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ぐるめの話。

年末のテレビは本当につまらない。

チャンネルをガチャガチャ(ウソ)変えて、年末にありがちな、ドラマの一挙再放送を見つけた。

ゴローさんという男性が、ただただ孤独にゴハンを食べる、例のアレだ。

遠い町の、行ったことない店の、知らない料理はいつもおいしそうである。

孤独なゴローさんは黙って食べる。黙っていては番組にならないので、内心の声が流れる。それが最近うるさくて、いささか感興を削ぐ。

本当に美味しいなら 無心で食え!

つい無茶を考えたりする。

だいたいお昼から食べ過ぎだ、とか、どう見ても3千円以上食べてないか、とか、毎回余計なことは考えてしまうが、とくに気になるのは

あー、またやってる!

ゴローさんが、オカズの最後の一口を、ご飯にかけることだ。

最初からかけてある、カレーライスや丼ものならいい。

でも、白いご飯に、汁気の多い中華炒めなんかをデロデロかけているのを見ると

あのお茶碗を洗うの イヤだなあ…

自分が洗うわけでもないのに、思ってしまう。

いや、おいしいだろう。おいしいだろう、とは思う。自分の家でやるなら、誰も文句を言う筋合いはない。

しかし、いかにお金を払うとはいえ、ヨソで食べるゴハンではいかがなものか。

食べ終わった食器を下げるお店の人が

あ、ご飯茶碗 汚してる…

チラッとでも思いはしないかと想像すると、やっぱり私にはできない。

…とまあ1年間、こんなささいなことばかり書いて、今年も終わった。

画面では、汁かけ飯を食べ終えたゴローさんが、ごちそうさま、と…

ああっ!またアレやってる!

紙ナプキンではなくオシボリで口元を拭った。

口を拭いたオシボリ、下げる人も気持が悪かろうし、だいいち不衛生だ。

…とまあ来年もこんな調子で、重箱の隅をつつくような思い付きを、書いていくのだろう。

皆様、良いお年を。

こどくのぐるめ2021おおみそか
(なんだかんだイチャモンつけて、きっとまた見る)



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てれびじょん | トラックバック(0) | 2021/12/31 11:30

ふろいで話。

年末のテレビはつまらない。

つまんなくても見るのが、テレビっ子の面目躍如たるところだ。

スペシャルという名の引き延ばし、総集編という名の焼き直し。

中身の薄い番組に、せめてもの年の瀬感を添えるのが音楽だが、これがほぼ同じ曲だということに、最近気づいた。

ベートーヴェンの交響曲第9番、第4楽章。

いわゆる第九である。

3年前の年末、はじめて第九の舞台にのぼった。(→だいくの話。

2度の登壇をしたあと、新型ウィルスの影響で公演中止が続いて、今日にいたる。

たった2度だったけれど、その経験は私の中に深く沈み

Freude schöner Götterfunken…

耳に覚えの歌詞を聞くと

…Freude schöner Götterfunken Götterfunken!

このうえない高揚に包まれたクライマックスを、瞬時に思い出せる。

歳末っぽいな、と感じた時、そこに「歓喜の歌」が流れている。それはもしかしたら、特別なことかもしれない。

ふろいで
(ムスコが小学生のころ書いてくれた第九の歌詞)



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てれびじょん | コメント(16) | トラックバック(0) | 2021/12/30 11:30

ておくれ話。

予定のない年末年始、何して過ごそうかと思っていたら

よやくとりおき1

読みたかった本が届いた、と通知が来ていた。

暖かい部屋で、コーヒー片手にのんびり読書、いいじゃないか。

勇躍、図書館に向かう。ついでに買物も済ませて、年内は家籠りとしゃれこもう。

自転車を漕ぎ出せば、風は顔面を刺すばかりだが、楽しい想像が寒さを忘れさせる。

駐輪場に着いたとき、ヘンだなとは思ったのだ。思いつつも鍵をかけて、自動ドアの前に立つと

(…シーン…)

