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はなたれ話。

うー… (ズルズル…)

風邪をひいてハナタレのムスメ。

ひっきりなしに鼻をかむものだから、かわいそうに、鼻の下は赤くこすれている。

もう鼻かむの止せば?

そうはいかないよ~ タレてきちゃう~

いいじゃん タレても…

だいたい、鼻をかんだからといって、風邪は治らない。鼻の下はすりむけるし、紙はもったいないし、ロクなことがない。

しかしムスメは頑強に鼻をかむのを止めないのである。

ヤダ~ キモチワルイ~!

そりゃあ病気なんだから、少々の気持ち悪さは致し方ない。

その気持ち悪さこそが、風邪をひいた症状であり本質ではないか。

じゃー手拭いをさ ドロボーみたいに…

???

鼻の下で縛って 食い止める!

ヤダそんなの~!

提案はあっさり却下された。

おんなねずみこぞう
(美人はドロボーかぶりでも美人だなあ)



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ごかぞく | コメント(10) | トラックバック(0) | 2018/09/30 11:30

かれーの話。

金曜日の夕方、めったに鳴らないケイタイに着信

モシモシ…

頼りない声は会社にいるムスメからだ。

風邪ひいた…そっち帰っていい?

あーハイハイ、そういうことね。

ムスメは大学時代に家を出て、就職してからも1人住まい。

旅行に映画、観劇と、オフも忙しく、連休だから、と実家に帰ってきたりしない。

しかし体調が悪いとなれば、1人より、うちで寝ているほうがいくらか安心であろう。

病気の時ばっかり、と言えばそうなのだが、じつは楽しみでもある。

小さい時から健康なムスメだが、それでもたまには熱を出す。

フトンの中でおとなしく目をつぶり、ホッペを赤くしているムスメは、とってもカワイイのだ。

何食べたい?と聞けば、消え入りそうな声で

… ゼリー… みかんの…

キャー、カーワイイ!

もちろん子供は元気でいてくれるほうが嬉しい。

だけど、時々、そんな顔を見るのも、親のシアワセだったりするのだ。

タダイマ~

マスクをしてよろよろ玄関を入って来たムスメは…アレ?顔、赤くないね。

ウン…熱はないんだけど…ハナミズが…

今回のムスメの風邪は、ハナミズばかりが滂沱と流れる、という症状であった。

何食べたい?と聞けば、カレーがいいらしい。

なァーんだ。ガッカリぃ~

とはまさか口に出せず、ちーん!と鼻をかむ音を聞きながら、タマネギとお肉をとりに、冷蔵庫に向かった。

かれーらいす



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ごかぞく | コメント(8) | トラックバック(0) | 2018/09/29 11:30

おちばの話。

デスクに向かっていたら、首筋がモゾモゾする。手をやると、抜けた髪がついてきた。

なんだ、またか…

髪が太く、しかもとんでもなく多いため、髪型に関しては失敗が多かった私(ぱーまの話。)。

試行錯誤の結果、ここ10年は短めのボブに切っている。

みなみだようこ

つまり、ずっと首筋を出しているわけだ。

その首筋がなんだかモゾモゾするのを、最初は、秋風のせいだと思っていた。

思えばここ半月くらい、日に何度か、首筋から抜けた髪をつまんで取っているような気がする。

こんなことはかつてなかった。

もしかして、抜け毛、増えてる?

頭をよぎる、不吉な考えを打ち消し

ア、秋だから!木の葉だって 落ちる季節よね!

誰にともなく言い訳する。

髪が多いのにはずっと苦労してきた。若い頃はもっと少ないほうが扱いやすいのに、と思ったこともある。

髪が抜けるのが、こんなにショックだとは。

外に出れば、街路樹の葉はしだいに色を変え、風が足元でカサカサ音を立てる。

秋ね…

落ち葉を踏みながら、メランコリックにつぶやく私の、ほんとうの気持ちを知るものはない。



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もろもろ | コメント(4) | トラックバック(0) | 2018/09/28 11:30

ちょっきん話。

部屋着として夏じゅうはいていた短パンだが、そろそろヒザが寒くなってきた。

引き出しを開けて、ズルズルとズボンを出す。

締め付けるところがない、お気に入りのズボンである。

もとはピシッとしたお出かけ用だったのが、年月とともにダラーっとしてきて、厚手だった生地もいつのまにかヘニョヘニョだ。

久しぶりにはいてみると、昨年よりさらにユルユル度が増して、裾なんか床に引きずっている。

いいかげん寿命かもしれない。

しかし、古くなればどんなズボンでもユルユルになるとは限らない。

だいたいはボロボロになり、あるいはクタクタになる。

見た目みすぼらしくなく、感触だけいい感じにユルユルになったズボンは貴重なのである。

1度はいたズボンを脱ぎ、あらためてしげしげと眺めた。

ずり下がらないよう、ウエストにゴムを入れよう。構造上めんどくさそうだが、できなくはない。

私は裁縫の類は得意だし、仕事は丁寧である。

ツギあて、裾上げ、ボタンつけ、こういう修繕もべつに苦にならない。さっそく裁縫道具を出し、作業に取り掛かった。

縫い目をほどこうとハサミを手にとった時。ふっと魔がさしたとしか言いようがない。

修理するつもりのウエスト側ではなく、引きずっていた裾のほうを

ちょっきん!

