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ごきたい話。

歳末もバタバタととりとめなく過ごすうち、ついに晦日となった。

皆様もそれぞれ新年準備にお忙しいことと思う。

そこで今年いちばん笑った工事現場をご紹介し、手短に1年の締めくくりといたしたい。

こう ごきたい

来年も、ǑKKANABIKKURINGに、よろしくご期待くださいませ。

どうか良いお年を!


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ごきんじょ | トラックバック(0) | 2018/12/31 11:30

ふわふわ話。

帰省してきたムスコの足元を見たら、ひでえ靴を履いているので、新しく買ってやることにした。

アンタ よくこれであの寒いとこにいたね!

…雪が降りだすまで レポート書くのに 家にこもってたからな…

書くのは家でも提出があるだろ、と思ったら、今はレポートの提出もメールなんだそうだ。

提出期限当日、完徹の寝ぼけ眼で駆けだして、凍った道でスッ転んだ思い出など、もはや遠い過去なのだ。

シミジミしつつ、ショッピングモールを歩いていたら

アッ!ここ… ゴメン!ちょっとここ…

先を行くムスコに声をかけ、洋品店に入った。

なんだよ… なんか買うの…

歳末のバーゲン、女子でにぎわう店内で、頭ひとつ飛び出したムスコは居心地悪そうである。

いやコレ… ちょっとコレ…

店の隅の、マフラーや手袋のコーナー。

あった!コレ、ちょっとコレ…触ってみて

は?なに…

コレ!チョー気持ちいいのコレ!

ふわふわすぬーど

それはフェイクファーのスヌード。

昔はこういう化繊のボアは、フワフワするのは見た目だけ、触るとガシガシだったけど、ちかごろのフワフワはホントにフワフワである。

ふは~ン…

とろけるような手触りに思わずタメイキ。

ムスコは不得要領、そーっと中の1つに触れ

うわ… ホントだ… 

すぐ手をひっこめたが、私は並んだフワフワ、ぜんぶの手触りを確かめる。

さ、行こ行こ

なんだよ買わないのかよ…

だってあんなの ぜんぜん似合わないもん

迷惑な客だなア…

じつは何度かあの店に行っていることは、ムスコには秘密にしよう。

買い物客でごったがえすモールを、ムスコの後ろ頭を目印に、縫うように歩いて靴屋へ。

そんな歳末。



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もろもろ | コメント(10) | トラックバック(0) | 2018/12/30 11:30

ぎゅうにゅう話。

遅い時間に帰って来たムスコが、コーヒーを淹れている。

マグカップを持って行った後を見ると、空になった牛乳パックがすすいで伏せてあった。

うちにいた時分はこんなこと、ぜったいやらなかったのに、大したものだ。

スマホを見ながらカフェオレをすすっているムスコにそう言うと

…前はメンドクセエと思ってたからな…

自分がやらなくても母親がいるなら、そんなものだろう。

牛乳パック持ってみて、無くなりそうだったら 飲むのやめたり…

へ?

飲み切れる量でもちょっと残して、自分の番で無くならないように…

そこまで?!

そういえば、パックの牛乳がスプーン1杯くらいしか残ってないことが、たまにあった。

あれは牛乳パックの始末をしたくないヤツの仕業だったのか。

てっきり親譲りの貧乏性だと思っていた。

1人暮らしじゃ、メンドクセエと言っても誰もやってくれない。親の有難みがわかっただろう、と喜んでいると

…すすぎが足りないとか 口を開いとけとか メンドクセエからな…

ちょっと待て、メンドクセエって私が?!

ムッとして、出しかけたお茶菓子をひっこめた。

ぎゅうにゅうぱっく



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ごかぞく | コメント(10) | トラックバック(0) | 2018/12/29 11:30

はつゆき話。

♪ぴんぽーん♪

インターフォンに慌てて応対すると

どーも モロトモ生命のシライでーす 年末のごアイサツにうかがいましたー

ハリのある女性の声は、生命保険会社のセールスレディー。

急いで玄関に出ると、スーツ姿の彼女が

コンニチハ~ お変わりないですか~?

ハイ~ おかげさまでみんな元気です~

ムスコ君は?大学…2回生でしたっけ?

