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しょーんの話。

さて、今日は燃えるゴミの日だ。

ゴミばかり出すオバサンとお思いだろうが、なにしろ他にイベントが無いのだから仕方がない。

さいわい天気はよし、ゴミ袋を提げてブラブラと、楽しい気分で家を出る。

えらいもので、ちかごろゴミ出しごときでウキウキするようになってきた。どんな状況にも慣れていく、自分の適応力がおそろしい。

地区のゴミステーションには、すでにゴミ袋が山になっていた。

漏れ聞くところでは、家にいる時間が長くなり、持ち物の整理や、身の回りの片付けを始める人が増えているらしい。

そのせいか、出されているのも、いつもの生ゴミばかりでなく、紙ごみや布物が多い気がする。

ゴミの山に近づいたとき、袋の中から見つめるに気づいて、ギョッとした。

大判の袋いっぱいに詰めたヌイグルミの1つ、それは見覚えのあるアニメのキャラクターだった。

ひつじのしょーん

ひつじのショーンは、英国の農場で飼われている。

平和な田舎の村のハプニングを、知恵と機転と、仲間とのチームワークで切り抜けるショーンの、ドタバタな活躍を描く楽しいアニメだ。

モコモコの身体に丸い目がかわいくて、人気のキャラクターが、こうしてゴミに出されている。

発作的に持ち帰りそうになるわが手を、待て待てと抑えた。

それが大人の判断というものである。

持ってきたゴミを山に加えて、家までの道を引き返しながら

ショーンのことだから、こんなピンチも きっと何とかするさ

そんな風に考えてみた。

shaun the sheep
(→ひつじのショーン 公式サイト



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ごきんじょ | コメント(8) | トラックバック(0) | 2020/04/30 11:30

しょうわの話。

4月29日は昭和の日、だそうだ。

昭和生まれの私にとっては天皇誕生日だが、それがいつの間にかみどりの日なんてものになった。

あれれと思っていたら、そのみどりの日も5月に移動し、じゃあ4月29日は休みじゃなくなったかと思えば、昭和の日なんてものができている。

落ち着かないにもほどがある。

祝日などという決まりごとに、そうフラフラされると、私ごときウッカリ者は困る(→みどりの話。)のだ。

昭和の日は、内閣府の定義では「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」日であるという。

昭和に生まれて人となった、われわれ以上の世代が、生きてピンピンしているうちから、思い切り顧みられるのもどうなんだという気がする。

くわえて、平成生まれの人が

昭和はあるけど、平成の日は無いんだな…

思ってやしないかと想像すると、おシリがモゾモゾして、落ち着かない。

しょうわのひ



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もろもろ | コメント(6) | トラックバック(0) | 2020/04/29 11:30

