みそかの話。
大晦日といえども、わが家は平常運転。
元旦に、ムスメとムスコと実家に現地集合するので、そっちにおせち料理を取り寄せた。
つまり、こっちの準備は無いのである。
やることは、バスに乗る前に年越しそばを買って、おばーちゃんのとこに行く、それだけ。
従来もたいがい気楽に過ごしてきたが、それにしても何もない年末だ。
昔の人は愚図の節季働きなどと戒めた(→ことわざ話。)けれど、こうも穏やかだと、逆にそわそわして落ち着かない。
何もしないし、誰も来ない…
♪ぴんぽ~ん♪
アレ?誰?
ハーイ どちら様…
たくはいびんでーす
え?
そんな予定なかったはず…しかし、送り状の宛先はたしかにうちである。
受け取ってしまった細長い箱を眺めるうちに、ハッと思い当たって、急いで開けると、ずっと入荷を待っていたロールスクリーンが入っていた。

うちの廊下にはヘンな寸法の窓があり、先月ようやっとピッタリのものを見つけたのだ。
よりによって今日届くか、とも思ったが、先方としては新年に間に合わせてあげよう、という好意かもしれない。
だとすれば、そのご好意を無にすることなく、何が何でも今日中に取りつけねばならぬ。
歳末の忙しい中、届けてくれた宅配便のお兄さんの労にも報いたい。
いよいよ押し詰まって、なぜかネジマワシを振り回す姿は、まさに愚図の節季働きである。
実家に帰っておりますため、コメント欄は閉じております
日々更新は致しますので、どうかお立ち寄りください
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元旦に、ムスメとムスコと実家に現地集合するので、そっちにおせち料理を取り寄せた。
つまり、こっちの準備は無いのである。
やることは、バスに乗る前に年越しそばを買って、おばーちゃんのとこに行く、それだけ。
従来もたいがい気楽に過ごしてきたが、それにしても何もない年末だ。
昔の人は愚図の節季働きなどと戒めた(→ことわざ話。)けれど、こうも穏やかだと、逆にそわそわして落ち着かない。
何もしないし、誰も来ない…
♪ぴんぽ~ん♪
アレ?誰?
ハーイ どちら様…
たくはいびんでーす
え?
そんな予定なかったはず…しかし、送り状の宛先はたしかにうちである。
受け取ってしまった細長い箱を眺めるうちに、ハッと思い当たって、急いで開けると、ずっと入荷を待っていたロールスクリーンが入っていた。

うちの廊下にはヘンな寸法の窓があり、先月ようやっとピッタリのものを見つけたのだ。
よりによって今日届くか、とも思ったが、先方としては新年に間に合わせてあげよう、という好意かもしれない。
だとすれば、そのご好意を無にすることなく、何が何でも今日中に取りつけねばならぬ。
歳末の忙しい中、届けてくれた宅配便のお兄さんの労にも報いたい。
いよいよ押し詰まって、なぜかネジマワシを振り回す姿は、まさに愚図の節季働きである。
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さざんか話。
歩道沿いのお宅の垣根に、サザンカの花が咲いていた。
あれ?早い?
団地の花壇のツバキのつぼみは、まだ青くてかたかったような気がする。
ツバキとサザンカって、どっちが先だっけ?
園芸の嗜みがなくて、お花のことをあんまり知らない。どっちだっけと首をひねっていたら
♪かきねの かきねの まがりかど~…
ふと童謡が浮かんだ。
♪あ~たろ~か あたろ~よ~…
そうだ、確かこれにサザンカが出てきた…
♪きたかぜぴ~ぷ~ ふいている~
アレ?なかなか出てこないな。
♪さざんかさざんか さいたみち~
2番かよ!
寒い時期に咲くことは分かるものの、ツバキより先か後か、季節が判然としない。
他にサザンカの歌は無かったかな…あ!
♪く~も~り がら~すを~ て~でふ~いて…
歌い出しからして長くかかりそうな気配。
♪あ~いし~てもあいしても あああ~…
しばらく歌って、終盤やっと
♪あか~く さいて~も ふゆの~はな~
あ、冬なんだ。
♪さざん~かの~やど~
そんで最後かよ!
念のため、ツバキの歌も歌って、確認しとこう。
♪つ~ばきさく~ はる~なのに~
こっちはいきなりかよ!
(この歌も好きでよく歌ったが季節が出てこない)

