すとれっち話。
50を過ぎてから、冷えると腰痛が出る(→ ようつう話。)。
寝込むほどではないが、ほっとくとヤバいかも、という予感はある。
先輩がたのご指導も得て乗り切ってきたが、腰痛対策とあれば、若い頃はバカにしていた健康番組にも、チャンネルを合わせるようになった。

先日、フトモモの筋肉のストレッチを紹介していた。試してみると、たしかにこわばりがある。
テレビの前でフトモモを伸ばしながら思い出した。
そういえば、おシリの筋肉が硬いのも、腰痛の原因だと聞いたことがある。
あの時教わったおシリのストレッチもやっておこう。
これで腰痛は大丈夫!
そう思って就寝した翌日。
イテテテテ…
朝起きるなり、思わず声が出た。
腰痛ではない。
フトモモとおシリが痛い。
長年かたまっていた筋肉を、いきなり伸ばしたせいかもしれない。
よせばよかった、と後悔したが、腰のほうはいつになくスッキリしているのである。
腰痛がずり下がったようで気味が悪い。
さて、このストレッチ、続けるべきか否か。
痛いおシリをさすりつつ、迷っている。

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寝込むほどではないが、ほっとくとヤバいかも、という予感はある。
先輩がたのご指導も得て乗り切ってきたが、腰痛対策とあれば、若い頃はバカにしていた健康番組にも、チャンネルを合わせるようになった。

先日、フトモモの筋肉のストレッチを紹介していた。試してみると、たしかにこわばりがある。
テレビの前でフトモモを伸ばしながら思い出した。
そういえば、おシリの筋肉が硬いのも、腰痛の原因だと聞いたことがある。
あの時教わったおシリのストレッチもやっておこう。
これで腰痛は大丈夫!
そう思って就寝した翌日。
イテテテテ…
朝起きるなり、思わず声が出た。
腰痛ではない。
フトモモとおシリが痛い。
長年かたまっていた筋肉を、いきなり伸ばしたせいかもしれない。
よせばよかった、と後悔したが、腰のほうはいつになくスッキリしているのである。
腰痛がずり下がったようで気味が悪い。
さて、このストレッチ、続けるべきか否か。
痛いおシリをさすりつつ、迷っている。

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ボクラノ本。
子供の頃からずっと本を読んできた。
子供は大人になるけれど、本は変わらない。
過去に感激した本を、時を隔てて読むと色あせて見えて、落胆することがある。
逆に、昔はちっとも分かってなかった、と自分のバカさ加減を確認することもある。
もちろん、今も昔も変わらぬ感動を呼び起こしてくれる本もある。
一時的な勢いで面白く感じた本は消え、ずっと大切にしたい本が残って、その人の顔といえる書棚が出来上がっていくのだろう。
しかし何事にも例外はある。
青春のその時、夢中で読んで惹きつけられたが、今読むと、どこの何にそんなに魅力を感じたか、さっぱり分からない。
そのくせ処分する気になれず棚に戻し、何年かに1度手に取って読んでは、やっぱり分からない。
そんなヘンテコな本がこれである。

(「ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件」 橋本治著)
著者のおそらく唯一の(確認したわけではないが)ミステリ。
およそミステリ的でない作家が、思いたって書いてみたら書けてしまった、そんなミステリ。
人を食ったような、優しいような、ただ底なしに寂しい空気だけがフワフワと行間から漂い出て、私を不安にする。
橋本治が昨日29日、亡くなった。

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子供は大人になるけれど、本は変わらない。
過去に感激した本を、時を隔てて読むと色あせて見えて、落胆することがある。
逆に、昔はちっとも分かってなかった、と自分のバカさ加減を確認することもある。
もちろん、今も昔も変わらぬ感動を呼び起こしてくれる本もある。
一時的な勢いで面白く感じた本は消え、ずっと大切にしたい本が残って、その人の顔といえる書棚が出来上がっていくのだろう。
しかし何事にも例外はある。
青春のその時、夢中で読んで惹きつけられたが、今読むと、どこの何にそんなに魅力を感じたか、さっぱり分からない。
そのくせ処分する気になれず棚に戻し、何年かに1度手に取って読んでは、やっぱり分からない。
そんなヘンテコな本がこれである。