すーぱー話。

長くお読みくださってる方はお気づきかと思うが、ここひと月、母の記事を書いていない。

ご心配なく、ネタの宝庫、おばーちゃんは健在である。

ただ、なにしろ現在の状況では、いつものように実家に会いに行くのも憚られる。

とはいえ80代、1人暮らしの老母。健康状態は気になるので、イモートと毎日交代で電話し、LINEのグループトークで確認することにした。

さいわい季節は

園芸好きなおばーちゃんは、次々と咲く花の手入れに忙しく、楽しく庭で過ごしているらしい。

今朝も定時連絡の電話を入れる。

うっかり生協で、お米の注文を忘れた。近くのスーパー行くくらいはいいかしら。

何の気なしにおばーちゃんにそう言うと

あそこはお昼2時ごろが空いてるわよ 

いいことを教わった。

ふだんならバスの距離だが、運動を兼ねて、軽いスニーカーを履いて家を出る。

雲ひとつない青空の下、元気に手を振って歩けば、頬に暖かな風。

額にうっすら汗がにじむころ、目当ての看板が見えた。

自動ドアの電源を切って、開け放してあるのは、換気のためだろうか。

カゴが積まれた入口に向かうと、見覚えのある、小柄な姿がある。

アタシも 食パンがなかったの

すでに買物は済ませたらしく、大きな袋を提げていると思ったら、ごそごそと何か取り出した。

ハイこれ… 

妙にかさばる、しかしごく軽い、新聞紙の包み。

会うかなと思ったからね 急いでちぎってきた

マスクであらかた覆われた顔の中で、目が笑っている。じゃあねと出ていく背中がバス停に向かうのを確かめて、店内に入る。

買物を済ませ、うちに帰って広げてみたら、新聞紙の中は盛りのラベンダーの花束だった。

らべんだー



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ごかぞく | コメント(16) | トラックバック(0) | 2020/04/28 11:30

トショカン本。

パソコンを開けたら、見慣れた、だけど久しぶりのメールが入っていた。

予約取り置きのお知らせ

ぢょん でんばあ 様

予約されていた資料の準備が整いました…


あれ?図書館、お休み中じゃなかったっけ?

予約したものの、長いこと待って待って忘れかけていた、人気のベストセラーの到着通知だ。

きっと借りてた人が仕事休みになって、ようよう読み終えたんだろう。

休館でも返却ポストは開いているから、投げ込まれる返却図書の処理をするのに、図書館員さんも出勤してるんだろうな。

ありがたいことである。

読みたい本を全部購入することは難しい。

貧しい私が、日々それなりに本を読んで、いっぱしのインテリ面ができるのも、図書館のおかげである。

図書館、あるいはlibrary、またはbiblioteca、何でもいいが、この素晴らしいシステムを考えて、実現してくれた、古人には感謝してもしきれない。

残念ながら貸出カウンターは閉まっているから、お知らせいただいても借りることはできないが

…取り置き期間は、6月10日までとさせていただきます…

すぐには読めなくても、そこに本が待っていてくれると思えば、明日を楽しみに生きていける。

今日4月27日は、帝国図書館開館記念日。

ゆめみるていこくとしょかん
(夢見る帝国図書館 中島 京子著 文藝春秋刊)



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ブックガイド | コメント(12) | トラックバック(0) | 2020/04/27 11:30

しぶきの話。

毎週土曜の合唱団の練習が、中断して2か月になる。

わが団が、練習中止を決めたのは、他団体に比べてかなり早かった。

その時点ではまだ、上部団体からも注意喚起の段階であったから、迷いもあったはずだが、今となっては賢い決断だったと思う。

その後、緊急事態宣言の発令を受けて、各団体あてに練習取り止めのお願いが出された。

「合唱を愛する皆様へ」と題された文章には

どれほど気をつけて行ったとしても、人が集まって声を合わせる、合唱活動そのものが感染を引き起こしてしまう可能性は否定できません。

とある。

合唱の練習は、人が集まるだけでなく、音漏れを気にして、窓やドアは閉めて行うことが多い。

くわえて滑舌の問題がある。

日本語の歌詞ならば、なだらかに発音しても伝わるが、外国語の場合はそうはいかない。

摩擦音、破裂音、巻き舌のRなど、それこそ爆発せんばかりの勢いで発音するし、またそのように指導されるのがふつうである。

飛沫感染の危険がじゅうぶん考えられる。

3月に入っても練習を続けていた合唱団が、感染を広げたことはご記憶にあるだろう。

その時の新聞記事を読んでみると

岐阜県の合唱団参加者に新型コロナの感染が相次いでいる。密室での練習が原因とみられる。

やはり、密室状態が問題視されている。

感染者が出た合唱団は、幅広い世代が所属し、週に1度、約2時間活動していた。

高齢者が多く含まれているのも心配な理由だ。

窓を閉めた状態で発声し、しぶきが飛び交っていた

あーあ、そりゃあそうだろうけど、言い方!

