しっぷの話。
出かける前に、左右対称に2枚、シップを貼った。
若く傲慢だった頃は、両親や祖父母が、何かというとシップをペタペタ貼るのを見ては
無意味なことを…
などと、内心せせら笑ったものだが、そんな私も気づけば同じようにシップを貼っている。
時の流れとは残酷なものだ。
とはいえ、衣服に隠れる場所だし、今はニオイの少ないシップがあるので、外目にはわからない。
は?シップって何ですか?
と言わんばかりの、すまし顔でご出勤である。
自分でもシップを貼ったことなど忘れて、半日。
休憩時間にご不浄に行き、その箇所に何げなく手をやると
無い…
2枚貼ったはずのシップの、左側の1枚が無い。
驚いてまず足元を見、次に着ていた衣類の内側を探し、便器の中にも目をこらしたが、無い。
相当の時間をかけてあちこち探っても、どこにも見つからず、個室を出たときには順番待ちの人が列になっていた。
その後の仕事に身の入らなかったことといったら。
裾から何か出ているんじゃないか、人目が気になり、ソワソワする。
定時が過ぎるのを待ちに待って、尻に帆かけてうちに帰った。
すぐにお風呂を入れて、脱いだものを仔細に検分したが、今もって左のシップは見つからぬまま。
いずれ思わぬところから飛び出してきそうで、先行き不透明感がぬぐえない日々である。

(1人でシップが貼れるグッズ 別名「夫要らず」)

にほんブログ村

日記・雑談ランキング
若く傲慢だった頃は、両親や祖父母が、何かというとシップをペタペタ貼るのを見ては
無意味なことを…
などと、内心せせら笑ったものだが、そんな私も気づけば同じようにシップを貼っている。
時の流れとは残酷なものだ。
とはいえ、衣服に隠れる場所だし、今はニオイの少ないシップがあるので、外目にはわからない。
は?シップって何ですか?
と言わんばかりの、すまし顔でご出勤である。
自分でもシップを貼ったことなど忘れて、半日。
休憩時間にご不浄に行き、その箇所に何げなく手をやると
無い…
2枚貼ったはずのシップの、左側の1枚が無い。
驚いてまず足元を見、次に着ていた衣類の内側を探し、便器の中にも目をこらしたが、無い。
相当の時間をかけてあちこち探っても、どこにも見つからず、個室を出たときには順番待ちの人が列になっていた。
その後の仕事に身の入らなかったことといったら。
裾から何か出ているんじゃないか、人目が気になり、ソワソワする。
定時が過ぎるのを待ちに待って、尻に帆かけてうちに帰った。
すぐにお風呂を入れて、脱いだものを仔細に検分したが、今もって左のシップは見つからぬまま。
いずれ思わぬところから飛び出してきそうで、先行き不透明感がぬぐえない日々である。

(1人でシップが貼れるグッズ 別名「夫要らず」)

にほんブログ村

日記・雑談ランキング
スポンサーサイト
まさか張ったと思って・・・・そんなことはないか~
フツーに考えると
01.貼った場所ではない部位に「移動」した
02.肌着の裏側へ位置変更
です。
>別名「夫要らず」
なるほど。
貼った時の現場検証するしかないですね。
「夫要らず」こんなのあるんですね。笑っちゃった。
男の人の場合「妻要らず」それとも
孫の手ならぬ「妻の手」かな
腰痛の夫は、シャツをめくって2枚貼ってとか何とか言いながら湿布薬を持ってきますが、
私は意地で、無理やり自分で貼っています。
でもさがしてみよう、これ。
洗濯の前にもう1度全部裏返して調べたのですがありませんでした。
ゴミ箱にはがした裏紙が2枚あったので勘違いでもないと思います。
謎が深まります…。
痴呆気味の自覚はないのですが、そうなんでしょうかねえ。
フツーに考えた結論に、現実が合わないのは不安です。
時空のねじれに吸い込まれたとしか思えません。
「夫要らず」は私の命名ですが、布遊子様の「妻の手」のほうが優しいですね。
こういうところに人柄が出ます。反省…。
初めて見つけた時は嬉しかったです。
父はずっと、風呂上りに母にシップを貼らせていました。自分で頼んでおいて「ヒャッ、冷たい!」と母に文句を言うのです。ちょっと懐かしい思い出です。
はッは…そうでしたか。
ちょっと心当たりがあるのでつい…。
お気になさらず。