(「ふしぎとぼくらはなにをしたらよいかの殺人事件」 橋本治著)
著者のおそらく唯一の(確認したわけではないが)ミステリ。
およそミステリ的でない作家が、思いたって書いてみたら書けてしまった、そんなミステリ。
人を食ったような、優しいような、ただ底なしに寂しい空気だけがフワフワと行間から漂い出て、私を不安にする。
橋本治が昨日29日、亡くなった。

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シナナイ本。
寒いので光熱費がかさむ。
1人になってガスも電気も安くなると思いきや、あんまり変わらないのだ。
なんとか節約を考えねばならない。
日中は我慢するとしても、冷える夜はやはり暖房を点けたい。この時間をいかに短くするかだ。
サッサとフトンに入ればいいのではないか。
ところが困ったことに、私はのび太並みに寝るのが速いのである(→ ねむたい話。)。

9時だろうが7時だろうが、フトンに入るや否や、グーグー眠ってしまう。
そして、とんでもない早朝に目が覚める。
まだ暗いうちに起きてしまっては、けっきょく暖房を点けねばならない。
なんとか、ヌクヌクとフトンに入りつつ、眠らずにいる方法はないものか。
ミステリを読めばいいかもしれないと考え、レビューで上位の1冊を求め、寝床に持ちこんだ。
ところが、いくらも進まぬうち、ズブズブ眠りの淵に引き込まれてしまう。
次の日はマジメに、続きから読み始めるのだが、やはりバタリと本を取り落とし、気絶。
その次の日も同様。
いつまでも事件は起こらず、登場人物全員がピンピンしたまま、夜が明けて翌日になる。
朝の光の中
また誰も死ななかった…
そう思いながら、怪奇な装丁を眺める虚しさよ。
しかし、点滴石を穿つの例えもある。
昨夜、下がるマブタの圧力と戦いつつ、活字を追っていたら、ついに最初の被害者が殺された。
やった…やっと死んだ…
その瞬間、安堵のあまり、私は意識を失った。
(ブックガイドとは申せ、今回は読んだ本のご紹介は控えます。)

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1人になってガスも電気も安くなると思いきや、あんまり変わらないのだ。
なんとか節約を考えねばならない。
日中は我慢するとしても、冷える夜はやはり暖房を点けたい。この時間をいかに短くするかだ。
サッサとフトンに入ればいいのではないか。
ところが困ったことに、私はのび太並みに寝るのが速いのである(→ ねむたい話。)。

9時だろうが7時だろうが、フトンに入るや否や、グーグー眠ってしまう。
そして、とんでもない早朝に目が覚める。
まだ暗いうちに起きてしまっては、けっきょく暖房を点けねばならない。
なんとか、ヌクヌクとフトンに入りつつ、眠らずにいる方法はないものか。
ミステリを読めばいいかもしれないと考え、レビューで上位の1冊を求め、寝床に持ちこんだ。
ところが、いくらも進まぬうち、ズブズブ眠りの淵に引き込まれてしまう。
次の日はマジメに、続きから読み始めるのだが、やはりバタリと本を取り落とし、気絶。
その次の日も同様。
いつまでも事件は起こらず、登場人物全員がピンピンしたまま、夜が明けて翌日になる。
朝の光の中
また誰も死ななかった…
そう思いながら、怪奇な装丁を眺める虚しさよ。
しかし、点滴石を穿つの例えもある。
昨夜、下がるマブタの圧力と戦いつつ、活字を追っていたら、ついに最初の被害者が殺された。
やった…やっと死んだ…
その瞬間、安堵のあまり、私は意識を失った。
(ブックガイドとは申せ、今回は読んだ本のご紹介は控えます。)