こーらす
(前の人の背中に飛ばす勢いで!と言われたこともある)



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もろもろ | コメント(8) | トラックバック(0) | 2020/04/26 11:30

もさもさ話。

自治会の古紙回収の日。

家から出ないで宅配便に頼っているため、空き箱の量がすごい。

前の晩からまとめて縛っておいた段ボールを抱え、朝になるのを待ちかねるように、家を出た。

空は青く、風は暖かい。

楽しい気持ちで歩きだせば、木々の緑が揺れて、きれいな季節は雑草さえも美しい。

やがて、ひときわ緑濃い植え込みにさしかかる。

もっさもさに茂っている、その一角は、どうやらよほど栄養豊富なようだ。

私の歩調はにわかに早まり、視線は宙を漂った。

事は昨年に遡る。

大規模修繕で外壁が塗り替えられた際、ベランダに置いていた園芸用品をどかしながら、

このまま やめちゃおうかなア…

ふと思ったのだ。(→ やめたい話。

以来、錆びたシャベルを捨て、欠けた植木鉢を捨て、最後に残ったのが園芸用土だった。

自治体のごみルールを調べたところ、なんと

土:回収も持込も不可

ではないか。

園芸をやめた人間は、何も植わっていない土を抱えて、一生生きていかねばならぬというのか。

まさに進退窮まった私。

ある寒い、月のない夜、袋を手にうろつく中年女を、怪しむ団地住民がいたかもしれない。

もはや多くは語るまい。

鳥鳴き花は咲き、春は美しい

いわゆるざっそう
(人に踏まれないので雑草がのびのび生えている)



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ごきんじょ | コメント(12) | トラックバック(0) | 2020/04/25 11:30

はいたつ話。

エミさんと話していたら、昔を思い出した。

在外時代住んでいた家は家具付きだったが、長く暮らすうちには足りないものも出てくる。

店まで足を運んでも、車のないわが家が大物を買うと配達を頼まねばならない。

しかし、この配達がまあヒドかった。

deliver within 3 weeks !

まるでいいサービスみたいに、赤字で大書されているのが、つまり届くまで3週間

遠い店でも、取り寄せでもなんでもなく、商店街の店で、コレ!と指さして買ってもそうなのだ。

ソコにあるコレをトラックに積んで、バスで15分のうちまで持ってくるのに、3週間かかる理由が分からない。

今は知らず、当時の英国の物流・配達には問題が多かった。

ロイヤルの名を冠せられた郵政公社(当時)もその例にもれず、日本的な感覚ではイライラさせられることばかり。

royal mail

遅配、紛失は日常茶飯事。

日本からの荷物が、雨の日に軒下に放置され、ビショビショになっていた時は、怒りを通り越して情けなくなった。

かと思えば、料金不足の郵便物を

ホントは切手が足りないんだけど、まあいいや、ハイ

追加料金なしに手渡してくれるといった、良く言えば人間的な部分もあったけれども。

あの頃の英国に比べると、日本の配達サービスの質の高さには感心する。

ああだこうだと文句をつけられるのは、もっとヒドいのを知らないからだ。

こうして家にこもっていられるのも、宅配、郵便、各社が滞りなく働いてくれるおかげである。

ポストの中には、頼みもしないマスク2枚なども入っているが、運んでくれた人たちのことを考えれば、むげに突っ返す気にもなれない。

postman pat



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むかしむかし | コメント(12) | トラックバック(0) | 2020/04/24 11:30

コロッケ本。

♪ぺぽん♪

着信音が鳴って、友だちのエミさんからLINE

ねえねえ買物ってどんな風にしてる?

言いたいことだけ、いきなり連絡してくるのも、あいかわらずの彼女だ。(→ともだち話。

エミさんは英国在住。

厳しいロックダウンがかかっている英国では、生活必需品の買物といえども、フラフラお出かけとはいかないらしい。

ネットスーパーも、配達は早い者勝ちで、夜中や早朝にパソコンの前に陣取り、順番取りをするというから大変だ。

生協が毎週来ると言ったら、うらやましそうに

あー、美味しいものが食べたーい!

sigh.png

スタンプの向こうにため息をつくエミさんの顔が見える。

美味しくなくてもいいから、買い食いしたいな 自分の料理はもう飽き飽きしたわ

買い食い!いいね!商店街を歩いてさ

みたらし団子とか、ソフトクリームとか、コロッケとか

あー、コロッケ!肉屋のコロッケ!

