ヤクチュウ本。
本棚の整理は続く。
ハードカバーはだいたい片付いたので文庫本にかかるが、これがまた厄介である。
簡単に絶版になるうえ、いったん消えるとハードカバーより入手困難なので、古いヤツ、ボロい本に限って注意が必要なのだ。
バカスカ捨てないように気を使うが、忘れていた本が出てきたりして、やっぱり楽しい。
こんなのがあった。

(唐宋伝奇集(下) 今村与志雄訳 岩波文庫)
ずいぶん古いし、たぶん絶版にはなりそうにないジャンルだし、おまけに(下)しかない。
捨てちゃうかと思いつつパラパラ見たら、とってあった理由を思い出した。
「杜子春」といえば芥川龍之介。
傲岸不遜な貴公子が虎になる話、といえば、中島敦の「山月記」。
しかし元の話はどちらもこの中の説話なのだ。
他にもいくつか、読めばあれ、コレあの小説…と気づく話があって、どれも面白い。
筋立てはシンプルで、短くて、でも飛躍があって、ネタ切れの文学者が脚色してみたくなるようなエピソードばかりだ。
じゃあ取っとくか、と棚に戻しかけたが、ちょっと引っかかる。
たしかこの本、前に捨てかけたことがある。
ページを繰って、思い出した。
この本、おっそろしく注が多いのである。
400頁ほどあるうち、本文は264頁。じつに巻末の3分の1が詳細な訳注なのだ。
私自身、訳注そのものには好感を持っている(→ アガサノ本。)が、この分量は尋常ではない。
しかも巻末にあるので、参照するのにいちいち指を挟んでおいて、移動しなければならない。
それですっかりイライラして、捨てっちまえ!と思ったのだった。
さて、今回はどうするか。
まあ1度読んでみてからにするか、と手に取ったりするから、片付けは一向に進まない。

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ハードカバーはだいたい片付いたので文庫本にかかるが、これがまた厄介である。
簡単に絶版になるうえ、いったん消えるとハードカバーより入手困難なので、古いヤツ、ボロい本に限って注意が必要なのだ。
バカスカ捨てないように気を使うが、忘れていた本が出てきたりして、やっぱり楽しい。
こんなのがあった。

(唐宋伝奇集(下) 今村与志雄訳 岩波文庫)
ずいぶん古いし、たぶん絶版にはなりそうにないジャンルだし、おまけに(下)しかない。
捨てちゃうかと思いつつパラパラ見たら、とってあった理由を思い出した。
「杜子春」といえば芥川龍之介。
傲岸不遜な貴公子が虎になる話、といえば、中島敦の「山月記」。
しかし元の話はどちらもこの中の説話なのだ。
他にもいくつか、読めばあれ、コレあの小説…と気づく話があって、どれも面白い。
筋立てはシンプルで、短くて、でも飛躍があって、ネタ切れの文学者が脚色してみたくなるようなエピソードばかりだ。
じゃあ取っとくか、と棚に戻しかけたが、ちょっと引っかかる。
たしかこの本、前に捨てかけたことがある。
ページを繰って、思い出した。
この本、おっそろしく注が多いのである。
400頁ほどあるうち、本文は264頁。じつに巻末の3分の1が詳細な訳注なのだ。
私自身、訳注そのものには好感を持っている(→ アガサノ本。)が、この分量は尋常ではない。
しかも巻末にあるので、参照するのにいちいち指を挟んでおいて、移動しなければならない。
それですっかりイライラして、捨てっちまえ!と思ったのだった。
さて、今回はどうするか。
まあ1度読んでみてからにするか、と手に取ったりするから、片付けは一向に進まない。

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一度に50冊ぐらいに分けて、大変でした。
思い切らないと無理、え~いといい加減に処分すると問題が起きます。
荷風の断腸亭日乗の上巻が消えたして、買いなおしたり、ナニをやっているんだかなぁ。
古典は手をつけず、新刊とSF中心に現在進行中であります。
この頃、BookOffは売りに来る人が増えたためか?
買い取りが安くなったので、持って行くのを止めました。
なんかあまりはかどっていないような気がしますが…(失礼)
いろいろ思い出もあるでしょうからね。
「我が闘争」を、
やはり脚注のあまりの多さに、
読了をあきらめました。
分かった事は、
「こいつ、凄い嘘つき( ゚Д゚)」
という事で、
それだけ分かっておけばいい
ような本でもありました(笑)。
一部の本は後にウロウロと、
捨てようかどうしようかと
やるところまでが
お付き合いですかね🤣。
読み直す本もそうでないものもありますが、断捨離も過ぎると虚しいんですよ。
オリジナルの自分の本ではないのが寂しいんですが、それでも買い直しは続くんだと思います。
これ、面白そうです。
が、訳注が巻末についているのは良くない。
行ったり来たりじゃ集中できない。
いっそのこと訳注は別冊にすればいいのに。
或いは下段に表記するとか。
でも、問題はやっぱり訳注のその量か。
ブックオフはバーコードのつかない本や洋書は取ってくれないので困るんですよねえ。
昔からお世話になっている古書店が一軒あって、そこに送ることにしています。
買取価格が下がるのは仕方ないですよ。
ビジネス書が上がることはまず無いので、片付けが目的ならあきらめないて持ってったほうがいいです。
やってるといろいろ引っかかりますね。
でも今は、時間がたくさんあるので、それなりに片付きましたよ。
エラソーに処分するすると言いつつ、本棚は4本から減りません。
まあ、生きていく必要経費だと思ってます。
すごーい、読もうとしただけで尊敬です。
今、その感想をうかがって、読まなくてよかったと確信を深めました。ありがとうございました。
うちは、過ぎるというほど捨ててないです。
なんとか本棚を1本減らしたいと思ってるんですが、なかなかそうもいきませんね。
これね、訳注見なくてもそれなりに読めますよ。
地名とか、官職とか、細かなことを気にせず、それはそういうもんと思って読み進んでも、面白さはあると思います。