せきしょの話。

コンサートは大成功。(→ぎゅるぎゅる話。)
感動を胸に席を立ち、他の観衆に混じって出口へ向かう。
ところがここに大きな関門があるのだ。
アマチュアの場合、ロビーには演者が並んでいることが多い。親しい人を見れば駆け寄り
よかったよ~ お疲れ様~!
ありがとう ありがとう!
握手やハグで感謝を伝えあう、うるわしい交歓のひと時である。
ところが私は、これがすっごく苦手なのだ。
だって、さっきまで舞台の上でライトを浴びていた人ですよ?
こっちはただ見ていただけのフツーの人ですよ?
いくら知り合いでも、ドレスを着て、舞台化粧をして、非日常にキラキラと輝いている人に、そう簡単に近寄っていいとは、どうしても思えない。
アリテーに言えば、要はハズカシイ。
演者として100%を出しきった、舞台上の姿のままでお別れしたい、という気持ちは、おかしいだろうか。
大きな会場ならばどさくさ紛れに出てしまうこともできる。
しかし、小さいホールでは、1つしかない出入口に、出演者が関所を作っており、容易には通過できない。
終演後、出演者がロビーに現れるまでの間に、会場を後にするか。
または、知り合いが他の人と言葉を交わす、わずかの隙を狙って、後方をコソコソ通過するか。
今回はなまじ感動したために立ちあがるのが遅れ、前者の方法は取れなかった。
おお、知り合いが、誰か知らない人と握手しながら、にこやかに語り合っている。
今だ!
この機を逃すまじ、と、すばやく通り過ぎたつもりが、彼女はチラリ、と私の姿をとらえた。
ヤラレタ!
その気まずさたるや、いかばかりか。
舞台を見るのはいつも楽しいのだが、この風習はどうにかならないものだろうか。

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気まずかったでしょうね。
それが嫌なので
友人のコンサートは何時も逃げ腰です。
いやーw
とっても分かります( ̄m ̄* )ムフッ♪
仕事だと、政治家のパーティに行った時なんか別人格になりきってますから
ウオー♡ってノリで両手で相手の手を握ったりして演じ切れますけど
こういう場合は・・・地を隠すのはツライっす♪
どうもなりません。
昔から関所破りは重罪ですから。
戻るわけにもいかず、見られたな、と思いながら通り過ぎました。
あー気まずかった。
ホントですか?!
皆さん気軽に声をかけてらっしゃるので、私は変なのかなあと思ってました。
同感してくださって嬉しいです!
政治家と笑顔で握手!
お仕事とは言え辛いですね。
上手い!座布団1枚!