ええ マホちゃんは…

うちは専門学校なんで もうシュウカツですよ~

やけになれなれしいのは、シライさんのお嬢さんが、うちのムスコの同級生だからだ。

3年生で転校してきた小学校で、ムスコが親しくなった1人が、シライマホちゃんだった。

ただし、はじめはシライさんではなかった。

…タニグチんとこもボシカテーなんだって…

…タニグチ… こんど苗字変わるんだって…


学校から帰ったムスコが、ボソボソと報告した記憶がある。

タニグチさんだったシライさんが、生保レディーとなり、うちの地区の担当になったのは、たぶん偶然だろう。

学校の参観にはあまり来ない彼女と、初めて顔を合わせたのは何年か前、やっぱり年末の今頃だ。

ムスコ君に いつもマホと仲良くしてもらって~

しょうじきヤッカイなことになったぞ、と警戒したのが伝わったかもしれない。

あー、セールスとかしませんから ご心配なく!

シライさんは豪快にハハハと笑って、カレンダーをくれた。

以来、こうして年末になると、来年のカレンダーを携え、シライさんはやってくる。

もー早く就職して ママにおごって~みたいな…

ハハハ… あとちょっと頑張らないとですよね~

ホント、あと3か月…

あー、うちはまだ2年あるな~

頑張りましょうね、よいお年を、と別れた。

カレンダーを小脇に、ヒールで駆けだす彼女を見送る空に、今年初めてのがちらり。

今夜遅くには、ムスコが帰ってくる。

ここより寒い街から、特急電車に乗って。

はつゆき

 

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ごきんじょ | コメント(4) | トラックバック(0) | 2018/12/28 11:30

おさめた話。

市民プールは年末年始、お休みになるので、泳ぎ納めに行った。

きらめき

水中ウォーキングの高齢者も含め、まあまあの混み具合。

このトシになると、寒い時季は身体をしっかり温めておかないと危ない。プールサイドで念入りに準備体操をする。

40年配の男が更衣室から出てきたと思うと、私の横を通って、いきなり入水した。

自信満々の浅黒い顔で、こちらをジロリと一瞥。小太りのオバサンと見て、ヘッという表情だ。

ナイスバディーの若い女じゃなくて、悪かったな!

ウォーミングアップもせず、いきなり泳ぎだした浅黒男の後に、適当に間隔を置いてスタートしたが、3回掻いたら目の前に足が見えた。

遅っせえ!

ホントはレーン内の追い越しは禁止なのだけど、さっきの目つきが気に入らなかったこともあり、ついひらっと追い抜いてしまった。

ターンの時にチラッと見たら、猿沢池のカメのようにジタバタ手足を動かしている。

私がスタート地点に戻った頃、男はようやく向こう岸に到着し、肩で息をしていた。

よくぞあの程度の泳力で、あれだけエラそうな顔ができたものだ。

ジタバタ泳いでは片道で休憩する、浅黒男の間を縫って、ウォームアップを終了し、私はレーンを移った。

見送る男の視線は、ややホッとしたように見えたが、気のせいかもしれない。

やがて、浅黒男のレーンに、ほっそりした高齢の女性がやってきた。

男はまた、懲りもせずガンを飛ばしているが、しかし私は知っている。

あの小柄なオバアサンが、女性水泳教室の最上級コースを満期で卒業したツワモノ、イトウさんであることを。(→せんぱい話。

もはや振り向く必要も認めず、残りの時間を心楽しく泳いだ。



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ごきんじょ | コメント(6) | トラックバック(0) | 2018/12/27 11:30

おせいぼ話。

連休に帰って来たムスメが、コーヒーを手に

なんかお菓子ないの?

というので、先週届いたお歳暮の焼菓子を出してやった。ムスメはフィナンシェをかじりかじり

オセーボかあ… もらったことないなあ…

そりゃまあ、社会人2年目では、ふつうもらわないだろうね。

さいきんは虚礼廃止も進んでたかが知れてるが、結婚してた頃は、あちこちとやったりとったり、していた。

デパートのカタログを取り寄せ、あの人にはコレを、と選ぶのが、歳末の重要事だった。

仕事や義理のつながりで贈るお歳暮は、プレゼントとは違う。

来年もよろしく、あわよくば今年よりいい目に遭わせてね、という下心が動機なのだ。

忘れられない存在感を示しつつ、社会人らしい常識を発揮し、程の良さを見せねばならない。

そういえば、夫の上司の奥様に、年始で言われたことがあった。

お宅から鮎巻きが来ると思ってたら、違ったから 困ったわア!

