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にちよう話。

サザエさん症候群というものがあるらしい。

さざえさんのえんでぃんぐ

この画面が流れる日曜日の夜

明日からまた仕事(または学校)だ…

と思うと気分がふさぎ、体調不良になるのだという。

サザエさんは、楽しかったお休みの終わり。それを見て、憂鬱になるのは理解できる。

ところが逆に、サザエさんが流れているとたのしい、と言う友だちもいる。

リビングで子供たちとダンナがサザエさんを見てるとき、キッチンで晩ごはんを作ってると、ああ私シアワセだなあ、お母さんになったんだなあ…と思うのよ…

これもまた絵に描いたように幸せな家族の情景で、友だちの気持ちも分かるのだ。

同じサザエさんを見て、憂鬱になるのと、幸せを感じるのと。両極端の反応はなぜなのだろう。

サザエさんを見て憂鬱になるのは、子供と父親

幸せを感じるのは母親、という違いがあるかもしれない。

だいたい、日曜日というのは、母親にとって特段に嬉しいものではない。

働く母親は、日曜ともなれば、平日のぶんまで家事を片付けなければならないのだ。

リビングにゴロゴロ寝転ぶ亭主をまたぎ越しながら、掃除機をかければうるさがられる。

溜まった洗濯物を洗って干していると、まだ11時だというのに、ゲームに飽きた子供は昼ご飯の催促。

気晴らしにとショッピングモールに出かけても、くたびれて帰れば、夕ご飯の準備をしなければならない。

家事に休日はないのである。

こんな日曜なら、亭主は会社、子供は学校に出かけてくれる平日のほうがよっぽどいい。

サザエさんに感じる母親の幸福には

はーヤレヤレ、これでやっと日曜が終わった

という気持ちが、いくぶんか混じっていると思っていいのではないだろうか。

同じリビングで同じテレビを見ながら、憂鬱に沈み込む者と、解放されて晴々する者と。

幸せそうな家族の情景にも、そんな気持ちの交錯があるのかもしれない。



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てれびじょん | コメント(6) | トラックバック(0) | 2016/10/30 11:15
コメント
No title
おはようござます
サザエさんね~私も務めていたころはあの音楽を聴くと
憂鬱になったものです。
今では懐かしいです。
主婦は休みなしですから、休みが終わるとホッとするのかもしれませんね。
日曜日もだけど
夏の終わりに、ママ友たち妙に元気になってたっけ(笑)
顔をあわすと
「もう、夏休みもやっと終わるね!」と言い交し。

サザエさん症候群というものがあるらしい
ことは知っています。
でも、サザエさんを観る習慣が無いのでそのシンドロームに巻き込まれた経験はありません。

でも、個人的にはサザエさん症候群ってゆーネーミングは事の実態を表していないのではないのかな、と思っております。

どちらかというとこれはパブロフの犬に近い現象じゃないんでしょうか。

サザエさんを観ると、仕事のことが頭に浮かび、丸腰状態から戦闘モードへ反射的に切り替わる結果、気持ちがブルーになる。

こうではないかなと。

で、実際に職場に付くともっとブル-になる。



Blue Monday, how I hate blue Monday
Got me workin' like a slave all day

Re: No title
Carlos様

まさにサザエさん症候群だったんですね!

ご立派に勤め上げられて、今では平静な気分でサザエさんをご覧になれますね。
Re: 日曜日もだけど
山姥様

東京の小学校では9月1日は災害時の引き取り訓練に決まっていて、他のお母さんと会うと皆『やっと終わったわねえ』を連発。

そこで会ったお母さんとランチの約束をしたりしてました。

なんだか懐かしいなあ。
Re: サザエさん症候群というものがあるらしい
rockin'様

サザエさんだけじゃなく、イッテQを見て憂鬱になる人などもこの症候群に入るらしいですよ。

私はゴミの日の前にはお魚が食べたくなります。

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