカバンや体操着も、お古で調達済みらしい。

フマジメな私は、私立に入れるって大変なことだったんだ、と、目を開かされる思いであったが、いまさら打つ手はない。

もはやマナイタの鯉の心境で、いつも通りボーッとしたムスコを連れ、面接に向かう。

親子別々の面接は、拍子抜けするほどアッサリ、短時間で終わった。

数日して、入園の案内が郵送で届き、ホッとしていたら、同じ駐車場で、先日の奥さんに

いったいどうやったの?コネとか使った?

えらい勢いで詰め寄られた。

どうやら彼女のところは残念な結果になったらしい。

どうやった…って… 別に…

モゴモゴする私を、眉間にしわを寄せてにらんでいる彼女。

なんでウチが落ちてアンタみたいなボンヤリが、という思いがアリアリとうかがえる。

まさに進退窮まる状況から、どうやって抜け出したのか、記憶にない。

じりじりと迫るコワい顔は、今もありありと思い出せるが、彼女の名前は知らないままである。

めんせつすたいる
(こんなカッコ、今までしたことない)



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ごきんじょ | コメント(10) | トラックバック(0) | 2016/09/29 10:53

ぶらさげ話。

クミコおばちゃんは、私が子供の頃、まだ祖父母の家にいた。

私やイモートが遊びに行くと、本を見せてくれたり、レコードをかけてくれたり、相手してくれる。

大学生のクミコおばちゃんの部屋には、見たことない本や小物が並んでいた。

楽しかったのはマンドリンを弾いてもらうことだ。

色白でぽっちゃりしたクミコおばちゃんの膝に、猫のように抱かれたマンドリンの、丸いかたちが珍しかった。

オーケストラで練習中の難しい曲を聞かされると眠くなるが、だいたいは童謡を弾きながら、細い優しい声で歌ってくれる。

知ってる曲も、知らない曲もあった。

ある日クミコおばちゃんは、いたずらっぽい表情で、ものすごく早いテンポの曲を弾き始めた。

身体を左右に揺らしながら、笑いだしそうな顔で、早口に歌う。

歌詞はほとんど聞き取れなかったが、合間合間に

♪ …ぶ~らさ~げえて~ ♬

という繰り返しがある。

私もイモートも夢中になり、

ぶ~らさ~げえて~、歌って!ぶ~らさ~げえて~、も一回!

と、何度も何度もねだっては、キャーキャー笑った。

帰りの電車でイモートと二人、♪ぶ~らさ~げえて~♬ を思い出そうとしたが、大変な早口でペラペラと歌われた歌詞は、断片しかわからなかった。

クミコおばちゃんは大学を出てしばらくお勤めをしたあと、祖父母の望まない結婚をして家を出、遠い町に行ってしまった。

それ以来身内との連絡も絶ってしまったから、もう何十年も会わない。

父母にクミコおばちゃんのことを聞くと

あれは男が悪い

と、顔を曇らせて、何も教えてくれなかった。

♪ぶ~らさ~げえて~♬ のほかの歌詞は、わからないままである。

まんどりんをひくじゅりー
(ベルト モリゾ 「マンドリンを弾くジュリー」)



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むかしむかし | コメント(6) | トラックバック(0) | 2016/09/28 10:56

たれんと話。

連絡はもっぱらメールのイモートが、珍しくコーフンして電話をかけてきた。

ナニゴトかと思ったら

今日さ、ナンノナニガシを見た!

何だ、ゲーノージンか。

特に名を秘すナンノナニガシ氏は、パッとしない男性タレントである。

ふーん、と、まったく感動していない雰囲気が伝わったのだろう。イモートは重ねて、

テレビではあんなだけど、実物は清潔感あってステキだったわよ!背も高いし!

そーなの?

やっぱり、テレビ出てる人は、一般人とは違うね~!

