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おっけー話。

お盆に集まるといっても、お坊様はハヤテのように去ってしまった(→ げっこう話。)し、万事いいかげんなわが家では何をするでもない。

仏様が何人もいる立派なお仏壇のある知人宅では、人数だけお膳をこしらえて供えるらしい。

しかも1日目は何々、2日目は何々と、決まった献立通りにしないといけないというから、考えただけでメマイがする。

食の細い母は毎日ご飯は炊かないので、何日もお供えを忘れ

しまったー 忘れた まーいいや 

などということもしばしばである。この、まーいーや、の後には

おとーさん怒んないし

という、言い訳が続く。

確かに亡き父はそんな風だった。お仏飯が炊き立てだろうが、乾いてカリカリだろうが、怒らず、かといって笑いもせず、黙ーっているだろう。

テレビを見ていたらこんなCM があった。

ぜんぜんおっけー

うちの父はぜんぜんおっけー、が口癖のこのお父さんのようにハゲてはいないし、母は酒井和歌子みたいにホッソリしてはいない。

しかし、父の没後、持ち物を処分する時も、お仏壇やお墓を決める時も、母は

だいじょうぶ おとーさん怒んないし

と言い、イモートも私も異論なく従った。

父は物を言わない人だったし、流行りのエンディングノートなどつける気もなかっただろう。

それでも、どんなときも、父ならこうするだろう、と、共通の想像ができることはありがたい。

ぜんぜんおっけー、のお父さんも、きっと良い人なんだと思う。

それに、仏壇のお水を換え忘れ

まーいーや おとーさん怒んないし

と言っている時、母はなんだか幸せそうなのだ。

そして今年もお盆が終わる。



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てれびじょん | コメント(6) | トラックバック(0) | 2018/08/16 11:30
コメント
No title
お父さんも無地浄土へお帰りなられたことでしょう。
娘たちの元気な姿を見てさぞ安心したことでしょう。
全然オーケー!

私もこれから送りに行ってきます。
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お父さんに
大切なことは “許容” なんです。
許容は安心をもたらします。

だからぢょん でんばあ様のお父様は素晴らしいお父様です。
Re: No title
Carlos様

全然おっけー!

なんだか素敵ですよね。私も家族にそんな言葉を残したいと思いました。
Re: No title
鍵コメj様

亡き人を思う涙は、どんなお供えより、何よりの供養だと思います。

でも、涙が出なくても、思う心は変わりませんよね。
Re: お父さんに
rockin'様

母と「こんなんしてお父さん、怒るやろか」「怒らへん怒らへん」と言い言いして、遺品整理を進めました。

妻孝行、娘孝行の父だったと思います。

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