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かいかえ話。

仕事で使うものを買おうと通販サイトを見たら、期末セールをやっていた。

要らないモノまでつい見てしまうから、セールとは恐ろしいものだ。

ズラリと並ぶ商品の、中のひとつに目がとまる。

布団乾燥機だ。

安いなあ… 欲しいか欲しくないかってば 欲しいかなあ…

買物に関してはわりに即決の私が、迷う理由。

それは、もう持っているということだ。

そもそも布団は外干しが好きなので、布団乾燥機を使う機会はそう頻繁ではない。梅雨時や寒い日、黄砂の飛散する日。そんなもんである。

数年前に買って、どこも不具合はないにもかかわらず、新しいのが欲しくなるのは

キライだから

この一言に尽きる。何がキライだって、この

ふとんかんそうき

膨らむマットがキライだ。

使うたびに、ナイロン生地の袋を広げたり畳んだりする手間が、とにかくイヤなのだ。

パソコン画面で今私がにらんでいるのは、マット無しで乾燥ができるという商品。

そういう製品ができるということ自体、マットの扱いを面倒に感じる人が多いことを示している。

買い替え… するかあ?

しかし私は、ケチでビンボー性だ。壊れてもないモノを、買い替えるには抵抗がある。

乾燥の機能は、むしろマットのあるタイプのほうが、すぐれているとも聞く。

でもでもキライなんだよー!

どうする私?!

3月31日、セールの終了は迫る。



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もろもろ | コメント(6) | トラックバック(0) | 2021/03/31 11:30

GきBり話。

テレビはゴで始まる黒い虫の特集。

日本中のご家庭のお悩みとはいえ、朝から思い切ったなあ。

苦手な視聴者を想定して、虫の名前もストレートには呼ばず、Gと略する気の使いようだ。

殺虫剤の効き目を検証する画像も、かなりぼかしてあるが、独特のすばやい動きや流線型は、なかなか胡麻化しきれない。

思うに、という色がよろしくない。

同じく都会の憎まれ者であるカラスも、あんなにまがまがしいまでの真っ黒でなければ、ああも忌み嫌われることはないと思う。

もちろん、闇に紛れるためなのは分かる。

しかし、明るい照明、白くシンプルなインテリアが好まれる現代、黒い姿は、G自身にとっても、逆効果ではなかろうか。

白を背景に黒い虫が現れるから、ギョッと驚く。

気づくからこそ、駆除に躍起になる。

例えば純白の、あるいはアイボリーのG がいたとしたら、見過ごさない自信はない。

世界中のGが、そこに気づいて進化しはじめないことを、祈るのみである。

むしころり2
(わが家に常備の殺虫剤「名前のわからない虫にも!」)



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てれびじょん | コメント(14) | トラックバック(0) | 2021/03/30 11:30

きしゅへん話。

スマホの調子がイマイチ

…なんて、自分では思っていなかった。でも、他の人と一緒に見ていたら、明らかに速度が遅くて

そろそろキシュヘンしたらどうですか?