イモートはミーハーなところのない女なので、このコーフン具合は意外である。

ナンノナニガシ氏がよっぽどカッコ良かったのだろうか。

じゃさ、○○○○(伏字)なんかも、テレビだとブッサイクだけど、実際見たらカッコいいのかね?

そうなんじゃなーい?

そんじゃ、××××(伏字)なんか、逆にすっげえイイ男かもしんないね?

かもねー!

そんなにステキだったんなら、ナンノナニガシのファンになっちゃえば?

それはヤダ

やけにキッパリしてんな。

いくら実物ステキでも、テレビであれじゃあね… それに人に言えないじゃん、「ナンノナニガシのファンです」なんて…

そこポイントなんだ。

ひとくちにファン、といっても、案外難しいもんだなと思った。

はたようく
(私はギター侍の追っかけをしてた人を知っている)



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てれびじょん | コメント(6) | トラックバック(0) | 2016/09/27 10:40

ほんやく話。

クルマがないので、近所で買えないもの、大きなもの、重たいものは通信販売が頼りである。

今はネット通販というものがあるので、ラクでありがたい。

大手通販サイトは本当にいろんなものを扱っているので、見ているだけでも楽しい。

今日も検索していたら、ヘンテコなものを発見した。

さきにいく

「先に行くパックあたりのフルーツスライス森の果実5をサクサク」

先に行くパックあたりのフルーツスライス森の果実5をサクサク」…?


なんのこっちゃ?

見慣れないパッケージだが、どうやらクラッカーかビスケットらしい。

面白くなって、他にも無いか探してみる。

ほこうぽっぷ

「歩行ポップは ・ チーズとカリカリベーコン(23グラム)を溶融」

歩行ポップは ・ チーズとカリカリベーコン(23グラム)を溶融」…!


「溶融」って食べ物に使ったことナイ!

たぶん翻訳ソフトを使ったんだろう。

日本人なら、かえって「ウォーカーズポップスメルテッドチーズ&クリスピーベーコン」とか、カタカナ尽くしの横文字まんまで平気でいそうなものだ。

何が何でも日本語に直す!と、必死な感じがたいへんカワイイ。

これなどはもはや重厚な思想を含んだ書名のようにさえ思える。

こてんてきなたようせい
「歩行者のポテトチップス ・ 古典的な多様性」…

「歩行者のポテトチップス ・ 古典的な多様性」…!


うーむ、古典的な多様性、か。

歩行しつつ考えるべき、今日的な問題かもしれない。



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もろもろ | コメント(8) | トラックバック(0) | 2016/09/26 11:10

おもしろ話。

月に一度のお稽古で会う、ハマさんは話が面白い人である。

休憩の時、グループで机を囲んで、おしゃべりするのは楽しいものだが、彼女の話があまりにも面白いので、他の人はあまり話さなくなってしまった。

今ではこの時間は、ハマ劇場と呼ばれている。

内容としてはさしたることではなく、実家の話、仕事で見た話、お子さんの話、そんなもの。

しかしハマさんの話は、単なる近況報告の域を超えているのだ。

毎度毎度、まさかそんなことが!という驚嘆があり、そりゃいかん!という憤懣があり、うっそーシンジラレナイ!という唖然茫然があり、あげくにダハハ…となるオチがある。

その話術とサービス精神は、お見事としか言いようがない。

しかもバラエティー豊富で、無尽蔵に次々と新しい話が出てくる。。

お義父さんの宝くじの話や、息子さんの元カノが勝手口に忍んできた話など、今も話題に上る殿堂入りのネタもあるほどだ。

そんなことが続いて、もうすぐ2年。

これまで毎月楽しみにしていたのだが、ここにきて次第に雲行きが変わってきた。

飽きてきたというわけじゃなく、ハマさんの話は相変わらず面白いのだが、笑いの間に

そこまで面白くなくていいのに…

という、疲れを含んだビミョーな空気が流れる。

アリテーに言って満腹状態なのだ。

さんざ笑わせてもらっておいていまさらナンだが、シロートがあまり面白いのも、ちょっと品がないんじゃないか、なんてヒドイことを考える。

笑うことはいいことだと皆思っているが、ホントのところ、そんなに毎回毎回、爆笑がなくてもいい。

ほどほどに、クスクス、くらいで。

自戒をこめて、そんなことを考えた。

どりふだいばくしょう
(♪ど・ど・どりふのだいばくしょ~♬…ってマジメな顔だな!)



