トットク本。
本棚の整理(→ ヒヒノハ本。)で見つけた本。
同じ作者の他のシリーズが好きで買ったものの、パラパラ見てイマイチだったので、ほとんど未読のまま、ほうってあった。
在宅が続き、ヒマを持て余して、読んだら未練なく捨てればいい、と手にとった。
印象にたがわず、やっぱりつまらない。
人物に魅力がなく、設定に説得力がなく、謎解きは物足りない。初版から30年になるが、文庫化されないのも納得の絶版書である。
読み終えて古本屋行きかと思いきや、少しためらってから、本棚の、割といい場所に戻した。
とっておいた理由、それは物語の舞台。
なんと、うちの近所が死体発見現場なのだ。
何もないのが値打ちみたいな、住民しかいないこんな町で、殺人事件なんて、たとえフィクションでも、まさに空前にして絶後である。
絶版書はいつでも買えるものではないから、まあとっておこう。
知ってる場所が出てくるだけで嬉しくなるなんて、ちょっと情けないけれど、ご当地ソングがヒットする理由が、わかった気がする。

(「悲恋の池」有明夏夫著 中央公論社刊 )

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同じ作者の他のシリーズが好きで買ったものの、パラパラ見てイマイチだったので、ほとんど未読のまま、ほうってあった。
在宅が続き、ヒマを持て余して、読んだら未練なく捨てればいい、と手にとった。
印象にたがわず、やっぱりつまらない。
人物に魅力がなく、設定に説得力がなく、謎解きは物足りない。初版から30年になるが、文庫化されないのも納得の絶版書である。
読み終えて古本屋行きかと思いきや、少しためらってから、本棚の、割といい場所に戻した。
とっておいた理由、それは物語の舞台。
なんと、うちの近所が死体発見現場なのだ。
何もないのが値打ちみたいな、住民しかいないこんな町で、殺人事件なんて、たとえフィクションでも、まさに空前にして絶後である。
絶版書はいつでも買えるものではないから、まあとっておこう。
知ってる場所が出てくるだけで嬉しくなるなんて、ちょっと情けないけれど、ご当地ソングがヒットする理由が、わかった気がする。

(「悲恋の池」有明夏夫著 中央公論社刊 )

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架空の場所じゃないところが面白いですね。
ま~取っておきましょう。
いや、別に殺人現場じゃなくてパーティ会場でも、主人公の職場でもなんでもいいんですけど!
死体発見現場が近所だなんてなかなかありませんからね。
ご当地本。
これは今までにないコンセプトです。
作家も出版社も本屋もここに注目すべきです。
じょん でんばあ様、このアイデアを売り込むべきてす。
ハーイ、保存決定です。
付箋を貼っておきました。
ねー貴重ですよね。
有名観光地じゃないので本当に珍しいんです。
ウフフ…うちがパーティー会場になったらリアリティーゼロですよ。
そういえば母の実家はサスペンスドラマに映ったことがあります。
京都を舞台にした本もいろいろありますよね。
rockin'邸を舞台にしたミステリー小説も読みたいです。