あゆやのあゆまき

いつも同じ銘柄の食品を贈っていたのを、変えてみた時だった。

おせちの1品に、当てになさっていたらしい。あわてて戻したのは言うまでもない。

同じものを贈るというのも、意味があるんだなあと思った。

まあ、そんなことも、今は昔の思い出だ。

ねー オセーボって、どうやったらもらえるようになんの?

まだその話かい。

働け、ムスメ。そうすれば、来るものは来る、だろう。



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もろもろ | コメント(4) | トラックバック(0) | 2018/12/26 11:30

ドリトル本。

子供の頃は、12月25日の朝起きると、枕元にリボンの包みが置かれていた。

サンタクロースのプレゼントだ。

今は当たり前かもしれないが、50年前のその頃、毎年サンタが来る家はわりに珍しかった。

父は旧式の男であるから、ハイカラで夢見がちな母の差し金であったろう。

うちに来るサンタは、子供の希望を聞いてくれるタイプではなく、先方で勝手に決めたプレゼントを持ってくる人であった。

スモック刺繍のブラウス、薔薇模様のオルゴール、象牙色の手鏡とヘアブラシのセット…。

そんな品物が、知らぬ間に調えられ、枕辺に届く。ウキウキと気持華やぐ、クリスマスの朝だ。

女の子らしくキレイなものばかりのプレゼントは、こそばゆく嬉しい。

でも、同時に、それを見るたび

かわいい女の子になりなさい 優雅で上等な女の子になりなさい

そう言われているようで、心のすみっこがチクリと痛かった。

幼いながらも、自分はそうはなれないと、どこかでわかっていたのだと思う。

素敵なプレゼントを、必ずしも大喜びしていない私を、サンタは遠くで見ていたのだろうか。

ある年のクリスマスの朝、プレゼントらしからぬ、ぺたんこの地味な包みが、枕元にあった。

茶色の包み紙をバリバリと開けると

どりとるせんせいこうかいき
(「ドリトル先生航海記」 ロフティング著 井伏鱒二訳)

白黒で字のいっぱいある、でもとても面白そうな、ずっしり重い本が入っていた。

あの日の嬉しさを、私はけっして忘れない。

そして私は、お化粧や洋服よりも、本の好きな女になったのだ。



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ブックガイド | コメント(13) | トラックバック(0) | 2018/12/25 11:30

いきなり話。

夕方、まだ明るいうちに仕事が終わった。

お昼を抜いたのでお腹はペコペコ。心覚えの店に行ってみると、なんと予約で満員だ。

済まなそうな顔すら、見せない店員。

ああ、クリスマスだ 3連休だ どこも混んでて当然なんだ

カップルやお友達同士が、楽し気に連れ立って歩く中、1人ポンと投げ出されたような気分で、周りを見回した。

空腹が心細さをいや増す。

マッチを買ってください… マッチはいかがですか… 

いいトシしてマッチ売りの少女になりそうで、あわててブルンと身震いをし、勢いをつけて歩き出した先に、入ったことない店。

立ち食いで量り売りのステーキを食べさせるので、少し前に話題になった店だ。

もはや目新しさもないしょぼくれた感じが、今の気分にちょうどよくて、入ってみることにした。

観光客の多いこの場所でも、夕食には早いせいもあって、店内は2分くらいの入り。

予想した立ち食いではなく、高いスツールのカウンター席に、ぽつぽつと1人客がいる。

白いコック服を着た丸顔の若者が、注文を取りに来た。

私、はじめて来たの どうしたらいいのかしら?

えーっと…このカードをお持ちになり…アチラのカウンターで…ゴキボウのグラム数を…

なんだか頼りないヤツだ。

言われた通り番号札を持って、適当に注文してから席に戻ると、壁に

付け合わせ野菜 変更できます!

と貼り出してあるのに気付いた。手を挙げてさっきの若者を呼び

今からでも変えられますか?