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ごきんじょ | コメント(6) | トラックバック(0) | 2016/09/25 11:17

はずれた話。

昨日も書いたが、私は泣ける映画というのが好きではない。ハンカチを用意して映画館に行く、などという人の気が知れないと思っている。

しかし、わが母おばーちゃんは、もっと極端である。なにしろ彼女は

楽しくて、キレイで、ハッピーエンドの映画しか見ない!

と豪語してはばからないのだ。

安からぬお金を払ってまで、貧乏やら苦労やら見たくない、美しく豊かな夢を見たい、というのが、おばーちゃんの言い分である。

ただここで一つ問題がある。

映画というのは見るまでどんなか分からない。

かといって、事前に詳細に内容を知って見るのでは面白さ半減だ。

楽しくてキレイでハッピーな映画かどうかは、予告編程度の情報から、カンで判断するしかないが、往々にしてこのカンが外れるのである。

先日も、一人で映画を見てきて、プンプン怒っていた。

ビンボくさい団地に、ケチくさい人ばっかり出てきて、つまんなかった!

なんでそんなの見たのか聞くと、

だって、予告編でアベヒロシがお風呂に入ってたから、面白いかと思ったのに!

ひろしのにゅうよく
(あー、コレね…→ 「海よりもまだ深く」

おかーさん、アベヒロシがお風呂に入って面白いのは、別の映画だよ… 

いくらなんでも出演俳優からスジを判断するのは、無理なのではないかと思う。

そんなおばーちゃんに、今までで一番の失敗を聞いてみた。

貧乏で、寒くて、苦労ばっかし、着てるもんはキタナイし、あんまりだから途中で出ちゃった!

きたのぜろねん
(確かに、だいぶ評判はワリイね → 「北の零年」

いやいやいや、これが、楽しくてキレイでハッピーな映画かも、と期待するのが、そもそもおかしいでしょ!

だって、予告編でヨシナガサユリがキレイだったし…

だからぁ、俳優だけでスジを想像するのは無理だって!



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ごかぞく | コメント(8) | トラックバック(0) | 2016/09/24 11:16

えいがの話。

お昼休み、同僚のサカイさんがブツブツこぼす。

あれ何?全然わかんなかったわ… 「君の名は」って…

きみのなは

あ、映画見に行ったんですか?

ウン、娘がね、見たいっていうし… CMでもやってたし…

あんまり良くなかった?

うーん、恋愛モノと思ったら、急に爆発するしね… だいたい私、泣くやつだと思ってたのにさ…

ハハハ…!確かにCMで「涙が止まりません」とか言ってましたよね!

なんだかムズカシくって、泣くどころじゃなかったわよ、ホント…

サカイさんにはお気の毒だったが、泣くつもりで映画に行く人っているんだなあ。

私はそういう気持ちが、ぜんぜんわからない。

泣けます!

感動の涙がとまらない!


などとCMで言っていると、興味を持った映画でも、スルスルと見る気が失せていくのだ。

「泣ける」とうたうCMは、私に関しては完全に逆効果なのである。

くわえて流行り物には根拠なく反発する、というヤッカイな性癖もそなえた私が、「君の名は」を見ることは、おそらく無いであろう、と思っていた。

しかし、サカイさんによると、どうやらこの映画、泣くやつじゃないらしい。

となると、ガゼン興味がわいてくるではないか。

見てもいいかもしれない。

このへそ曲がりな性分は、なんとかならんものかと思うが、いまさらいかんともしがたいのである。



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もろもろ | コメント(10) | トラックバック(0) | 2016/09/23 10:29

けんさく話。

「に」がつくイギリス人で、タップダンスとか踊りそうな感じだけど、実は元軍人…って誰だっけ?

