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せつやく話。

ドキドキで飛び込んだカット専門店(→かっとの話。)だが、さいわい技術は確かだった。

50のオバハンに、Perfumeにせよと無理無体を言われながら、平然とカットを仕上げた、プロ根性には感服した。

のっちに似ないのは、100%私のせいであり、若い理容師さんに責任はない。

さっぱりと軽くなった頭をなでながら

これで1200円かあ…

つい、つぶやく。

いつもの美容院の、じつに5分の1である。

もちろん、シャンプーだのトリートメントだの、かけてもらう手間と時間がぜんぜん違う。

疲れた時、ていねいに髪をいじってもらって、気分を直すのも大事なことだから、この先、また元の美容院に行くだろうとは思う。

それにしても、この自粛期間、節約になったのではないか。

月に1度の美容院を、3回飛ばして、1200円の1回で済ましたとすれば…

パチパチ暗算すると、けっこうな金額になって、思わず頬が緩み

フフフ…なんか買っちゃおっかなー

ゴキゲンでポケットに手を突っ込んだら、なにか薄いものに触った。

取り出してみると、私鉄の回数券カードである。外出しないので、しばらく使っていない。

かなり残っていたはずだが、と裏返したら

-5.27まで有効

キャー!せっかくの節約が!

かいすうけん
(私の夢の回数券)



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もろもろ | コメント(10) | トラックバック(0) | 2020/06/10 11:30

かっとの話。

年甲斐もなくタンコブをこしらえて(→ たんこぶ話。)以来、髪を切っていない。

家にいる分には差し支えないのだが、いよいよ私も出かけねばならぬらしい。

そこで、ボウボウの髪をどうするか、である。

いつもの美容院は親切丁寧でいいのだが、その分どうしても滞在時間が長くなる。

こんな時だから、シャンプーもトリートメントも要らない。サッと切って、パッと帰りたい。

バス停前のカット専門店を思い出した。

いつ見てもオジサンばかり並んでいる印象だが、調べてみると男性専用ではないらしい。

もしダメでも髪は伸びる。勇気を出して、行ってみよう。

清潔で明るい店内、券売機で利用券を買い、間隔を広く置いたスツールで順番を待つ。

1082番のお客様~?

呼ばれて向かったブースには、マスクとフェイスシールドを装備した若い理容師さん。

おべんちゃらも言わず、すぐにカットに入る。

今日はどのように?

あー、これ言わないとダメなんだ。いつもんとこなら、黙って座れば済むけど。

えーっと…ミナミダヨウコくらい…

みなみだようこ

いや、ダーメだ!若い人にはわからない!

こういう髪型の、今の人、イマのヒト…混乱してつい口走ったのは

えーと、Perfumeのっちくらいの長さに…

わっかりました!

即答だったが、その後カットが終わるまでの10分ほどが、恥ずかしくてたまらなかった。

ぱふゅーむ
(のっち嬢はいちばん右の美人)



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もろもろ | コメント(20) | トラックバック(0) | 2020/06/09 11:30

あらった話。

長いこと外食をしていないが、あんがい平気で、自分で作ったものだけ食べて暮らしている。

お寿司が食べたいとか、お肉が、とか、不思議なくらい思わない。

たぶん私は、どうしても美味しいものを食べたいという欲求が薄いのだろう。

家族がいなければ、必要に迫られて料理することもない。

めんどくさければ食べずにいたっていい、と思えば、食事に関わるストレスはゼロだ。

ただ、逃れられないのは皿洗いである。

以前はもっぱらムスメやムスコにやらせていた(→ おさらの話。)が、今は自分で洗わないと、食器はキレイになってくれない。

流しにジッとして動かない皿や鉢を見て、はじめて外で食べたいと思った。

私にとって、外食の最大のメリットは後片付けをしなくていいことなのかもしれない。

外出制限も徐々に解け、飲食店も営業を再開した、このごろ。

さあ外食、と思いきや、なぜかホイホイお皿を洗っている、へそ曲がりの私。

今日も昨日も、30度を越そうかという陽気で、蛇口から出る冷たい水が気持ちいいのだ。

皿洗いで気づく、季節は夏

しょくせんき
(いまだ実現しない憧れの食洗器ライフ)
 


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もろもろ | コメント(16) | トラックバック(0) | 2020/06/08 11:30

うめぼし話。

今年も実家の梅の作柄が良くないらしい。

梅の木も自粛、というわけだろうか。

庭の梅の実をもいで、梅酒や梅干しを作るのは、いつからか私の仕事なのだが

梅酒1ビンぶんくらい?梅干しは無理かも… 

おばーちゃんは梅の木に代わって申し訳なさそうに伝えてきた。

私の梅干しはあくまで庭に生った梅の消費が目的だから、買ってまでは作らない。忘れないように漬け方だけ書いておこう。

誰でもできる梅干し

1、梅は洗って水に浸け、ひと晩置く

2、フキンで水気を拭きながら竹串でヘタをとる

3、ジッパー付きビニール袋に入れて、重さを量る

4、袋に焼酎をおちょこ1杯入れて振る(消毒のため)

5、電卓15%を計算する(

6、の分量の塩を梅のビニール袋に入れる


ふくろでつけるうめぼし

7、ジッパーを閉めた袋をどっかに置いとく

8、時々触って梅酢がタポタポするのを楽しむ


これだけ!

