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にがおの話。

今年のお正月は、姪っ子に会えなかった。

以前はイモート夫婦ともども、盆や正月には揃って帰省してきていたが、大学進学を機に、ひとり暮らしを始めたメイちゃん。

お正月には両親の待つ家に帰ったのだ。

そうだよな~ あの子の実家はおばーちゃんの家じゃなく イモートの家なんだ

当たり前のことにやっと気づいて

アンタも実家の母になったのね~

イモートを冷やかしてやった。

姪っ子の顔を見られないのは寂しいなと思っていたら、展覧会の開催を知った。

じょせいがかたちのおおさか
(→決定版!女性画家たちの大阪

大正時代、大阪で活躍した女性画家の作品を集めた特別展だ。

あの絵は…あるかな?

ネットで公開されている作品リストに、お目当ての絵があったので、喜んで見に行った。

美術館帰りの地下鉄の中で

メイちゃんに会いに行ってきたよ!

イモートにLINEで絵ハガキの写真を送る。

ホントだ!似てるね!

展示の絵の1枚に描かれた女の子が、メイちゃんにそっくりだと、前から思っていたのである。

渡し損ねたお年玉と一緒に、このハガキを送ってやろう。

ええ~?アタシ、こんなの?

瓜実顔の美人画は、現代っ子の彼女には不満かもしれないけれど。

特別展「決定版!女性画家たちの大阪」は、大阪中之島美術館にて、2月25日まで。



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ごかぞく | コメント(4) | トラックバック(0) | 2024/01/31 11:30

めいわく話。

画面に眉を寄せたおばあさんの顔が映ったら

子供には迷惑かけたくない
葬式代くらいは準備したい…


タメイキまじりの頼りない声が流れて

そんなあなたにピッタリのプラン!
今すぐお電話 0120…


しにあのほけん

よく見る保険会社のCMである。

これに限らず、年寄りが

子供には迷惑かけないように

お題目のように唱えているのをよく耳にする。

人生百年時代と言われだして久しく、老後の生き方は誰しも考えるところだ。

しかし、トシをとってもっぱらの関心事が、子供に迷惑をかけないこと、ってどうなんだろう。

子供の立場としては、どんなに気を使っても、かけるときはかけるんだから、要らぬ心配は止せ、と言いたい。

お葬式代になれば、と欲をかいて、アヤシイ投資話に引っかかる高齢者もあるらしい。

そんなものにお金を出すくらいなら、好きなものに使って、ゴキゲンでいてくれた方が、どれだけ助かるか分からない。

さいわいうちの母はそんな気は無いようだが、それでも体調を崩して気が弱ったりすると

悪いねエ 忙しいのに…

らしくもなく、付き添う私に遠慮してみせる。

しかし私は、この母がかつて、私鉄を乗り継ぎ、往復3時間以上かけて、独居の祖母の様子を見に通っていたのを知っている。

暑い日も寒い日も雨の降る日も、季節の衣類や、祖母の好きな果物の袋を提げて、てくてく坂道を上がっていく背中を、知っている。

いいよ、別に忙しくないよ、と、ぶっきらぼうに返事しながら

順番だからね

なんて思ったりする。



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てれびじょん | コメント(10) | トラックバック(0) | 2024/01/30 11:30

おかしの話。

最近のお菓子は個包装になっているのが多い。

ビスケットやクッキーは、紙箱の中に2、3枚ずつの小袋に分けてあったりする。

外装を開けるとすぐドバッと中身が出てくるのは、ポテトチップやおかきくらいか。

ぽてとちっぷす
(↑直接ドバッとの例)

包装過剰な気もしつつ、やっぱりいちどには食べきれないので、個包装はありがたい。

残ったお菓子は、乾燥材を入れた缶に移す。

もともとの外装は捨てるわけだが、彩り鮮やかな箱や大袋をゴミにするのに躊躇があって

なんかモッタイナイ…

私はやっぱりケチだなアと思う。

先日は、箱入りのクッキーをもらって、さっそくいただこうとお茶を淹れて腰を落ち着けたとき

あ…前のがまだある…

お菓子入れの中に、一昨日開けたクッキーの小袋が入っているのだ。

そっちが先だとは思ったが、おいしそうな箱の写真に抵抗できず

バリバリ…

気づけば新しいほうを開けていた。

箱を剥いてしまった個包装のお菓子は、見た目の点でやはり不利である。

食べてみれば、一昨日のも今日のも、さして差は無い。

新しいクッキーを缶に合流させ、さっきまで魅力的だった箱をゴミ箱に捨てながら

やっぱりなんかモッタイナイなア…

また考えている。



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もろもろ | コメント(6) | トラックバック(0) | 2024/01/29 11:30