ラードの匂いのする、安ーいのがいいよね

5円のコロッケ

いくらなんでも5円は安すぎよ

なんか無かったっけ…コロッケ五円之助

何それ?


エミさんは眠くなったのか、それきり既読がつかないので、LINE画面を閉じて、検索した。

コロッケ五えんのすけは、マンガ「猿飛佐助」の登場人物のようだ。

たしかエミさんは私より年下のはずだが、えらく古いマンガを知っていたものである。

今日は作者、杉浦茂の没後20年。

ころっけごえんのすけ
(他の顔ぶれも、やさいサラダのすけとか、たいがいだ)



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ブックガイド | コメント(10) | トラックバック(0) | 2020/04/23 11:30

しゅりんぷ話。

予定という予定が無くなったので、何時まで寝てもいいのだが、そうなると逆に、きちんきちんと目が覚めるのが不思議だ。

目覚まし代わりの朝のラジオ(→らじおの話。)も、先に起きていて

おお、始まった ヨシヨシ…

タイマー機能の作動を確認する毎日である。

流れるはラジオ英会話。

学習効果を期待したこともあったが、子供もいない今はただ流しているだけ。

とちゅうでご不浄に行くわ、じゃあじゃあ水を出してお皿を洗うわ、フマジメもいいとこだ。

今朝もスキットの途中で

あ…不燃ゴミ!

月に2回の不燃ゴミの日は、こもりきりの私にとって、ひじょうに重要なイベントである。

ゴミ袋をつかんでサンダルを履いていると、あるフレーズが耳に止まり

… played  … shrimp …

そのまま玄関を出たものの、何か引っかかる。

♪ちょっと待って プレイバック プレイバック♪

たしかに聴いた文を、脳内で再生する。

… played … the shrimp …

その内容がとても信じられない。

ゴミステーションに向かって歩調を緩めつつ

♪ちょっと待って プレイバック プレイバック♪

… played SHOGI … with the shrimp …

耳を疑うとはこのことだ。いわく

部長は焼き網の上でエビを使って将棋をしました

どういう状況?

戻ってきた時は、番組は既に終わっていた。

夢かマボロシか、あるいは単なる聞き違いか。

自分のヒアリング能力を過信してはならないと思いつつ、いま私は混乱している。

えびでしょうぎ
(「王手!」)



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もろもろ | コメント(13) | トラックバック(0) | 2020/04/22 11:30

そーしゃる話。

いくらなんでも運動不足な気がしてきたので、歩きに出た。

早朝の空気は冷たいが、もう冬の寒さとは違う。

レンガ敷きの遊歩道に出て、背を伸ばし、早足で歩く。ここは通勤する人が駅まで歩く道だけど、今日は人影も見えない。

マスクで顔を覆ったオバサンが1人、道脇のベンチに腰掛けているだけだ。

オバサンの前を通り過ぎながらチラリと見たら、足元にデカい毛虫!

ギョッとして二度見したら、長毛種の犬だった。

…でしょ?

視線に気づいて話しかけられたのかと思ったら

…よね!

予期せぬ方角から声が聞こえて、飛び上がった。

見れば道の反対側、植込みに埋もれるように、別のオバサンと、別の毛虫、じゃない、犬がいる。

犬の散歩友だちらしきオバサンたちは、あえて道を隔てて座り、言葉を交わしているのだ。

ははア…社会的距離ってやつか

私も含め、傍若無人に思われがちなオバサン族だが、えらいじゃんか。

遊歩道の切れるところまで歩いて、折り返してきたら、2人と2匹の姿はもう無かった。

しゃかいてききょり
(小型犬だと5匹くらいか)



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ごきんじょ | コメント(11) | トラックバック(0) | 2020/04/21 11:30
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