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あれ?早い?
団地の花壇のツバキのつぼみは、まだ青くてかたかったような気がする。
ツバキとサザンカって、どっちが先だっけ?
園芸の嗜みがなくて、お花のことをあんまり知らない。どっちだっけと首をひねっていたら
♪かきねの かきねの まがりかど~…
ふと童謡が浮かんだ。
♪あ~たろ~か あたろ~よ~…
そうだ、確かこれにサザンカが出てきた…
♪きたかぜぴ~ぷ~ ふいている~
アレ?なかなか出てこないな。
♪さざんかさざんか さいたみち~
2番かよ!
寒い時期に咲くことは分かるものの、ツバキより先か後か、季節が判然としない。
他にサザンカの歌は無かったかな…あ!
♪く~も~り がら~すを~ て~でふ~いて…
歌い出しからして長くかかりそうな気配。
♪あ~いし~てもあいしても あああ~…
しばらく歌って、終盤やっと
♪あか~く さいて~も ふゆの~はな~
あ、冬なんだ。
♪さざん~かの~やど~
そんで最後かよ!
念のため、ツバキの歌も歌って、確認しとこう。
♪つ~ばきさく~ はる~なのに~
こっちはいきなりかよ!
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がんばる話。
昨日友だちのミドリちゃんに電話したら、すぐに出ないので、忙しかった?と聞いたところ
野菜の皮むき…ゴミ収集 明日までだから
は?
お正月に生ゴミが出ないよう、剥けるものを先に剝いてしまうというのだ。
リンゴも剥いて 塩水につけたよ~
昔からマジメな人だが、ちょっと極端に走る傾向がある。
さて、明けて今朝。ミドリちゃんち同様、うちも燃えるゴミの日である。
しかし、ゴミを出す私に、友人ほどの緊張感はない。なぜならば

わが市の収集はまだまだ終わりではないからである。
ゴミカレンダーの第5週にご注目いただきたい。

12月31日は、わが市では、ふだんゴミ収集のない土曜日だ。
おおかたの自治体では休みになる大晦日に、わざわざ燃えるゴミの収集に乗り出すのである。
大仏商法と揶揄されるごとく、万事に消極的なわが市。
現状維持と横並びを好む土地柄で、なにゆえゴミ収集にのみこれほど頑張るのか。
有難いっちゃ有難いが、不可解の念は去らない。

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野菜の皮むき…ゴミ収集 明日までだから
は?
お正月に生ゴミが出ないよう、剥けるものを先に剝いてしまうというのだ。
リンゴも剥いて 塩水につけたよ~
昔からマジメな人だが、ちょっと極端に走る傾向がある。
さて、明けて今朝。ミドリちゃんち同様、うちも燃えるゴミの日である。
しかし、ゴミを出す私に、友人ほどの緊張感はない。なぜならば

わが市の収集はまだまだ終わりではないからである。
ゴミカレンダーの第5週にご注目いただきたい。

12月31日は、わが市では、ふだんゴミ収集のない土曜日だ。
おおかたの自治体では休みになる大晦日に、わざわざ燃えるゴミの収集に乗り出すのである。
大仏商法と揶揄されるごとく、万事に消極的なわが市。
現状維持と横並びを好む土地柄で、なにゆえゴミ収集にのみこれほど頑張るのか。
有難いっちゃ有難いが、不可解の念は去らない。

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まどふき話。
そんなわけで、脚立に上がって窓を拭いてたら
窓ばっかり拭いて… かたいパン食べて…
ふとそんなフレーズが、口をついて出た。
ユーコさんは、モト亭主側の親戚で、お盆や正月には義父母の家で会った。
男どもが飲み食いし、義母がいそいそともてなす間、私たちは、たまたま前にあるものをチマチマつまみながら、ヒソヒソ話をする。
トウモロコシの食べ方を教わった(→もろこし話。)のも、そんな時だったと思う。
ある年の春、ユーコさんの夫君が海外赴任となった。
会わずに数年、ひさしぶりに、おせち料理越しに見る彼女は、ゲッソリと痩せていた。
赴任地で心のバランスを崩し、帰国してきたのだ。
日本でも暖かい地方に生まれ育ったユーコさんに、寒冷な土地の生活は合わなかった。
とっつきにくく、あまりフレンドリーとは言えない国民性も、彼女には厳しかった。
いつも家の前を掃いている、隣家のオバサンには
窓が汚れている ちゃんと掃除しなさい
家を訪ねてきて、注意されたという。
あの国はみんな… 窓ばっかり拭いて… かたいパン食べて…
思いつめた目で、吐き捨てるように言ったユーコさん。
私はその国のかたいパンが好きである。
緯度が高く、冬場の日照時間の短い国で、窓から太陽光を取り込む大切さもわかる気がする。
隣家のオバサンは、それを教えたかったのだろう。わざわざ言いに来てくれるなんて、打ち解けてみれば、親切な人だったかもしれない。
しかし、その時の彼女にはそうは言えず、黙ってうんうんと聞いただけだった。
日本に帰ったユーコさんは、みるみる回復した。
義家との関係も切れ、彼女とも長く会わないが、きっと元気にしていることと思う。


