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こひぶみ話。

今日はしとしとと雨。

…5月23日、恋文の日です

気象予報士が季節の話題を伝える。

せっかくの恋文も 今日のお天気では墨が流れてしまいます 気持ちは直接伝えましょう…

いいこと言った表情だが、甘いな若造。

雨ごときで墨は消えないぞ。

書道の墨を洋服に飛ばして、お母さんに叱られたことないのか。

和紙に墨で書いた日本の古文書は、洪水で流されたって読めるのだ。

当地は中国からの製法伝来以降、今も国内シェア90パーセントを越す墨の名産地で、有名な墨の会社がいくつもある。

ツチダさんのご主人が墨関係と知った時も、意外ではなかった。

しかし、販売や工場勤務ではなく、自ら墨を練り成型して磨く、古式製墨の職人さんだと聞いて、興味が湧いた。

墨の職人さんって、やっぱり後継ぎさん?

いや~ それが突然

へ?

いきなり「オレ職人になる」って…

えー!そんなことあるの!

東京で結婚し、子供もできたあと、仕事を辞め、縁もゆかりもない当地に来たのだそうだ。

オフィスワーカーが墨を練りたくなった経緯はわからないが、そういうこともあるのだろう。

幼児を抱いて夫の無茶な希望についてきたツチダさんの大胆さ、芯の強さもすごい。

つよく美しい夫婦関係がうかがえて、なんだかうらやましかった。


(♪窓のむこう 昼下りの小雨 何を見ても 貴男様を想い出して候♪)



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てれびじょん | コメント(4) | トラックバック(0) | 2018/05/23 11:30
コメント
日本の古文書は、洪水で流されたって
読めるのだってのを読んだ時、ヘーって思いましたが、そりゃそうだと思い直しました。
だって卒塔婆に書いてある墨の文字は雨風にさらされてもなかなか落ちませんから。

「ぼく、伝統産業の仕事をするねん」
「墨を作るねん」

これは以前奈良に住んでいた時の当時中学生だった第一子のご発言。
実現しませんでした。

そうそう、墨滴と言えば呉竹だ!
No title
ツチダさんのご主人すごい人ですね。
思いっきりがいいというか・・・・

墨ね~私は書道はあまり得意じゃなかったんで。
Re: 日本の古文書は、洪水で流されたって
rockin'様

そうそう、うちの息子を能楽師にし損なった時におっしゃってましたね!覚えてます!

ホントに日本の古文書ってすごいんですよ。乾きさえすれば絶対読めるんです。
Re: No title
Carlos様

私も書道は不得手ですが、妹は師範をしております。

子供のころは同じ先生に習っていたんですけどねえ。その後の努力が足りませんでした。

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