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ダンドリ本。

昨日の記事(→もたもた話。)を読み返していて、あるところで目がとまった。

…すべて、この後の流れるようなダンドリのためである…

無意識に書き流した1行だが、このくだりには、出典がある

おそらくこのマンガだ。

だんどりくん
(「ダンドリくん」泉昌之著 双葉社刊)

世の中データとダンドリだ!と題されている通り、主人公は、あらゆる物事を、いかに段取りよくするか、を常に考えている青年である。

私自身、細かく思い煩う性格で、どうすれば二度手間なく行動できるか、のべつ考えてきた。

しかし、周りの人はみな、そんなことを気にも留めず、無造作に生きているように見える。

曰く、のり弁のオカズは、どの順で食べるか。

曰く、特急電車の降り際はどう振る舞うべきか。

曰く、銭湯とコインランドリーの、最適な周り方とは。


そんなことを日々絶え間なく、いたって真剣に考え続けている人が、たとえマンガでも、自分以外にいると知ったことは、非常に心強かった。

大げさに言えば、私という人間が肯定されたかのように感じた。

久しぶりに読み返してみたら、なんと30年前の本である。バブル景気の中、よくもまあこんなビンボくさいマンガが描けたものだ。

ダンドリとは よどみなさなり

この言葉を胸に、今日もチマチマ生きていく、私である。



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ブックガイド | コメント(4) | トラックバック(0) | 2021/03/19 11:30
コメント
No title
私は段取りが悪く、いつも家内に叱られます。
これをやっている間にこれを準備して・・・
どうもそれが苦手なんです。
懐かしいですね
一方で同時期に、細かいことを気にしない“豪快さん”も描いてたところが面白かったです。豪快さんは単行本になってる作品よりも『ズミラマ』内で書かれた四コマのほうが好きでした。

Re: No title
Carlos様

奥様はきっとテキパキした方なんでしょうね。

ご指示に従っておられれば間違いないと思います(笑)。
Re: 懐かしいですね
中林20系様

豪快さん懐かしいですね。

「メモしなければ忘れるデータなど要らぬデータなり!」というのは、私も座右の銘にしているところです。

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