ひだりて話。
右手の中指をすこし痛めた。
曲げる時に抵抗があり、無理するとひどくなる気がする。
利き手とはいえ、人差し指に比べれば使わないだろうと思いきや、さにあらず。
こうしてパソコンに向かうにも欠かせない、マウスの右クリックはすべて中指なのである。
ここは少々不自由でも、休めたほうがよかろうと、左手でマウスを操作してみた。
パソコンの左側に移動して、左クリックが中指、右クリックは人差し指。
たったそれだけのことが、ものすごく難しい。
この瞬間も、記事を書きながら身体がよじれるようなヘンテコな感覚を味わっている。
左右のクリックを間違うたびに、見たことない画面が開いたり、やりたくもない操作が始まったり、タイヘンだ。
もしかして すごい脳トレになるのでは…
時々やってみてもいいかな。
とはいえ、慣れない左手操作にヘトヘトなので、今朝は短めで終わりたい。

(左利き用マウス、というのもちゃんとある)

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曲げる時に抵抗があり、無理するとひどくなる気がする。
利き手とはいえ、人差し指に比べれば使わないだろうと思いきや、さにあらず。
こうしてパソコンに向かうにも欠かせない、マウスの右クリックはすべて中指なのである。
ここは少々不自由でも、休めたほうがよかろうと、左手でマウスを操作してみた。
パソコンの左側に移動して、左クリックが中指、右クリックは人差し指。
たったそれだけのことが、ものすごく難しい。
この瞬間も、記事を書きながら身体がよじれるようなヘンテコな感覚を味わっている。
左右のクリックを間違うたびに、見たことない画面が開いたり、やりたくもない操作が始まったり、タイヘンだ。
もしかして すごい脳トレになるのでは…
時々やってみてもいいかな。
とはいえ、慣れない左手操作にヘトヘトなので、今朝は短めで終わりたい。

(左利き用マウス、というのもちゃんとある)

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せんえん話。
昨日、風が吹いても万札は飛んでこない、と書いたが(→きょうふう話。)、似た経験はある。
ただし、拾ったのはムスメ。
ムスコと3人、歩いていたら、突風に飛ばされ、いきなり目の前に千円札が飛んできたのだ。
万事にマイペースなムスメが、いつになく素早く手を出して、パッとつかみ取った。
そういえば別の機会にも千円拾ったことがある。
ムスメもムスコも、まだ小さかった頃。
2人を連れて地下鉄に乗り、どこだかに出かけた帰りだったと思う。
小さい子を連れて交通機関に乗るのは気を使うものだ。現在は知らず、20年前、子連れを見る目は、まだまだ厳しかった。
ベビーカーや抱っこも大変だが、自力でウロウロする年頃が、いちばんややこしい。
その日も、私は緊張して、券売機に並んでいた。
サッサと買って、サッサと立ち退かねば…
ピッタリの小銭を握りしめ、いよいよ次が自分の番、という時に
まま~ ね~まま~…
のんきなムスメの声がする。
なに?ママ今忙し…
おかね~ かみのおかねあるよ~
振り返れば、ムスメの指さす先に、ウソみたいにホントの千円札が、ペラッと落ちていた。
運賃の表示板を見つめていた私は、足元に気づかず、またぎ越してきたらしい。
ムスコも私も、お金を拾った経験はあるが、いずれも硬貨で、紙幣を、それも2度も拾ったのは、ムスメだけである。
妙な運の良さがある子なのだ。
大学に行って、就職して、離れて暮らすようになってもう8年になるが、あの子は大丈夫だろう、と思えるのは、そのせいもあるかもしれない。

(当時はまだ夏目漱石でした)

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ただし、拾ったのはムスメ。
ムスコと3人、歩いていたら、突風に飛ばされ、いきなり目の前に千円札が飛んできたのだ。
万事にマイペースなムスメが、いつになく素早く手を出して、パッとつかみ取った。
そういえば別の機会にも千円拾ったことがある。
ムスメもムスコも、まだ小さかった頃。
2人を連れて地下鉄に乗り、どこだかに出かけた帰りだったと思う。
小さい子を連れて交通機関に乗るのは気を使うものだ。現在は知らず、20年前、子連れを見る目は、まだまだ厳しかった。
ベビーカーや抱っこも大変だが、自力でウロウロする年頃が、いちばんややこしい。
その日も、私は緊張して、券売機に並んでいた。
サッサと買って、サッサと立ち退かねば…
ピッタリの小銭を握りしめ、いよいよ次が自分の番、という時に
まま~ ね~まま~…
のんきなムスメの声がする。
なに?ママ今忙し…
おかね~ かみのおかねあるよ~
振り返れば、ムスメの指さす先に、ウソみたいにホントの千円札が、ペラッと落ちていた。
運賃の表示板を見つめていた私は、足元に気づかず、またぎ越してきたらしい。
ムスコも私も、お金を拾った経験はあるが、いずれも硬貨で、紙幣を、それも2度も拾ったのは、ムスメだけである。
妙な運の良さがある子なのだ。
大学に行って、就職して、離れて暮らすようになってもう8年になるが、あの子は大丈夫だろう、と思えるのは、そのせいもあるかもしれない。