と聞くと、あわてて奥に引っ込み、モジョモジョしていたと思うと駆け戻ってきて

ハイ… ご変更イタシマス…

と、緊張した面持ちは、どうやら新人らしい。

やがてステーキの乗った鉄板を捧げ持った新人君が、そろそろとやってきて

オマタセシマシタ…

慎重に私の前に置く。

こちら辛みのソース、あちらの赤いフタが、甘みのソースとなってオリマス…

マニュアル通り言い終え、ホッとした様子の新人君は、来た時の倍のスピードで引き下がった。

1グラム6.9円のステーキは、まあお値段なりである。食べ終えて伝票を持ち、レジに向かうと、新人君がまた奥からすっ飛んできた。

サイフからお金を出しながら、黙ってられないオバサンはつい尋ねる。

新人さんですか?

ハイ、昨日から…

お食事楽しかったわ がんばってね

そう言うと、恥ずかしそうに顔を赤くして

ハイ、ガンバリマス ありがとうございました…

あんなによく焼けたレアは初めて食べたが、なんとなく楽しい気分で外に出た。

今はあんな新人君も、きっとすぐに慣れて、客を鼻であしらうようになるのだろう。

頬に、風が冷たい。電飾まばゆい人混みの街を、早足で抜けて、駅に向かった。

いきなりすてーきではたらこう



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もろもろ | コメント(14) | トラックバック(0) | 2018/12/24 11:30

そぼのじ話。

週末は年賀状書き。

公私ともに字を書く機会が減り、ビックリするほどヘタになったので、宛名は手書きにしている。

今年の年賀状を見ながら、知る人の名前と住所を書くひと時は楽しい。

好きな人、そうでもない人、しょうじき言えばちょっと苦手な人。

いい人の住む場所には、ステキな名前がついている。

書き終えて、投函するぶんをバッグに入れたら、今年の年賀状は輪ゴムで止める。

来年のが届いたら、こちらは処分するのだ。

写真が載ってようが、偉い人からだろうが、わりに平気で捨てられる私だが、例外もある。

祖母の最後の年賀状も、その1枚である。

その年、もう松も取れようというころ届いたハガキは、はじめは誰からかわからなかった。

何年も、祖母の字なんて見ていなかったからだ。

若い頃は筆を持つのを億劫がらず、字も上手かった祖母。

印刷の謹賀新年の横に、

本年も宜しくお願い申し上げます

筆圧のない、細く頼りない字で書き添えられた、たった1行。

次の春を見ることなくして、祖母は亡くなった。「本年」は、3か月もなかったことになる。

時々取り出してみる、ヨロヨロの字のハガキは、永久保存版である。

ねんがはがき2019
(ついに愛用の「いろどり年賀」も無くなった)



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むかしむかし | コメント(8) | トラックバック(0) | 2018/12/23 11:30

さんしょく話。

寒さ厳しき折柄、風邪薬のCMをよく見る。

べんざぶろっくぷらす

アヤセハルカ嬢に

あなたの風邪はどこから?

と呼びかけられ、どこだろうと考える前に、またよけいなことを思いつく。

この箱、なんでこの色なんだろ?

ネツを下げる、冷たい。ノドの痛みを癒す、ヒンヤリしたシルバー

でもハナは?なんで黄色?もしや、ハナミズ?

あまり衛生的でない想像が浮かんだところで、

風邪に 速攻アターック!

点けっぱなしのテレビの中で、マツモトジュンがぴょーんと飛ぶ。

るるあたっく

あ、これはネツがなんだ。ノドはヒンヤリのなのね。

そんでハナは…ミドリ?

ハナミズ的には、黄色より病状悪化してないか?

ハナのクスリに適当な色って何だろう、と考えていると、こんどは

効いたよネ 早めのパブロン…

スパイに扮したエグチヨウスケが、シブい声で別のクスリを勧めてくる。

ぱぶろんめでぃかる

アレ?ノドは…ヒンヤリしなくていいの?しかもハナは…青?どんなハナミズ?!

あと、ネツは?熱はどうなった?

同じように症状に応じた、各社3つずつの風邪薬、同じように見えてもチマチマ変えてあるのが、なんだかおかしい。

今日は冬至

皆様も風邪薬を飲まずに済むよう、どうかお身体おいといください。



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てれびじょん | コメント(8) | トラックバック(0) | 2018/12/22 11:30
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