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窓ばっかり拭いて… かたいパン食べて…
ふとそんなフレーズが、口をついて出た。
ユーコさんは、モト亭主側の親戚で、お盆や正月には義父母の家で会った。
男どもが飲み食いし、義母がいそいそともてなす間、私たちは、たまたま前にあるものをチマチマつまみながら、ヒソヒソ話をする。
トウモロコシの食べ方を教わった(→もろこし話。)のも、そんな時だったと思う。
ある年の春、ユーコさんの夫君が海外赴任となった。
会わずに数年、ひさしぶりに、おせち料理越しに見る彼女は、ゲッソリと痩せていた。
赴任地で心のバランスを崩し、帰国してきたのだ。
日本でも暖かい地方に生まれ育ったユーコさんに、寒冷な土地の生活は合わなかった。
とっつきにくく、あまりフレンドリーとは言えない国民性も、彼女には厳しかった。
いつも家の前を掃いている、隣家のオバサンには
窓が汚れている ちゃんと掃除しなさい
家を訪ねてきて、注意されたという。
あの国はみんな… 窓ばっかり拭いて… かたいパン食べて…
思いつめた目で、吐き捨てるように言ったユーコさん。
私はその国のかたいパンが好きである。
緯度が高く、冬場の日照時間の短い国で、窓から太陽光を取り込む大切さもわかる気がする。
隣家のオバサンは、それを教えたかったのだろう。わざわざ言いに来てくれるなんて、打ち解けてみれば、親切な人だったかもしれない。
しかし、その時の彼女にはそうは言えず、黙ってうんうんと聞いただけだった。
日本に帰ったユーコさんは、みるみる回復した。
義家との関係も切れ、彼女とも長く会わないが、きっと元気にしていることと思う。


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まどふく話。
数か月間にわたり開けっ放しだったことに、先日気づいた(→すきまの話。)脱衣所の窓。
気づかなかったのは、カーテンがあるうえ、高い位置にあり、しかも開けにくいせいだ。
ホテルの客室みたいに数センチしか開かない。
この家に住んで15年以上になるが、この窓に触ったのはほんの数回だと思う。
気づいたついでにいっちょ掃除でもしてやっか、と、脚立に上がってカーテンを外した。
…キタナーイ…
窓には触らなくても、カーテンは何度か外して洗濯している。そのたびに汚れてるなあとは思っていたのだ。
しかし手の出るスキマが無くて、外側を拭けず、諦めていた。
汚れるのは外なんだよね…
つぶやきつつ、なんの気なしにガラスに触った指先を見たら
…なんじゃこりゃあ!!!
真っ黒けではないか。
外側だと思っていた汚れは、ほとんど内側についていたのだ。
あわててガラスクリーナーにウエスにクロスと、本式の窓拭き道具を取りに走る。
しばらくカーテンをかけず、きれいになったガラス越しに、やわらかい午後の日差しを眺めた。
この小さな窓を拭いて、ズボラの大掃除は終わりである。


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気づかなかったのは、カーテンがあるうえ、高い位置にあり、しかも開けにくいせいだ。
ホテルの客室みたいに数センチしか開かない。
この家に住んで15年以上になるが、この窓に触ったのはほんの数回だと思う。
気づいたついでにいっちょ掃除でもしてやっか、と、脚立に上がってカーテンを外した。
…キタナーイ…
窓には触らなくても、カーテンは何度か外して洗濯している。そのたびに汚れてるなあとは思っていたのだ。
しかし手の出るスキマが無くて、外側を拭けず、諦めていた。
汚れるのは外なんだよね…
つぶやきつつ、なんの気なしにガラスに触った指先を見たら
…なんじゃこりゃあ!!!
真っ黒けではないか。
外側だと思っていた汚れは、ほとんど内側についていたのだ。
あわててガラスクリーナーにウエスにクロスと、本式の窓拭き道具を取りに走る。
しばらくカーテンをかけず、きれいになったガラス越しに、やわらかい午後の日差しを眺めた。
この小さな窓を拭いて、ズボラの大掃除は終わりである。