若い同僚に言われたのである。

私のスマホは、ムスコの大学入学の時、いっしょに買った(→すまほの話。)。そのムスコも卒業するのだから、4年モノだ。

おっかなびっくり使っていたので、外見上は新品同様であるが、スマホは一般の家電とは異なり、壊れてから買い替えるものではないらしい。

若い人の助言は、素直に聞こう。

4年前に行ったきりのケータイショップに、足を運んだ。

ガラケーすら持たなかった前回とは違う。スイスイと話は進み、新しい機種が決まった。

…電話やお写真のデータの移行は こう…

親切な窓口嬢に指示されるまま、操作をおこなうので、安心だ。

LINEなど アプリの引継ぎは こちらではできませんので ご自分でお願いします

あ、そうなのね。

決まりなら仕方がない。たぶん、私はちょっと、ガッカリな表情をしたのではなかったか。

…そしたら そこを押していただいて…

窓口嬢の指示は続く。

LINEの引継ぎは ご自分で…

また言ったね。

…ここがこうで… でもLINEの引継ぎは あとでこのご案内を見ていただいて ご自分で…

あらまた。

きっと、いろいろトラブルがあるのだろうな。私も分かってないけど、世の中上には上がいる。

やり方を書いたパンフレットをもらって、眺めていると、あれ?これさっきやった…

…そこに書いてありますので ご自宅で…

重ねて言う彼女の目が、悪戯っぽく笑っていた。

LINEの引継ぎ作業は受けちゃダメ、というお店の方針がありながら、こっそりやってくれたのだ。

周囲に聞こえるように、ご自分で、おうちで、と言いつつ、手元でサッサと作業を済ませた、その手際やおそるべし。

アリガトウゴザイマシタの声に送られ、店を出てすぐ、LINEを開ける。

前のスマホと、変わらない画面が現れた。

こちらこそ、ありがとう。

さぽーとします



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ごきんじょ | コメント(14) | トラックバック(0) | 2021/03/29 11:30

ぶちょーの話。

日曜の朝は、ビジネス番組を見る。

バリバリの会社人間とは無縁だから、動物園の動物を見るような気分で、興味深い。

最先端のビジネスを紹介するコーナーに、なんだか見覚えのある人が出ていた。

誰だっけ… あ、ブチョー!

前の会社を辞める前、最後に所属した部の、部長だった人だ。

退職後もポロポロ耳に入る情報で、ブチョーが順調に出世し、専務だか副社長だか、役員になってらしたのは知っていた。

それも、とうにリタイアしたはずのブチョーが、全く畑違いの会社の社長になっている。

天下りではない。リタイア後の起業だというではないか。

どんだけ会社好きなん?!

テレビに向かってヒトリゴトを言いつつ、私はちょっとフクザツだった。

新卒就職で入った会社を辞めたのは、30を過ぎてから。寿退職でも、出産退職でもない、ヘンな時期だった。

いろいろ理由はあるが、あらためて思い返せば、ブチョーになりたくないというのが主因であった気がする。

上役は、いちばん身近な将来像である。

がんばれば課長になれる、部長になれると思えばこそ、組織の理不尽にも耐えることができる。

しかし、当時の私の見る限り、ブチョーの毎日はちっともうらやましくなかった

代わってやる、と言われても、即、けっこうですと答えたであろう。

嬉しくない将来を目の前にして、日々の仕事に追われるのが、突如バカバカしくなったのだ。

若さゆえの浅慮であったが、後悔はない。

ただ、こうして、社長になってニッコニッコしているブチョーを見ていると

なんか、ズルーい!

そんな気分になってしまうのであった。

るそんのつぼ
(関西ローカル番組でしたが今期で終了しました)



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むかしむかし | コメント(6) | トラックバック(0) | 2021/03/28 11:30

すずめの話。

…バタバタバタ…

足音に驚いて、草むらから小さな影が飛び立つ。

スズメだ。

飛びにくそうにかしいでると思ったら、くちばしに、身体より長いワラ屑をくわえている。

巣作りの季節なのだ。

そういえば、あれは今ごろの季節。

元亭主の家を出て、当座の間に合わせに借りた、マンションでのことだった。

狭い高層階の部屋は季節感のカケラもなく、殺伐としていたが、新学期には今の家に越すと決めていたから、どんな部屋でもよかったのだ。

荷ほどきも最小限に、段ボールの間に布団を敷くような生活をしていたある日。

まだ子供たちの起き出さない早朝、

…ひよひよひよひよ…

鳴声ともいえない、わずかな空気のささめきが、寝床の中の耳をくすぐった。

なに?なんだろう?

部屋中くまなく探しても、異常はない。ネマキのままウロウロするうち、起きてきた子供らには、し―!と唇に指を当てて見せ、捜索を続けた。

…ひよひよひよひよ…

耳に手を当て、そろそろ進む。どこ?こっちか?

…ひよひよひよひよ…

ここだ!

