うごいた話。
部屋の中で濡れずにいて、しとしとと降りつづく雨を見るのはいいものだ。
窓の雨粒を見ながら、そういえば耳が動くようになったのも、こんな日だった、と思った。
内田百閒は幼少の砌、ご母堂に理不尽に叱られたことに腹を立て、歯を食いしばるあまりに耳が動き出したという。(「続百鬼園随筆」収録「立腹帖」)
私の場合は誰に叱られたわけでもない。特訓してできるようになったのである。
ゲームもDVDもない子どものころ。
ヒマを持て余していても、今の子供みたいに、親が機嫌を取ってくれるわけではない。
どんな子供も、自分のヒマは自分でつぶしていた。
母の鏡台をのぞいて、寄り目をしたり、鼻の穴を膨らませたり、口をとがらせ、はたまた裂けるほど大きく開けたり、動くものを全部動かした。
すると、耳だけがじーっとしているのが、どうも気にくわない。
そこへ運悪く、わが家の猫、ヘタレの坊ちゃま(→ へたれな話。)が通りかかった。
猫の耳は動く。
さっそく、いやがる猫を捕まえてガッシと膝の間にはさみ、耳の観察である。
猫がジーパンに爪を立てて憤然と去っていくまでに、耳そのものでなく、その前後左右の筋肉が耳を動かしているらしい、とわかった。
つまり耳は周りから引っ張られるのである。
どこが動きそうか、力の入るところを確かめていると、唾液の湧いてくる箇所、あごの関節の下あたりに、何か『感じ』があった。
ここに何かあるぞという野生の勘。
オタフク風邪が再発しそうなくらい、その辺りに力を入れると、今までにない感覚とともに、耳が後ろに動いた!
それ以来、私の耳は動くが、だからって何ということはない。
内田百閒は、師である夏目漱石のところに行って、耳を動かして見せたそうだが、見せられた方もきっと困ったろう。

(見せたほう)

(見せられたほう)
本日は百鬼園内田榮造先生の忌日にあたり、2014年6月18日の記事に加筆掲載いたします。

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窓の雨粒を見ながら、そういえば耳が動くようになったのも、こんな日だった、と思った。
内田百閒は幼少の砌、ご母堂に理不尽に叱られたことに腹を立て、歯を食いしばるあまりに耳が動き出したという。(「続百鬼園随筆」収録「立腹帖」)
私の場合は誰に叱られたわけでもない。特訓してできるようになったのである。
ゲームもDVDもない子どものころ。
ヒマを持て余していても、今の子供みたいに、親が機嫌を取ってくれるわけではない。
どんな子供も、自分のヒマは自分でつぶしていた。
母の鏡台をのぞいて、寄り目をしたり、鼻の穴を膨らませたり、口をとがらせ、はたまた裂けるほど大きく開けたり、動くものを全部動かした。
すると、耳だけがじーっとしているのが、どうも気にくわない。
そこへ運悪く、わが家の猫、ヘタレの坊ちゃま(→ へたれな話。)が通りかかった。
猫の耳は動く。
さっそく、いやがる猫を捕まえてガッシと膝の間にはさみ、耳の観察である。
猫がジーパンに爪を立てて憤然と去っていくまでに、耳そのものでなく、その前後左右の筋肉が耳を動かしているらしい、とわかった。
つまり耳は周りから引っ張られるのである。
どこが動きそうか、力の入るところを確かめていると、唾液の湧いてくる箇所、あごの関節の下あたりに、何か『感じ』があった。
ここに何かあるぞという野生の勘。
オタフク風邪が再発しそうなくらい、その辺りに力を入れると、今までにない感覚とともに、耳が後ろに動いた!
それ以来、私の耳は動くが、だからって何ということはない。
内田百閒は、師である夏目漱石のところに行って、耳を動かして見せたそうだが、見せられた方もきっと困ったろう。

(見せたほう)

