あきべや話。
他人の夢の話というのはだいたい退屈だ。
本人は、不思議な体験を共有するつもりで話してくれるんだろうが、シロートの拙い話術のせいもあり、面白いと思ったことがない。
しかし、おばーちゃんこと私の母に限っては、夢の話はなかなかエキサイティングである。
彼女がハデな夢を見る話は、前に書いたが( → ささいな話。)、昨日電話で、また夢の話をしてくれた。
:
:
掃除をしていたら、開けたことがないドアがあったの。
開けたらそこに、全然使ってない部屋があってね。
気づかなくてもったいなかったわ、ここに何を入れようかしら、と思ってたら目が覚めたのよ
:
:
既にモノだらけの家に住むおばーちゃんに、まだモノを増やしたい心理が潜在しているのか、と私はゾッとしたのだが、怖いのはそれだけではない。
おばーちゃんはシラッとこんなことを言うのである。
引っ越す前の家にも、使ってない部屋があったのよ。
え?あの、ちっこい平屋に?そんなアホな!
と、私が仰天すると、
あら、夢の話よ。前の家でも、使ってない部屋がある夢を見てた、ってこと。
:
:
よくよく聞くと、この夢を見たのは一度や二度じゃなく、いわばおばーちゃんの定番の夢らしい。
この話を、面白いね、ワハハ…で済ませられない気持ちになるのには、理由がある。
その、前のちっこい平屋から、今の家に引っ越す時。
見積以上に多めの家財を、引越し屋さんにスミマセンスミマセン言いながら、やっとのことで積み込みが終了し、ギチギチに詰まったトラックの横で、首のタオルで汗を拭いていると、おばーちゃんがアッ!と言った。
ヤネウラ!屋根裏を忘れてた…
そう、モノのあまりの多さに、ちっこい平屋がパンク状態になり、数年前に作られた、屋根裏収納庫。
そこには、当分使わないものがギッチリ詰め込まれて、そのまま何年も忘れられていたのである。
家族、作業員さん、その場の全員が凍りついたあと、どのように気を取り直し、どうやって屋根裏の荷物を積んだのか、もう記憶がない。
近い将来、今の家を片付ける時に、荷物のギッチリ詰まった知らない部屋があったらどうしようと思うと、私は悪夢にうなされそうである。


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本人は、不思議な体験を共有するつもりで話してくれるんだろうが、シロートの拙い話術のせいもあり、面白いと思ったことがない。
しかし、おばーちゃんこと私の母に限っては、夢の話はなかなかエキサイティングである。
彼女がハデな夢を見る話は、前に書いたが( → ささいな話。)、昨日電話で、また夢の話をしてくれた。
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掃除をしていたら、開けたことがないドアがあったの。
開けたらそこに、全然使ってない部屋があってね。
気づかなくてもったいなかったわ、ここに何を入れようかしら、と思ってたら目が覚めたのよ
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既にモノだらけの家に住むおばーちゃんに、まだモノを増やしたい心理が潜在しているのか、と私はゾッとしたのだが、怖いのはそれだけではない。
おばーちゃんはシラッとこんなことを言うのである。
引っ越す前の家にも、使ってない部屋があったのよ。
え?あの、ちっこい平屋に?そんなアホな!
と、私が仰天すると、
あら、夢の話よ。前の家でも、使ってない部屋がある夢を見てた、ってこと。
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よくよく聞くと、この夢を見たのは一度や二度じゃなく、いわばおばーちゃんの定番の夢らしい。
この話を、面白いね、ワハハ…で済ませられない気持ちになるのには、理由がある。
その、前のちっこい平屋から、今の家に引っ越す時。
見積以上に多めの家財を、引越し屋さんにスミマセンスミマセン言いながら、やっとのことで積み込みが終了し、ギチギチに詰まったトラックの横で、首のタオルで汗を拭いていると、おばーちゃんがアッ!と言った。
ヤネウラ!屋根裏を忘れてた…
そう、モノのあまりの多さに、ちっこい平屋がパンク状態になり、数年前に作られた、屋根裏収納庫。
そこには、当分使わないものがギッチリ詰め込まれて、そのまま何年も忘れられていたのである。
家族、作業員さん、その場の全員が凍りついたあと、どのように気を取り直し、どうやって屋根裏の荷物を積んだのか、もう記憶がない。
近い将来、今の家を片付ける時に、荷物のギッチリ詰まった知らない部屋があったらどうしようと思うと、私は悪夢にうなされそうである。


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なにか、潜在能力が眠っていることはわかるわ~。。
私はね、絞首刑になって、落ちて、そこで生き残っている夢を煮た事が有ったけど。。。ありえない。。。
ね、怖いでしょう。
夢判断とかしてもらったら、こわーい何かが出てきそうですよね。
私は「実は過去にとんでもない犯罪歴があるのを隠して生きてきた」という設定の夢をよく見ます。起きてからも地味に気持ちが悪いです。
私の義理の妹もそのタイプです。
たくさんの使ってい無用な物でもなんでも捨てられず、家の中もガレージの中も物であふれかえっています。
収納しきれないものはまた収納用の家具を買ってそこに収納して行くのでエンドレスで増えていきます。
悪夢です・・・
私も仕事柄、布、糸など
限りなく増え続けています。
自分がいなくなったとき、
子供達に迷惑かけない程度には
減らしておかなきゃと思うのですが、
今は現役、まだまだ減らせません。
ぢょん・でんばーさんのおばーちゃん定番の夢と
少し似た夢が定番です。
「あらここにも使っていないからっぽの部屋があるじゃない」と
今でもそれはそれは楽しい夢です。
あるんですよね~同じ夢を何回も見ることが・・・
私はゴルフの夢をよく見ます。
いつも空振りするんですよ。
今度引っ越しすることがあったらきっと開かずの部屋があるかもよ!
わかります!
うちの場合、主人です。
ぢょん・でんばあさんのお母様を10倍強くしたような。
捨てない人って収納グッズも好きですよね~。
うちの母もすきま棚とか百円かごとかすぐ買ってくるんですよ。
何しろ蔵のある家に住んでた人ですから、ある程度仕方ないんかなとあきらめています。
お仕事なのですから在庫は仕方ないですよ。
うちの母は洋裁などとっくにやめたのに、服地を着尺で買う癖がいつまでもとれなくて、押入れ一杯に持ってました。父が亡くなって家を整理した機会に、木綿のかわいいのを妹と私で分け、残りは福祉施設に貰っていただきました。
そういう私は紙ものをクローゼット一杯に溜めており、まずいなーと思っています。
はじめまして!
そうです、楽しい夢みたいですね。
うちの母もぽやーっと嬉しそうな顔してますものね。
今より少しでいいから広いおうちに住みたいなーと思います。
私がよく見るのは些細な日常の延長みたいな夢です。
夢かホントかわからないので、起きたときすっごく疲れています。
ゴルフの空振り、イイじゃないですか。何かスカッとしそうです。
うわっ!ご主人ですか!
それは大変だ。
うちの父も溜め込み派でしたが、それを指摘するとプンスカ怒ってました。
亡くなった後父の部屋を整理した時、妹はめそめそしてましたが、私はおかしくなって笑ってしまいました。
生きて行くってことは何かけなげなものですね。