こころの話。
昔はなかったけど、今は当たり前のように聞く言い方に「心が折れる」というのがある。
ノンキに見える私でも、このトシにもなれば、それなりに苦しい思いはしてきたつもりだが、
心が折れそう…
もしくは
もうダメ、心が折れてしまったわ…
のように思ったことは、今までたぶん一度もない。
そもそも、折れるという表現がヘンだと思う。
正確な定義は知らないが、折れるものというのは一般に棒のように細長い形状をしている。
それでは、心は棒状なのであろうか。
心だからハート型よ♥
などと、年甲斐もなく主張する気はないが、何か丸いカタマリをイメージするのが普通じゃないだろうか。
喜怒哀楽の心理をつかさどる部分が、すりこぎやラップの芯みたいな形状だとは、私にはどうしても思えないのである。
他に折れるものは無いかと考えた時、折り紙が頭に浮かんだ。
おお、紙も折れるぞ。
白い紙のような心に、様々な感情が描かれていく、というのは、悪くないイメージだ。
しかし、紙の場合、折れるというのはさほどのダメージではない。
心が折れたわ… 伸ばせばいっか…
とか、あるいは
汚れないように、心をキチンと折っておこう!
のように、むしろ前向きに心を折る、という方向性さえありうるではないか。
もしも心が紙のようなシート状である場合は、「心が折れる」よりも「心が破れる」というほうが、激しいショックを表すのにはふさわしいだろう。
心の形状に関しては今後さらなる考察が待たれる。

(作品名・「折れた心」)

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ノンキに見える私でも、このトシにもなれば、それなりに苦しい思いはしてきたつもりだが、
心が折れそう…
もしくは
もうダメ、心が折れてしまったわ…
のように思ったことは、今までたぶん一度もない。
そもそも、折れるという表現がヘンだと思う。
正確な定義は知らないが、折れるものというのは一般に棒のように細長い形状をしている。
それでは、心は棒状なのであろうか。
心だからハート型よ♥
などと、年甲斐もなく主張する気はないが、何か丸いカタマリをイメージするのが普通じゃないだろうか。
喜怒哀楽の心理をつかさどる部分が、すりこぎやラップの芯みたいな形状だとは、私にはどうしても思えないのである。
他に折れるものは無いかと考えた時、折り紙が頭に浮かんだ。
おお、紙も折れるぞ。
白い紙のような心に、様々な感情が描かれていく、というのは、悪くないイメージだ。
しかし、紙の場合、折れるというのはさほどのダメージではない。
心が折れたわ… 伸ばせばいっか…
とか、あるいは
汚れないように、心をキチンと折っておこう!
のように、むしろ前向きに心を折る、という方向性さえありうるではないか。
もしも心が紙のようなシート状である場合は、「心が折れる」よりも「心が破れる」というほうが、激しいショックを表すのにはふさわしいだろう。
心の形状に関しては今後さらなる考察が待たれる。

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WBCで、調子が出なかった時期に、大事な場面でバントに失敗したときの思いを語ったものです。
彼ほどの選手が「心が折れる」を使うのなら感じるものもありますが・・・。
こころが折れるって、イメージの表現だと思うので
棒や紙をイメージすると、ちょっと無理がありそうですね。
僕のイメージでは、家を支えている柱です。
がんばって支えていたけど、耐えられなくなって折れる。
ですかね。
だから、こころが折れるイメージは、自分を支えていたものが崩れてしまう感じの時に使う気がします。
どうですかね?
さすがぢょん でんばあ様です。
私も以前から「心が折れる」ってゆー表現に違和感がアリアリでした。
私の中で「折れる」はもちろん、骨です。
そう骨折。
「心折」なんて言葉は聞ーたこともないわい。
心を砕く。
これは使います。
折れるも砕くも一種の破壊行為ですが、意味がぜんぜん違いますよね。
心は折れない。
砕くものです。
人の為に。
或いは人のせいで。
なるほど野球選手は骨を折ったりバットを折ったり、いろいろと折れては困る重要なものが他にありますから、心も折れるのかもしれませんね。
普通の主婦や勤め人には、折れるものも折れる機会もないと思います。
らちもない思い付きを褒めてくださってありがとうございます。
言葉遣いだけの問題かと思っていましたが、案外に重要なことを含んでいるような気がしてきました。
コメントありがとうございます。
私はまずこの「心が折れる」という表現自体に反発を覚えます。アリテーに言って嫌いなんです。
心が柱…じゃあ、柱が支えているものって、なんでしょう?
私には依然としてピンと来ない表現です。
ムフフ…そうでしょうそうでしょう。
こういう安手の表現は、rockin'様も絶対お嫌いに違いないと思っていました。
心を砕く、心を汲む、心を開く…そうだこんなのもあるぞ、心をくすぐる。
だけど折れることは無いと思います。