(見せられたほう)
本日は百鬼園内田榮造先生の忌日にあたり、2014年6月18日の記事に加筆掲載いたします。

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まんえん話。
ただでさえ憂鬱なニュースを、さらに不愉快にするもの。
それは画面を横断する字幕である。
テレビ局の人は漢字に弱く、公営私営を問わず、間違いがたいへん多い。
きっとパソコンの変換で、最初に出てきた字が正しいと思っているのだろう。
くわえて近頃は、見ただけで身体がよじれそうなキモチワルイ字配りを目にすることが増えた。
いわく、まん延。
あるいは、ひっ迫。
漢字を習いかけの小学生じゃあるまいし、なんで熟語の1字だけを仮名に開くのか。
蔓延とあるからこそ、不気味な植物の蔓がうねうねと延びてはびこる様子が浮かぶ。
逼迫の逼に、幸福の福と同じ畐があるのはなんでか、考えるから意味がある。
なじみがない、難しいというならば、言葉自体を避ければよい。
テレビを見る誰かれも、てんでに検索ツールを持つ時代に、余計なお世話もいいところである。
リンゴやミカンじゃあるまいし、漢語を仮名に開くなんて、ローマ字で書くくらい無意味だ。
しかし、各局そろいもそろって連発するには理由がありそうだ。
何か出典があるのじゃないだろうか。
入力するのも不快だが、我慢して「まん延 ひっ迫」を検索。
…医療提供体制もひっ迫してきていることから、全国的かつ急速なまん延により国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼすおそれが…
(「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」)
このへんが出どころだろうか。

(新聞も…「見える化」だけでもイヤなのに→みえるか話。)

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それは画面を横断する字幕である。
テレビ局の人は漢字に弱く、公営私営を問わず、間違いがたいへん多い。
きっとパソコンの変換で、最初に出てきた字が正しいと思っているのだろう。
くわえて近頃は、見ただけで身体がよじれそうなキモチワルイ字配りを目にすることが増えた。
いわく、まん延。
あるいは、ひっ迫。
漢字を習いかけの小学生じゃあるまいし、なんで熟語の1字だけを仮名に開くのか。
蔓延とあるからこそ、不気味な植物の蔓がうねうねと延びてはびこる様子が浮かぶ。
逼迫の逼に、幸福の福と同じ畐があるのはなんでか、考えるから意味がある。
なじみがない、難しいというならば、言葉自体を避ければよい。
テレビを見る誰かれも、てんでに検索ツールを持つ時代に、余計なお世話もいいところである。
リンゴやミカンじゃあるまいし、漢語を仮名に開くなんて、ローマ字で書くくらい無意味だ。
しかし、各局そろいもそろって連発するには理由がありそうだ。
何か出典があるのじゃないだろうか。
入力するのも不快だが、我慢して「まん延 ひっ迫」を検索。
…医療提供体制もひっ迫してきていることから、全国的かつ急速なまん延により国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼすおそれが…
(「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」)
このへんが出どころだろうか。

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ちーずの話。
朝のひと口めはチーズ。
そのまま食べたり、パンにはさんだり、いろいろだけど、好きな銘柄は常備している。
買い置きを切らさないか、残りが気になる。
スライド式のパッケージを開けると、いっぱいに入っていて

傾けても、ぴっちり詰まって動かない。
ヨシヨシ…
満足して、冷蔵庫の扉をぱたんと閉めてから
アレ?
おかしなことに気付く。
今朝食べたのに、なぜ箱いっぱいなのか?
もし1つも食べてないなら、なぜ封は切ってあるのか?
再度箱を取り出し、大きく開けて、納得した。

フフフ…騙された だまされた…
チーズたちがちっちゃい声で、笑ってるみたい。
こんなことで過ぎていく日も、あんがい楽しい。

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そのまま食べたり、パンにはさんだり、いろいろだけど、好きな銘柄は常備している。
買い置きを切らさないか、残りが気になる。
スライド式のパッケージを開けると、いっぱいに入っていて

傾けても、ぴっちり詰まって動かない。
ヨシヨシ…
満足して、冷蔵庫の扉をぱたんと閉めてから
アレ?
おかしなことに気付く。
今朝食べたのに、なぜ箱いっぱいなのか?
もし1つも食べてないなら、なぜ封は切ってあるのか?
再度箱を取り出し、大きく開けて、納得した。