開かない。

ガラスの裏のハリガミは

年末年始休館のお知らせ
12月29日(水)~1月4日(火)


(…ガーン…)

声には出さねどショックは大きく、あまりの落胆に買物も忘れて、スゴスゴと帰路に就く。

冷え切った身体で、うちに着くなりメールを確認したら

よやくとりおき2

昨日の午後の発信である。処理する図書館員さんも、明日からはお休みだ、と、ウキウキしていた時分に違いない。

予約した本は、図書館で年を越すらしい。



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ごきんじょ | コメント(6) | トラックバック(0) | 2021/12/29 11:30

ちんする話。

今年も残すところ4日、大掃除しない(→そうじの話。)我が家は、全くの平常モード。

昨年に続きイモート一家も帰省してこないので、おせち料理もぐっと縮小することにした。

寂しがる母には悪いが、ラクチンである。

外に出るのは忙しい人に任せ、暖かい部屋でダラダラする幸せ。

そうだ、ココアを飲もう。

カップに注いだ牛乳をレンジで温める。セットしたタイマーが切れる前に

そろそろかな…

バキョン、とレンジの扉を開けて、カップを取り出した。

しまった!またやった!

レンジにかけることを、チンすると言ったりするが、セッカチな私はこのチンが待てない。

ガラス越しに中を覗いて、もういいと思ったら、チンが鳴る前に扉を開けてしまう。

まあ、別にそれでいいっちゃいいんだけど、先日ふと

もしかして これってレンジに悪いんじゃ…

ブーと電磁波を出している最中に扉を開けたりしたら、レンジの機能にストレスを与えるのでは、などと、要らんことを考えたのである。

セッカチなくせにケチな私は、家電も壊れるまで長期間使い続けたい。

だから、いきなり開けるのを止め、チンと鳴るまで待つだけで、レンジが長持ちするのなら、今後はそうしようと決心したのに。

ココアを飲み終えて

長年の習慣を改めるのは難しいなあ

などと思いつつ、御不浄に行った。

じつは、御不浄のウォシュレットの使い方に関しても、似たようなことを考えたのだが、いささか品下るお話となるので、詳細は避ける。

でんしれんじ
(今のが壊れたら次はこんなのにしたい)



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もろもろ | コメント(10) | トラックバック(0) | 2021/12/28 11:30

おさめた話。

朝いちばんで書類を投函したら、御用納めより一足早く、年内の仕事は終わり。

久々の何もない日をどう過ごそうか。ブラブラうちに帰り、とりあえずコーヒーでも、と冷蔵庫の前に立ったら

すぎうらひすいてん

ずっと貼ってあるチラシが目に入った。

キレイなのでもらってきた、隣りの県の美術館の展覧会チラシ。

行きたいけど行けない展覧会のチラシを、今年1年何枚貼っては剥がしただろうか。

これも見に行く気はなかったが

行こうかな…

だしぬけに、そう思った。

試みに、スマホで経路検索をしてみたら

行けるな…行っちゃう?

そして、30分後には私鉄特急に乗っていたのだから、自分でもビックリだ。

窓枠にのせた缶コーヒー越しに、眺める車窓は、寒々と冬景色だけれど、

帰りにあの店で ウナギ食べよっか

おなかの底にホカホカと、楽しい気持が湧く。

今年も無事に終わる。そのことが、嬉しい。



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もろもろ | コメント(8) | トラックバック(0) | 2021/12/27 11:30

おきばの話。

クリスマスが済んだら、バタバタとお正月準備。

毎年思うが、この慌ただしさはなんとかならんものか。

お正月は暦で決まるから、どうしようもない。

クリスマスのほうをせめて1週間前にずらしてくれたら、お正月もクリスマスも、もう少し熱心にやるのに、と思っている人は多いと思う。

まあ、言ってもせんないことなので、黙って〆飾りや鏡餅の準備をする。

ひとり暮らしなので、鏡餅もミニサイズだ。

ところが、お餅を載せる白木の三宝が、心あたりの場所に見当たらない。

手に持ったお餅を、棚にある物の上に、なんの気なしにヒョイと置いて、抽斗を開け

うーん…ここじゃなかったか…

ゴタゴタひっくり返したあげくに目を上げたら

あたらしいおきばしょ

鏡餅がリラックスしているではないか。

三宝におさまっているときには見せない、くつろいだ表情がおめでたいと言えなくもない。

誰に見せるじゃなし、これでいい気がしてきた。



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もろもろ | コメント(12) | トラックバック(0) | 2021/12/26 11:30