(当時はまだ夏目漱石でした)

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きょうふう話。
強風の吹いた夜。
寝ている枕元にまで、山の木が揺さぶられる音が聞こえて、怖かった。
一夜明けて、爽快に晴れた空とは裏腹な、不吉な予感とともにカーテンを引けば
やっぱり…
ベランダに、風のオトシモノ。
うちは低層階なので、強風の日にはいろんなものが飛んでくる。(→べらんだ話。)
万札でも飛んでくれば嬉しいが、そんなことはまず無い。
よそ様でも不要で、ベランダに放置しているような、無価値なものだけである。
今朝のは白いスチロールのトレイだ。分別回収に出すまで、保管してあったものだろう。
いつも思うのだが、自分のゴミが消えているのに気づかないのだろうか。いいかげん、フタのあるゴミ箱に入れようとか、考えつきそうなものだ。
まさか自然に消えると思ってんじゃないだろな…
それでも今日のはまだ、洗ってあるだけマシだ。袋を手に、しぶしぶベランダに出…
ビュー!
キャー!
とつぜんの強風が、飛んできたトレーのみならず、持って出た袋までさらっていった。

ああ~!
為す術もなく見送る私。
どこのどなたか存じませんが、あのゴミを拾う方よ、本当にごめんなさい!
今後は、狭いベランダに飛んできたものくらい、ブツブツ言わず始末することを誓います!

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寝ている枕元にまで、山の木が揺さぶられる音が聞こえて、怖かった。
一夜明けて、爽快に晴れた空とは裏腹な、不吉な予感とともにカーテンを引けば
やっぱり…
ベランダに、風のオトシモノ。
うちは低層階なので、強風の日にはいろんなものが飛んでくる。(→べらんだ話。)
万札でも飛んでくれば嬉しいが、そんなことはまず無い。
よそ様でも不要で、ベランダに放置しているような、無価値なものだけである。
今朝のは白いスチロールのトレイだ。分別回収に出すまで、保管してあったものだろう。
いつも思うのだが、自分のゴミが消えているのに気づかないのだろうか。いいかげん、フタのあるゴミ箱に入れようとか、考えつきそうなものだ。
まさか自然に消えると思ってんじゃないだろな…
それでも今日のはまだ、洗ってあるだけマシだ。袋を手に、しぶしぶベランダに出…
ビュー!
キャー!
とつぜんの強風が、飛んできたトレーのみならず、持って出た袋までさらっていった。

ああ~!
為す術もなく見送る私。
どこのどなたか存じませんが、あのゴミを拾う方よ、本当にごめんなさい!
今後は、狭いベランダに飛んできたものくらい、ブツブツ言わず始末することを誓います!

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どーなつ話。
朝からの雨に、降り閉じ込められた月曜日。
洗濯を諦めて、部屋の片づけをすることとする。
裁縫材料の抽斗がギュー詰めなのが、気になっていたのだ。
布地、刺繍糸、ワッペンに毛糸…。
子供も大きくなったことだし、あんまりかわいいのは、もう使わないだろう。どなたかに差し上げようと、出しておく。
しまいっぱなしの毛糸が湿気っている気がしたので、ミカンのカゴに入れて窓辺に置いた。
出して、並べて、しまい直して。
無心に繰り返すのは、面倒くさいようで、楽しい時間である。
…ドーナツ…
とつぜん脈絡もなく、頭に浮かんだ。
食べたいのか私?
いやいや、さっきご飯を食べたばっかりだ。プルプルと頭を振って、作業に戻る。
刺繍糸の缶はこっちに…
…ドーナツ…
待て待て、なんだこの邪念は?
お腹も減ってなければ、甘いもの好きでもないのに、どういうこと?
布地は畳み直して、色や模様が見えるように…
…ドーナツ…
うむむむ…。
作業の合間、立ち歩くたびに、穴の開いたお菓子のイメージが、ふっと横切っては消えていく。
その後、何度も心の声を聴いて、作業は終わり。
整理が済んだ抽斗の、空いたスペースに、さっき窓際に置いた毛糸を戻そうと…
…ドーナツ…