フフフ…騙された だまされた…
チーズたちがちっちゃい声で、笑ってるみたい。
こんなことで過ぎていく日も、あんがい楽しい。

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とらわれ話。
今日も相変わらず。
外に出るのはゴミ出しだけの、いささか盛り上がりを欠く日が続く。
こうなってみて気づいたが、私は、単調な生活にあんがい強いようだ。
幽閉とか、軟禁とか、囚われの姫君とか、そんな身の上になっても、3度のゴハンさえ出ればけっこうハッピーに過ごせるかもしれない。
些細なことに引っかかり、くだらないことを延々と考えて飽きない性格が、良いほうに作用していると言えよう。
例えばこうして窓を開けて、風を感じるだけで…
…がー…
あの音…ハッ!プラゴミ!
慌ててまだ結ばないゴミ袋をひっつかんで飛び出す。
ひさびさの全力疾走はけっこうキツかった。
もしもいつか囚われの身になっても、ゴミ出しはさせてもらえるといいな、と思う。

(「次の燃えるゴミは あさってだわ…」)

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外に出るのはゴミ出しだけの、いささか盛り上がりを欠く日が続く。
こうなってみて気づいたが、私は、単調な生活にあんがい強いようだ。
幽閉とか、軟禁とか、囚われの姫君とか、そんな身の上になっても、3度のゴハンさえ出ればけっこうハッピーに過ごせるかもしれない。
些細なことに引っかかり、くだらないことを延々と考えて飽きない性格が、良いほうに作用していると言えよう。
例えばこうして窓を開けて、風を感じるだけで…
…がー…
あの音…ハッ!プラゴミ!
慌ててまだ結ばないゴミ袋をひっつかんで飛び出す。
ひさびさの全力疾走はけっこうキツかった。
もしもいつか囚われの身になっても、ゴミ出しはさせてもらえるといいな、と思う。

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ぎゅうたん話。
楽しみの少ない自粛の日々。珍しいものでも食べて、気分転換しよう。
取り出しましたるは

仙台名物、牛タンの唐揚げである。
名店監修の文字が、いやがうえにも気分を盛り上げる。
裏面の説明をマジメに読み、正しくレンジの加熱時間をセット。
♪ちーん♪
アチチ…とお皿をつかんで、急いで食卓に運び、さっそく最初のひときれを口にいれた。
んまい!
これこれ!歯を跳ね返す、牛タンの噛み応え。
しっかりした味付けで、ビールが進む。
楽しく飲んで食べて、いい気分でフトンに入った。
そして翌朝。
アゴ痛い…口が開かなーい!
そんなに強く噛みしめた覚えはないのだが、原因は、やはり牛タンか。
家にいてばかりで、筋力低下が気になるなか、思わぬことでアゴを鍛えてしまったことだった。

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取り出しましたるは

仙台名物、牛タンの唐揚げである。
名店監修の文字が、いやがうえにも気分を盛り上げる。
裏面の説明をマジメに読み、正しくレンジの加熱時間をセット。
♪ちーん♪
アチチ…とお皿をつかんで、急いで食卓に運び、さっそく最初のひときれを口にいれた。
んまい!
これこれ!歯を跳ね返す、牛タンの噛み応え。
しっかりした味付けで、ビールが進む。
楽しく飲んで食べて、いい気分でフトンに入った。
そして翌朝。
アゴ痛い…口が開かなーい!
そんなに強く噛みしめた覚えはないのだが、原因は、やはり牛タンか。
家にいてばかりで、筋力低下が気になるなか、思わぬことでアゴを鍛えてしまったことだった。

