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とけいの話。

月に二回、うちから遠いほうのイオンに行く。いつも同じバスに乗るから、イオンのエントランスに立つ時刻も1分と狂わない。

ごばーっと自動ドアが開くと、もう毎回毎回、同じ曲が流れている。

シンコペーテッド クロックという曲らしいが、私はこの曲が怖くてたまらない。

メロディーは明るく、不穏なところは何もない。平和な家庭向きの音楽という感じだ。

怖いもの。それは背後に流れる時計のコッチコッチ音

決して途切れることのないコッチコッチは、楽しい家族のお買い物の時間も、マックポテトLサイズを囲む学生たちの時間も、ゲームコーナーではしゃぐ子供の時間も、全てがいつか終末に向かうことを予言しているのだと思う。

平日のイオンをぶらつく40過ぎのおばちゃんが、終末を感じていることをだれも知らない。

(ちなみにシンコペーテッドクロックは、クリーンタイムというお掃除の合図を従業員に知らせるために、日に何度か定時に流れているらしい)



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ごきんじょ | コメント(0) | トラックバック(0) | 2013/11/25 23:11
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