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けーぶる話。

某人気ドラマに登場したブック型ライト。
閉じるとハードカバーの本くらいの大きさで、開くとジャバラの部分がぼうっと光る。
ドラマ終了後だいぶ経って、ようやく値崩れしてきたので、去年買ったのだ。
コードレスなので電池式かと思ったら、イマドキはこんなものもUSB充電である。
時々点けて楽しんでいたら暗くなったので、さあ充電、と思ったら、ケーブルが無い。
パソコン回りや、電池や延長コードのしまい場所、心当たりを捜すが、見当たらない。
やがて不安の霧がモヤモヤ立ち込めてくる。
年末の大片付け(→ はこいり話。)の時、ヘンなところに見慣れないケーブルを見つけ
なんだコレ… 何だか分かんない…ということは 捨てていっか!
と、思った記憶があるのだ。
その後じっさい捨てたかどうか覚えていないが
捨ててよくない!よくないぞ1か月前の私!
呼びかけて伝わるわけもなく、心の叫びはむなしく時空の谷間に吸われていく。
さらに困ったことに、捜索中にUSBケーブルが4本出てきてしまった。
どれもがライトにはつながらず、しかも何に使うのか判然としないのである。
オマエはいったいどこの子だい?
話しかけても、ケーブルたちはただじっと横たわって、答えないのだった。(答えたら怖いけど)

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あとから話。
今日はちょっと残業。静かに作業していたら、
ドン!ドンドン!
遠くでなにか音がした。
何でしょう?
何だろうね
軽く言い交しただけで、仕事に戻った。
どうにか片付けて外に出ると、耳が切れそうに空気が冷たい。
こういう時は人けのあるところを通るに限る、と、遠回りしてアーケードに入る。
やけに混んだ商店街の一角に、人だかり。
都会の繁華街では大型スクリーンで音楽やスポーツを流しているが、ここはショーウインドーの中に普通のテレビを置いた、街頭テレビだ。
昭和か!
夕方相撲観戦のおじさん、おじいさんが足を止めているのは見るが、こんなにたくさん集まるのは珍しい。
何かなと思いつつ、人だかりを大きく避け、駅に向かった。
家に着いて、テレビを点けたら、かわいい笑顔のクローズアップが映った。
オオサカ選手、優勝のニュースだ。
なるほど、さっきの人だかりはこれだったのか。
暖かい飲み物を手にソファに落ち着くと、続いて地域のニュース。
…古都の冬の夜空をあかあかと染める、恒例の若草山、山焼きがおこなわれました…

ははあ、あのドンドンは、山焼きの花火だったのか。
だから、商店街もあんなに混んでたのか。
いろいろと、後になって分かる日だった。
山焼きが終われば、この街も一気に、春に向かっていく。

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ドン!ドンドン!
遠くでなにか音がした。
何でしょう?
何だろうね
軽く言い交しただけで、仕事に戻った。
どうにか片付けて外に出ると、耳が切れそうに空気が冷たい。
こういう時は人けのあるところを通るに限る、と、遠回りしてアーケードに入る。
やけに混んだ商店街の一角に、人だかり。
都会の繁華街では大型スクリーンで音楽やスポーツを流しているが、ここはショーウインドーの中に普通のテレビを置いた、街頭テレビだ。
昭和か!
夕方相撲観戦のおじさん、おじいさんが足を止めているのは見るが、こんなにたくさん集まるのは珍しい。
何かなと思いつつ、人だかりを大きく避け、駅に向かった。
家に着いて、テレビを点けたら、かわいい笑顔のクローズアップが映った。
オオサカ選手、優勝のニュースだ。
なるほど、さっきの人だかりはこれだったのか。
暖かい飲み物を手にソファに落ち着くと、続いて地域のニュース。
…古都の冬の夜空をあかあかと染める、恒例の若草山、山焼きがおこなわれました…

