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にくしょく話。

夕方のニュース番組で、万博公園の太陽の塔が映った。

長いこと みんぱくも行かないなア…

昨今は悪評さくさくの民泊にお株を奪われてしまったが、私にとってミンパクといえばこちら。

こくりつみんぞくがくはくぶつかん
(→国立民族学博物館

国立民族学博物館、略称みんぱく。

世界中の民族学資料を集め、研究を行うと同時に広く展観に供する施設である。

順路はオセアニアを出発して東回りに世界を一周し、最後に日本にたどり着く。衣食住の生活用品を中心とした展示を見れば、文化の違い、多様性がよくわかって、とても興味深いのだ。

資料映像を自由に見られるビデオテークのコーナーも楽しくて、大阪在住のころは、ひとりでフラッと見に行ったりしたものだ。

どーれーを見ーよーうーかーなー…

その日も私は、画面の前で

「ペルシャ絨毯のできるまで」「砂漠の民のくらし」「シチリアのマグロ漁」か…

魅力的なタイトルに迷った挙句、選んだのは、「ドイツのソーセージ作り」

昔も今も、ビールとソーセージは、私のこよなく愛するところである。

やがてタイトルに続いて、民族衣装に着飾った人にあふれる広場が映る。

どうやらお祭りらしいとワクワクしていると、石畳の広場の真ん中に、後脚で吊るされた、巨大な動物がいきなり大写しになった。

2メートルはあるとおぼしき、ブタである。

詳細は避けるが、ソーセージ作りの工程はブタを捌くところから始まっていたのだ。

テレビならぼかしやモザイクが入るところだが、なにしろ学術的な資料映像だから、容赦がない。

なかなかにスプラッターな映像が続く中、なによりビックリしたのは、その作業を、妖精みたいな女の子が、終始よだれの垂れそうな顔で見守っていたことである。

マグロの解体ショーと何が違うと言われるとうまく言えないけれど、肉食文化ってスゲエと思った。

今日はいい肉の日。

てんし
(こんな顔で豚肉を待つ)



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もろもろ | コメント(8) | トラックバック(0) | 2021/11/29 11:30
コメント
新婚旅行で行ったミュンヘンの駅で、
ソーセージを食べた思い出があります。
おいしかったなぁ。

マグロの解体は見たことはありますが、案外グロテスクではないです。よく切れる包丁捌きが気持ちいいくらい。

イカの解体の方がプシーって墨が散って目がギョロリと転がって怖いんや~(笑)
No title
万博公園懐かしいです。
大阪在住のころは近くに住んでいて、万博公園までは歩いてもいかれました。
子供たちが小さい頃はよく出かけたもんのです。
ソーセージ作り
こんばんは。

本場のソーセージ作りはYouTubeでも見たことがあります。
各家庭で行われる伝統的な行事のようで、子供がワクワクしながら
おこぼれを待っているのはお約束のようです。

マグロの解体ショーは血抜きされて内臓も処理されているので、
鯖を捌くよりキレイですねw
No title
 私も民博はよく行きます。世界は多様だなぁ・・と行くたびに思います。楽しいですよね。ピラルク―のカレーとか売ってませんでしたっけ?
Re: タイトルなし
うさきち様

わー、いいなあ。私はドイツは未訪なんですよね。

とくにオクトーバーフェストに憧れてます。ビール好きなもんで。
Re: No title
Carlos様

千里のあたりにお住まいだったんですね。お子様にはとてもいい環境でしたでしょう。

久しぶりに行きたくなりましたが、オミクロンとやらでまた延期です。
Re: ソーセージ作り
amityz様

見世物にするにはやはりきちんとした処理をするものなんですね。

私はサバもお魚屋さんにお任せのぐうたらです。
Re: No title
まっちゃん様

数えてみたらもう10年くらい行ってませんでした。年を取るとこの辺がいい加減になりますね。

たしか前回行ったときは干し首が見られたような…。

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