さんづけ話。
実家の両親はともに大阪の商家の出で、正調・大阪弁の使い手であった。
子供の頃はよく、言葉遣いを直されたものだ。
今でもよく覚えているのは
豆とか玉子とか、ゾンザイな言い方しなさんな!
というやつである。
豆を豆と呼んで何が悪いとお思いであろう。
母によれば、豆はお豆さん、芋はおイモさん、玉子はお玉さんと呼ぶべきなのである。

(「煮豆」は「お豆さんの炊いたん」)
身近な食品にこそ尊敬の念を持て、とも言われた。
そのこと自体に異論はないが、同じ食品でもさん付けするものとしないものがあるのが不思議な点である。
日本人の食生活でもっとも重要であろうコメはお米さんとは言わない。
言語習慣は時に不合理なものだ。
おそらく全国的に有名だろうが、大阪のオバチャンがバス停でくれるのはアメちゃんである。
飴は豆や芋よりもかわいらしく親しみやすいから、ちゃん付けなのかもしれない。
しかし、やはり言語の不合理か、かわいくも、親しみたくもなく、食品でさえないものに、ちゃん付けをしていた例を思い出した。
曰く、「うんこちゃん」 (※ここ小さな声)

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子供の頃はよく、言葉遣いを直されたものだ。
今でもよく覚えているのは
豆とか玉子とか、ゾンザイな言い方しなさんな!
というやつである。
豆を豆と呼んで何が悪いとお思いであろう。
母によれば、豆はお豆さん、芋はおイモさん、玉子はお玉さんと呼ぶべきなのである。

(「煮豆」は「お豆さんの炊いたん」)
身近な食品にこそ尊敬の念を持て、とも言われた。
そのこと自体に異論はないが、同じ食品でもさん付けするものとしないものがあるのが不思議な点である。
日本人の食生活でもっとも重要であろうコメはお米さんとは言わない。
言語習慣は時に不合理なものだ。
おそらく全国的に有名だろうが、大阪のオバチャンがバス停でくれるのはアメちゃんである。
飴は豆や芋よりもかわいらしく親しみやすいから、ちゃん付けなのかもしれない。
しかし、やはり言語の不合理か、かわいくも、親しみたくもなく、食品でさえないものに、ちゃん付けをしていた例を思い出した。
曰く、「うんこちゃん」 (※ここ小さな声)

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いうのは知りませんでしたなあ。
ホンマ、何でイモとマメだけ別格扱いなのか不思議
ですよねえ。って、当時は違和感なかったが…。
イモに関して言えば、何でジャガイモは呼び捨てで
ええのか…というのも謎ですな。
ラストの小声のやつも、確かにそう呼んでました。
てか、今でも結構使ってるかも…。
お魚屋さん、お肉屋さんとか。
これは多分全国区だと思います。
でも八百屋さんとはいうけどお八百屋さんとは言わない。
オヤオヤさんはやっぱりおかしいと思うからでしょうね。
「お玉さん」は初耳でした。
お玉さんは聞いたことがあります。あめちゃんも。
でも、どうしてなんでしょうねえ、ほんと。
読んで、あーー。ってなりました。
おあげさん、は微妙か…。昭和の記憶が遠くなっています。
可愛らしい言い方ですね。
納豆、豆腐、おから、はどう呼ぶんですか?
『う〇こ』は、うちではさん付けです^^
ありゃ、うちはジャガイモもおイモさんですよ。
子芋も。
お玉さん使いませんか。確かによそで聞かないかも。
店やの名前にサンがつくのは人の顔が見えるからかな?
スーパーやコンビニにサンはつかないでしょうね。
おくどさんとは懐かしいですね。田舎の祖父の家にありましたが途中からシステムキッチンになりました。
お揚げさんは言いますよ。お揚げさんもしくは揚げさんですね。昨日はお茄子とお揚げさんの炊いたん(笑)。
豆でも納豆は納豆ですね。あんまりなじみのないせいでしょうか。
豆腐は字で書けば「お豆腐」ですが、発音は「おとふう」です。
おからは母方では「きらず」といってましたが、父は「大層に言うな、おからじゃ」と言いました。
あれをさん付けに?!
敬ってますねえ!
確かに健康上大事なことではありますね。