ははあ、あのドンドンは、山焼きの花火だったのか。
だから、商店街もあんなに混んでたのか。
いろいろと、後になって分かる日だった。
山焼きが終われば、この街も一気に、春に向かっていく。

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うるさい話。
ガチャン!
ビクン!
もともと大きな音が苦手だが、1人暮らしでなお嵩じた気がする。
1人の家の中は、テレビであれ音楽であれ、自分の鳴らす音しか聞こえない。
ケイタイの普及で、家の電話が鳴ることも減り、予期せぬ音といえば、せいぜいインターフォンくらいである。
不意に大きな音が鳴ると死にそうにドキドキするし、人の声にも敏感になってきた。
休日の図書館で
…ねーねーままーきのうねーようちえんでねーももちゃんがねー…
句読点のない幼児の話し声に、思わず顔をしかめて、ハッとした。
自分の子供が小さい頃には、無かったことだ。
躾とか、子連れのマナーとか、けっきょく平素静かにしている人間が、慣れないやかましさに閉口するだけのことである。
こうして私も意地悪ババアになるのか。
私の祖母も、孫が来るといつも
あーややこし…
タメイキ交じりに顔をしかめていた。
祖母は私たちのような子供がキライなんだろう、となんとなく思っていた。
このトシになって、ようやっとわかる。
子供がかわいくないのではなく、あれはただ、うるさかったのだ。
孫が15人もいた祖母には、特にかわいがられた記憶もないが、1つだけエピソードがある。
私が大学に受かった時、合格発表を
見に行きたい
と、わざわざ母についてきたというのである。
昔の合格発表は、当日の朝、大学構内の掲示板に張り出され、しばらくそのままにしてあった。
孫に愛着を示さない祖母にしては珍しい、と思ったのを覚えている。
日帰りギリギリの距離を、私鉄と国鉄を乗り継いで、模造紙に書かれた私の名前を見るためだけにやってきたのか。
そう思うと、少し胸が詰まる。


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ビクン!
もともと大きな音が苦手だが、1人暮らしでなお嵩じた気がする。
1人の家の中は、テレビであれ音楽であれ、自分の鳴らす音しか聞こえない。
ケイタイの普及で、家の電話が鳴ることも減り、予期せぬ音といえば、せいぜいインターフォンくらいである。
不意に大きな音が鳴ると死にそうにドキドキするし、人の声にも敏感になってきた。
休日の図書館で
…ねーねーままーきのうねーようちえんでねーももちゃんがねー…
句読点のない幼児の話し声に、思わず顔をしかめて、ハッとした。
自分の子供が小さい頃には、無かったことだ。
躾とか、子連れのマナーとか、けっきょく平素静かにしている人間が、慣れないやかましさに閉口するだけのことである。
こうして私も意地悪ババアになるのか。
私の祖母も、孫が来るといつも
あーややこし…
タメイキ交じりに顔をしかめていた。
祖母は私たちのような子供がキライなんだろう、となんとなく思っていた。
このトシになって、ようやっとわかる。
子供がかわいくないのではなく、あれはただ、うるさかったのだ。
孫が15人もいた祖母には、特にかわいがられた記憶もないが、1つだけエピソードがある。
私が大学に受かった時、合格発表を
見に行きたい
と、わざわざ母についてきたというのである。
昔の合格発表は、当日の朝、大学構内の掲示板に張り出され、しばらくそのままにしてあった。
孫に愛着を示さない祖母にしては珍しい、と思ったのを覚えている。
日帰りギリギリの距離を、私鉄と国鉄を乗り継いで、模造紙に書かれた私の名前を見るためだけにやってきたのか。
そう思うと、少し胸が詰まる。