かんきこう

たよりない声は、換気口の中から聞こえた。

ベランダに向けた開口のフタが無くなっており、壁の中に巣ができているのだ。気をつけていると、親鳥の出入りも確認できる。

さてこれは、管理会社に連絡する案件だろうか?

今後も長く住むなら、不衛生な野鳥の巣は、たぶんどけてもらったほうがいいのだろうが、私たちも、まもなく去る人間だ。

スズメの育児をジャマせず、見守ることにした。

やがて、ヒヨヒヨはピヨピヨになり、不満げなジュージューや、ケンカするピーピー声が聞こえ始めたころ、私たちの引越が決まった。

巣立ちの日は、いつだったのか。

バタバタ荷物を出し、ガランとした部屋は、春の陽を受けて、ただ静かだった。



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むかしむかし | コメント(4) | トラックバック(0) | 2021/03/27 11:30

そつぎょう話。

振袖、袴にブーツのはいからさんが、駅のホームに立っている。

ああ、大学生だ、卒業式だ。

そういえば、ムスコの卒業式も、今日だったか。本人も、出るとか出ないとか言っていたが、どうしたのだろう。

出なくてもいいけど、卒業証書はもらってよ、と言ってやったら

見たい?

ときた。

そりゃあ 一応スポンサーだからね

返事をしながら、少々心穏やかではないのは

ホントに卒業したのか?

いささかの疑念が拭えないからでもある。

なにしろムスコは筋金入りの粗忽者である。忘れ、失くし、期限には遅れた。

大学生活中も、サイフを忘れ、スマホを落とした。言わないだけで他にもいろいろやらかしているであろうことは、想像に難くない。

大丈夫と思ってたけど 単位数え間違ってた…

そんな不吉な想像をしていると

♪ぴろん♪

通知音が鳴って、スマホを開けば、友人らしい数人と並んだ、ムスコの写真が届いていた。

手には学位記の金文字が光るファイル。

は―、ヤレヤレ…

おめでとうのすたんぷ

スタンプを送っておいたら、夜になって

会場でサイフ落とした

LINEが入っていたので、爆笑した。

卒業おめでとう、ムスコ。こっちも、母親卒業だよ。



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ごかぞく | コメント(24) | トラックバック(0) | 2021/03/26 11:30

びくびく話。

…ぶるるる…

歩道を歩いていたら、かすかに低い排気音が聞こえて、ビクッとした。

道沿いの駐車場に停めた車が、エンジンをかけている。

暖機運転というのだろうか、まだ動き出す気配はないが、私の進行方向を横切る位置である。

電車のドアを信用しない(→ぞわぞわ話。)私は、自動車全般もまた、信用していない。

たとえ停車中に見えても、いつなんどきこちらに飛びかかってくるかもしれない猛獣のごとく油断ならぬ存在、と考えている。

そんなものがブルブル唸っている前を歩いて通るなんて、マッピラゴメンだ。

できれば後ろを通りたいが、そこは私有地だし、いつ発車するのやら、わからぬ状態で通過を待つわけにもいかぬ。

しかたなく、該当車両の前を大きく迂回して通過した。

とおまわり

この程度で避けられる危険など、おそらく誤差の範囲であろうが、ほんのわずかな差が生死を分けることもある、と聞く。

ふざけているわけではない。大マジメである。

運転席では、私と同年輩のオバサンが気分を損じたらしく怖い顔をしていたが、こちとらイノチがかかってんだから、ほっといていただきたい。



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もろもろ | コメント(16) | トラックバック(0) | 2021/03/25 11:30

