もーもー話。
私とイモートのために、実家の両親が飾ってくれたのは、木目込みの小ぶりなお雛さま。
ころんと丸くて、童形のお内裏様と、三人官女に五人囃子、随身と仕丁の15人が、茶箪笥ほどのガラスケースにおさまっている。
昔は雛祭りに、女の子同士おうちに呼んだり、呼ばれたりしたので、お友だちのお雛さまがどんな風か、みんな知っていた。
仲良しのミッコちゃんのお雛さまは段飾り。
お人形ひとりひとりが大きくて、面長のオトナ顔なのは怖かったけれど、とりわけ私が惹きつけられたのはお道具である。
うちのお雛さまにも、ひし餅やぼんぼり、お神酒徳利はついていたが、ミッコちゃんの段飾りの、下段にずらりと並ぶお道具には及びもつかない。
中でも漆塗りの鏡台やお針箱は素晴らしかった。
ひきだしが開くんだよ ほら…
おばさんの目を盗んで、箪笥をそっと開けてみせてくれたことなど、忘れられない。
いくつかの疑問点もあった。今も昔も、些細なことが気になる私は
重箱に比べて 乗り物が小さいよね…
持ち主のミッコちゃんにはもちろん言わないが、そんなことを考えていた。
十二単でふくらまったお雛さまは、頭を突っ込むのがせいぜいであろう、ちっちゃい駕籠。
さらに不可解なのは

牛車である。
このウシちっちゃくない?お雛さまがミッコちゃんとして ミミくらいの大きさだよね…
ミミはミッコちゃんの愛犬マルチーズである。
縮尺ということをじっくり考えたのは、あれが初めてだったかもしれない。

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ころんと丸くて、童形のお内裏様と、三人官女に五人囃子、随身と仕丁の15人が、茶箪笥ほどのガラスケースにおさまっている。
昔は雛祭りに、女の子同士おうちに呼んだり、呼ばれたりしたので、お友だちのお雛さまがどんな風か、みんな知っていた。
仲良しのミッコちゃんのお雛さまは段飾り。
お人形ひとりひとりが大きくて、面長のオトナ顔なのは怖かったけれど、とりわけ私が惹きつけられたのはお道具である。
うちのお雛さまにも、ひし餅やぼんぼり、お神酒徳利はついていたが、ミッコちゃんの段飾りの、下段にずらりと並ぶお道具には及びもつかない。
中でも漆塗りの鏡台やお針箱は素晴らしかった。
ひきだしが開くんだよ ほら…
おばさんの目を盗んで、箪笥をそっと開けてみせてくれたことなど、忘れられない。
いくつかの疑問点もあった。今も昔も、些細なことが気になる私は
重箱に比べて 乗り物が小さいよね…
持ち主のミッコちゃんにはもちろん言わないが、そんなことを考えていた。
十二単でふくらまったお雛さまは、頭を突っ込むのがせいぜいであろう、ちっちゃい駕籠。
さらに不可解なのは

牛車である。
このウシちっちゃくない?お雛さまがミッコちゃんとして ミミくらいの大きさだよね…
ミミはミッコちゃんの愛犬マルチーズである。
縮尺ということをじっくり考えたのは、あれが初めてだったかもしれない。

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今も昔も変わらない日本の文化ですね。
あのお道具の数々に心惹かれるのはなんででしょうね。
超高級なおままごとセットみたいだからかな? そういえば子どものお食い初めのセットもかわいかったなぁ。
私の幼少の頃は、地味なお雛様でした。
大きくなって豪華なお雛様が店頭に並んでるのを見て、
凄く羨ましいと思った思い出が有ります。
段飾りのお雛様は豪華ですよね。
私も子どものころ近所のお友だちのひな祭り会に毎年招待されました。
七段飾りが眩しかったです。そして羨ましかった。
オトナになって魅かれるのは木目込みの小さなお雛様です。
きっと、ぢょんさんのお雛様が私の理想のお雛様かもしれません。(^-^)
Carlos様のところもお嬢様でしたかしら。
お雛さまの思い出はおありですか?
シルバニアとか、ドールハウスとか、かわいいですよね。
私はうっかり熱中しないように、ジーッと見ないようにしていました。
今は住宅事情や「持たない」ライフスタイルの影響で、お雛さまはコンパクトになってきているらしいですよ。
30~40年前ころが一番豪華だった時代かもしれません。
段飾りのお雛さまは出すのも大変でしょうね。
寄付や人形供養に出されるのも豪華な段飾りのものが多いようで、なんだかさびしいですね。
ハハハ…大仏の頭が大きいのと同じですか。