イソップ本。
ムスコの受験に、学資の金策、来たるべき一人の老後など、悩み多いお年ごろ。
のび太並みの就寝スピードを誇る私(→ ねむたい話。)にも、眠れない夜はある。
そんな時こそ寝床で読書だ。
長編小説は途中でスジを見失うし、あまりドラマチックな内容では興奮して眠れなくなる。
だからといって退屈な本は読みたくない。
あれはダメ、これはどうかと試行錯誤して、良い本を見つけた。

(「イソップ寓話集」岩波文庫)
誰でも子供の頃、1つや2つは読んだことのある、イソップの寓話集である。
長くても10行そこそこで、単純でわかりやすい筋立てのたとえ話が、順不同に並んでいる。
ただ面白く読み飛ばしても、そういえば私も…とわが身に思いを致してもいい。
中には、いったい何の教訓なのか、意味不明なお話もある。
キツネとワニがお互いの家柄を競いました。
ワニは自分の先祖を自慢して、「私のご先祖は体育館長をしていたのだぞ」と言いました。
キツネは「なるほど、君の皮膚を見れば、長年身体を鍛えてきたことはよくわかるよ」と答えました。
このように、事実はまた嘘をつくものをすっぱ抜くものです。
なんのこっちゃわからないが、なんとなくおかしい。
わかったり、わからなかったり、脳にほどよい波状の刺激を受けるうちに、とろとろ眠くなる。
ベッドサイドに最適の本だ。
もう1つ紹介しておこう。
ラクダが激流を渡りながら、こらえきれずに糞をしました。
激流に流された糞が、目の前を通りすぎていくのを見て、ラクダが言いました。
「これはしたり、私の後ろから出たものが、私の先を進んでいくとは!」
これは、最も劣った考えのない者が、思慮深い人を差し置いて、力を得ている国に当てはまります。
ラクダの糞がリーダーになる国とは、いったいどこだろう。
※(注) 紹介した寓話は内容に影響しない程度に原文と表現を変えています

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のび太並みの就寝スピードを誇る私(→ ねむたい話。)にも、眠れない夜はある。
そんな時こそ寝床で読書だ。
長編小説は途中でスジを見失うし、あまりドラマチックな内容では興奮して眠れなくなる。
だからといって退屈な本は読みたくない。
あれはダメ、これはどうかと試行錯誤して、良い本を見つけた。

(「イソップ寓話集」岩波文庫)
誰でも子供の頃、1つや2つは読んだことのある、イソップの寓話集である。
長くても10行そこそこで、単純でわかりやすい筋立てのたとえ話が、順不同に並んでいる。
ただ面白く読み飛ばしても、そういえば私も…とわが身に思いを致してもいい。
中には、いったい何の教訓なのか、意味不明なお話もある。
キツネとワニがお互いの家柄を競いました。
ワニは自分の先祖を自慢して、「私のご先祖は体育館長をしていたのだぞ」と言いました。
キツネは「なるほど、君の皮膚を見れば、長年身体を鍛えてきたことはよくわかるよ」と答えました。
このように、事実はまた嘘をつくものをすっぱ抜くものです。
なんのこっちゃわからないが、なんとなくおかしい。
わかったり、わからなかったり、脳にほどよい波状の刺激を受けるうちに、とろとろ眠くなる。
ベッドサイドに最適の本だ。
もう1つ紹介しておこう。
ラクダが激流を渡りながら、こらえきれずに糞をしました。
激流に流された糞が、目の前を通りすぎていくのを見て、ラクダが言いました。
「これはしたり、私の後ろから出たものが、私の先を進んでいくとは!」
これは、最も劣った考えのない者が、思慮深い人を差し置いて、力を得ている国に当てはまります。
ラクダの糞がリーダーになる国とは、いったいどこだろう。
※(注) 紹介した寓話は内容に影響しない程度に原文と表現を変えています

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特に第一話のワニとキツネのお話が分からない。
難解だ。
で、この記事を読んだ瞬間、思い出したことがあります。
そのことを私は自分のブログに書きます。
かっこよく言えばぢょん でんばあ様の記事にインスパイアーされた、有体に言えば剽窃です。
許して下さいね。
と、一生懸命考えていると、、、眠れなくなるのであります。
なかなか難しい内容ですが、子供に理解できるんでしょうかね~大人にも難解なのに・・・
岩波の、訳の古い本、好きです。ピンクの帯の岩波は、簡単で子供でも読めたので。名作がたくさん入っていましたね。
…どうしてなんでしょう、ぢょんでんばあさんのブログって読んでいると、私も同じテーマで記事を書きたくなるのは。
お返事が遅れましたが記事拝見しました。
剽窃なんてとんでもない!立派に独立した内容ではありませんか。
いつか必ず書かれるべき記事であったのだと確信いたします。
どこなんでしょうねーホントに。
イソップの時代にもそういうことはあったのかな。
岩波文庫版は特に子供向けではないので、難しかったり残酷な内容もあります。
よろしければまた手にとってごらんになってくださいね。
今は岩波もほかの文庫本と同じツルツルのジャケットになってしまいましたが、ブーブー紙のカバーに色の帯がかかった昔のデザインが私は好きでした。
文学とか意匠とか、人は絶え間なく工夫して日々が過ぎていくけど、進歩しているとは限らないのが面白いですね。