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はらまき話。
買うか買うまいか迷っているものがある。
それはハラマキである。
光熱費の高騰に加え、冷えが気になるお年頃。
ここは一番、ハラマキの力を借りて、健康維持に努めるべきではなかろうか、と思ったのだ。
ハラマキというと、即座に思い出すのは

この方がお召しのようなラクダ色のウールだが、今は薄手で服の下にも着けられ、色もTシャツのようにいろいろ選べるようになっている。
にもかかわらず迷うのは、昨日の話題(→カキトメ本。)のせいであった。
着るものが増える冬場、ご不浄ではどうしてもモタモタしがちだ。これこそが現金書留の封筒になぞらえられる所以である。
そこに、さらにハラマキが加わった場合、混乱の度合いを増す可能性は否めない。
まずどの層に巻くべきかという問題がある。
ズボンの上か、下か。あるいはババシャツの上か、下か。
つづいて、上下のいずれに属するかも決めねばならない。つまりその時、ハラマキを上げるか、下げるかの問題である。
さらに洗濯の頻度に関しても考える。購入する枚数にかかわってくるからだ。
そこには、肌にじかに着けるか、シャツやズボンの上かという、第一の問題も関係する。
ハラマキに悩む年の瀬、平和っちゃ平和である。

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それはハラマキである。
光熱費の高騰に加え、冷えが気になるお年頃。
ここは一番、ハラマキの力を借りて、健康維持に努めるべきではなかろうか、と思ったのだ。
ハラマキというと、即座に思い出すのは

この方がお召しのようなラクダ色のウールだが、今は薄手で服の下にも着けられ、色もTシャツのようにいろいろ選べるようになっている。
にもかかわらず迷うのは、昨日の話題(→カキトメ本。)のせいであった。
着るものが増える冬場、ご不浄ではどうしてもモタモタしがちだ。これこそが現金書留の封筒になぞらえられる所以である。
そこに、さらにハラマキが加わった場合、混乱の度合いを増す可能性は否めない。
まずどの層に巻くべきかという問題がある。
ズボンの上か、下か。あるいはババシャツの上か、下か。
つづいて、上下のいずれに属するかも決めねばならない。つまりその時、ハラマキを上げるか、下げるかの問題である。
さらに洗濯の頻度に関しても考える。購入する枚数にかかわってくるからだ。
そこには、肌にじかに着けるか、シャツやズボンの上かという、第一の問題も関係する。
ハラマキに悩む年の瀬、平和っちゃ平和である。

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カキトメ本。
年賀ハガキが足りなくて、郵便局に行く。
歳末だけあって、預金窓口にも列ができているが、混んでいるのは郵便のほうである。
郷里に送る荷物か、遅めのクリスマスプレゼントか、段ボール箱を抱えて並ぶ人もいる。
いつも1つの窓口を2つ開け、郵便物はテキパキ処理されて、次は私の番。
私の前は70代くらいの女性で、緑のフチのある現金書留の封筒を手に持っている。
…5時以降の配達でお願い
すみません 現金書留は日時指定できないんです
孫のお年玉かな 息子さんか娘さん 夕方まで働いてるんだろな
チラッと思いつつ、私はぜんぜん別のことを考えていた。
現金書留といえばマンガ「あたしンち」のお母さんのエピソード。
重ね着する冬、女性が用を足すときの個室の中の

上げて下げてまた上げて…という手の動きを

現金書留の封筒に例えている。
でも、フラップを下げて上げて下げて封をする、この形式の封筒は、昨年仕様変更のために無くなってしまった。
今は緑のフチドリこそ残れ、普通の厚手の封筒である。
あの封筒 面白くてよかったんだけどなァ
お母さんの冗談も わからなくなっていくなァ
ラチもない考えに沈んでいたら
お次のかたど~ぞ~!
元気のいい声で呼ばれ、ハッとした。
日時指定できなかったお年玉が、けっきょくどうなったのか、わからないままだ。

