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つらいよ話。

テレビっ子のわりに、サスペンスの再放送を除き、ドラマはほとんど見ない。

筋を追うのがめんどくさいのだ。

特にキライなのは、欠点のある主人公が、にもかかわらず、あるいはそれゆえに、周囲にむやみに愛される話である。

そういう人はだいたい、性懲りもなく同じ過ちを繰り返す。(→ろーらの話。

今日してしまった失敗を、明日に生かす。弱点を克服できないまでも、反省し、改善に努める。

人生って、生きるって、そういうことじゃないのか!

自分のことは棚に上げて、画面のこちら側で憤懣やるかたなき私である。

そんな主人公の典型が、この人。

ふーてんのとらじろう

チャンネル権が父にあった子供の頃、否も応もなく見せられたせいで、今もあまり好きではない。

いちばん気に食わないのは題名である。

「男はつらいよ」って、いったい何がつらいんだ。

そもそもが刻苦勉励、志望校に受かるとか、家族を養うとか、毎日会社に行くとか、つらいことを避けて逃げ出した人だろう。

逃げ出すのは悪いことじゃない。私自身、今までいろんなつらいことから逃げてきた。

だけど、彼みたいに逃げられたら、つらくはないじゃあないか。

主人公に振り回されるや、人生に疲れ、ひと時のささやかな安らぎを彼に求める、マドンナたちのほうが、よっぽどつらい。

つまり、正しくは「女はつらいよ」なのである。

今日は「男はつらいよ」の日

1969年の今日、映画「男はつらいよ」シリーズの第1作が公開された。



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てれびじょん | コメント(6) | トラックバック(0) | 2021/08/27 11:30
コメント
今さらなんですが
源氏物語を読んでみようかと思ってるんですけど(もちろん現代語訳)、

光源氏は元祖懲りない奴ですね!
周りはつらい女性ばかり…。
読み通せるかしら。
No title
寅さんの映画はみませんでしたが・・・
柴又駅前には寅さんの銅像があり行ったことがあります。
自由奔放な生き方は魅力がありますが、無責任な生活はね~
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Re: タイトルなし
うさきち様

ハハハ…仕事はデキるみたいですが、ヒカル君も困った人ですよね。

あんなに好きなら、もうちょっと女性の気持ちが分かってもよさそうなのに。
Re: No title
Carlos様

柴又は彼でもってるようなものですもんね。

あの商店街にはちょっと行ってみたい気がします。
Re: No title
鍵コメt様

国民的人気映画にケチをつけるのはけっこう勇気が要りました。

同じ意見の方がいらしてうれしいです。

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