きりきり話。
子供の頃、私とイモートは、髪を長くして結っていた。(→ ゆわいた話。)
自分ではできないので、母に結ってもらうのが、毎日とてもユーウツであった。
飛んだり跳ねたりしても崩れないよう、キチッとゴムで縛ってくれるのだが、これが痛いのだ。
私は今も昔も痛がりである。
髪を真ん中で半分に分け、右側の髪を勢いよくとかす。もつれた髪がプチプチ千切れそうだ。
そこでまず小さくイタッ、と声が出る。
次に束ねた髪の根元をギュッと握ってひっぱる。
頭の皮がひきつって、イテテ…と声が漏れる。つい、ひっぱられた方向についていくが、空いたほうの手で、頭をグイッと押し戻される。
最後にゴムでギリギリ縛られる。毛根がムリヤリ向きを変えられる痛みで、イーと顔がゆがむ。
そして、同じことが左側でもう1度。
痛みで放心状態の私の次は、イモートの番だ。
なぜかイモートはちっとも痛くないらしく、
今日ねえ、ほうかごにねえ、クミちゃんとねえ…
などと、頭上の母と話をしながら、ラクラクと、しかもかわいく、髪が結いあがっていく。
母も痛がらないイモートのほうがやりやすいのか、三つ編みに編んだり、リボンをつけたり、凝った髪型にしてやっていた。
中学に上がるとすぐ、私は髪を校則通りのオカッパに切った。
軽くなった頭で美容院を出た時の、明るい4月の空を今も覚えている。

(こんな長い髪をこんな高い位置で結ったらコメカミが痛いと思う)

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自分ではできないので、母に結ってもらうのが、毎日とてもユーウツであった。
飛んだり跳ねたりしても崩れないよう、キチッとゴムで縛ってくれるのだが、これが痛いのだ。
私は今も昔も痛がりである。
髪を真ん中で半分に分け、右側の髪を勢いよくとかす。もつれた髪がプチプチ千切れそうだ。
そこでまず小さくイタッ、と声が出る。
次に束ねた髪の根元をギュッと握ってひっぱる。
頭の皮がひきつって、イテテ…と声が漏れる。つい、ひっぱられた方向についていくが、空いたほうの手で、頭をグイッと押し戻される。
最後にゴムでギリギリ縛られる。毛根がムリヤリ向きを変えられる痛みで、イーと顔がゆがむ。
そして、同じことが左側でもう1度。
痛みで放心状態の私の次は、イモートの番だ。
なぜかイモートはちっとも痛くないらしく、
今日ねえ、ほうかごにねえ、クミちゃんとねえ…
などと、頭上の母と話をしながら、ラクラクと、しかもかわいく、髪が結いあがっていく。
母も痛がらないイモートのほうがやりやすいのか、三つ編みに編んだり、リボンをつけたり、凝った髪型にしてやっていた。
中学に上がるとすぐ、私は髪を校則通りのオカッパに切った。
軽くなった頭で美容院を出た時の、明るい4月の空を今も覚えている。

(こんな長い髪をこんな高い位置で結ったらコメカミが痛いと思う)

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小さい頃は父が髪の毛をポニーテールにしたり、三つ編みとかいろいろとしてくれたんです。
母が髪を結ぶと痛かったです、くしとかブラシをかけるのが荒いんです。
そか、髪を結うって結構辛いものなのですね。
私、ピッグテイルズが好きです。
(頭皮が柔らかく、髪を引っ張られると頭皮までグイッと引っ張られて、痛いと感じるということでしょうか?)
前記事で、ぢょん でんばあ 様が「こんにゃくがキライ」と仰っていたので、独りでクスクス笑っておりました。
でも念のため、「こんにゃく頭」をググってたところ、何と!
「こんにゃく頭」は頭皮が厚くてふかふかで、健康な髪のための最適の条件だそうですよ。
「こんにゃく頭」、いいんだか悪いんだか(笑)。
ともかくも、ぢょん でんばあ 様の髪のご健康をお祈り申します。
子供の頃は目が吊るほどきつく結われてました。
そのせいか、結ってない今は目尻が垂れています。とほほ。
器用なお父さんですね!
うちの父はたぶん、ゲンコツ以外で私の頭に触ったことないです。
私はポニーテイルも失敗してますのでね。
髪にはいろいろ悲しい思い出があります。
ええーっ?こんにゃく頭?私が?
私、分け目を変えてもしばらくは頭が痛いです。
相当なこんにゃくですね。