かーてん話。

我が家のクリスマスツリーは、モミの木ではなかった。

1年の11か月はベランダに出しっぱなしで、枯れないのが取り柄の植木(→うえきの話。)を、12月に入ると家の中に取り込んで飾る。

合理的なシステムながら、幼いムスメとムスコのツリーのイメージは歪められたと思う。

まあそうして長年、ツリーを買わずに済ませてきたわけだ。

ところが、数年前の夏、けっして枯れないはずの植木が枯れたのである。

園芸音痴の私が、それまで枯らさずにいたのが、奇跡だったのかもしれない。

観葉植物とは名ばかり、眺めることもなくなっていたから、とくにショックを受けもせず、むしろせいせいした気分で、枯木をゴミに出した。

こりゃ一大事と気が付いたのは、夏が過ぎ、秋が終わり、北風が吹き始めるころ。

今年のツリー どうしよう…

植木亡き後、たくさんあるオーナメントを、一体全体どうすればいいのか。

子供も大きくなったのに、ツリーを新調するなんてまっぴらごめんだし、新しく植木を買うのはもっとイヤだ。

オーナメントにはどれも思い入れがあって、捨てるのは惜しいし、年に1度くらい飾りたい。

枯木でいいから取っときゃ良かった…

タメイキまじりに雑誌をペラペラめくっていたら

💡!

赤や緑や金色のクリスマス飾りを、壁に直接貼っつけてある写真が載っていた。不思議なもので、三角形に並べるだけでツリーに見える。

ツリー本体が無く、飾りばかりがたくさんある、我が家にピッタリだ。

ヨシ!これで行こう!

どこを飾りつけようかとキョロキョロして

💡!!!

目にとまったのがリビングのカーテン。緑色の無地で、クリスマスカラーの小物がよく似合う。

それ以来、うちのツリーはカーテンである。

カーテンを引く昼間は見えず、夜になると現れるところも、けっこう気に入っている。



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もろもろ | コメント(8) | トラックバック(0) | 2021/12/25 11:30

かっちゃえ話。

暗い中にチカチカと、暖かな色が灯っている。

集会室の窓から見えるのは、2メートルを超す、大きなクリスマスツリー

毎年この時期に飾られるツリーを見るたび

ウフフン…

自分のものでもないのに、ちょっぴり誇らしい気分になる。

それは10年以上も前のこと、子供会の役員が当たってしまった私は

めんどくせーなー

クリスマス会の準備に駆り出されていた。

めんどくせーのは、運悪く選ばれた他の役員さんたちも同じである。

プレゼントとゲームの準備は、例年通りを合言葉に粛々と進み、つづいて飾りつけの点検。年々受け継がれてきたツリーの箱を開けた人が

あーあ、しょッぼいわねエ…

大きなため息をつく。

古びて貧相なツリーと、すっかり色褪せたオーナメントは、盛り上がらないクリスマス会を予感させるに余りあった。

集会室の床にこぼれた、偽のモミの木の葉を見て

新しいツリー、欲しいなア…

誰かの声に、会計をやっていた私は飛びついた。

買おうよ!あるよ、お金…

そう、例年通りで活動し続けてきたおかげで、使うあてもない子供会費が、けっこうな金額、口座に貯まっていたのである。

残したって、翌年へ、翌年へと繰り越されていくだけだ。

えー、いいのかしら そんな大きな買物して

例年通りじゃない提案に戸惑う人もあったが、規約を調べても、ツリーを買っちゃいけない、とはどこにも書いてない。

買っちゃえ~!