気づけば大きく切り取っていた。

自分で自分のしたことに驚いたが、なんだか爽快で、いい気分である。

ちょん切ったズボンは、ちょうど靴下の見えるくるぶし丈で、切りっぱなしの裾も軽やか。

思わず用もないのに外に出たら、むきだしの足首を、秋風がなでていった。

かっとおふじーんず



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もろもろ | コメント(8) | トラックバック(0) | 2018/09/27 11:30

かたづけ話。

朝夕はもう肌寒いこの頃。

エアコンのない我が家で、今年も頑張ってくれた4台の扇風機ともそろそろお別れだ。

せんぷうき4だい

家じゅうに散らばっていた4台を1部屋に集め、分解掃除を始めた。

羽根やカバーのホコリは、シャワーで洗い流す。

形状が複雑なので、拭き取るよりも乾かすほうが面倒がない。大きくタオルを広げて部品を並べ、ヤレヤレと腰を伸ばす。

乾くまでのいっとき、ケイタイを見ると、家族のLINEグループにイモートからメッセージ。

おはよう!今日は扇風機のお掃除をしました

おやおや、同じだね。そう書いて返信するかしないかのところで、

私も今日、扇風機を拭いて押入れにしまいました

おばーちゃんに先を越された。

親子が3軒の家に別々にいて、同じ日に扇風機の掃除をしてるのかと思うと、なんだかおかしい。

私も!今羽根を洗って乾かしてるところです

遅ればせながら送信して、扇風機に戻る。

サッパリと組み立て直した4台の扇風機は、懐かしそうに顔を見合わせて

久しぶり~ 元気だった?

今年は暑くて大変だったよネ!

情報交換しているみたいだ。

なんとなく、すぐにしまうのも忍びなくて、今日はそのままにすることにした。



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ごかぞく | コメント(16) | トラックバック(0) | 2018/09/26 11:30

かおりの話。

♪ぴんぽーん♪

あーハイハイ ただいま…

今日は生協の配達日。

個別配達なので、職員さんが玄関まで来てくれる。

ドアを開けた途端、フワッとキンモクセイが香る。

きんもくせい

ああ、今年もそんな季節になったんだなあ。

鼻をヒクヒクしながら感慨にふけっていたら、荷下ろししていた配達員のお兄さんが

お荷物以上でーす これ来週のカタログでーす

紙の束を手に近寄ってきた。

うっ!

思わず声が出る柔軟剤のニオイ。

重い物を持つ力仕事だし、戸別に訪問するから、汗くささが気になるのは分かるが、それにしてもキョーレツだ。

個人差はあるだろうが、これなら健康な汗の臭いのほうが、よっぽどマシじゃないだろうか。

フローラルな生協配達員が去り、荷物を取り込みながら、周囲の空気をもう1度嗅いでみる。

さっき匂ったと思ったキンモクセイは、もしかして柔軟剤だったのか。

確かめたくても、柔軟剤でビックリした鼻には、もう何も臭わなかった。



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ごきんじょ | コメント(12) | トラックバック(0) | 2018/09/25 11:31

じゅうごや話。

図鑑でしか星を知らない都会の子供が、星座は絵のように空に描かれていると思っていたとか。

あきのせいざ
(こういうものが見えると思っていたらしい)

夜空いっぱいに浮かぶ大熊やら乙女やらの図はあまりにも幻想的で、現実を知った時の落胆を想像すると、その子がちょっとかわいそうになる。

私は田舎育ちなので、星座を知る前から夜空を見ていたが、逆に星座がわからない

無造作にばらまかれた星々を、線でつなぐまではまだしも、白鳥や勇者に見えるなんて、まったくどうかしている。

夢のない子供である。

そんな私はお月様のウサギも見えなかった。

月のきれいな晩、夜道を帰りながら、母はいつも

ほら あれが耳… 足はそこで 身体を曲げて…

指さして見せたが、うす黒い斑点は一向に意味をなさない。

不得要領にぼんやり目を泳がせている娘たちに、母はだんだんイライラして

なんでわかんないの!