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やっつけ話。
週に1度の生協の配達日、冷蔵庫の前でタメイキをつく。
入らない…
大根、キャベツ、白菜、冬の野菜ときたら、どうして揃いも揃ってデカいのだろう。

もちろん、どれも半分に切ったのが買えるけど、カサカサ乾いた切り口を見るとつい、切ってないほうに手が伸びる。
自然の造形は素晴らしい。丸ごとの野菜を求めることは、花を買うのに似た満足感がある。
しかし、野菜の困った点は、花と違って食べなければならないことだ。
一人暮らしの私は、買ったその日から、食べるに追われることになる。
キャベツ1玉買えば、千切り、味噌汁、炒め物…キャベツ、キャベツ、キャベツの日々。
外側から1枚ずつむいて食べ進み、直径15センチくらいになった頃には、もうウンザリだ。
いいかげん決着をつけたい。
エイヤとキャベツを俎板に載せ、ザクザク刻む。山盛りの量にひるみそうになるが、くじけず塩をぶっかけ、グシグシと全力で揉む。
さしものキャベツも浸透圧には勝てず、ようやくおとなしく、シンナリと浅漬けになった。
フッとひと息、腰に手を当てて、キャベツが収まったタッパーを眺め、
やっつけてやったぜ!
などと思いつつ、いったい何と戦っていたのか、じつは自分でもよくわからないのである。

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入らない…
大根、キャベツ、白菜、冬の野菜ときたら、どうして揃いも揃ってデカいのだろう。

もちろん、どれも半分に切ったのが買えるけど、カサカサ乾いた切り口を見るとつい、切ってないほうに手が伸びる。
自然の造形は素晴らしい。丸ごとの野菜を求めることは、花を買うのに似た満足感がある。
しかし、野菜の困った点は、花と違って食べなければならないことだ。
一人暮らしの私は、買ったその日から、食べるに追われることになる。
キャベツ1玉買えば、千切り、味噌汁、炒め物…キャベツ、キャベツ、キャベツの日々。
外側から1枚ずつむいて食べ進み、直径15センチくらいになった頃には、もうウンザリだ。
いいかげん決着をつけたい。
エイヤとキャベツを俎板に載せ、ザクザク刻む。山盛りの量にひるみそうになるが、くじけず塩をぶっかけ、グシグシと全力で揉む。
さしものキャベツも浸透圧には勝てず、ようやくおとなしく、シンナリと浅漬けになった。
フッとひと息、腰に手を当てて、キャベツが収まったタッパーを眺め、
やっつけてやったぜ!
などと思いつつ、いったい何と戦っていたのか、じつは自分でもよくわからないのである。

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ぼよよん話。
公私ともにインドアなので、運動不足になる。
座っている時間が運動になればと、こんなものを買ってみた。

バランスボールというものである。
ちょうどデスクの椅子が壊れたので、パソコンに向かう間、座ることにした。
試してみると、わるくない。
ボヨンとした感触が楽しいし、グンナリ座ると転がってしまうので、緊張感がある。
しぜんに姿勢が整い、お腹に力が入る。
今日明日どうということはないが、続ければよいことが起こる予感がする。
座るだけなのだから、いいことずくめかと思いきや、困ることもある。
なにしろ直径65センチの球が、部屋に転がっているわけだ。
座っている間はお尻の下なので気にならないが、そうでない時は大変ジャマである。
しかもボールなので、コロコロ転がる。
デスクの前が所定の位置なのだが、そこにとどまっているとは限らない。
とはいえ今日も今日とて、パソコンを立ち上げ、ボールに座る。
ふとゴミの日と気付いて、慌ててゴミをまとめ、上着を羽織って飛び出した。
なんとか間に合って、ヤレヤレと家に戻り、部屋のドアを開け…
ボヨヨ~ン♪
開かない。おかしいな、とまたドアを押すと
ボヨヨ~ン♪
知ってるような知らないような、ヘンな手応え。
バランスボールだ!
ヤツがドアのむこうで、開くのを妨げている。
そばを通った時の勢いで転がったボールが、ビリヤードのように部屋のあちこちに当たり、最終的にドアの内側にはまり込んだらしい。
部屋の中からは、点けっぱなしのテレビの音。
どうする、私?
ダメもとで、もう1度ドアを押してみたが
ボヨヨ~ン♪
ヘンな手応えが返ってきただけだった。

