はずした話。
住宅地の遊歩道。
ゆきさきは、急ぐ用じゃない。緩やかな上り坂を、ポクポク歩く。
街路樹が影を作る日差しが、真夏のように強くて
セミが鳴きだしそうな…
思ったとたん、周囲の静けさが不思議な気がした。
まっすぐな道は、かなり先まで見渡せる。ふだんなら、散歩や買い物の人が行きかう場所なのに、見える限り人がいない。
そうだ今なら、と、マスクを外した。
目の下にうっすら溜まった汗に、微風が心地よい。外でマスクをしないなんて、久しぶりだ。
解放感と、ポッチリのうしろめたさを感じつつ、歩を進める。
それにしても人がいないなあ。
人を見たら、急いでかけなおすつもりで、手に持っていたマスクを、ポケットに入れた。
このまま誰にも会えなかったら、どうしよう。
もしかして人類は滅亡したのでは。
むやみに不安がふくらむ。
カラフルなチューリップが描かれたゲートにさしかかった時
いたーだきーまっす!
中から子供の声が聞こえた。
よかった、人類、滅亡してなかった。
お昼どきの歩道に、まだ人影は無かったが、ポケットから出したマスクを、またかけた。


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ゆきさきは、急ぐ用じゃない。緩やかな上り坂を、ポクポク歩く。
街路樹が影を作る日差しが、真夏のように強くて
セミが鳴きだしそうな…
思ったとたん、周囲の静けさが不思議な気がした。
まっすぐな道は、かなり先まで見渡せる。ふだんなら、散歩や買い物の人が行きかう場所なのに、見える限り人がいない。
そうだ今なら、と、マスクを外した。
目の下にうっすら溜まった汗に、微風が心地よい。外でマスクをしないなんて、久しぶりだ。
解放感と、ポッチリのうしろめたさを感じつつ、歩を進める。
それにしても人がいないなあ。
人を見たら、急いでかけなおすつもりで、手に持っていたマスクを、ポケットに入れた。
このまま誰にも会えなかったら、どうしよう。
もしかして人類は滅亡したのでは。
むやみに不安がふくらむ。
カラフルなチューリップが描かれたゲートにさしかかった時
いたーだきーまっす!
中から子供の声が聞こえた。
よかった、人類、滅亡してなかった。
お昼どきの歩道に、まだ人影は無かったが、ポケットから出したマスクを、またかけた。


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人通りの多い道から細い住宅街なんかに入ったとき、木々が風にそよぐ音とか鳥の声しか聞こえなくて、
ふと異世界に入り込んだような錯覚に陥る時があります。
なんか好きですそういうの。
マスクは人がそれほど多くなければ、鼻を出してます。すれ違うときはちょいと上げて。
でも夏の暑いときのマスク辛いですよね。
あの外した時は心地よいですよね。
早くマスクなしで自由に出歩けるようになればいいですね。
国は 屋外では no mask ok! だそうです。
ただでさえ汗かきなのに、よけいに汗をかくので、マスクは不快ですけど、自分と他人を守ると思って、我慢してつけてます。
人通りが少ない時に、異世界にきたのか?と思う感覚はあります。
人がいるのが当たり前の景色の中に誰もいないと、ちょっと怖いですよね。
セミが出たら出たでうるさくって文句言うんですけど。(笑)
これから暑くなるのに、大丈夫かなーと少し心配です。
家に帰って靴を脱ぐより前にマスクを外してホッとするのが習慣になりました。
変に外すと次にかけるのが嫌になりますので、車でかけたままの方の気持も分かる気がします。
ワクチン接種が進んでも、マスクはしたほうがいいというお話もあり、迷いますね。
家に着いて、玄関に入ってマスクをとる時、ガードルを脱ぐよりホッとします。
私も汗っかきなので、マスクの下はひどいもんです。