これか!
雨も少し、小止みになってきた。ドーナツを買いに、駅まで出ようか。

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洗濯を諦めて、部屋の片づけをすることとする。
裁縫材料の抽斗がギュー詰めなのが、気になっていたのだ。
布地、刺繍糸、ワッペンに毛糸…。
子供も大きくなったことだし、あんまりかわいいのは、もう使わないだろう。どなたかに差し上げようと、出しておく。
しまいっぱなしの毛糸が湿気っている気がしたので、ミカンのカゴに入れて窓辺に置いた。
出して、並べて、しまい直して。
無心に繰り返すのは、面倒くさいようで、楽しい時間である。
…ドーナツ…
とつぜん脈絡もなく、頭に浮かんだ。
食べたいのか私?
いやいや、さっきご飯を食べたばっかりだ。プルプルと頭を振って、作業に戻る。
刺繍糸の缶はこっちに…
…ドーナツ…
待て待て、なんだこの邪念は?
お腹も減ってなければ、甘いもの好きでもないのに、どういうこと?
布地は畳み直して、色や模様が見えるように…
…ドーナツ…
うむむむ…。
作業の合間、立ち歩くたびに、穴の開いたお菓子のイメージが、ふっと横切っては消えていく。
その後、何度も心の声を聴いて、作業は終わり。
整理が済んだ抽斗の、空いたスペースに、さっき窓際に置いた毛糸を戻そうと…
…ドーナツ…

これか!
雨も少し、小止みになってきた。ドーナツを買いに、駅まで出ようか。

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ちょうめい話。
最初に思い浮かんだのは、なんで今?ということだった。
風呂上がりの髪を拭きながら、夜のニュースを見ておこうとテレビを点けたら

え…?
やがて画面がどんどん騒がしくなり、次々と飛び込む情報の中、読み上げられる町の名前。
耳に親しいのは、先の震災の後、参加したボランティア活動のためだ。
津波で被害を受けた文化遺産。
現地は人命救助が最優先で、そのままにしては散逸、消滅してしまう。
心ある人が取り集めたそれらは、汚れも傷みもそのままに、当地に送られてきた。
泥まみれのコンテナには、遠い土地の名前と番号がふられている。
◎◎町の3番こっちへ!
○○町の12番終わりました!
集まったボランティアが、クリーニングと分類に精出すあいだ、聞き慣れない町々の名前は、自然に符号に用いられるようになった。
そうして覚えた町名が
…震度5弱の地域は ○○町 ◎◎町…
いま次々と画面の中で読み上げられる。
この地方を訪ねたことはないし、知人もいないけれど、既知の地名が、胸を痛くする。
地名には地霊が宿るとやら。
古い土地の霊よ、どうか穏やかに、安らかに、これ以上の苦しみを、人に与えないでください。

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風呂上がりの髪を拭きながら、夜のニュースを見ておこうとテレビを点けたら

え…?
やがて画面がどんどん騒がしくなり、次々と飛び込む情報の中、読み上げられる町の名前。
耳に親しいのは、先の震災の後、参加したボランティア活動のためだ。
津波で被害を受けた文化遺産。
現地は人命救助が最優先で、そのままにしては散逸、消滅してしまう。
心ある人が取り集めたそれらは、汚れも傷みもそのままに、当地に送られてきた。
泥まみれのコンテナには、遠い土地の名前と番号がふられている。
◎◎町の3番こっちへ!
○○町の12番終わりました!
集まったボランティアが、クリーニングと分類に精出すあいだ、聞き慣れない町々の名前は、自然に符号に用いられるようになった。
そうして覚えた町名が
…震度5弱の地域は ○○町 ◎◎町…
いま次々と画面の中で読み上げられる。
この地方を訪ねたことはないし、知人もいないけれど、既知の地名が、胸を痛くする。
地名には地霊が宿るとやら。
古い土地の霊よ、どうか穏やかに、安らかに、これ以上の苦しみを、人に与えないでください。

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せんすい話。
…海上自衛隊の潜水艦が 足摺岬沖で商船と衝突した事故は 乗員の操艦ミスの可能性が…

