イタズラ本。
子供の頃、海外に実際に行ける人はほんの一握り。外国の風土や生活習慣を知るよすがといえば、日曜日の朝の「兼高かおる世界の旅」だけ。
これはそんな時代の私に、欧米への憧れを、ヘンな風に育てた本である。

(「いたずらの天才」 文春文庫)
題名の通り、イタズラの本だ。
大のオトナが、面白いからというだけの理由で、時には少なからぬ費用や労力を注いで、じつに様々なイタズラを工夫する。
大人はふざけたりするものではない、と、かたく信じていた昭和の子供にとっては、衝撃だった。そんな人がいっぱいるなんて、外国はすごいなあと感心した。
右肩上がりの進歩が信じられていたあの時代、欧米化は無条件で素晴らしいことであった。
子供の私はこの本を読んで、やがて日本でも、こんなふうに皆がイタズラをやるようになるのだと考え、ワクワクした。
あれから日本もずいぶん国際化したが、いわゆるプラクティカルジョークが定着したようすはない。
ハロウィーンやらイースターやら、けったいな習慣がさっさと定着するのに、エイプリルフールは今一つパッとしない。
お菓子やグッズが売れるような行事ではないので、企業が乗り出して来ないのが最大の要因だろうが、思うに日本人はクソマジメなのだ。
今日もごく少数の人がヘタクソな四月馬鹿をやるかもしれないが、あまり期待はしていない。
「いたずらの天才」は1975年3月刊、やっぱり絶版である。

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これはそんな時代の私に、欧米への憧れを、ヘンな風に育てた本である。

(「いたずらの天才」 文春文庫)
題名の通り、イタズラの本だ。
大のオトナが、面白いからというだけの理由で、時には少なからぬ費用や労力を注いで、じつに様々なイタズラを工夫する。
大人はふざけたりするものではない、と、かたく信じていた昭和の子供にとっては、衝撃だった。そんな人がいっぱいるなんて、外国はすごいなあと感心した。
右肩上がりの進歩が信じられていたあの時代、欧米化は無条件で素晴らしいことであった。
子供の私はこの本を読んで、やがて日本でも、こんなふうに皆がイタズラをやるようになるのだと考え、ワクワクした。
あれから日本もずいぶん国際化したが、いわゆるプラクティカルジョークが定着したようすはない。
ハロウィーンやらイースターやら、けったいな習慣がさっさと定着するのに、エイプリルフールは今一つパッとしない。
お菓子やグッズが売れるような行事ではないので、企業が乗り出して来ないのが最大の要因だろうが、思うに日本人はクソマジメなのだ。
今日もごく少数の人がヘタクソな四月馬鹿をやるかもしれないが、あまり期待はしていない。
「いたずらの天才」は1975年3月刊、やっぱり絶版である。

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当時のTVは 休み時間がありました、
朝は パターン?とかで 色合いを調節したり
昔を 思い出しました、
いつもありがとうございます、 たか
すっかり奥深く埋もれていた記憶のフタが開きました。
かおるさんと芥川隆行さんの声、
パンナム機のジェット音、
ふぅ〜っと40数年前(?)いっちゃいました。
でも、いたずらの天才は
存じません。残念です。
子供の頃、「じゃじゃ馬億万長者」とか
「ルーシーショウ」とか「奥様は魔女」とか見て、外国への憧れを募らせていました。ストーリーは、全く忘れています。
もちろん私は大好き。
実行例を上げます。
時:
高校生時の修学旅行
場所:
旅館
行為:
先生が私を見ているのを確認した上で、タバコの自販機から予め用意していたタバコ大の箱入りチョコを取り出し、逃げる。
結果:
大目玉。
今でも何かやりたくてウズウズしています。
イギリスのBBCのエイプリルフールなんか好きなんですよね。
まあNHKには無理だろうなあ。
休み時間?は知りません!
面白いですね。テストパターンは知ってますよ!
奥様は魔女はずうっと見てました。
あの住宅事情がうらやましくってねえ。
ステキ!お手本のようなジョークです。
私もやってみたいなあ