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ひゃくにち話。
ここの記事は、当日の早朝に書いている。
予定があるときは、予約投稿の機能を使うこともあるが、だいたいはその日に慌てて書く。
例外的に前々から書くのは、今日は○○の日、というやつである。
検索して見つけた話題や、年中行事にあたっての思い出話などは、ヒマな時に書いておく。
そんな下書きがある日は、作りおきのオカズがあるみたいな、豊かな気分になる。
さて今日はどうだったかな…
つぶやきつつ下書きファイルを開くと、15日付の記事。
お…やった~!
ぬか喜びしたものの、画像やリンクまで貼った文面を見たら、ひどくもの悲しい気分になった。
書き換えも忍びないので、以下そのまま掲載することとしよう。
……………
今日は東京オリンピック開催100日前(→せんにち話。)。

(OKKANABIKKURINGはTOKYO2020を応援します)
……………

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予定があるときは、予約投稿の機能を使うこともあるが、だいたいはその日に慌てて書く。
例外的に前々から書くのは、今日は○○の日、というやつである。
検索して見つけた話題や、年中行事にあたっての思い出話などは、ヒマな時に書いておく。
そんな下書きがある日は、作りおきのオカズがあるみたいな、豊かな気分になる。
さて今日はどうだったかな…
つぶやきつつ下書きファイルを開くと、15日付の記事。
お…やった~!
ぬか喜びしたものの、画像やリンクまで貼った文面を見たら、ひどくもの悲しい気分になった。
書き換えも忍びないので、以下そのまま掲載することとしよう。
……………
今日は東京オリンピック開催100日前(→せんにち話。)。

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かいらん話。
ここ数日、完全に家にこもっているので、ゴミ出しさえ、ちょっぴりウキウキする。
楽しい気分でゴミ袋を提げ、ドアを開けたら、門扉に何かブラ下がっていた。
回覧板だ。

(レイアウトのレの字もないこのファイルも嫌い)
私はかねがねこの回覧板というやつがキライ(→ かいらん話。)なので、さっきまでのウキウキを忘れて、ムッとした。
このクソややこしい時に 何の回覧だ!
いまいましいから、ゴミ出しついでにサッサと回してしまうことにしよう。
念のため、道みち開いて中を見たら
不要不急の外出は避けましょう!
わが目が信じられず、2度見したが間違いない。
バカか?!
ゴミ捨て場に投げそうになるのを、こらえるのに苦労した。

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楽しい気分でゴミ袋を提げ、ドアを開けたら、門扉に何かブラ下がっていた。
回覧板だ。

(レイアウトのレの字もないこのファイルも嫌い)
私はかねがねこの回覧板というやつがキライ(→ かいらん話。)なので、さっきまでのウキウキを忘れて、ムッとした。
このクソややこしい時に 何の回覧だ!
いまいましいから、ゴミ出しついでにサッサと回してしまうことにしよう。
念のため、道みち開いて中を見たら
不要不急の外出は避けましょう!
わが目が信じられず、2度見したが間違いない。
バカか?!
ゴミ捨て場に投げそうになるのを、こらえるのに苦労した。

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きょりの話。
テレビっ子の私は、家にいるとつい、テレビを点けてしまう。
再放送や、過去の映像の使いまわしが増え、新型ウィルスの影が、画面のむこうにもジワジワ染みてきているのがわかる。
気の滅入ることも多いが、目に快いこともある。
感染予防のため、出演者の間隔を広く取る番組が増えたことだ。
スタジオの広さは変わらないから、結果として、画面に映る人が減る。

だいたい近頃のテレビは出演者が多すぎた。
有象無象が、1文の値うちもない意見に、お金をもらいに集まる。
1列ならまだマシなほうで、はなはだしきは階段状の座席に、2列3列に並んでいる。
ああいう番組を見ると、遥か昔、算数の時間に
ゼロはいくら足してもずーっとゼロですよ~
先生が笑顔でおっしゃったのを思い出す。
新型ウィルスの教訓は様々あろうが、関係者が
あれ?別にあんなたくさん、要らなくない?
気づいたとしたら、視聴者としては非常にけっこうなことに思う。

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再放送や、過去の映像の使いまわしが増え、新型ウィルスの影が、画面のむこうにもジワジワ染みてきているのがわかる。
気の滅入ることも多いが、目に快いこともある。
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スタジオの広さは変わらないから、結果として、画面に映る人が減る。

