まよった話。
大阪の市立中学校では、全校にエアコンがついたから、という理由で、1週間早く夏休みが終わってしまったという。
夏は暑くてお勉強に身が入らないから休みにする、という理屈から言うと、それでいいのかもしれないけど、分かるようなわからないような話だ。
中学生も、エアコンがついて嬉しいような、夏休みが減って嬉しくないような、だろう。
私は大阪市内の高校に通ったが、エアコンなんて夢の夢だったな~。
今から35年前、高校1年生の夏休み明け。
私は、まだまだ暑い大阪の日差しの中、迷っていた。
人生に迷う、とか、進路に迷う、とか、抽象的な意味ではなく、具体的・物理的に、道に迷っていた。
まさかと思うが、高校に行く道を忘れたのである。
私の通う高校は、ウエシタ駅とツルカメ駅の、ちょうど真ん中あたり。
オフィシャルな通学路はウエシタ駅から、歩道のある明るい一本道で、とてもわかりやすい。
しかし、直線距離としては、ツルカメ駅から薄暗いガード下をくぐり、住宅地を通るほうが早いので、大方の生徒はそちらを通る。私も入学してすぐ、ツルカメ駅ルートを使うようになった。
ところが、1か月の夏休みの間に、極度の方向音痴の私は高校への行き方を忘れてしまったのである。
商店と住宅の混在した朝のツルカメ駅界隈で、私は途方に暮れていた。
運悪く少し早目に家を出たため、周囲に同級生を見つける前に、通学路を外れてしまったようだ。同じ学校の生徒を探しても、それらしき姿は見えない。
思い余って、道路を掃いているおばあさんに尋ねた。
ウエツル高校に行きたいんですが、どっちですか?
おばあさんは丁寧に教えてくれた後、付け加えた。
転校生?早くお友達ができるといいわねえ~
仕方なく私はこう答えた。
はい、がんばります…
誰に話してもうっそだあ~!と言われるが、正真正銘の実話である。

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夏は暑くてお勉強に身が入らないから休みにする、という理屈から言うと、それでいいのかもしれないけど、分かるようなわからないような話だ。
中学生も、エアコンがついて嬉しいような、夏休みが減って嬉しくないような、だろう。
私は大阪市内の高校に通ったが、エアコンなんて夢の夢だったな~。
今から35年前、高校1年生の夏休み明け。
私は、まだまだ暑い大阪の日差しの中、迷っていた。
人生に迷う、とか、進路に迷う、とか、抽象的な意味ではなく、具体的・物理的に、道に迷っていた。
まさかと思うが、高校に行く道を忘れたのである。
私の通う高校は、ウエシタ駅とツルカメ駅の、ちょうど真ん中あたり。
オフィシャルな通学路はウエシタ駅から、歩道のある明るい一本道で、とてもわかりやすい。
しかし、直線距離としては、ツルカメ駅から薄暗いガード下をくぐり、住宅地を通るほうが早いので、大方の生徒はそちらを通る。私も入学してすぐ、ツルカメ駅ルートを使うようになった。
ところが、1か月の夏休みの間に、極度の方向音痴の私は高校への行き方を忘れてしまったのである。
商店と住宅の混在した朝のツルカメ駅界隈で、私は途方に暮れていた。
運悪く少し早目に家を出たため、周囲に同級生を見つける前に、通学路を外れてしまったようだ。同じ学校の生徒を探しても、それらしき姿は見えない。
思い余って、道路を掃いているおばあさんに尋ねた。
ウエツル高校に行きたいんですが、どっちですか?
