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めぐすり話。

梅雨の晴れ間、青い、青い朝の空

夜中の雨がまるで嘘みたいな強い日差しに、街路樹の陰を選んで歩く。

ジョワジョワジョワ…

不意にセミの声。もしかしたら、今年初めてかもしれない。

まぎれもない夏のしるしに、一種感慨が湧いて、つい声のする方を振り仰いだら

…ぴちょん

小さい冷たいものが目の中に飛び込んだ。

とっさに顔をしかめたが、痛くはない。

ゆうべの雨の雫が1つ、ケヤキの枝から落ちてきたようだ。

ハンカチを出して、目の周りを拭こうとしたが、驚いたことにどこも濡れていない。

あんな高い枝から、狙い過たず私の眼の中に落ちてきたのか。

いったいどれくらいの確率だろう?

二階から目薬といえば、とかく物事上手くいかない例えだけれど、こんなこともあるのか。

うつむいて笑いかけたけれど、

ジョワジョワジョワ…

途切れずに続くセミの声を聞くうち

ホントに雨?

という疑念がさした。ホンモノの目薬を、点したほうがいいかもしれない。

にかいからめぐすり



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もろもろ | コメント(6) | トラックバック(0) | 2019/07/15 11:30
コメント
No title
せみの? まさか
でもうまく入ったものですね。
そのあと大丈夫でしたか?
No title
もうセミの声ですか… こちらは毎日天気が悪く梅雨寒が続いています。

子供の頃 セミ取りをしている時はよくおしっこをかけられました。
あの頃は気にもしなかったけど 気になりますね!。
**木の樹液を吸っているので その時の余分な水分を体外へ出しているだけなので有害物質は含まれていないそうです。飛ぶ時 体を軽くする為に水分を出すと言う説もあるようです。**

念の為 目薬は注した方がいいかもですね。
二階から目薬
昔の人はうまいこと言いました。

でも二階からでも目薬はさせることを証明出来ました。
よって油断大敵!
Re: No title
Carlos様

とても冷たかったですし、犯人(?)が飛び立つ様子もなかったので、やっぱり雨水だったと思います。

でも念のため、水道で目を洗いました。
Re: No title
ジイジ様

関西は梅雨明け?夏と言っておかしくない暑さです。

私も子供の頃はカゴが重くなるほどセミを取りました。
Re: 二階から目薬
rockin'様

私、降りはじめの「降ってる?降ってない?」という雨の最初の一滴も、当たりやすい気がします。

連れが全員「いやまだ降ってないよ」と言ってても、私の頭にだけ雨が落ちてくるのです。

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