テレビから流れてきた声に
もー、高いのに モッタイナイなア!
ヒトリゴトの相槌を打ったのは、ちょうど昨日の記事(→クニトリ本。)を書いている時で
あ、これオトーサンの口癖だ…
不謹慎と思いつつ、ついフッと笑いがもれた。
リタイアした父は、寝たきりならぬ座ったきり老人として老後を過ごした。
ゴルフや観劇に出かけたりもしたが、もともとが無趣味な人である。
足を悪くすると、テレビを見ては時事を憂うくらいしか、することがなくなった。
そんな父は、大きな事故、とくに自衛隊の事故のニュースを見ると
修理にいくらかかるんだ… モッタイナイ…
1機何十億もするぞ… モッタイナイ…
いつも言っていた。
現役時代、建機関係の仕事をしていた父は、大きな機械の見積や価格といったものと、ずっと取り組んできた。
おそらく、潜水艦や飛行機が、とんでもなく高価であることが、容易に想像できたのではないか。
人為的なミスなどで壊れるのが、惜しくてならなかったのだろう。
もったいない、モッタイナイねえ…
もう1回言ってから、テレビを消した。

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テレビから流れてきた声に
もー、高いのに モッタイナイなア!
ヒトリゴトの相槌を打ったのは、ちょうど昨日の記事(→クニトリ本。)を書いている時で
あ、これオトーサンの口癖だ…
不謹慎と思いつつ、ついフッと笑いがもれた。
リタイアした父は、寝たきりならぬ座ったきり老人として老後を過ごした。
ゴルフや観劇に出かけたりもしたが、もともとが無趣味な人である。
足を悪くすると、テレビを見ては時事を憂うくらいしか、することがなくなった。
そんな父は、大きな事故、とくに自衛隊の事故のニュースを見ると
修理にいくらかかるんだ… モッタイナイ…
1機何十億もするぞ… モッタイナイ…
いつも言っていた。
現役時代、建機関係の仕事をしていた父は、大きな機械の見積や価格といったものと、ずっと取り組んできた。
おそらく、潜水艦や飛行機が、とんでもなく高価であることが、容易に想像できたのではないか。
人為的なミスなどで壊れるのが、惜しくてならなかったのだろう。
もったいない、モッタイナイねえ…
もう1回言ってから、テレビを消した。

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クニトリ本。
亡父はお世辞にも読書家とは言えなかった。
教養イコール本を読むこと、という時代の人である。時流に遅れぬため、読まねば、という思いはあるのか、ときおり本屋の紙袋を持って帰る。
しかし、読んでいる姿はサッパリ見なかった。
本はほとんど開かれず、書棚にきちんと収まり、新品のまま古びて、ホコリをかぶる。
また…お父さんのツンドクが…
母が言うから、私も積ん読という言葉を覚えた。
そんな父が、職場近くの書店の紙袋を手に帰った、月曜の夜
まただよ…
皆、そんな空気であった。
前夜、家族で見た大河ドラマの原作は、お弁当箱ほどもある上下巻。
きっと本棚入りだよ、と思っていたが、晩ごはんの後、風呂に入る間も惜しんで読み続け
おい スタンドはどこだ…
父はついには本を寝床にまで持ち込んだ。
勢いは、2冊を読み切っても衰えることはなく、父は同じ著者の別の本を、次々と買ってきては、読破した。
それ以来、その著者の名は、娘の私にとっても、ちょっとだけ特別だ。
お父さんも 小説に夢中になったりするんだな
子供心に思ったのも、なつかしい。
本の名は、「国盗り物語」。

(「国盗り物語」司馬遼太郎著 新潮社刊)
今日は、著者の没後25年にあたる。

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教養イコール本を読むこと、という時代の人である。時流に遅れぬため、読まねば、という思いはあるのか、ときおり本屋の紙袋を持って帰る。
しかし、読んでいる姿はサッパリ見なかった。
本はほとんど開かれず、書棚にきちんと収まり、新品のまま古びて、ホコリをかぶる。
また…お父さんのツンドクが…
母が言うから、私も積ん読という言葉を覚えた。
そんな父が、職場近くの書店の紙袋を手に帰った、月曜の夜
まただよ…
皆、そんな空気であった。
前夜、家族で見た大河ドラマの原作は、お弁当箱ほどもある上下巻。
きっと本棚入りだよ、と思っていたが、晩ごはんの後、風呂に入る間も惜しんで読み続け
おい スタンドはどこだ…
父はついには本を寝床にまで持ち込んだ。
勢いは、2冊を読み切っても衰えることはなく、父は同じ著者の別の本を、次々と買ってきては、読破した。
それ以来、その著者の名は、娘の私にとっても、ちょっとだけ特別だ。
お父さんも 小説に夢中になったりするんだな
子供心に思ったのも、なつかしい。
本の名は、「国盗り物語」。