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歳末だけあって、預金窓口にも列ができているが、混んでいるのは郵便のほうである。
郷里に送る荷物か、遅めのクリスマスプレゼントか、段ボール箱を抱えて並ぶ人もいる。
いつも1つの窓口を2つ開け、郵便物はテキパキ処理されて、次は私の番。
私の前は70代くらいの女性で、緑のフチのある現金書留の封筒を手に持っている。
…5時以降の配達でお願い
すみません 現金書留は日時指定できないんです
孫のお年玉かな 息子さんか娘さん 夕方まで働いてるんだろな
チラッと思いつつ、私はぜんぜん別のことを考えていた。
現金書留といえばマンガ「あたしンち」のお母さんのエピソード。
重ね着する冬、女性が用を足すときの個室の中の

上げて下げてまた上げて…という手の動きを

現金書留の封筒に例えている。
でも、フラップを下げて上げて下げて封をする、この形式の封筒は、昨年仕様変更のために無くなってしまった。
今は緑のフチドリこそ残れ、普通の厚手の封筒である。
あの封筒 面白くてよかったんだけどなァ
お母さんの冗談も わからなくなっていくなァ
ラチもない考えに沈んでいたら
お次のかたど~ぞ~!
元気のいい声で呼ばれ、ハッとした。
日時指定できなかったお年玉が、けっきょくどうなったのか、わからないままだ。

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すきまの話。
う―、寒い。
全国的に降雪や強風を伴う寒波に襲われているのだから、寒いのは当たり前なのだが、家の中まで寒いのはどういうわけなんだ。
…ヒュー…
今日はことのほか、風が強くて
…ヒュー…
木の枝や電線を揺らす風の音が聞こえてくる。
…ヒュー…
…あれ?これホントに、外の音か?
耳を澄まして廊下を歩き、お風呂の脱衣所のドアを開けると
…ヒュー…
吹き抜けに向かった小窓の、レースのカーテンが、なぜか揺れていた。
窓開いてる!
この窓にはふだん触らないが、開いてるんだから誰か開けたんだろう。
私が開けるとしたら湿気やカビが気になる季節だから、1か月や2か月の話ではない。当の本人に開けた覚えがないということは、かなり前から開けっ放しだったことになる。
トシのせいか、この冬は脱衣所が寒いなあ、とは思っていたけれど
寒いはずだよ!
いそいで閉めたら、先程までのヒュー音はピタリとやんだ。
やれやれ、クリスマスは暖かく過ごせそうだ。

♪ひとをあいして~ ひとはこころひらき~♪

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全国的に降雪や強風を伴う寒波に襲われているのだから、寒いのは当たり前なのだが、家の中まで寒いのはどういうわけなんだ。
…ヒュー…
今日はことのほか、風が強くて
…ヒュー…
木の枝や電線を揺らす風の音が聞こえてくる。
…ヒュー…
…あれ?これホントに、外の音か?
耳を澄まして廊下を歩き、お風呂の脱衣所のドアを開けると
…ヒュー…
吹き抜けに向かった小窓の、レースのカーテンが、なぜか揺れていた。
窓開いてる!
この窓にはふだん触らないが、開いてるんだから誰か開けたんだろう。
私が開けるとしたら湿気やカビが気になる季節だから、1か月や2か月の話ではない。当の本人に開けた覚えがないということは、かなり前から開けっ放しだったことになる。
トシのせいか、この冬は脱衣所が寒いなあ、とは思っていたけれど
寒いはずだよ!
いそいで閉めたら、先程までのヒュー音はピタリとやんだ。
やれやれ、クリスマスは暖かく過ごせそうだ。

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けいれい話。
朝、ときどきすれ違うその人に気づいたのは、夏のはじめ頃だった。
30代前半くらいのサラリーマン風の男性。
若い入居者は、高齢化が進むここではめずらしくて、子供世代か、分譲賃貸の人かもしれない。
オハヨーゴザイマース
こちらが挨拶しても、はかばかしい返事はなく、マスクに隠れて表情もわからない。
そういうことは気にしないようにしているので、返事があろうがなかろうが、勝手に挨拶を続けていつのまにか半年、
オハヨーゴザイマース
今朝もやっぱり、返事は聞こえない。
しかし私は気づいている。彼の挨拶に。
それは秋の終わりの、朝の空気が冷たくなる頃。
オハヨーゴザイマース
いつものように挨拶したとき、背広の肩がピクンと動いたのを、私は見逃さなかった。
私の姿を認めて、ポケットに突っ込んでいた手を出したのである。
なーんだ いい子じゃん…
道で行き会う近所のオッサンには、ジャンパーのポケットに手を入れたまま
おあざーす
口だけで言うのがいくらもいる。あんなのに比べれば、ずいぶん礼儀正しいじゃないか。
オハヨーゴザイマース
オバサンの挨拶に、ポケットからパッと手を出すのが、彼なりの敬礼なのだ。
暑い夏には見られないから、寒いのもまんざら悪くないな、と思う、今年初めての雪の朝。