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座っている時間が運動になればと、こんなものを買ってみた。

バランスボールというものである。
ちょうどデスクの椅子が壊れたので、パソコンに向かう間、座ることにした。
試してみると、わるくない。
ボヨンとした感触が楽しいし、グンナリ座ると転がってしまうので、緊張感がある。
しぜんに姿勢が整い、お腹に力が入る。
今日明日どうということはないが、続ければよいことが起こる予感がする。
座るだけなのだから、いいことずくめかと思いきや、困ることもある。
なにしろ直径65センチの球が、部屋に転がっているわけだ。
座っている間はお尻の下なので気にならないが、そうでない時は大変ジャマである。
しかもボールなので、コロコロ転がる。
デスクの前が所定の位置なのだが、そこにとどまっているとは限らない。
とはいえ今日も今日とて、パソコンを立ち上げ、ボールに座る。
ふとゴミの日と気付いて、慌ててゴミをまとめ、上着を羽織って飛び出した。
なんとか間に合って、ヤレヤレと家に戻り、部屋のドアを開け…
ボヨヨ~ン♪
開かない。おかしいな、とまたドアを押すと
ボヨヨ~ン♪
知ってるような知らないような、ヘンな手応え。
バランスボールだ!
ヤツがドアのむこうで、開くのを妨げている。
そばを通った時の勢いで転がったボールが、ビリヤードのように部屋のあちこちに当たり、最終的にドアの内側にはまり込んだらしい。
部屋の中からは、点けっぱなしのテレビの音。
どうする、私?
ダメもとで、もう1度ドアを押してみたが
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りょうり話。
私は料理がキライである。
しないで済むなら、いつまでもやらずにいたいし、外食も大好きだ。
料理がヘタなわけではない。
イヤイヤながら家族の食事を20年以上作ってきたし、自分で食べてもまあまあ美味しい。
好き嫌いと上手下手はあまり関係ないのだろう。
しかし、所帯持ちの女が、料理を好かないというには、けっこう勇気がいる。
世にはびこる料理は愛情で作るもの、という共通理解のせいだ。
料理嫌いは、すなわち愛情のない母親。
内心忸怩たるものがありながら、日々の食事作りに追われていた時、ある記事を読んだ。
当時すでに有名な料理研究家であったその人は、
料理は一に技術二に知恵、三に知識、四、五がなくてやっと愛情かしら
対談の中で、こう断言していたのだ。
いかにも「料理は愛情よ」と言いそうな、お母さんっぽい彼女の意外な発言に、私は仰天した。
そう思って見ると、ニコニコ笑顔の彼女は、目は細めていても、けっして笑っていない。
カメラのむこうの何かを、冷静に見ている眼だ、そう思った。
料理嫌いはそのまま、著書の1冊を求めるでもないが、その人の言葉はいつも、私の中にある。
彼女、小林カツ代が亡くなって、5年が経つ。

(小林 カツ代 1937.10.24 - 2014.1.23)