またぁ?

いろんなこと、特に外国人の名前が思い出せないことが多くなった最近の私。

あの、一回だけジェイムズ ボンドをやった…

もー、さっさと検索しなさいよぉ!

皆そう言う。

確かにこんなこと、「主演俳優 007」で検索すればイッパツなのはわかっている。

でも、それじゃ味気ないというか、なんか負けた気がしてイヤなのである。

パソコンの普及で生活のいろんなことが変わったけど、私にとって一番の変化は検索だと思う。

うろ覚えの断片的な知識や、確かめたくても何を見ればいいかわからない、あやふやな記憶が、わずかなキーワードで検索できる。

かつて図書館の棚の間で無駄に過ごした時間が嘘のように、一瞬で世界中の情報が集まるのだ。

驚くほど便利で、ありがたい。

しかし、気持ちのどこかに、それに頼りすぎることに警戒してしまう部分がある。

もはやそれ無しに生活できないことに、どこか悔しさのようなものも感じる。

昔は、検索なんかしなくても、皆なんとかやっていたのである。

検索すれば3秒で分かることに、延々と頭をひねるのは愚行かもしれない。

だけど私は、さび付いた脳みその隅っこをほじくるのをやめられない。

仕事の合間に、家事をしながら、布団に入って眠りにつくまで、一日中

ヒョウに、ジャガーに、トラに、チーターに、他に大きなネコって何だっけ…?

などと考え続けるのは、かゆいところを掻くのに似ている。

何の助けも借りず自力で思い出すと、樋の詰まりが取れて、ドッと水が流れたような気がする。

その快感は検索では決して得られないものだ。

いいけどさ、そういうことは一人でやってよ!ひとに聞かないで!

いや、申し訳ない、ごもっとも。

でびっど にーぶん

(この人でした→ David Niven  1910.3.1-1983.7.29)



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もろもろ | コメント(14) | トラックバック(0) | 2016/09/22 10:51

しめった話。

朝、起きるなりテレビを点ける。

ムスコの学校があるかないか、気象警報の有無を見るためだ。

コーヒーを淹れながら見ていたら、6時になって大雨・洪水・暴風と、盛り沢山の警報が発令された。

雨はまだしとしとと小降りだが、当地は台風の進路にあたるので、念のためテレビは点けっぱなしにする。

今回の台風は激しい雨と風が予想され、その理由が詳しく説明される。

…停滞する秋雨前線に、台風のしめった空気が…

…本州の上空にあるしめった空気に…


えらくしめってるな、と思うと同時に、何度も出てくるフレーズの、独特の発音が耳に引っかかる。

しめったくうき。

「し」が低くはじまり、「めったく」の部分が平坦な高音で、「うき」で低く戻る。

ドレミで表すと

しめ った  くうき
↓↓  ↓   ↓↓↓
レソ ッソ  ソレレ


という感じだろうか。

「しめった」をこんな風にシリアガリに発音することは、他にないように思う。

しめった海苔…

しめった洗濯物…

しめった空気…

どうも「空気」の時だけ、ちょっと違う気がするのである。

「しめった空気… しめったくうき… うーん… しめったくうき…」

首をひねりながら何度も何度も発音しているうちに、雨は次第に激しく、風とともにたたきつけるような本降りになってきた。

どうやら、しめったくうきは、日本上空でずいぶんと活躍しているらしい。

ムスコはまだ、グーグー寝ている。

たいふう



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てれびじょん | コメント(6) | トラックバック(0) | 2016/09/21 11:03
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