てんむす話。
名古屋で仕事があったとき、お土産に名物の天むすを買った。

(→ 千寿本店謹製めいふつ天むす)
到来物やお土産というのは、中に入っているパンフレットや引き札を、丹念に読みながら食べると、ことのほか味わいを増す。
竹の皮包みの上に、二つ折の小さな紙片が一枚。開いてみると
本日は 元祖の味をお買い上げくださいまして 誠にありがとうございました
とある。そうそう、これこれ。
天むす発祥の由来書は、シロウトくさい文章が味わい深い。
昭和三十年代初め天ぷら店をしていた初代が
忙しかったため せめて夫に栄養のあるものをと
車エビの天ぷらをおむすびの中に入れたところ
「意外とおいしい」と喜び、色々と苦労を重ね
味付け法を生み出し 天むすの誕生となりました
へえ~、なるほど。
なるほど、なんだけど、何となくおかしい。
まず「意外とおいしい」の「意外と」はよけいだろう。
おまけにこの文章、天ぷら屋のおとーさんが、めでたく美味しい天むすを食べられるようになりましたとさ、で終わっている。
それもそのはず、由来書の冒頭には、どうどうと
夫への愛情が生んだ味
とある。忙しい夫のための天むすのおこぼれを、我々はいただいているわけだ。
終始お客様不在なのが、いっそ清々しい。
いい夫婦の日に続き、今日は勤労感謝の日。
世の中には、並んで仕事に励んでいるご夫婦が、きっとたくさんいるんだろう。
本日早朝より他出のため、2016年11月23日の記事を再掲いたします。

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(→ 千寿本店謹製めいふつ天むす)
到来物やお土産というのは、中に入っているパンフレットや引き札を、丹念に読みながら食べると、ことのほか味わいを増す。
竹の皮包みの上に、二つ折の小さな紙片が一枚。開いてみると
本日は 元祖の味をお買い上げくださいまして 誠にありがとうございました
とある。そうそう、これこれ。
天むす発祥の由来書は、シロウトくさい文章が味わい深い。
昭和三十年代初め天ぷら店をしていた初代が
忙しかったため せめて夫に栄養のあるものをと
車エビの天ぷらをおむすびの中に入れたところ
「意外とおいしい」と喜び、色々と苦労を重ね
味付け法を生み出し 天むすの誕生となりました
へえ~、なるほど。
なるほど、なんだけど、何となくおかしい。
まず「意外とおいしい」の「意外と」はよけいだろう。
おまけにこの文章、天ぷら屋のおとーさんが、めでたく美味しい天むすを食べられるようになりましたとさ、で終わっている。
それもそのはず、由来書の冒頭には、どうどうと
夫への愛情が生んだ味
とある。忙しい夫のための天むすのおこぼれを、我々はいただいているわけだ。
終始お客様不在なのが、いっそ清々しい。
いい夫婦の日に続き、今日は勤労感謝の日。
世の中には、並んで仕事に励んでいるご夫婦が、きっとたくさんいるんだろう。
本日早朝より他出のため、2016年11月23日の記事を再掲いたします。

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どうも天婦羅とおにぎりがしっくりきません。
食べると美味しいんでしょうがなんか手が出ません。
なので、私も作ってみたことがあるのですが、
息子に、なんで別々じゃダメなん?って言われて、そうか!!とハッとしたことを思い出しました。
握るの、結構難しいんですよ!!
天むす、美味しいですよね。
これを見たら、久しぶりに食べたくなりました。
計算の結果ではない偶然。
うん、これがいい。
天丼を握ったようなものとお考えになってはいかがでしょう。
まあ握らなくてもいいわけですが(笑)。
天むすのポイントは小ささだと思うんですよね。
一口でポイ、という、あの小ささに握るのは、雑な私には難しいです。
駅売りだったらこのお店の可能性が高いですね。
私も食べたくなりました。
そうなんですよ~。こういうの読むと、かなわないなーと思いますね。
書こうとして書ける文章じゃないと思います。