こころの話。

昔はなかったけど、今は当たり前のようになった言い方に心が折れるというのがある。

ノンキに見えてもこのトシにもなれば、それなりに苦しい思いはしてきたつもりだが、

心が折れそう…

もしくは

もうダメ、心が折れてしまったわ…

のように思ったことは、たぶん一度もない

そもそも、折れるという表現がヘンだ。折れるものは一般に、棒のように細長い形状をしている。

それでは、心は棒状なのであろうか。

心だからハート型よ

年甲斐もなく主張する気はないが、丸いカタマリをイメージするのが普通じゃないだろうか。

喜怒哀楽の心理をつかさどる部分が、すりこぎやラップの芯みたいな形状だとは、私にはどうしても思えないのである。

他に折れるものは無いかと考えた時、折り紙が頭に浮かんだ。

おお、紙も折れるぞ。

白い紙のような心に、様々な感情が描かれていく、というのは、悪くないイメージだ。

しかし、紙の場合、折れる、というのはさほどのダメージではない。

心が折れたわ… 伸ばせばいっか…

てなもんである。

もしも心がシート状である場合、「折れる」よりも「破れる」というほうが、激しいショックを表すのにはふさわしいだろう。

心の形状に関しては今後さらなる考察が待たれるところである。

こころがおれる
(作品名・「折れた心」)



多忙で心が折れたため(笑)、2017年1月28日の記事を再掲載いたします。



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もろもろ | コメント(7) | トラックバック(0) | 2024/01/28 11:30

たいそう話。

健康のため(→にわりの話。)といえば、ときどきストレッチをしたりもする。

健康つまり生死の問題だから、大マジメだ。

マジメにやっているのだが、しかしストレッチというやつは地味で退屈である。

フトンの上であちこち伸ばしながら

昔は美容体操なんて言ったな…

退屈まぎれにふと思い出した。

マンガやドラマで、きれいなお姉さんが家で過ごすシーンには、かならずやっていた美容体操。

とくに足を中空に浮かして自転車を漕ぐように動かすこの体操は、動きがハデなせいか、よく出てきたと思う。

びようたいそう
(ショートパンツとヘアバンドは必須)

子供のころ、テレビで見て真似をしてみても

これでどこが鍛えられるんだろう?

さっぱり分からなかった覚えがある。

よっしゃ 久しぶりにやってみっか

どこが鍛えられるかは知らないが、ハデで景気がいいじゃないか。

コロンと横たわって、腰に手を当て、足を上に…上がらない!

腰って、こんなに重かったのか。

何度も勢いをつけて転がり、ようよう上がったものの、今度は首が、クビが折れる!

とてもじゃないが自転車を漕ぐどころではない。

この美容体操で鍛えられるのがどこか、分からないままだが、すくなくともそこが衰えていることだけは確認できたようだ。



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むかしむかし | コメント(6) | トラックバック(0) | 2024/01/27 11:30

にわりの話。

事務所の昼休み。ひょんなことから健康談議になった。平均年齢やや高めの職場なので、当然といえば当然である。

あのサプリが、この体操がと言い合ううち

このトシになったらね!

やけに語気強く、言い出した人が

健康のために 収入の2割は使わなきゃ!

キッパリと言い切った。

2割の根拠が何なのか、何を以て健康のための費用とするのか、うっかり聞きそびれたが、彼女の口調があまりにもキッパリしていたので

収入の2割は健康のため

謎のキャッチフレーズが脳裏に刻まれた。

収入は人それぞれとはいえ、2割は多いのでは、と思いつつ

収入の2割は健康のため

ことあるごとに頭に浮かぶ。

暖かい衣類が欲しくなった時、高いお肉を買おうか、ためらう時

まいっか…収入の2割は健康のためだもんな…

都合よく唱えるおまじないができたおかげで

えっと…これは健康のため

買物のたびに、ちょっと考える。

人はそれを言い訳と呼ぶのであろう。

けんこうのためのとりくみ
(実際の平均額は4千円かそこららしい)



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ごきんじょ | コメント(6) | トラックバック(0) | 2024/01/26 11:30

まるかく話。

むかし幾何の授業でを扱うとき、黒板にフリーハンドで描いて見せる先生がいらした。

肩を支点に大きく腕を回し、ひと息で描き上げると、なぜか得意げな表情。

生徒のほうはどう反応していいのか、薄ら笑い。よく気のつく子がいる学級では、パラパラと拍手が起こったりする。

私はこういう時、ムダに反感を抱く少女で

マル描いて何がえらいねん

ひとりムッとしていた。

サノ先生はマルを描くのは苦手らしくて、幾何の授業ではでっかいコンパスを使われる。

こくばんようこんぱす

同じく黒板用の三角定規などは教室に備付てあるが、壊れやすいコンパスは子供がいたずらしないためか、職員室から脇に抱えて持ってこられた。

ある日の授業も中盤になって、黒板消しでそれまでの板書をすっかり拭き取ったあと

あっ シマッタ!

サノ先生はコンパスを忘れたらしい。

しばらくはモゾモゾなさっていた先生が、黒板の粉受けに立てかけてあった分度器をとると

まァ…こんなもんで…

黒板に当てた半円の外周をチョークでなぞり

…いよっ…と…

分度器をひっくり返し、もう半分を描き足せば、全円の出来上がりだ。

今となっては、何をあんなに感心したのか分からないが、当時の私は

なるほど!