おばあさんは丁寧に教えてくれた後、付け加えた。
転校生?早くお友達ができるといいわねえ~
仕方なく私はこう答えた。
はい、がんばります…
誰に話してもうっそだあ~!と言われるが、正真正銘の実話である。

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アタシなら、迷わなくてもサボるわ。
ちなみに、アタシのふたりの子供は現在高校生なのだけれど、上の子の高校にはエアコンが無く、下の子の高校にはエアコンがあります・・・
そんなんで二人は喧嘩してます・・
へ~そんなことがあったんですか~
転校生に間違えれれるなんて・・・
私の学校は岩手の北のはずれで冬は薪ストーブでした。
小学校の頃は大きな四角い火鉢が教室の前に置いてあり、暖房はそれだけでした。
でも寒いと思ったことはありませんでした。
子供たちは栄養が悪く、ほっぺや、耳に、手足にはみんなしもやけを作っておりました。
昔の話です。
「おかえり、今日は早かったね」なんて言われると「ちっ、うるせえな」と思ったりした思春期でしたが、今思えばありがたいこと。
……って、そこじゃないですよね、スミマセン(^_^;)
「嘘だあ、私ほどひどいのはいないじゃろー」とつぶやいておりましたポンたん。
脱帽であります。
負けました、で、ございます。
まったくもってぢょん・でんばあさんの方が上であります。
ぢょん・でんばあさんこそが、「方向音痴」の称号に値するお方であります。
私の高校にも冷房がありました。
近隣の高校にはなかったので
それはそれは優越感に浸りましたよ〜
しかし、冷房が入っているのは校舎の三階と四階のみ。
なぜかと言うと、隣に高速道路が走ってたから。
高速を走る車の音がうるさいからという理由でした。
でも春や秋は窓全開にしてましたし
車の音もそんなにうるさくなかった。
今にして思えば
冷房申請した先生が上にうまいこと言ってくれたんでしょうね。
携帯電話のありがたみを感じた高2の冬でした。
大型ショッピングモールの駐車場に車を止めて、
帰る時に、どこに止めたかわからなくなり
ボーゼンとすること多々あり(汗)
どこを探しても車はないし、駐車場を掃いている
おばあさんも居ないし.....
サボるにしてもいったん学校に行って友達と合流しないとね。
うちの子たちも、娘の高校はエアコンなし、息子の高校は全室完備です。
しかも、娘の高校は、彼女の卒業後にエアコンがついたらしい。娘はプンスカ怒っています。
私は関西なので、昔から冬の寒さよりも、夏の蒸し暑さのほうがずっとつらかったですね。
鉄筋校舎の出来始めの頃で、上階の教室はとにかく焼け付いて大変でした。
それでも冬にはしもやけは作ってました。今より平均的に寒かったですよね。
戸建てなら家の前も掃きますが、マンションになっちゃったらだれもやりませんよね。
私は昔京都に下宿してたのですが、10時ごろに授業に出ようとして家を出たら、隣のお婆さんに「若い人は、よう寝られてよろしいなあ」と言われ、ムカーっとしたことがありました。
なんと、お仲間でしたか!
いやいや、私などまだまだ…。
きっと、ポンたん様にもこれくらいの武勇伝はあるはず…。
思い出してください!
なんと、30年前に冷房とは、セレブな高校ですなあ!
貴族?
私の高校は、校舎が老朽化してて、ウッカリ重たいものをくっつけると壁が崩れる…とか言われてて、職員室のエアコン(クーラー?)も、壁付じゃなくて、窓枠にはめるやつでした。
耐震工事とかまだあんまり言われてないころで、今じゃウソみたいですけどね。
そうそう、今の人は携帯で解決できますよね。スマホがあれば地図も出ちゃうし。
案外、私よりひどい方向音痴の人が、ばれずに暮らしてるかもですね。
あれは大変でしょうねえ。私は車の運転もしないので、想像するだけですが。
私は、地下街で一つお店に入って、出てくるともうどっちから来たかわかんないのですが、そんなとき本当に途方に暮れますもんね。
そうじゃない人にはなんでそんなになるのか見当もつかないでしょうね~。
ご主人の武勇伝もぜひ聞かせていただきたいです。
引越しをしてから暫く家にまっすぐ帰れませんでした。
高度成長の頃、各地に高層の団地がたくさんできて、何棟の何階の何番なんだかわからず、自分の家に帰れない…っていうことがよくあったとか。
うちの実家もそうでしたが、新興住宅地の全く同時期にできたおうちって、街並みが妙に一律に整っているせいか、見つけることが難しいですよね。