大人げないみたいだけど、今思えば母も30そこそこだったのだ。

早足に先を行く背中を追いかけて、イモートと私は口々に、わかった、わかったと言ったけど、母のご機嫌は、なかなか直らなかった。

月夜の思い出は静かで、少し悲しい。

今日は中秋の名月。月はきれいだろうか。



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むかしむかし | コメント(6) | トラックバック(0) | 2018/09/24 11:30

ばてない話。

同僚のミヤケさんが秋バテだそうである。

秋バテとは、夏バテにならないようにと、冷房の効いた室内で冷たいものばかり食べていて、体温調節の機能が低下、涼しくなりはじめたこの時期に、疲れが一気に出ること、らしい。

生命にかかわるから 冷房つけろつけろって…

そうそう、テレビでうるさかったわよね~

それが今になって つけ過ぎは良くなかったんです、なんて…

なんだかヒドイわよね~

タメイキをつくミヤケさんに相槌を打ちつつ、ピンピンしている私には、まるきり他人事である。

うちでは今年もエアコンを買わなかった。

記録破りの猛暑が続いたこの夏、じつはさすがの私も、もうダメだと思ったのだ。

買っちまえ!と、家電量販店まで行ったものの、店員の若造に

タダイマ混雑してまして…取付工事が2週間後になります…

と言われたとたん、久々にめばえた購買意欲がスーッと引っ込んでしまった。

寒いほど効いていた店の空調で、のぼせた頭が冷えたのを見計らって、サッサと帰ってきた。

ええーっ!じゃあ、8月のあの暑いとき、どうしてたんですか?

扇風機はあるし…氷枕を当てたり…

それでも!

あと、布団が熱くなったら寝床を変えて

へ?ネドコ?

うん 違う部屋のベッドに移るの うちベッド3つあるからさ~ 

????

かつて3人で住んでた家に、1人で住むからこそ、できる離れ業である。

そんな解決法、参考になりません!

ご立腹のミヤケさんに、ゴメンゴメンと謝りながら、熱いお茶を淹れてあげた。

goldilocks.jpg
(「あのベッドはかたすぎるし、このベッドはやわらかすぎるわ」おんなのこは3つめのベッドにねました。)



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もろもろ | コメント(10) | トラックバック(0) | 2018/09/23 11:30

あめのひ話。

そとはあめ

朝起きたら、だった。

雨降りはキライじゃないが、カサをさしてゴミ袋を持つのはあまり楽しくない。

先月は、雨のなか、ツッカケサンダルのゴミ出しスタイルで、滑ってしまった。

あれは危なかった。でも、ゴミ出しごときでカカトのある靴を履くのはイヤだ。

憂鬱な気分でゴミ箱を見ていて、ふと思う。

別に、出さなくったっていいんじゃない?

1人暮らしのゴミ箱には、まだまだ余裕がある。

ミョーにマジメな私は、旅行でもしない限り、今までほぼ皆勤賞でゴミを出してきた。

忘れたわけでもないのに出さないのは、初めてかもしれない。

いつもしてることをしないと、手持ち無沙汰になる。なんだか調子が狂って、いつものバスを乗り過ごした。

やがて雨は霧雨に変わって、ヒガンバナが咲く空き地に、7つ、8つ、トンボが浮かんでいた。

バスを待ちながら

トンボって 雨粒を避けて飛べるのかなあ

などと考える。

もう若くないんだな、と感じた、そんな雨の朝。



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もろもろ | コメント(12) | トラックバック(0) | 2018/09/22 11:30

いけない話。

経験豊かな先輩から、めでたく五十肩と認定された私。(→きていた話。

とはいえ、医者に行ってはいないので、診断が下ったわけではない。

先輩がたによると、医者に通おうが治らないうちは治らないし、治る時は自然に治るらしい。

じゃあ放っておこうか。

水泳のおかげか、私の五十肩はずいぶんと軽い。

眠れないほど痛むことはないし、ちょっと痛いかなという時も、1時間も泳げばスッキリする。

痛いのは後ろに回すときだけなので、日常生活に差支えないのだ。

ゆいいつ、背泳ができない

50過ぎのフツーのオバサンが、仰向けで泳げないからといって、誰も困らない。

しかし、じつは背泳は、私の一番得意な泳法なので、泳げないのはとても残念だ。

たとえ気休めでも、医者に診てもらいたい気がする。

ただ、診察室で症状を訴えるにあたって

肩が痛くて 背泳ができないんです!

と述べることを想像すると、スッゴイ水泳選手みたいで恥ずかしく、つい二の足を踏んでいる。

いけえりかこ
(50までだいぶ間がありそうで羨ましいかぎりだ)



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もろもろ | コメント(8) | トラックバック(0) | 2018/09/21 11:30
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