(「国盗り物語」司馬遼太郎著 新潮社刊)
今日は、著者の没後25年にあたる。

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ゆうれい話。
ご不浄の温水洗浄便座、水流はずっと弱。
私はケチなので、水が少なくて済むのでは、という期待があることは確かだ。
ムスコがいたころは強になっているのに気づかず、衝撃に飛び上がったこともある(→おしりの話。)が、今はその心配もない。
使うのも私、操作するのも私。1人暮らしの気楽さは、そんなところにもある。
今日も今日とて、リラックスして腰掛け…
…キャー!
驚いたが、スイッチを切る前に飛び退かなかったのは、とっさに2次被害を防がねば、と思ったためである。
部屋中に温水が飛び散ったら、えらいことだ。
早鐘の打つがごとき胸を押さえ、操作盤を見ると、水流が中になっているではないか。
断じて私のしたことではない。昨日から今日にかけて、この家に立ち入った者も無い。
超自然的な力が、働いたとしか思えない。
もしかして、幽霊?
幽霊は何かを訴えるために現れるという。
~~~~水流は~~中がいいですよ~~~~
とでも言いたいのだろうか。
幽霊の意見を容れて、中の水流で洗浄を試みると、あんがい悪くはないけれど、だからといって、どうということもないのである。

(しかし霊的存在にスイッチが押せるものか)

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私はケチなので、水が少なくて済むのでは、という期待があることは確かだ。
ムスコがいたころは強になっているのに気づかず、衝撃に飛び上がったこともある(→おしりの話。)が、今はその心配もない。
使うのも私、操作するのも私。1人暮らしの気楽さは、そんなところにもある。
今日も今日とて、リラックスして腰掛け…
…キャー!
驚いたが、スイッチを切る前に飛び退かなかったのは、とっさに2次被害を防がねば、と思ったためである。
部屋中に温水が飛び散ったら、えらいことだ。
早鐘の打つがごとき胸を押さえ、操作盤を見ると、水流が中になっているではないか。
断じて私のしたことではない。昨日から今日にかけて、この家に立ち入った者も無い。
超自然的な力が、働いたとしか思えない。
もしかして、幽霊?
幽霊は何かを訴えるために現れるという。
~~~~水流は~~中がいいですよ~~~~
とでも言いたいのだろうか。
幽霊の意見を容れて、中の水流で洗浄を試みると、あんがい悪くはないけれど、だからといって、どうということもないのである。

(しかし霊的存在にスイッチが押せるものか)

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だぶるの話。
毛布がくたびれてきたので、新調したい。
ただモフモフするだけの重たいウールじゃなく、今は様々な機能のある製品が出ているようだ。
若い友人に教わって、大型衣料店に行ってみた。
お、あったあった。

期間限定のかわいい柄に、目がとまった。
シングル ¥3,990
立春を過ぎ、冬物はセールなので、予想より安い。しめしめとかごに入れようとした時、もう1つの値札が目に入った。
ダブル ¥3,990
ええーっ、同じィ?
長さこそ同じだが、幅にして40センチも差のあるシングルとダブル。
ひとり寝の私、むろん買いに来たのはシングルだ。
しかしなんだろう、この心の揺れは。
例えばシャケの切り身が並んでいるとする。
ひと切れ200円とあれば、少しでも大きいほうを選ぶのが、主婦のココロというものだ。
逆に言えば、グラム当たりの価格が、1円でも安いものを選びたい。
計算したところ、このシングル毛布は、1平方センチ当たり0.14円。
ところがダブルは0.11円なのである。
ムウ…どうする…
2つの値札の前、結論の出ない私は、長考に入る。

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ただモフモフするだけの重たいウールじゃなく、今は様々な機能のある製品が出ているようだ。
若い友人に教わって、大型衣料店に行ってみた。
お、あったあった。