楽しい仕事ははかどるものだ。そこからの行動は速かった。

見上げるほど背の高いツリーには、キラキラのティンセルやバブルボールを飾りながら

いい買物したわよね~!

母親たちはかつてない仲間意識を確かめ合った。

会場にやってきた子供たちの歓声。

その子たちも、もう大人になったけれど、大きなツリーは今年も飾られつづける。

今日はクリスマスイブ

だんちのくりすますつりー


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ごきんじょ | コメント(16) | トラックバック(0) | 2021/12/24 11:30

りかいの話。

始発の停留所で、バスに乗った。

乗客も少なかったから、いちばん後ろの少し高い席に座る。

なるたけ背後を気にせずに済む席を選ぶのは、セキやクシャミをぶっかけられないための用心だ。

私のあとに年配のご婦人が乗り込んできて、前方左手のひとり掛けに、ちんまり座った。

満席とならぬまま、やがて定刻となり、バスは発車した。

平日の道路をスコスコ進み、5つ目が私鉄駅前。

バス停に列を作っていた乗客が次々乗り込んできて、静かだった車内はにわかに混んできた。

始発で乗って良かった~

ほんの少しの優越感で、立っている人を見渡していると

モゾモゾ…バッ!

目の端に、奇妙な動きが見えた。

さきほどのご婦人の様子がおかしいので、よくよく見れば、着ていた上着を脱いで、なぜか頭からかぶっている。

うわっ、ヤバい人だった…

知らない人の、理解不能な行動は怖い。前に立った人も、驚いて目を見張っている。

見たところ普通の人だったが、近くに座らなくてよかった、と、胸をなでおろした。

ホッとした人、驚いた人、かぶった人を乗せて、バスは走る。

それにしても何のつもりだろう うーん…

ヒマにあかせて考えた。

吊革をつかみ、バスの揺れに乗って、揺られる乗客の顔には、マスク、マスク、マスク。

異様に思えた景色にも、いつの間にか慣れ…

…はっ!

もしやアレは、マスクにプラスの防御策?

私がなるべく後ろの席を選ぶのと、同じ発想なのでは?

車内が混んできたときに、急にかぶったのも、そう考えると理解できる。

さっきまで得体のしれないものだったご婦人の姿が、きゅうに心細く、小さく見えた。

うちゅうふく
(さりとてこんな格好で歩くわけにもいかない)



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ごきんじょ | コメント(6) | トラックバック(0) | 2021/12/23 11:30

ほわほわ話。

寒くて、疲れた日の夜。

留守のうちに冷えた部屋は、ヒーターを点けても暖まった気がしない。

こんな日はもう早く寝ちゃおうと、お風呂も食事もそこそこに、フトンにもぐりこむと

…ふあ~…

思わず声が出た。

昨日、布団カバーと敷きパッドをホワホワの冬物に替えたのだ。

ふりーすふとんかばー

人生を変えた発明というものがあるならば、私のそれはこの、起毛の布団カバーである。

昔の布団カバーは、ツルツルした白い生地のものしかなかった。

ヒヤリと冷たく、夏は良くても寒い季節にはゾゾッとして、体温で暖まるまでは寒かったものだ。

そのころだって、ネルだのコールテンだの、暖かい生地はあった。掻巻やフトンの襟元を、黒い別珍で覆うこともあった。

ただ、そういう布でフトン全部をカバーする、という発想がなかったのではないか。

化繊のフリースやマイクロファイバーといった新素材の開発の過程で

そうだ!布団カバーを作ろう!

思いついたどなたかと、もし会うことができたなら、私は心の底から感謝を述べるであろう。

1日の終わりにホワホワのフトンが待っている。

そう思うだけで、いくたび寒く、つらい日を救われたことか。

今日は冬至、1年でいちばん夜の長い日。

ホワホワにくるまれた身体をモゾモゾ動かして、やがてとろとろと眠りに落ちていく。



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もろもろ | コメント(8) | トラックバック(0) | 2021/12/22 11:30
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