売ってる梅干しみたいに赤くしたければ、赤シソの塩もみを入れればいいし

アタシ梅干し漬けたの!梅干し漬けたのよ~!

近所に自慢したければ、ザルに並べて土用干もいいけど、しなくても全然かまわない。

電卓とハカリが使えれば小学生でもできる。

さあ、あなたも、レッツトライ!



本日は梅の収穫に行くため、2018年6月8日の記事に加筆掲載いたします。



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もろもろ | コメント(8) | トラックバック(0) | 2020/06/07 11:30

とんかち話。

ネジの緩んだのを見つけたので、ドライバーを出そうとしたら、工具箱が重い

おまけにフタもちゃんと閉まっていない。

なんでこんなに重いんだ!

あんまり気にしてなかったが、今日は妙にイラッとして、中身をチェックすることにした。

まず、ドライバーが3本もあった。

ほかに電動ドライバーもあるから、どう考えてもこんなには要らない。

フタが閉まらないのは、トンカチの持手が突っ張っているせいだった。

テメーか このウスラトンカチ!

腹立ちまぎれに、ノコギリでギコギコ切ってやろうか。

いや待て待て。

冷静になって探せば、もっと小ぶりなトンカチがもう1本見つかった。こっちを使って、長いのは処分しよう。

おかげで工具で工具を成敗する羽目にならずに済んだ。

ラジオペンチも3丁、大型カッターナイフなんか4丁もある。

買った覚えもない金ヤスリが何本も入ってるから

お前はどこから来たの?

尋ねても、もちろん答えは無い。

なにしろ1つ1つが金属だから、その重さたるや半端ではない。

次々と要らない工具を取り出していくと、底の底に銀色のものが何枚も重なっている。

いたすぱな

組立式の家具を買うとついてくる簡便なスパナ。なんと7つも溜まっていた。

安物の家具で、間に合わせの暮らしをしていた、昔の名残だ。

組み立てた家具本体も、たぶんもう無いだろう。惜しげなく捨てつつ、なんとなく遠い目になる。

拍子抜けするほど軽くなった、工具箱。これからは、もっと気軽に出して使おう。



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もろもろ | コメント(6) | トラックバック(0) | 2020/06/06 11:30

まあむの話。

久しぶりにスーパーへ行った。

生協の配達で食品調達に不自由はないが、華やかに陳列された商品を見ると、やはり心浮き立つ。

お菓子売り場を通りかかって、ふと足が止まる。

甘いお菓子は食べきれないので、ふだんは買わないが、外出制限前の出先でいただいたお茶うけで、非常に疑問に思うところがあったのだ。

塗りの盆に何種類か出していただいた中にあったそのお菓子を

あら、懐かしい!

1つとって食べたのが、どうも思ってたのと違ったのだ。

いただきものにケチをつけるのも何なので言い出せずに帰ったが、違和感がぬぐえない。

アレだと見間違えて、別のを食べたのかな?

そう思うほどの違いだった。



自粛生活でヒマなせいで、疑問は膨らむ一方である。このさい解消しておこう。

かんとりーまあむ

買って帰ったのはこれ。

うちに帰るのを待ちかねるように、袋をバリバリと開け、個包装を開け、口に入れる。

ちがーう!

味よりなにより、とにかく大きさが違う

私の口が広がるとも思えないから、お菓子が縮んだと考えるべきであろう。

そもそも、ひと口に入るような大きさではなかった。半分に割って食べた記憶が、たしかにある。

CMを思い起こせば、「大草原の小さな家」の、ローラのお母さんが、両手でお菓子を持ち、割って見せていた。

草加せんべいくらいのイメージだ。

今のは、OKサインの指の○くらいしかない。無理に割ったら粉々の破片になるであろう。

検索したら、CMの動画が見つかった。いやはや便利な時代である。



ほらー、やっぱりィー。

でも、草加せんべいは、少々大げさだったか。



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むかしむかし | コメント(8) | トラックバック(0) | 2020/06/05 11:30

ますくの話。

来ない。

来ないのだ、例のアレが。

あべのますく

全国民に配布されるというマスクが、わが家にはまだ届かない。

いや、マスクなんか、来なくてもかまわない。

たまたま箱で買い置きがあったところに、自粛で外出が皆無になったため、残りはたっぷりある。

ただ、全国民に届くものが、来ないのが不安なのである。

要らないんですよ、税金の無駄した、あんなマスク。

届いたら、さんざケチを付けたあと、力を込めて捨ててやる、とさえ思っていたマスク。

でも、なんでうちには来ないんだろう。

さらに不安を増すことに、同じ市内の実家には、かなり前に届いたというではないか。

もしかして、誰かポストから盗んだのでは、などと、団地の人がドロボーに見える始末である。

そんな想像をするくらいなら、お隣の奥さんに

マスク届きました~?