だいたい近頃のテレビは出演者が多すぎた。
有象無象が、1文の値うちもない意見に、お金をもらいに集まる。
1列ならまだマシなほうで、はなはだしきは階段状の座席に、2列3列に並んでいる。
ああいう番組を見ると、遥か昔、算数の時間に
ゼロはいくら足してもずーっとゼロですよ~
先生が笑顔でおっしゃったのを思い出す。
新型ウィルスの教訓は様々あろうが、関係者が
あれ?別にあんなたくさん、要らなくない?
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じゃあじゃあ話。
…さー…
1人暮らしの家の中のどこかで、水の音がする。
おかしいな…ハッ!
慌てて洗面所まで駆けていくと

ああー!!
湯気がもうもう、蛇口からお湯がじゃあじゃあ。
うちは配管の関係か、お湯が出るのに時間がかかるので、朝いちばんは、最初の冷たい水をしばらく流して、温かくなるのを待たねばならない。
その水も汲んでおいてお風呂に入れたり、無駄にはしないのだが、つい目を離すこともある。
いつかはこんな失敗するんじゃないか、気になってはいたのだ。
あーあ…ガス代、水道代…
大きくため息をついたら、目が覚めた。
またいつもの些細な夢(→ またみた話。)だ。
窓の外は雨。
雨音が見させた夢だったようだ。
念のため洗面所を見に行くと、蛇口は夢とは別人みたいに、かしこまっていた。
ネマキのままでも、もう寒くない。今朝はお湯を出さずに、顔を洗ってみよう。

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1人暮らしの家の中のどこかで、水の音がする。
おかしいな…ハッ!
慌てて洗面所まで駆けていくと

ああー!!
湯気がもうもう、蛇口からお湯がじゃあじゃあ。
うちは配管の関係か、お湯が出るのに時間がかかるので、朝いちばんは、最初の冷たい水をしばらく流して、温かくなるのを待たねばならない。
その水も汲んでおいてお風呂に入れたり、無駄にはしないのだが、つい目を離すこともある。
いつかはこんな失敗するんじゃないか、気になってはいたのだ。
あーあ…ガス代、水道代…
大きくため息をついたら、目が覚めた。
またいつもの些細な夢(→ またみた話。)だ。
窓の外は雨。
雨音が見させた夢だったようだ。
念のため洗面所を見に行くと、蛇口は夢とは別人みたいに、かしこまっていた。
ネマキのままでも、もう寒くない。今朝はお湯を出さずに、顔を洗ってみよう。

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なかった話。
今のこの家に越してきたのは冬だった。
まだガランとして肌寒い部屋を見回すと、あちこちに

こんなフタがついている。開けてみると

おお、ガスの栓だ。
自動車がないので、灯油を買いに行くのも不便だし、ガス暖房ができるのはありがたい。
さっそくガスファンヒーターを2台購入した。
リビングのガス栓に接続してスイッチを押せば
ちちち…ぶおー…
頼もしい温風が勢いよく噴出し、たちまち春のような温かさが部屋に満ちる。
スンバラシイ!
続いて、仕事部屋にも。
真新しい段ボールから取り出したファンヒーターにガス管を接続し、壁のフタをパカッと…

アレ?
フタの中には虚無が広がっていた。
そういうわけで、ハリキって買ったガスファンヒーターは、新品のままお嫁入りすることになった(→ がすふぁん話。)のである。

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まだガランとして肌寒い部屋を見回すと、あちこちに

こんなフタがついている。開けてみると

おお、ガスの栓だ。
自動車がないので、灯油を買いに行くのも不便だし、ガス暖房ができるのはありがたい。
さっそくガスファンヒーターを2台購入した。
リビングのガス栓に接続してスイッチを押せば
ちちち…ぶおー…
頼もしい温風が勢いよく噴出し、たちまち春のような温かさが部屋に満ちる。
スンバラシイ!
続いて、仕事部屋にも。
真新しい段ボールから取り出したファンヒーターにガス管を接続し、壁のフタをパカッと…

アレ?
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