いたく感心して、サノ先生が大好きになった。

おかげでニガテな幾何も得意に…ならなかったのは残念である。



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むかしむかし | コメント(4) | トラックバック(0) | 2024/01/25 11:30

ゆめみの話。

昨日は疲れて、帰ってすぐ寝てしまった。

お風呂にも入らず、寒さですくめた肩が凝ったまま寝たものだから、夢見が悪い

なんだか悲しい、つらい夢だった。

布団の中で目を閉じて、夢の記憶をたどると

誰か 迷子になったような…

夢の中でムスメか、ムスコか、どっちかが迷子になっていた気がする。

子供はどっちも成人し、最後に迷子にしたのは、もう20年以上前のことだけれど

いない…

ハッと気づいたときの、胸の奥が冷たくなるような気持は、今も忘れられない。

現実にあんな思いをすることはもう無いんだ、と、安堵すると同時に

あんな夢見るなんて 何かあったんじゃ…

ふと不安になった。

そういえば、しばらく2人の顔を見ない。どうしているのか、困ってないか。

枕元のスマートフォンで、LINEの画面を開けたけれど、連絡は思いとどまった。

子供と思うのは親だけで、もう立派な大人。

かりに何かあったとしても、助けるのは親ではない。そのことに、寂しいよりホッとする。

スマホを閉じてひとつ寝返りを打ち、二度寝の底に沈んでいく。

ばんぱくのまいごふだ



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ごかぞく | コメント(4) | トラックバック(0) | 2024/01/24 11:30

ずずずず話。

身の周りに風邪っぴきが増えてきた。

電車やバスの移動中も、誰かのセキやクシャミが聞こえないことはない。

早めに休んだ方がいいよ もう帰ったら?

親しい人なら助言できるが、電車で乗り合わしたくらいでそうは言えない。

それにしても、セキやクシャミの出る人に限って、マスクをしてないのはどういうことか。

はなはだしきは、直前までかけていたマスクを

ハークション!

クシャミの瞬間に外す輩もいる。

ほうほうのていで電車を降り、駅前からバス。

車内で耳を澄ましたところ、とりあえずはセキもクシャミも聞こえないので、ホッとしていたら

ずずずず…

暗い重低音が響いた。

なんだこの音?

しばし途切れたと思うと、また

ずずずず…

一定間隔で聞こえる、この音はもしや…

ずずずず…

そう、鼻をすする音だ。しかも、車内のどこかからではなく

ずずずず…

この音、マイクを通ってる?

ハッとして、運転席に目をやった。

ご多分にもれず、このバス会社もドライバー不足で、絶えず募集をかけている状況だから、簡単には休めないと思われる。

ずずずず…

しかし、あんなにハナが垂れるのでは、さぞかしうっとうしいだろう。

プロドライバーの運転技術を疑うものではないが、私だったらあの状態では、まともに前を見てもいられないのではないか。

ずずずず…

クシャミのオッサンに出くわしたときとは、別の意味で気が気じゃない。

ソワソワして中腰になりながらしばらく我慢したものの、どうにも耐え切れなくて、目的のバス停のひとつ前で降りた。

ばすうんてんしゅぼしゅう
(運転士でも運転手でもなく、運転者っていうのか~→奈良交通 採用情報トップページ



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ごきんじょ | コメント(6) | トラックバック(0) | 2024/01/23 11:30

かれーの話。

…だったのよ~

テレビで見た店で買物した(→どこいこ話。)と、お昼休みに話していると

アレありました?あのカレー

同じ番組を見ているミヨシさんが言う。

美味しそうだったんですよね~ 今度あそこを通ったら ぜったい買おうって思ってて…

番組で出演者が買っていたレトルトカレーのことである。

あったあった アタシは買わなかったけど…

じつはこのごろ、カレールウを使ったカレーやレトルトカレーを食べると、その時おいしくても、あとになって胃が重くなる。

味が濃いのか、脂分が多いのか、若い頃はなかったことだから、悲しいかな加齢のせいだろう。

ひとり暮らしには非常に便利で経済なので、レトルトは常備しているけれど、袋から直接、というわけにはいかない。

ババア向けアレンジは必須である。

いちばん簡単なのは、ありあわせの野菜をざっと炒めて入れる方法。

キャベツ、ナス、タマネギなど、水分のある野菜が加わると、ほどよく薄まって食べやすくなる。

量も2食分に増えて、万々歳なのだ。

しかし、こんな食べ方をするのに、グルメな高級レトルトは必要ないし、もったいない。そこらで安売りしているフツーのでじゅうぶんである。

おいしそうなカレーにワクワクしているミヨシさんに、こんな夢のない話はできない。

食べてみて、おいしかったら教えてね~、などと言いつつ、若いうちだからね~、と、心で思う。

今日はカレーライスの日

かれーのひ



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ちゃれんじ | コメント(4) | トラックバック(0) | 2024/01/22 11:30
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