聞けばいいのだが、もしよそに来てたら、と思うと、怖くてできないのだ。

来ない来ないと思ううちに、だんだんあのマスクが欲しい気さえしてきた。

このままでは、シケたマスク2枚が届いただけで、躍り上がって喜んでしまいそうである。



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もろもろ | コメント(38) | トラックバック(0) | 2020/06/04 11:30

こうこく話。

現代を生きる我々は、つねに何者かの監視を逃れることができない。

スマホやパソコンの振舞いをどこかで誰かが見ているのだ。

…てな記事を、以前にも書いた。(→ ぱんちん話。

在宅中、ヒマにあかせてネットを見たせいか、またしても謎のおススメ広告が出た。

かくはんき

パンチングメタルといい、攪拌機といい、およそ私の興味関心の結果とは思えない。

胸に手を当てても、とくにかき混ぜたい!と思った記憶はないから、なぜこんなものが出るのか理解に苦しむ。

それにこの機械、攪拌というより、火花を出して削ってないか。

あるいはこんな危険な攪拌作業もあるのか。

攪拌ということに関して深く考えたことはなかったが、あんがい大変なことなのかもしれない。

人間いくつになっても勉強だなあ(とはいえ攪拌機に興味はないが)と、ひとりウムウム唸りつつスクロールしていると、また新たな広告が現れた。

ええっ!?

むすめをびんぼうに
(この写真も何なんだか謎)

ムスメを、貧乏に?私が?

なんかゴメン、ムスメ!
(知らんけど)



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もろもろ | コメント(12) | トラックバック(0) | 2020/06/03 11:30

かるねの話。

おはようのぺんぎん

朝の家族LINEは生存確認。

母とイモート、私の3人で、健康状態やお天気を報告し合う。

今日は眠れなかった~

あらー大変 どうしたの

明け方に怖い夢を見て起きた


私はあまり夢を見ないが、おばーちゃんは見る人である。

関西電気保安協会が来てね

いつ?

いや、夢の話よ


ややこしいなあ。

靴も脱がずにドヤドヤ上がってきたから 帰ってください!って断ってたら、目が覚めた

しんどそうな夢!


もちろん、完全フィクションだ。じっさいの関西電気保安協会の皆さんは、とても礼儀正しいし、ちゃんと靴も脱ぐ。
 
お母さんの夢は変わってるねエ

悪い夢ばっかり!疲れるわ


いい夢はフワフワ覚えていないけれど、悪い夢は印象に残りやすいのかもしれない。

するとイモートが

私、志津屋のカルネの夢見ちゃった

カルネは、京都のパン屋の名物サンドイッチ。

かるね
(→ 京都のパン屋さん志津屋

それはいい夢ね!

カルネなら、私も好物である。

冷蔵庫が溢れるくらい、いっぱいあるの

あらあら

賞味期限内に食べきれないと思って、焦った!


イモートはドキドキして飛び起きたという。

だから悪い夢かな~

悪いってほどじゃないんじゃない?


メイちゃんの高校受験のため、お正月に帰省しなかった、イモート一家。

新型ウィルスの影響で、連休も帰れなかったイモートは、ちょっぴり関西が恋しいのだろうか。



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ごかぞく | コメント(8) | トラックバック(0) | 2020/06/02 11:30

ぷらかご話。

外出を控えて、家で食事することが増えたいっぽう、買物の回数は減った。

あるもので工夫して料理する習慣がついたし、賞味期限ギリギリの在庫を、うまく使い切れた。

これを機に、食品庫を片付けよう

まずは中身を全部出して、棚板を拭く。

紙箱、ビン、缶、レトルト。形状や大きさが様々の食品を、うまく収めるための

ひゃっきんかご1

プラスチックのカゴも、いったんカラにして洗った。

百円均一でテキトーに買ったカゴだが、思えばもうずいぶん長く使っている。

いつ買ったか、考えてみたが、思い出せない。

もしかしたら、今のこの家に来る前か、そのまた前の住まいの頃、求めたものかもしれない。

いささか散文的な、こんな品物がきっかけで、しばし来し方行く末を思った。

おっと、プラカゴひとつにいちいち感慨にふけっていては、日が暮れてしまう。

中身を収めて、サッサと食品庫に戻さねば。

えーっと…これは缶詰の…

元あった場所を目で探していたら

💡!

衝撃に似たヒラメキが訪れた。

もしや、この場所にはあのカゴが合うのでは?

ひゃっきんかご2

別の場所で、乾電池を入れて使っている、別のカゴのイメージが浮かんだ。

バタバタと走って、取ってきたカゴの中身をぶちまけ、棚に差し込むと

おお、まさにシンデレラフィット!

こんな調子で、狭い家はなかなか片付かない。



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もろもろ | コメント(8) | トラックバック(0) | 2020/06/01 11:30
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