○○まま話。

♪ぷるるる… ぷるるる…♪

朝も早よから、ナニゴトカと電話を取れば

おはよー! ムスメママ、起きてたー?

元気な声が飛び込んできた。

春休み、中学生の姪っ子が、実家に遊びに来ている。

この子は小さい時から、私のことをムスメの名前ママ、で呼ぶ。

ママ友付き合いで、たとえばサリーちゃんのお母さんをサリーちゃんママ、アトムくんのお母さんをアトムママなどと呼ぶ、その要領だ。

りかちゃんまま
(リカちゃんママこと香山織江さん。若すぎだろ!)

遅く生まれたひとりっ子のメイちゃんにとって、10歳年上のムスメは憧れの存在。

背が高くて、絵がうまくて、年上のイトコのおねえちゃん。

盆と正月しか会えない、というレアキャラ性もあっただろう。

ころころムスメについてまわる小さなメイちゃんは、かわいい室内犬のようだった。

伯母である私は、メイちゃんにとっては、ムスメのフロクだったのだ。

時は流れて、仔犬のメイちゃんは、若い鹿のようにスラリとした中学生になった。

ムスメは家を出て就職し、そうたびたびは帰ってこられないから、メイちゃんが来ても会えずに過ぎることも増えた。

ムスメがそこにいなくても、メイちゃんはやっぱり私をムスメママ!と呼ぶ。

子供が大きくなり、自分が母親であると意識しなくなったこのごろ。

こうしてムスメママ!と呼ばれるたび、気恥ずかしいような、不思議な感覚がよぎる。



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ごかぞく | コメント(0) | トラックバック(0) | 2018/03/31 12:00
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