ぞわぞわ話。

帰りの快速電車に揺られながら、世の中楽天的な人は多いんだなあと思った。

例えば、ななめ前にいる若い男の子。

閉じたドアの前に置いた大きなバッグの前に立ち、荷物に軽くお尻を預けた形で、ドアにもたれてスマホを見ている。

中身がつぶれては困るのか、荷物には腰かけないようにして、背中に体重をかけているようだ。

直角三角形

↑この図でいうと、辺bがドア、斜辺cが男の子の身体で、点Bがつま先、点Aは肩甲骨あたり。

内接する円が荷物である。

この状態、私は怖くてたまらないのだが、皆様は平気だろうか。

もし何かの拍子に、走行中ドアがプシュッ!と開いたら、どこも掴むところはない。なすすべもなく荷物もろとも仰向けで線路に転落だ。

考えただけでお尻がゾワゾワしてくる。

ドアの前といえば、ラッシュの時、彼氏が彼女を守るようにして手で囲って立っていることもあるけど、あれも怖い。

守っていると言わんばかりだけど、彼女の身になってみれば、彼氏にドア際に追い込まれたようなものだ。

彼氏にしても、突然ドアがプシュッ!と開いて、目の前の愛する彼女が、フッとかき消えるように居なくなる…とは、想像しないのだろうか。

つくづく、楽天的な人は多い。



本日早朝から他出のため、2014年3月25日の記事に加筆して再掲載いたします。



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ごきんじょ | コメント(10) | トラックバック(0) | 2021/03/24 11:30

シンカン本。

出先で空いた時間をつぶしに、新刊書店へ。

本誌より付録のデカい雑誌や、同じようなアニメ顔のイラスト文庫本の氾濫にうんざりして、近頃はめっきりご無沙汰している。

流行りものがキライで、そもそもベストセラーを読まない。ビンボーでへそ曲がりの私が読みたい本は、古書店や図書館で間に合うのだ。

不毛な平積みは無視して、店の奥の地味な棚を目指す。ざっと見渡せば

アレ?この店、けっこういいかも?

ひと癖あるセレクトが、好感持てた。

知ってる著者の、知らない本。

好きな分野の、未読の作者。

背を目で追っては、めぼしいのを引き抜き、パラパラめくっては棚に戻す。時間はすぐに過ぎて、吟味した1冊を買い、外に出た。

久々に買った新刊は、紙の香もうれしい。

家に着いて、お茶を淹れて、ページを繰れば期待通りの面白さ。惜しみ惜しみ読んだのに、読みきってしまった。

楽しい気持のまま、ムスメとムスコに

◎◎って本知ってる?

自分だけの発見を、自慢げにLINEしてみたら

あー、あれ 前に読んだ

アタシも~ 2年前くらいかな


どうやら私が知らなかっただけで、少し前に流行った本らしい。

恥ずかしいから、書名は書かない。

ひらづみ



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ブックガイド | コメント(6) | トラックバック(0) | 2021/03/23 11:30

はがした話。

昨晩は、久しぶりに夜更かしした。

眠くても、オトナだから遅寝はできない。仕事だって、ゴミ出しだってある。いつもと同じ時間に起きた。

燃えるゴミの袋をまとめ、サンダルをつっかけて玄関を…オッとあぶない、アブナイ。

例のシート(→しわしわ話。)を貼ったままだ。

おやすみひたいしーと2

剥がそうとオデコに当てた手が、ふと

コレ、貼って何時間?

雑念に遮られた。

寝る前に貼って、朝起きるまで。

ふだんなら7時間たっぷり貼るものが、睡眠時間の短かった今日は、4時間ソコソコである。

いやいや、いくらゴミ出しでも、こんなものを貼って外に出るわけにはいかぬ。

思い直して伸ばした手が

コレ、1枚何円?

モッタイナイの呪いで、また止まった。

帽子を深くかぶれば…小走りで、誰にも会わなければ…グルグルめぐる様々な考えを

いやいやいや…ダメでしょ!

危ういところで頭をブンブン、振り落とした。

若さ、それは恥じらいである。

ものごとを恥と思わなくなることこそ、オデコのシワよりも、はるかに忌むべき老化ではないか。

キッパリと剥ぎ取ったシートを、これから出すゴミの袋に入れた。



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もろもろ | コメント(8) | トラックバック(0) | 2021/03/22 11:30
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