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しないで済むなら、いつまでもやらずにいたいし、外食も大好きだ。
料理がヘタなわけではない。
イヤイヤながら家族の食事を20年以上作ってきたし、自分で食べてもまあまあ美味しい。
好き嫌いと上手下手はあまり関係ないのだろう。
しかし、所帯持ちの女が、料理を好かないというには、けっこう勇気がいる。
世にはびこる料理は愛情で作るもの、という共通理解のせいだ。
料理嫌いは、すなわち愛情のない母親。
内心忸怩たるものがありながら、日々の食事作りに追われていた時、ある記事を読んだ。
当時すでに有名な料理研究家であったその人は、
料理は一に技術二に知恵、三に知識、四、五がなくてやっと愛情かしら
対談の中で、こう断言していたのだ。
いかにも「料理は愛情よ」と言いそうな、お母さんっぽい彼女の意外な発言に、私は仰天した。
そう思って見ると、ニコニコ笑顔の彼女は、目は細めていても、けっして笑っていない。
カメラのむこうの何かを、冷静に見ている眼だ、そう思った。
料理嫌いはそのまま、著書の1冊を求めるでもないが、その人の言葉はいつも、私の中にある。
彼女、小林カツ代が亡くなって、5年が経つ。

(小林 カツ代 1937.10.24 - 2014.1.23)

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とれーぬ話。
今日はちょっとシモ系(エロい方ではなく、御不浄方面です)なので、予めご注意いたします。
検診の憂鬱は、胃カメラだけではない。
それは検診の前々日、ご不浄の扉に、
ケンベン!
と、自ら赤字で記したハリガミを、ため息交じりに貼りつけることから始まる。
そう、例のアレである。
ケンベンの困難といえば、便秘気味で検体を採取できない事態を想起される人が多かろうが、そうではない。
私は、1年365日、快便の女なのだ。(→ もらえぬ話。)
なにしろ座ると同時に出るものが出てしまうため、ご不浄に入る前が勝負。従ってハリガミは必須である。
ハリガミの効果あって、ブジ任務を思い出したとしても、困難は続く。
採取容器に同封されているこの紙

トレールペーパーとはよくも名付けたと思うが、私はこれでブツを採れたことがない。
ここで突然だが、学生時代の物理を思い出していただきたい。
物体の運動量は、その物体の質量と速度による。たとえば質量m(g)、速度v(m/s)の物体の運動量は
m × v = mv (g・m/s)
と表される。
要は重くて速い物のぶつかる勢いはスゴイ、ということである。
前述のごとく、わがスピードvは、いったん飛び出せばとどめることの出来ぬほど、速い。
しかも、そのスケールmは、なみはずれて壮大なのだ。
このmとvを掛け算した勢いを、こんな紙1枚で支え切れるものか。
採取の苦労は、まさに筆舌に尽くしがたいが、よしんば尽くせたとしても、とてもここに書くわけにはいかないのである。

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検診の憂鬱は、胃カメラだけではない。
それは検診の前々日、ご不浄の扉に、
ケンベン!
と、自ら赤字で記したハリガミを、ため息交じりに貼りつけることから始まる。
そう、例のアレである。
ケンベンの困難といえば、便秘気味で検体を採取できない事態を想起される人が多かろうが、そうではない。
私は、1年365日、快便の女なのだ。(→ もらえぬ話。)
なにしろ座ると同時に出るものが出てしまうため、ご不浄に入る前が勝負。従ってハリガミは必須である。
ハリガミの効果あって、ブジ任務を思い出したとしても、困難は続く。
採取容器に同封されているこの紙

トレールペーパーとはよくも名付けたと思うが、私はこれでブツを採れたことがない。
ここで突然だが、学生時代の物理を思い出していただきたい。
物体の運動量は、その物体の質量と速度による。たとえば質量m(g)、速度v(m/s)の物体の運動量は
m × v = mv (g・m/s)
と表される。
要は重くて速い物のぶつかる勢いはスゴイ、ということである。
前述のごとく、わがスピードvは、いったん飛び出せばとどめることの出来ぬほど、速い。
しかも、そのスケールmは、なみはずれて壮大なのだ。
このmとvを掛け算した勢いを、こんな紙1枚で支え切れるものか。
採取の苦労は、まさに筆舌に尽くしがたいが、よしんば尽くせたとしても、とてもここに書くわけにはいかないのである。

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