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やきにく話。

…今日は 焼肉の日

やきにく

アナウンサーの声で画面に目をやれば、お肉が網の上でジュウジュウ焼ける、美味しそうな映像。

そういえば、この夏は焼肉を食べていない。

子供らが家にいた頃は、夏休みのイベントの1つとして、必ず焼肉を食べに行った。今年はムスコの帰省が、ムスメの予定と合わなかったのだ。

食べたければ行けばいいのだが、1人じゃ気勢が上がらない。

私が子供のころも、焼肉は家族の行事だった。お値段が張るということもあるだろうけれど、

○○したら焼肉に連れてってやるぞ

とか

今日は豪華に焼肉よ!

とか、父も母も、なんとなく意識して特別感を演出していた。

ところがいざ網を前にすると、2人ともロースの脂のないところを数枚食べるのがせいぜい。

母はタマネギだのカボチャだの、肉じゃないものを食べるし、父はユッケなんかをつまみにビールばかり飲んでいる。

子供心に、ああ、大人はお肉はそれほど食べたくないけど、子供を喜ばせるため、連れてきてくれるんだ、なんだかワルイなあ、と思っていた。

あの頃の親の年齢を越えてみてわかるのは、べつだん子供のためだけではなかったということ。

大人だって焼肉は食べたい

食べたいけど、そんなにたくさん要らないのだ。

かといって、食べたい量だけ1人で食べるのは味気ない。モリモリ食べる若い人を見ながら食べると、少量のお肉の味わいが、いや増すのである。

さらに言えば、焼肉の煙の中で飲むビールは、お肉を食べなくても大変においしい。

イモートや私が次々にお肉に手を伸ばすのを見ながら、ジョッキを傾けていた父。その満ち足りた気持が、今、少しわかる気がする。



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ごかぞく | コメント(8) | トラックバック(0) | 2019/08/29 11:30
コメント
No title
焼肉の思い出ですか~
我が家も子供たちが学生のころはたまに食べに行きました。
夫婦二人になってからはほとんど食べに行かなくなりました。
家族団らんん楽しみだった。
No title
 私は、家族揃って行くと言うことに意義を見いだしています。
No title
子供の頃は、お寿司と焼肉は、今みたいにチェーン店がなくて、お高くて特別な日の食べ物という感じでしたね。

今は、外食の選択肢のひとつという感じがします。

年齢のせいか、バイキングの時もそうですが、嬉しくて目移りしてしまい、いっぱい食べてしまって、苦しい思いをするのが解っているので、あまり行きません。
焼肉を食べたくなったら、ランチでセットの物を選びます。
(え?お肉これだけ?)って思うけど、それで十分ということに気がつきました。
私と
焼肉に行きましょう。
奇声はあげないけど気勢は上がります。

じょん でんばあ様はそんな私とウィンナーを肴にビールを飲んで下さい。

ご馳走様です。
なんか悪いな、女性に奢って貰ったりして。
Re: No title
Carlos様

今度はお孫さんといかがですか?

若い頼もしい人と一緒だとお肉もおいしいでしょう。
Re: No title
nekochan59様

同感です。
Re: No title
レツゴ―一匹様

そうそうお寿司もそうでしたね。

企業の工夫と努力で手が届きやすくなるようになるのはありがたいけど、それだけじゃないですもんね。
Re: 私と
rockin'様

あらー、奥様におごるのにお忙しい中、お誘いいただいて恐縮です。

ウインナーは大好物です。ビールに合います。

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