期間限定のかわいい柄に、目がとまった。
シングル ¥3,990
立春を過ぎ、冬物はセールなので、予想より安い。しめしめとかごに入れようとした時、もう1つの値札が目に入った。
ダブル ¥3,990
ええーっ、同じィ?
長さこそ同じだが、幅にして40センチも差のあるシングルとダブル。
ひとり寝の私、むろん買いに来たのはシングルだ。
しかしなんだろう、この心の揺れは。
例えばシャケの切り身が並んでいるとする。
ひと切れ200円とあれば、少しでも大きいほうを選ぶのが、主婦のココロというものだ。
逆に言えば、グラム当たりの価格が、1円でも安いものを選びたい。
計算したところ、このシングル毛布は、1平方センチ当たり0.14円。
ところがダブルは0.11円なのである。
ムウ…どうする…
2つの値札の前、結論の出ない私は、長考に入る。

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ものほし話。
晴れた朝はゴキゲン。
こんな日は、ありとあらゆるものを干したい。
今の人は部屋干しを好むようだが、私のような旧弊な人間は、日光消毒に信仰に近い信頼がある。
洗濯物にしろ布団にしろマナイタにしろ、陽に当てれば間違いない気がするし、なんといっても、日光はタダである。
しばし忙しく部屋を往復し、干し物でいっぱいのベランダを、満足して眺めていたら、
あの~ こんにちは~
いきなり声をかけられ、驚いて飛び上がった。
声のかたを見やれば、洒落た帽子にお出かけスタイルの老婦人が、こちらを見上げている。
…は…ハァ… コンニチハ~
驚きが去らず、気の抜けた返事しかできない。
あの~ ワタシ下の部屋のもんですけど~
なに?私、うるさかった?たしかにハナウタくらいは歌ったかも…。
あの~ いつもおうちにいらっしゃる?
ハァ? いえあの 仕事してますけど…
先週、ちょっと大工仕事をした。もしや、苦情?苦情なのか?
あの~ ワタシずっと家にいて… よろしかったら また遊びに…
…… はぁ… アリガトゴザイマス…
私としたことが、終始戸惑っていて、はかばかしい返事ができなかった。
オバチャンの常として、見知らぬ人ともヘーキで話せるほうだが、油断しているところにイキナリで、警戒心メーターが跳ね上がったようだ。
ベランダは戸外だけど、室内の延長でもある。
部屋着でだらだらコーヒーなんか飲んでいる時、急に知らない人が入ってきたような驚きだった。
落ち着いて思い返してみる。
お出かけもままならぬ昨今、ご婦人は、お1人で寂しかったのかもしれない。
勇気を出して話しかけてくださったのだろうに、不愛想な応対で、気の毒したと思っている。

(こういうのを使うとベランダが一気に所帯じみる)

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こんな日は、ありとあらゆるものを干したい。
今の人は部屋干しを好むようだが、私のような旧弊な人間は、日光消毒に信仰に近い信頼がある。
洗濯物にしろ布団にしろマナイタにしろ、陽に当てれば間違いない気がするし、なんといっても、日光はタダである。
しばし忙しく部屋を往復し、干し物でいっぱいのベランダを、満足して眺めていたら、
あの~ こんにちは~
いきなり声をかけられ、驚いて飛び上がった。
声のかたを見やれば、洒落た帽子にお出かけスタイルの老婦人が、こちらを見上げている。
…は…ハァ… コンニチハ~
驚きが去らず、気の抜けた返事しかできない。
あの~ ワタシ下の部屋のもんですけど~
なに?私、うるさかった?たしかにハナウタくらいは歌ったかも…。
あの~ いつもおうちにいらっしゃる?
ハァ? いえあの 仕事してますけど…
先週、ちょっと大工仕事をした。もしや、苦情?苦情なのか?
あの~ ワタシずっと家にいて… よろしかったら また遊びに…
…… はぁ… アリガトゴザイマス…
私としたことが、終始戸惑っていて、はかばかしい返事ができなかった。
オバチャンの常として、見知らぬ人ともヘーキで話せるほうだが、油断しているところにイキナリで、警戒心メーターが跳ね上がったようだ。
ベランダは戸外だけど、室内の延長でもある。
部屋着でだらだらコーヒーなんか飲んでいる時、急に知らない人が入ってきたような驚きだった。
落ち着いて思い返してみる。
お出かけもままならぬ昨今、ご婦人は、お1人で寂しかったのかもしれない。
勇気を出して話しかけてくださったのだろうに、不愛想な応対で、気の毒したと思っている。

(こういうのを使うとベランダが一気に所帯じみる)

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