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30代前半くらいのサラリーマン風の男性。
若い入居者は、高齢化が進むここではめずらしくて、子供世代か、分譲賃貸の人かもしれない。
オハヨーゴザイマース
こちらが挨拶しても、はかばかしい返事はなく、マスクに隠れて表情もわからない。
そういうことは気にしないようにしているので、返事があろうがなかろうが、勝手に挨拶を続けていつのまにか半年、
オハヨーゴザイマース
今朝もやっぱり、返事は聞こえない。
しかし私は気づいている。彼の挨拶に。
それは秋の終わりの、朝の空気が冷たくなる頃。
オハヨーゴザイマース
いつものように挨拶したとき、背広の肩がピクンと動いたのを、私は見逃さなかった。
私の姿を認めて、ポケットに突っ込んでいた手を出したのである。
なーんだ いい子じゃん…
道で行き会う近所のオッサンには、ジャンパーのポケットに手を入れたまま
おあざーす
口だけで言うのがいくらもいる。あんなのに比べれば、ずいぶん礼儀正しいじゃないか。
オハヨーゴザイマース
オバサンの挨拶に、ポケットからパッと手を出すのが、彼なりの敬礼なのだ。
暑い夏には見られないから、寒いのもまんざら悪くないな、と思う、今年初めての雪の朝。


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まちのな話。
朝から冷たい雨。
出かける仕事も無し、家にこもって、年賀状を書いてしまおう。
絵柄は印刷するけれど、宛名は手書きである。
10年ほど前、パソコンが壊れたのをきっかけに、住所録を作るのもやめた。
今年はじめにいただいた年賀状を見ながら、1枚1枚、ヘタクソなりにあの人この人の名を書く。
好きな人の名前は、書いていて楽しい。
やさしい人の住む街の名は、行ったことがなくても懐かしく思える。
アイウエオ順に並べた賀状が、8割がた裏向けになり、マ行に届いたとき
あれ?コレさっき見た…
不思議な既視感をおぼえた。
郵便番号、県、市、町。
さっき書いたのとおんなじ住所じゃないか。
いそいで裏返った束を繰ると、あったあった。
へえ~、あの人の引越した先は この人の住んでる町だったのか。
お互いに、ぜったい接点など無いはずの、ふたりの知人が、同じ町内の住人だと発見した。
スーパーですれ違っているかしら
同じ場所に ゴミを出してるかもしれないな
今まで並べたことのないふたつの顔が、想像の中で笑いあっている。
なんとなく気分がポカポカしてきたから、立ち上がって、お風呂のスイッチを入れた。
今日は冬至、柚子の実はないけど、ゆずの香りの入浴剤でも入れて、暖まろう。


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出かける仕事も無し、家にこもって、年賀状を書いてしまおう。
絵柄は印刷するけれど、宛名は手書きである。
10年ほど前、パソコンが壊れたのをきっかけに、住所録を作るのもやめた。
今年はじめにいただいた年賀状を見ながら、1枚1枚、ヘタクソなりにあの人この人の名を書く。
好きな人の名前は、書いていて楽しい。
やさしい人の住む街の名は、行ったことがなくても懐かしく思える。
アイウエオ順に並べた賀状が、8割がた裏向けになり、マ行に届いたとき
あれ?コレさっき見た…
不思議な既視感をおぼえた。
郵便番号、県、市、町。
さっき書いたのとおんなじ住所じゃないか。
いそいで裏返った束を繰ると、あったあった。
へえ~、あの人の引越した先は この人の住んでる町だったのか。
お互いに、ぜったい接点など無いはずの、ふたりの知人が、同じ町内の住人だと発見した。
スーパーですれ違っているかしら
同じ場所に ゴミを出してるかもしれないな
今まで並べたことのないふたつの顔が、想像の中で笑いあっている。
なんとなく気分がポカポカしてきたから、立ち上がって、お風呂のスイッチを入れた。
今日は冬至、柚子の実はないけど、ゆずの香りの入浴剤でも入れて、暖まろう。


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